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新日記

2008年11月

 
 2日 ["HAUTE VOLTIGE" 特別体制終了]

 「FAI WORLD GRAND PRIX 2008"HAUTE VOLTIGE"AEROBATICS JAPAN GRAND PRIX」終了。

 特別体制解除。

 だが、しかしっ!!

 今はもう、体力がない。
 写真二枚で勘弁していただきたい。

 本戦二日目である本日、山岳捜索救難デモンストレーションを行った航空自衛隊 航空救難団 百里救難隊所属のUH-60J。

UH-60J / 航空自衛隊 航空救難団 百里救難隊所属
20081102 / 撮影:K100D / UH-60J


 公式練習日には、離陸直後の滑走路上 (注 : 観客はいない) ところでコブラを決め、本日は、グランドスタンド前をローパスしながらコブラを決めるなど、度派手な演技で、一緒に観戦した面子の度肝を抜いたカストール・ファントーバの機体。

Su-26M / Castor FANTOBA
20081102 / 撮影:K100D / Su-26M [Castor FANTOBA]



 
 3日 [「レッドクリフ Part I」、「ブタがいた教室」劇場にて鑑賞]

 昨日までの疲れを解消すべく、昼まで寝る。
 昼まで寝て、起きる。
 起きて、画像を NAS にコピーする。
 コピーが終了し、さぁ、行くぞ。

 ジョン・ウー「レッドクリフ Part I」☆☆☆

 koei は正しかったのだろう。
 だってこれ、特に趙雲と関羽は「三国無双」じゃんっ!!!
 なお、赤壁に孫権・劉備連合軍と曹操軍が陣を構え、これから赤壁の戦いが始まる!!というところで映画は唐突に終了する。
 タイトルに偽りありじゃないかっ!!と思いつつ、待て、三国無双2!!!

 前田哲「ブタがいた教室」☆☆☆

 一年間豚を育て、それを食べるかどうか問う授業を行う新任の先生と子供たち、そして豚の物語。
 監督は、TV ドキュメンタリ番組を見て、これを作りたいと思ったんだとか。
 それもあってなのか、映像が TV 的で、映画館で見る内容なのかなぁという出来。
 悪い出来ではないと思うのだが、映画ではないと思う。

 さて、明日からは仕事だ。
 四連休で緩みきっている場合ではない。
 時間は余裕だが、撤収。



 
 4日 [「ICHI」劇場にて鑑賞]

 入ったスイッチは、そうそう戻らない。
 と、いうことで、定時に会社を離脱し、映画館へ。

 曽利文彦「ICHI」☆☆☆

 主演の綾瀬はるか。「俺より汚い」という台詞に代表されるように、見も心も薄汚れた役のはずだが、綺麗すぎて真実味がない。メイクも明るすぎるだろう、これじゃ。
 どんなアクションシーンの後も、顔が汚れないのも、所詮この程度なのかと思わされてしまう出来。

 ま、つまらないとは思わないが、「面白いっ!!」と思えるほど面白い映画でもなかったというのが正直なところだ。

 明日も仕事だ。
 撤収。



 
 5日 [不幸の連続]

 三つの不幸。

其ノ壱 : 朝
 ちょっとあわてて家を出る。
 駅で階段を登るとき、足元を見て気が付く。

 「スニーカーで出てきちまったっ!!」

 黒のスーツに、白のスニーカー。
 合田雄一郎かっ!!という、とても奇妙な出立ちとなってしまった。

 ・・・ちょっと、恥ずかしかった。(誰も見ていないだろうけどさ)


其ノ弐 : 夜(1)
 電車の中で、女性に股間を蹴り上げられる。

 別に痴漢行為を働いたわけでも、振られるついでに暴行沙汰に及ばれたわけでもない。
 父親に抱きかかえられた女の子が足をばたつかせた時に、股間に直撃して目が覚めたっ!!というだけだ。

 ・・・痛かった。


其ノ参 : 夜(2)
 車を止めてある駐車場に向かう (私はパークアンドライドで通勤している) 途中、金属の階段で足を滑らせる。
 体制を立て直すことに成功するかに思えた瞬間、靴が脱げさらにバランスを崩す。
 手すりにつかまり、姿勢を保持したとき、靴が、階段の脇から、4F 下の地上に落下する様が見えた。

 ・・・金属製の階段は、とても冷たかった。

 以上、本日の不幸自慢。



 
 6日 [「レッドクリフ」を妄想する]

 通勤電車の車中で、映画のパンフレットを読む。

 ジョン・ウー「レッドクリフ Part I」。
 金城武のインタビューに思わず笑い、そこから想像をふくらませる。

 (映画出演が決まるよりはるかに前) ジョン・ウーと食事中、「どんな映画に出るのが好きか?」とウーに聞かれ、「コメディ」と答えたところ、マネージャーに「アクションって言えよ」と怒られたのだそうな。

 想像すると面白いのは、ジョン・ウーだ。
 チョウ・ユンファが出演しなくなり、配役変更が連鎖的に発生し、役の浮いてしまった孔明を、こういうやり取りをした金城武になぜ依頼したのだろう?

