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新日記

2021年 9月

 
 4日 [「白頭山大噴火」「鳩の撃退法」劇場にて鑑賞]

 よし。
 映画館へ行こう。
 何か他の用事もあった気がするが、まぁ、いいだろう。

 イ・ヘジュン/キム・ビョンウ「白頭山大噴火」☆☆☆☆
 北朝鮮と中国の国境にある白頭山が大噴火を起こす。そうなれば朝鮮半島は終わり。
 被害を低くするために、マグマだまりの圧力を核爆発で逃がす。
 という、基本プロットの時点で「そういう世界なんだな」という馬鹿映画。
 そこは問題視するが、あっちは問題視しない。そこはそうなったが、あっちは忘れた。で、いつの間にそうなった!?みたいな部分が多数出てくるが、笑いと勢いで全てをぶっちぎって映画は突き進んでゆく。
 疑問を持つなっ!!!それが馬鹿映画ってもんだろう!?
 あぁ、笑った。笑った。

 タカハタ秀太「鳩の撃退法」☆☆☆
 小説家の書いた原稿を読む編集者。その原稿は、果たして“虚”なのか“実”なのか・・・
 面白くなりそうで、面白くなりそうで、最後まで面白くなりそうなままで終わる。
 虚実の境界線があいまいなままで、最後にまとめて台詞説明になっちゃうのも、映画としてはあまり誉められた構成ではない。もうちょっと工夫が必要だったのではなかろうか。
 あと、最後のオチが、結局どうなってんの?になってしまっているのが残念。
 これは、本編の出来とはいっさいなんの関係もないんだけど、予告編の「この男が書いた小説は、現実になる」って台詞は、いくらなんでも嘘つきすぎ。全然そういう話じゃない。。。

 もう壱本見られなくはないが、やめておくか。
 明日の座席を確保して、撤収。

 ・・・あ、荷物が届くの今日だったか。
 後日再配送依頼だな。いかんせん、明日も映画館だ。



 
 5日 [「シャン・チー」「アフリカン・カンフー・ナチス」劇場にて鑑賞]

 よし、もちろん映画館だ。

 デスティン・ダニエル・クレットン「シャン・チー/テン・リングスの伝説」☆☆☆
 突き進むMCUシリーズ最新作。
 中国資本を狙って作ったら、色々あって中国で公開されなくて悲劇、という作品の完成度以外部分はさておき、全体的に「もったいない」。
 アクションシーンを身体の動きで魅せるなら、最後のCG大戦は、俳優の肉弾戦に持って行ったほうが良かったんじゃかなろうか。
 あと、ヒロインは良いキャラなんだけど、彼女の行動理由が見えないのは弱点だと思う。
 最初から付き合っているならともかく、友達を強調してあれはちょっと弱い。
 ベン・キングスレーの演技や、相変らずのキレを見せるミシェル・ヨー、圧倒的にカッコいいトニー・レオン等、俳優陣の見どころが満載なだけにもったいなかった。

 セバスチャン・スタイン/ニンジャマン「アフリカン・カンフー・ナチス」☆☆☆☆
 ヒトラーと東条英機がアフリカのガーナに逃げ延び、カンフーパワーで長寿を得て、再び世界征服を目論むべく武道会を開催する。
 という、ツッコミどころ満載というか、むしろどこを突っ込まないで良いのか分からない、圧倒的B級怪作映画。
 金はないが、ノリと勢いと情熱は溢れているっ!!
 とはいえ、完全にヒトラーと東条英機(と、そのバックグラウンド)を馬鹿にした映画ではあるので、激怒する人や、そういう行為を快く思わない人は少なからずいるだろう。
 そういう人は、近寄るべきではない映画だ。

 時間切れだ。
 撤収。



 
10日 [「S.W.A.T.」Season4見始]

 CS放送はスーパー!ドラマTVで放送が始まっているも、見ていなかった米TVドラマ「S.W.A.T.」Season4を見始める。

 このドラマは、がっつり時事ネタ入れ込んでくる方向できたか。
 所謂“新型コロナ”を作品中で真正面から描いている。
 もともとアクションドラマではあるが、社会問題を取り込んで描いてきた作品なので、違和感がないのも素晴らしい。

