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新日記

2018年 3月

 
22日 [「平成特撮の夜明け」購入]

 別冊映画秘宝編集部「平成特撮の夜明け」(洋泉社/実録)購入&読始
 「ゴジラ」シリーズの中、私が愛してやまない作品の一つに「ゴジラvsビオランテ」がある。

 本書の一発目が、その「vsビオランテ」の大森一樹監督のインタビュー。

 「演技や演出だとかより、面白ければそれでいい。プログラムピクチャーの監督になりたかった」。
 というのは初めて知るな。

 「日本を舞台にした戦争映画をやるならゴジラしかない」ってのは、公開当時の、ムック本だったかなぁ?でも、監督が口にしていた記憶がある言葉だ。
 ゴジラ・・・には限らないだろうけど、現代日本を舞台にした戦争物をやるのに、怪獣は絶好の舞台装置たりうるということだろう。

 ほかにも興味深いコメントが多数。
 個人的には「(特撮ファンって、実はそんなに多くないのでは?という下りで)ベントに行ったら、同じやつばっかりいる」というのは、もっと真剣に考えるべきかもな、とは思う。
 怪獣映画に限らずに。

 この後、平成「ガメラ」三部作や、「仮面ライダークウガ」関係者のインタビューなどもある模様。
 存分に楽しめそうだ。



 
26日 [「トゥームレイダー」「15時17分、パリ行き」劇場にて鑑賞]

 体調はほぼ回復した。
 よし。
 行くぞ。久しぶりに映画館へ。

 ローアル・ユートハウグ「トゥームレイダー ファースト・ミッション」☆
 これは酷い。
 情報は最初に全部開示され、宝探しミッションなのに特に謎解き要素はない。
 最初から最後まで壱本道。主人公の葛藤も希薄。
 最後を見ると、続編もやる気みたいだけど・・・正直、見たいとは思わないね。

 クリント・イーストウッド「15時17分、パリ行き」☆☆☆
 パリに向かう高速鉄道の車内で発生したテロ事件を、その場に居合わせた乗客が阻止した実話の映画化。
 “人を救う兵士になりたい”という夢を、挫折しながらも追いかけた男が、たまたま旅行中にテロを阻止し、英雄になるという意味で、ストレートな英雄譚。
 本筋じゃないから切ったのだろうか?受勲した四人のうち、参人にしか光が当たらないので「独り誰だかわからん人がいる」となったり、重傷者はどうなったの?(パンフレットによると助かったらしい。演じているの本人らしい)という部分があるなど、構成にちょっと不満が残るね。

 時間切れ。
 本日は弐本で撤収っ!!



 
26日 [偉大なるメリエス]

 セルジュ・ブロンベルグ/エリック・ランジュ「月世界旅行&メリエスの素晴らしき映画術」BDにて見了
 買うだけ買って、積んであったBDだ。

 マーティン・スコセッシ「ヒューゴの不思議な発明」にも登場した、映画創世期の偉大なる映画監督ジョルジュ・メリエスの生み出した「月世界旅行」。
 その歴史的意義と、カラー版の発見、そして修復を描いたドキュメンタリ映画。
 前半の歴史的意義の部分に、それほどの目新しさが無い(メリエスについては、幾多の研究がなされているので仕方ないっちゃ仕方ない)のと、78分と短く、思ったより、中身があっさりしていたものの、十分に興味深い内容であった。

 来月発売されるティエリー・フレモー「リュミエール!」と合わせて、映画とはいかにして始まり、進化を始めたのか。そして現時点におけるアーカイヴの役目について。
 感じ、考えさせられる内容であるといえよう。

 なお、「リュミエール!」はDVDしか出ない。
 当時のヒルム、レンズの解像度で言えばDVDで十分ということなのだろうが、なんだろう、この、もやもやした感じは・・・
 買うけどさ。
 買うけれどもさっ!!!



 
29日 [崩せ。その積を]

 積盤崩しを行う。
 って、出たばっかりだけどね。

 水島努 「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」BD鑑賞
 本編よりも前に。
 オーディオコメンタリから。

 本日はキャストコメンタリ。
 渕上舞と、今回新規のサメさんチームの面々によるもの。
 大洗の戦車の解説を、ごく普通に行う渕上舞。
 本人のまじめさは前提だろうが、長く続けていると、教育されるんだねぇ。

 ところで、同梱の「鑑賞の手引き」によると脚本はもう最後まで上がっているらしい。
 の、わりに第2話の公開が出てこないなぁ。なぜだ・・・



 
31日 [「ウィンストン・チャーチル」「グレイテスト・ショーマン」「ちはやふる」劇場にて鑑賞]

 さぁ。
 映画館だ。
 映画館に行くぞっ!!!

 ジョー・ライト「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」☆☆☆☆☆
 これは凄い。
 歴史的背景を知らないと理解しずらいからもしれないが、なに、他の映画が教えてくれる。
 ナチス独逸の欧州侵略は、数多の戦争映画に描かれている。
 国王ジョージ6世は、この映画に登場する前の姿がトム・フーパー「英国王のスピーチ」で描かれている。
 物語の背景で進むダンケルク撤退戦は、クリストファー・ノーラン「ダンケルク」(ダンケルク撤退戦を描いた映画は他にもある)で描かれている。
 そのうえで、やっぱりこれは凄い。
 欧州のほとんどがナチス独逸に占領された後、講和か徹底抗戦かで揺れる英国を率いたウィンストン・チャーチルの映画。
 特徴的なのは、ウィンストン・チャーチルの内面をほとんど描かないこと。映画は、彼の秘書の目線(に近いところ)から描かれるので、彼の行動を映しているものの、彼の心理についてはほとんど描かれない。
 字幕翻訳がいまいちの部分がある(途中の演説で、繰り返し「VICTORY」を使っているのに、翻訳ではその繰り返しを飛ばしてしまっている等)ので、「繰り返しを多用した演説なんだな」程度でも意識して見ると、面白い。

 マイケル・グレイシー「グレイテスト・ショーマン」☆☆☆
 興行としてのサーカスを生み出したP・T・バーナムの実話を基にしているらしいが、不勉強にも知らない人だ。
 残念ながら、ドラマが弱い。
 沈んでも、わりとあっけなく浮上するし、沈む理由は(特に中盤以降は)自業自得で、浮上する理由は、なんだが上手く行っちゃうようにしか見えない。
 主人公が、ショーの質向上のために引っこ抜いた“売れっ子の劇作家”カーライルは、その任をまったく果たしていない。
 のだが、ミュージカルシーンに突入すると「おっしゃぁっ!」という気分になる組み立てで、なんか満足させられるのが不思議だ。
 そこにノるかどうかで、この映画の評価がかなり変わるかもしれん。

 小泉徳宏「ちはやふる 結び」☆☆☆
 未完の漫画を、ここを削り、ここを足し、ここを変更し・・・なるほど、こう完結させたか。
 格別素晴らしい出来だという驚きはないが、なるほど、悪くない仕上がりだとは思った。

 弐本で止めておこうかと思ったのだが、結局参本やってしまった。
 満足満足。
 さぁて、帰ろう。





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