 ジョン・ウーは、同じくパンフレットのインタビューで、配役に応じて登場人物の性格を変更していると答えている。(この映画で描かれるのは、あくまでもジョン・ウー版「赤壁の戦い」である。横山版や演義版などと同じく、自由解釈版だ)

 「LOVERS」出演で、金城武の名は欧州で知られるようになったのだという。
 私はそのことから、国際商業戦略的な側面を考えてのキャスティングなのかと想像していたのだが、(金城武のやり取りが実話だとするならば) ジョン・ウーは、作中にコミカルな要素を入れる最適な役者として、この配役を決定したのではなかろうか?

 いかなる事情にせよ、なんとも表現しがたく微妙に浮いている金城武は、狙ってそういう演出をされて理う可能性が高いことが分かった。
 なるほど、この作品で、ジョン・ウーはこれまでと違う事をやろうとしているのだという事が想像できるようになってきたぞ。

 真実がどうなのかは知らんけどね。



 
 7日 [「ロケットまつり29「衛星まつり5」参加]

 諸般の事情から、直前まで行けるかどうか不明だったのである。
 故に、打てなかったのである。

 ということで、「勝手に宣伝計画」は打たなかったが、「ロケットまつり29「衛星まつり5」」に参加する。
 「衛星まつり」シリーズ最終回、といいつつ、「最終回で前後編はよくある話」(by 浅利義遠) ということで、今回では終わらない。

 今回は ISAS の衛星打ち上げ話を離れ、日本の実用衛星、皆々様におなじみの「ひまわり」打ち上げ話。
 「ひまわり」1号は、米国からの技術供与で打ち上げられた衛星 (打ち上げも向こうが担当) だったが、その裏側では、彼らからいかに技術を取得するかに必死になり、自分たちで運用するために必死になる技術者がいたっ!!という内容。
 車両右側通行時代の沖縄の話等、これまで通り「当時の日本」を思わせる話も多く、技術的な面だけでなく、時代風俗という面でも興味深いものであった。

 それにしても、「沖縄市から通信所に向かうにしたがって道が悪くなって行く」という写真が、臼田への脅威の道 (どうやって資材を搬入したんだか想像できない有様なのだ) を知っていると「余裕だ」と思えてしまうのが恐ろしいところであるといえよう。


・本日の不幸
 自宅出発前、愛用のコンパクトデジカメ、Canon「A530」が発見できず、今回の記録は大げさにも Pentax「K100D」(一眼レフデジカメ) を使用するはめになった事。
 目の前にアレがあると、けっこう邪魔だ・・・



 
 8日 [塵]

 本日は、当初予定を変更しひきこもる。

 夜、その惨劇は発生した。
 予定変更とはまったく関係のない所で。

 現在利用している ISP は、相も変わらず ODN である。
 そして ODN のメールアドレスは、現在使用していない。
 なぜならば、スパムメールがあまりにも多く (Web で公開しているものよりも多く受信するという狂乱ぶり)、まともに使用することができないからだ。

 一応受信はしている。
 そして本日、そのアドレスに、不思議なメールが来た。


 メールヘッダに記載されたアドレスが、私のアドレスと全然違うメールが。


 内容は "Google に乗せているお前の広告料金を払うべし"(英語の要約) か。
 本文中に記載されている URL のうち、一つ以外は間違いなく Google のアドレスだ。
 メールアドレスも間違いなく Google のものだ。
 検索すると問い合わせ先として普通に出てくる。


 ・・・ひとつ、ものすごくあやしい。


 単純に私のアドレスが BCC に記載してあって、受信時点で消えているという、単なるスパムメールの可能性が高いな。
 To と Bcc に分けて書いてあるというのは理解に苦しむが、まぁそういうこともあろう。

 Firefox の「フィッシング詐欺・マルウェア対策機能」を信じて、あやしいアドレスにアクセス。


 ブロックっ!!スパム決定っ!!!