 流行初期の、病気に対する対応ルールが定められていないことの混乱や、家族と切り離されること、そして(特に流行初期にはニュースを見かけた)米国でのアジア人差別までもが、僅か2話までの中に含まれている。

 いやまぁ、人種差別(主として黒人差別だが)は作品が一貫して描いてきたものではあるのだが、物語への取り込み方が見事だ。

 2020年11月放送開始ということは、準備期間を考えるとそれほど余裕があったとは思えないが、実に見事だ。
 Season5への制作も決まったようなので、尻切れになる心配もない。
 色々な意味で、存分に楽しんで見よう。



 
15日 [「EXIT イグジット」見了]

 イ・サングン「EXIT イグジット」Netflixにて見了
 毒ガステロを受けた都市で、ビルの屋上から屋上に逃げまくる馬鹿アクション映画。

 物語の整合性?そんなもんほっとけっ!!アクション重視じゃぁっ!!!勢いで突っ切れっ!!

 ・・・こういう映画って、勢いのある世界じゃないと作れないよね。
 という意味で、こう、邦画と比べると、こう、悲しくなるなぁ。
 って、本編とは無関係な悲しみはさておき。

 それほど出来の良い映画ではないのだが、とにかくやたらと勢いがあるので、見ていて飽きない。
 なんでみんなこんなに大袈裟なの!?とか。緊迫感のあるシーンでなぜコメディを入れる!?とかは、(先日の白頭山大噴火と合わせて)韓国大作映画あるあるなのだろうか?
 最近、韓国映画見ていなかったから、このあたりはちょっと分からない。

 物語も、思わせぶりだったあれやこれやは「結局特になにもなく」終わる。
 本当にアクションにしか興味無かったんだなぁ・・・

 けど、嫌いじゃないよ、こういう馬鹿映画。



 
20日 [「隠し砦の三悪人」「マスカレード・ナイト」劇場にて鑑賞]

 本日は朝から映画館へ。

 可動が半分に落ちているとはいえ、満員御礼の映画が出ているアナウンス。
 うんうん。よいよい。
 全席使っていた時も、半分も席が埋まっていない映画も珍しくなかったからね。
 てなことを思いながら、劇場突入。

 黒澤明「隠し砦の三悪人」☆☆☆☆☆
 スクリーンで見るのは始めてな気がする壱本。
 スターウォーズの元ネタ映画としてもしられる映画。

 三船敏郎が、両手で刀を構えたまま馬で敵を追うシーンはスクリーンで見てこその迫力だな。つか、どういう運動能力があればあんなことができるんだ!?
 という驚愕さえ覚える。
 アラのある脚本ではあるのだが(上記の馬のシーンも、そんなに近くに敵陣あるの?と思うし、関所超えで驚くシーンも、いまさっきじゃねぇか早く追撃しろよとか思う)、勢いで乗り切ってしまうのは、色々な意味で凄いね。

 リメイク版なんてなかった。無かったんだ・・・

 続いてもう壱本。


 鈴木雅之「マスカレード・ナイト」☆☆☆☆

 木村拓哉と長澤まさみを主演に置いた、高級ホテルを舞台としたミステリー映画第二段。
 前作でもそうだったんだけど、この役をやるには木村拓哉は年齢的にちょっと無理があると思う。
 行動力突破型の破天荒な現場刑事をやるには、ちと歳を重ねてしまっているだろうて。

 という部分はさておき。
 映画本編で見ると、犯人を(観客に)誤認させる手口が前作と同じなのは、ちょっといただけない。
 原作も同じなのだろうが、もうちょっと工夫がほしかったかな。
 とはいえ、最後まで飽きることなく見せてはくれるので、満足感はそれなりにあるな。

 時間的にはまだ見られるが・・・上手くつながる映画がないな。
 撤収。





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