 つまらんオチだ。
 サーバー障害で誤送信だったら面白かったのに。



 
 9日 [16G SDHC 購入]

 先週以来、やらねばならん事がたまっている。
 涙をのんで、映画館襲撃を断念。
 撮り溜まった TV 番組を流しつつ、やらねばならん事を次々に片付ける。

 夕方、ちょっと運動のために出かける。
 電器屋を襲撃すると、安売りコーナーに 16G の SDHC 発見っ!!

 しかし、Transcend かぁ・・・

 その場で調べてみると、ほぼ最安値と同等であると判明。
 きっと大丈夫さっ!

 Transcend「TS16GSDHC6」(16G SDHC)購入

 一応、三洋「Xacti DMX-HD1A」で認識した。
 あと壱枚この SD カードがあれば、来年の SF 大会、記録を全面的に「HD1A」に切り替えることさえ可能だな。

 やらんだろうけど。



 
10日 [「ヤング@ハート」劇場にて鑑賞]

 すさまじい眠気が私を襲った。
 だが、眠気ごときに敗北する私ではないっ!!

 と、いうことで。
 土日の鬱憤をはらすべく劇場襲撃。
 眠気対策として、何、とか言わんが“危険性の高い”作品を避け、見るのはこれだぁぁぁぁぁっ!!!

 スティーヴン・ウォーカー「ヤング@ハート」☆☆☆☆

 平均年齢80歳のコーラスグループ、ヤング@ハートを追ったドキュメンタリ。

 目が覚める面白さだ。

 冒頭、The Clash「SHOULD I STAY OR SHOULD I GO」で一気に引きこまれ、最後まで突っ走る。
 現実の老いはあるが、死をいちいち恐れていられるかっ!!必要なのはハートだっ!!
 Bob Dylan も歌っているじゃないか、「Forever Young」だっ!!

 低予算映画の宿命か、ビデオ撮りなのが残念であった。

 明日も仕事だ。さすがに次の作品を見る余裕はない。
 撤収。



 
11日 [「LOST Season4」第81話見了]

 電車の中で、立ったまま寝ていたら、膝がガクっとなって、すぐ隣に立っていた人にものすごく驚かれた今日この頃。
 いや、私が悪いので謝らなくて良いです。

 そんなに怖いか?高校生?(男)

 などという経験をした今日このごろ。
 皆様いかがお過ごしだろうか?

 驚かれて悲しかったこともあり、一気に覚醒した。
 こうなれば、と、電車の中で海外 TV ドラマ「LOST Season4」第81話(通算話数)を見きってしまう
 昼休みに途中までは見終わっていたからな。

 Season3 最終話から、最終カット (この間に、ものすごく時間が経過している) の間に、いったい島で何があったのか?はもちろんだが、コイツとアイツは、どうも「島とは何か?」を知っているっぽいのも気になる。

 ん〜、米国では視聴率がガンガン落ちているらしいが(Season3 は冗長な部分がやたらと多かったが)、個人的には十分に先が楽しみだ。

 明日は、82話を見られる、かな?



 
12日 [[勝宣] 空まつり2008 in 野田]

 諸般の事情により、今後“勝手に宣伝計画”は“勝宣”と省略表記する。
 表記のみ変更なのであるから、読むときは“勝手に宣伝計画”と変換していただきたいっ!!

 いやまぁ、変更しなくても良いけどさ。


空まつり2008 in 野田

日 / 2008年11月23日(日)
時間 / 09:00 - 16:00
料金 / 無料
場所 / 野田市スポーツ公園 自由広場
公式 Web / 野田スカイスポーツ振興会

 2008年 3月 8日の新日記にも書いた、“メーヴェのようなもの”こと M-02 開発者も所属するスカイスポーツ振興会が主催するイベント。

 M-02 も、来る?

 ただし、場所が「地元の人」でないと行くのが難しいので(公共交通機関で行くのは事実上不可能)、「ちょっと行ってみようかな?」という人は、ご覚悟を。
 東武野田線で輪行かまして野田駅から自転車とか、TX で輪行かまして柏たなか駅から自転車 (ダイヤ密度的にお勧めしないが) かなぁ。ある程度以上現実的なプランは。



 
13日 [[勝宣] 首都圏外郭放水路]

 二日連続勝手に宣伝計画っ!

 首都圏外郭放水路。
 それは東京都を水害から守るべく、増水した水を地下の巨大空間に流し込むための施設である。
 超巨大な水タンクと言ってしまうと、それまでの施設ではある。

 その超巨大水タンク見学会が、週末15日に行われる。


首都圏外郭放水路 彩龍の川 自由見学会

日 / 2008年11月15日(土)
時間 / 10:00 - 15:30
料金 / 無料
場所 / 龍Q館 及び 庄和排水機場
公式案内 / 首都圏外郭放水路 彩龍の川 自由見学会(PDF)


 公式案内を読むと分かるかと思うが、階段百段の上り下りがあるので、それなりに運動する覚悟が必要と思われる。



 
14日 [「HEROES Season2」DVD-BOX 購入]

 TV ドラマ「HEROES Season2」DVD-BOX 購入
 TV 放送時、吹き替えで見ていたのだが、ついついソフトも購入。

 字幕版で見ていた知人が、「アンドウ君が遊んでいて同僚に怒られるシーンの“ぶっ壊れた日本語”が最高に面白い」とか、「タケゾウとヤエコの会話で、タケゾウがタイミングを計れず、明らかに待ってしゃべっていて笑える」というので、早速「「アンドウ君が遊んでいて同僚に怒られるシーンの“ぶっ壊れた日本語”」を聞く。

 「ヲイ、アンドウ。シゴトシロォ」

 こんなに面白い日本語は、フィリップ・カウフマン「ライジング・サン」の「ショコドケジャマダァ」以来か!?
 エドワード・ズウィック「ラスト・サムライ」の「サケ、サケ」は、そこまでの破壊力が無かったからなぁ。



 
15日 [「X-Files : 真実を求めて」劇場にて鑑賞]

 勝手に宣伝計画の予告通り、「首都圏外郭放水路 彩龍の川 自由見学会」に行く。

首都圏外郭放水路 調整槽

 なんというか、すべてが巨大な空間であった。
 なお、入れたのは調整槽のみ。
 導水路はともかく、立坑やポンプ室は見せてもらいたかった。
 残念だ。

 午前中は見学。午後は映画館へ。

 クリス・カーター「X-Files : 真実を求めて」☆☆

 デヴィッド・ドゥカヴニーもジリアン・アンダーソンも、歳とったなぁ。

 じゃぁなくて。
 クリス・カーター監督作品ということで、予期されていたようにグタグタですべてが進行する。
 超能力が出てくる必然性が希薄だそ、モルダーtスカリーが、どういう立場で事件にかかわっているのか (二人とも FBI を去っている) も分からない。
 なんなんだかなぁ。

 首をかしげつつ、撤収。



 
16日 [羅須地人鉄道協会まきば線の運行見学]

 成田ゆめ牧場へ行く。
 羅須地人鉄道協会まきば線の運行見学のためだ。

 羅須地人鉄道協会は、絶滅目前の軽便鉄道の動態保存運動を行っている会だ。
 2フィート軽便鉄道としては、唯一蒸気機関車を保有しているとの事。

 実は学生時代に数回行っていたのだが、その時以来。

羅須地人鉄道協会まきば線 11号機 マフポッター号


 11号機 マフポッター号。
 左奥に、SKW103号機の姿が見える。

 この、だいぶん後だが、SKW103号機は保線作業のため (だと思う) 連結した貨車にバラストを載せ、それを引っ張る準備をしていた。

羅須地人鉄道協会まきば線 SKW103号機

 その SKW103号機。
 ちなみに、煙が上がっているのは、奥で6号機スチームアップのため。
 SKW103号機はディーゼル車両。

 マフポッター号の運航途中で、機関車を6号機に変更。

羅須地人鉄道協会まきば線 6号機

 上手いこと真横から撮れた6号機。

 あいにくの天候であったが、面白い一日であった。



 
17日 [壁掛け時計]

 部屋で使っている壁掛け時計の電池が切れたのが先週の木曜日。
 あぁ、切れたなぁと思ってそのまま忘れていると、今朝、ついに起きる時間を勘違いするという事故に結びつく。

 第三目覚まし時計 (私は三台の目覚まし時計を使っている) のおかげで、最悪の事態だけは避けられたのだがな。


 これはイカンっ!!


 単三乾電池は充電でないストックがあるが、他はない。
 壁掛けは単二乾電池だ。

 と、言う事で、会社帰りに単二乾電池購入。
 100均万歳っ!!

 無事に壁掛け時計も再起動。



 
18日 [「疾風」故障っ!!]

 我が補助 PC「疾風」が壊れた。


 Pentium4 HT 3.0GHz というのは確かに旧世代の CPU だが、十分に“使える”性能でもある。
 それを搭載した PC が壊れた。


 非常事態であるっ!!!!


 ということで、修理を試みる。
 ケースをあけると・・・壊れたのは電源ボタンのみと判明。
 しかもボタンとなっているプラスチックカバーが外れていただけという単純極まる故障原因。


 もっと丁寧に扱えということか?


 とにかく、PC は復活した。
 いやはや。
 Intel が新 CPU を出したこのタイミングで壊れたから、「新しい PC を買え」という物欲様の行いかと思ったぜよ。



 
19日 [「サンデーGX」購入]

 月刊「サンデーGX」(小学館/漫画)購入

 宮下裕樹「正義警官モンジュ」

 ぶっとび日常描写が続く。
 mixi をモデルにした「マクシィ」なる SNS にモンジュ (ロボット) がはまり、神谷 (元“問題のある”ネットアイドル) に逆襲される話。

 神谷最狂っ!!


 広江礼威「BLACK LAGOON」

 ロックはその姿が見えない。
 何を考えているんだか分からないバラライカ。
 ものすごく分かりやすいレヴィ。
 ロアナプラは血まみれだ・・・

 で、クソ眼鏡は?ホテルモスクワにただ押さえられているほど、ヤワではあるまいに。



 
20日 [「ハッピーフライト」劇場にて鑑賞]

 この、二ヶ月くらいか。
 たいへん心が荒んでいるのが自分でも分かる。


 まぁだがしかしなんだ。
 人生には嫌なこともあるが、どうせ前に進むしかないのだ。
 ということで、今日は映画館へ。

 矢口史靖「ハッピーフライト」☆☆☆☆

 飛行機の離陸から、緊急事態発生、そして引き返しても緊急着陸までを描いた映画。
 さすが全日空全面協力映画というべきか。
 離陸シーンで駐機している航空機が全て ANA というのはかなり笑える。

 ではなく。

 話を羽田空港に絞りすぎて、TOKYO RADIO や TOKYO ACC が影も形もなかったり (太平洋上の管制は ANA OCC が一括して行っているように見える) 等の不自然さはあるが (映画の出来とは無関係だが、写真マニアのいる位置から推測される滑走路と、離陸する飛行機から見える風景から推測される滑走路も違うような気がする。羽田は詳しくないので自信がないのだが、映像的には 34R で離陸しているように見えるけど、あの公園からだと 04 の離陸が見えるんじゃないか?)、総じて飛行機マニアならニヤリと、そうでない人は・・・興味のある人なら「えぇ!?」と思わされる描写に満ち溢れており、大変面白く見られる映画だと思う。

 明日も仕事だ。
 目論見通りなら、明日も映画館襲撃の予定。
 目論見通りなら、明後日も映画館襲撃の予定。

 思いの他面白い映画だったので満足し、明日以降にも期待を持って、撤収。



 
21日 [「櫻の園−さくらのその−」劇場にて鑑賞]

 相変わらず精神状態はいまいちだが、目論見通り映画館に行く。

 中原俊「櫻の園−さくらのその−」☆☆☆

 中原俊の傑作「櫻の園」(原作漫画は未読のため比較不能) を、自身によりリメイク。
 そして凡作に生まれ変わった。
 いや、ここまで直球の青春映画を“今”作るのはすごいと思うが、それと映画の出来は関係ないからね。

 劇場を出て、メールをチェックすると、いろいろと状況が変わっていた。
 明日の出撃は近所の映画館に変更。ごめんなさい。行くの無理ッス(私信)
 明後日はともかく、自動的に明明後日は都内の映画館襲撃が決定。
 さぁ、後はどこまで目論見通りに動けるかが勝負だ。

 激闘の三連休が始まる。
 なにはともあれ、本日は撤収。



 
22日 [「まぼろしの邪馬台国」「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」劇場にて鑑賞]

 午前中はプールに行き、ついでにその周りの公園を歩く。
 かるい運動の後、映画館へ。

 堤幸彦「まぼろしの邪馬台国」☆☆☆

 邪馬台国九州説を唱えた宮崎康平の半生を描いた映画。
 吉永小百合であってもイジリに出る竹中直人はすごいと思ったものの、映画としてはごく普通だと思う。
 それにしても、吉永小百合はすごいね。竹中直人の演技に拮抗するもんなぁ。

 ベン・スティラー「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」☆☆☆☆

 元ネタを知り、かつこの下品さに耐えられる人なら爆笑必至。
 見る前に、少なくとも「地獄の黙示録」、「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」、「プラトーン」は見ておくように。

 あと一本みられるが、明日はちょいと早い。
 撤収。



 
23日 [空まつり2008 in 野田]

 毎度の如く、fennek と合流し、勝手に宣伝計画通り、「空まつり2008 in 野田」に行く。
 野田スカイスポーツ振興会に所属するスカイスポーツクラブのお祭り、とでも言おうか。
 ライトプーレンにラジコンに Uコン (有線で飛ばすエンジン飛行機模型) に、何と自作のヘリコプター (二人乗り!) まで登場。


YAK54

 アクロバット機として知られる「YAK54」のスケールモデル(?)。
 音楽に合わせてアクロバットを披露するその姿からは、いやがおうにもなく「HAUTE VOLTIGE」を思い出させる。
 垂直上昇の後にハンマーヘッドターンを決めないと、なんとなく不満になるのは完全に病気であるといえよう。


YAK54

 こちらはライトプーレン、「ドリフターXP503R」。
 飛行計器など、もはや完全に「飛行機」と呼ぶべき代物。


YAK54

 今回出てきた中で一番ぶっ飛んだのはこれ。なんと自作二人乗りヘリコプター「EXEC500P」。
 こんな自作キットが地球上に存在しているなんて・・・

 昼過ぎまでゆっくりと見学してから、撤収。
 さぁ、fennek から譲り受けた IBM「X40」を“使える”ようにするかっ!!



 
24日 [「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」「落下の王国」を劇場にて鑑賞]

 昨日は IBM「X40」と話していて映画館襲撃を行えなかった。
 と、いうことで、本日はもちろん映画館へ。

 まずは一本目。
 ジョージ・A・ロメロ「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」☆☆☆☆

 さすがはロメロ、というべきか。
 「ゾンビ」が痛烈な社会批判であったように、本作もまた、痛烈な批判に満ちている。
 主観映像による作品で、主観映像であることを、恐怖ではなく、思想に結び付けるというのは、鬼才の名にふさわしい。
 デジタル画像や音声にアナログノイズが入るのは愛敬だ!?

 二本目。
 ターセム・シン「落下の王国」☆☆☆

 映像はすごい。
 さすがターセム。「ザ・セル」で度肝を抜く映像を作った男。
 だがしかし、物語は別の意味ですごい。
 デッカイ風呂敷にチッチャイ中身、と書けば良いだろうか。
 映像だけを楽しむつもりなら良いかもしれんが、どうだろうなぁ。

 煮え切らない本作であったが、本年の映画館襲撃本数が百本目である。
 映画祭、特集上映をカウントせず(映画祭は行ってさえいない)、という意味では、私の映画館通い史上初めての劇場襲撃本数百本到達だ。

 ま、重要なのは本数ではないわけだが。

 なにはともあれ、明日に備えて撤収。



 
25日 [[宣伝] 東京ペディション2008]

 今年も来たァァァァァァァ!!!!

東京ペディション2008

日 / 2008年12月23日(祝)
時間 / 11:00-16:00
料金 / 無料
場所 / サンシャインシティ文化会館コンベンションセンター2階展示ホールD-1

 毎度の如くジャンクで出店。
 毎年毎年「おいおい、モノあんのかよ」と言いながら、なぜか出すものがある謎。

 今回はジ7。おっしゃぁ!!角!!
 中央の通路沿いで角というのは、結構良い場所と言えるのではなかろうか。
 なにはともあれ、皆々様、お待ち申すっ!



 
26日 [[勝宣] H.U.G.vol.4「メーク!」―夢を実現させるということ―]

 毎度毎度、この日記でもおなじみ“メーヴェのようなもの”こと M-02 関連イベントの勝手に宣伝計画。
 場合によっては、実機を見られる最後のチャンスかも!?ということで、興味のある方はぜひに。
 しかも、今回は無料だっ!!(私は6日の有料イベントに行く予定だが)

 以下、勝手に転載。
 一部、勝手に編集。
 毎度のごとく、注意を受けたり叱られたりしたら、全面削除予定。


H.U.G.vol.4「メーク!」
―夢を実現させるということ―
日程 / 2008年12月5日(金) 〜 9日(火)
時間 / 11:00 - 20:00 (5、6日は19:30より有料イベントに切り替わります)
会場 / スパイラルガーデン(スパイラル1F)
料金 / 展示入場無料 (イベント時:1,000円)


【トークイベント出演】
両日 / 八谷和彦(アーティスト) , 増田セバスチャン(H.U.G./6%DOKIDOKIディレクター)

5日(金) / 宮崎貴士(作編曲家) , 倉田光吾郎(鉄鋼アーティスト)
6日(土) / 杉並児童合唱団 , 瀬名秀明(作家)

* トークイベント参加には予約が必要との事。
 申し込みは、会場の Web サイト内イベント案内(直リンク)に記載されているので、そちらを確認していただきたい。



 
27日 [宇宙軍大元帥、野田昌宏の本を読む]

 野田昌宏「レモン月夜の宇宙船」(小説/創元 SF 文庫)購入
 読み始める。


 最悪の本だ。


 面白すぎて乗り換えを二回にわたり逃す。
 一回目は、ドアが閉まる寸前に気が付き、席から立ち上がった直後にドアが閉まった。
 二回目は、走りだすまで気がつかなかった。

 宇宙軍大元帥、野田昌宏。

 もう新作が読めない方だと思うと、本当に残念でならない。



 
28日 [「イーグル・アイ」劇場にて鑑賞]

 最終日ですと!?
 油断していたら、地元の映画館では今日が最終日だった模様。仕事帰りでも、まにあうね。
 定時離脱後、速やかに映画館に向かう。

 D・J・カルーソー「イーグル・アイ」☆

 アルフレッド・ヒッチコック「北北西に進路を取れ」とアルフレッド・ヒッチコック「知りすぎていた男」とスタンリー・クブリック「2001年宇宙の旅」、そして"コンピュータ名前の法則"を混ぜ合わせるとこういう映画になるのではなかろうか。

 監視カメラが片っぱしから (それこそコンビニの監視カメラも) ネットワークにつながっているという不可解な世界はともかく、コンピュータの頭が悪すぎるのと、"プロテクト"の影響範囲が矛盾しているのは致命的。
 もっと頭の良い展開だったら面白いかった。かもしれない。
 役者も演出も悪くないのだから。

 次の映画はない。
 速やかに撤収。



 
29日 [「俺たちに明日はないッス」「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」「帝国オーケストラ」劇場にて鑑賞]

 今日は怒涛の三連続。
 先週と異なり、今日は計算ずくだ。

 タナダユキ「俺たちに明日はないッス」☆☆☆

 青春の"青"とは、性であるっ!という物語。
 過ぎ去りし、消し去りたい過去を思い出させられて、なんというか、そういうことでっ!

 続いて二連続。
 二本とも、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のドキュメンタリ。

 トマス・グルベ「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」☆☆☆

 こちらは"今"。2005年のアジアツアーを追った映画。
 最高の努力と技術、生まれ持つ才能、そしてほかのすべてを犠牲にする"覚悟"。
 映画は、楽団員の抱える最高であり続けるための苦悩、新旧のせめぎの苦悩。そして、多くの苦悩の先にある、歓喜をとらえる。
 もうちょっと、演奏者の苦悩の先にある“音”を聞かせてくれればもっと面白くなったように思う。


 エンリケ・サンチェス=ランチ「帝国オーケストラ」☆☆☆☆

 こちらは"過去"。
 天才の名に相応しいフルトヴェングラーが、ベルリン・フィルとともにナチスドイツに利用されてゆく姿と、その中での苦悩を描く。
 ナチズムという名前の狂気が、浮き上がってゆく。
 空恐ろしい話だ。
 お気楽な時代に生まれて本当に良かったと思わされる。

 三本、無事に終わった。
 撤収っ!



 
30日 [[恒例企画] 来月期待する映画]

 映画館に行くつもりだったのだが、諸般の事情により失敗。
 ま、昨日の三本で「全力で行くぜっ!!」という気力がなくなっていたのも確かなのだが。
 昨日は昨日、今日は今日、明日は明日。
 と、いうことで、毎度おなじみ来月期待の映画。


 だが、しかし。


 来月は、妙に・・・

 アンドリュー・スタントン「WALL・E/ウォーリー」
 PIXAR ANIMATION STUDIOS 創設時から構想があった作品としては、最後の作品らしい。
 ジョン・バダム「ショート・サーキット」を彷彿とさせるロボットのデザイン (表情の出し方、というべきか?) はどうにかなんらんかね。

 マーティン・スコセッシ「ザ・ローリング・ストーンズ / シャイン・ア・ライト」
 史上最強 (だと思う) のロックバンド、The Rolling Stones の2006年 NY ライブを完全収録した映画。
 予告編で「曲目を教えてくれ」という撮影スタッフに「後でな」と答え、"後"というのが、なんと開演1時間前。大混乱に陥る撮影スタッフ、という描写に爆笑したのは私だけではあるまい。

 リドリー・スコット「ワールド・オブ・ライズ」
 潜入捜査官を主人公とし、嘘を駆使する男たちの物語らしい。すさまじい叙述トリックの嵐で翻弄してくれればそれで良し。
 期待しているぜ、リドリー・スコット!!

 ジャド・アパトー「無ケーカクの命中男 / ノックトアップ」
 抱腹絶倒のコメディ映画、「40歳の童貞男」を生み出したジャド・アパトーの新作。酔っ払って一夜を共にした末、妊娠してしまった男女の話らしい。
 さて、前作よりも笑いに持って行くのが難しそうなネタだが、果たして?

 ジェームズ・グレイ「アンダーカヴァー」
 マフィアと警察官に分かれた兄弟の物語らしい。
 色調は好みだし、ヒルムノワールは嫌いじゃない (私が好きなのは、ノワールはノワールでも、香港ノワールなのである) が、物語がちとベタなのが気になる。

 スコット・デリクソン「地球が静止する日」
 ロバート・ワイズ「地球が静止する日」のリメイクなのか、ハリイ・ベイツ「地球が静止する日」の映画化なのか知らんが、とにかく予告編から漂う「ヤバ」さは半端ではない。
 狩りの時間なのか!?

 マブルク・エル・メクリ「その男 ヴァン・ダム」
 かつてハリウッドの頂点に立った (反論が多そうだなぁ) アクションスター、ジャン=クロード・ヴァン・ダム。栄光の座からあっけなく転落した彼は、仕事も干され家族にも見捨てられ、金もない状態で、強盗にまで間違われる。
 という、ジャン=クロード・ヴァン・ダムがジャン=クロード・ヴァン・ダムを演じるメタフィクション。
 好きだったなぁ、ジャン=クロード・ヴァン・ダム。ということで、行くぜ。

 J・A・バヨナ「永遠のこどもたち」
 ギレルモ・デル・トロ制作のホラー映画。ジャウマ・バラゲロ「REC/レック」に続く (?) スペインホラー映画。
 いやもう、ギレルモ・デル・トロ + スパニッシュホラーという時点で、今は見に行く気になれるね。
 今後の質を維持できれば、今後もずっとだが、まぁ、どうだろう?

 アレクサンドル・ソクーロフ「チェチェンへ アレクサンドラの旅」
 アレクサンドル・ソクーロフの新作だ。
 ・・・他に説明など必要か!?

 ジョニー・トー「エグザイル/絆」
 当たり外れの大きいジョニー・トーの新作。
 時間があれば見に行くつもりだが、さて、時間があるとは思えないのも事実。

 佐藤嗣麻子「K-20 怪人二十面相・伝」
 江戸川乱歩のファンなので行くが、正直、期待はしていない。
 というのも、江戸川乱歩はそのエロチズムとバイオレンスとサディズムという変態性が真髄だと思っているので、少なくとも予告編から感じられるような活劇は江戸川乱歩的ではないと思うからね。

 水田伸生「252 生存者あり」
 東京大パニックムービーなのかと思っていたら、新橋駅地下構内に閉じ込められた人の話という事で、デッカイ風呂敷にチッチャイ話パターンだそうで。
 予告編から漂う"やっちまった"感が、別の意味でたまらない。
 これで傑作だったら、それはそれですごいぞ!?

 辻本貴則/深作健太/田原実/押井守「斬〜KILL〜」
 これまた予告編から漂う"やっちまった"感が、別の意味でたまらない。
 深作健太だもんなぁ。その名前がある時点で"やっちまった"感が、漂わざるをえんよなぁ。

 手塚昌明「空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS―」
 アニメ版の実写化ではなく、原作コミックの実写版だろう。女性主人公だし。
 けどなぁ、これもまた予告編がなぁ。面白そうに見えないんだよなぁ。

 塚本晋也「悪夢探偵2」
 邦画も期待値の低い作品ばかりではない。塚本晋也の新作っ!!
 「悪夢探偵」の続編っ!問題なしっ!
 きっと後は好き嫌いって作品だろうからね。

 と、いうことで、来月は2008年のシメであるにもかかわらず(シメだからこそなのかもしれんが)、「別の意味で期待」できそうな作品が妙に多いのが気になる。
 希望がないわけではないが、さて、現実はどう答えるのだろう?
 前半線壊滅だった2008年映画戦線。
 最終戦の、明日はどっちだ!?



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