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過去の日記

新日記
2004年 9月
 1日 [本屋襲撃]

 東京駅八重洲口おりて徒歩数分の某本屋襲撃
 谷甲州「覇者の戦塵1944 ラングーン侵攻(上)」(架空戦記/中央公論新社)と田中啓文「蹴りたい田中」(駄洒落/早川書房)を購入

 谷甲州「覇者の戦塵1944 ラングーン侵攻」は、牟田口中将が登場。
 これで日本軍も無駄に兵力をすりつぶし、壊滅してゆくことだろう。
 って、まだ (上) だからか?現場指揮官ががんばってるおかげで比較的まともに戦闘が展開してるぞ。

 田中啓文「蹴りたい田中」は、綿矢りさ「蹴りたい背中」(正直、理解不能な小説だった) とはなんの関係も無く、ひたすら駄洒落が続く小説。
 そりゃぁもう表紙からあとがきにいたるまですべてが駄洒落という短編集。




 2日 [新型購入]

 先日までの情報収集の結果、年末までに新 PC を自作投入する計画は御破算となった。
 とは言え、TV キャプチャ専用に、型落ちで良いから新たに一台欲しい!という状況に変化は無い。

 ケース購入か、中古 PC 購入か。

 そのあたりの見極めの情報収集のため、会社帰りに秋葉原を襲撃。
 中古 PC 取扱店やら自作 PC 用ケース取扱店を廻った結果、ソフトレンタルという灰色商売で身を起こし、中古販売でその身を大きくした某有名店の中古 PC 館で、付属品無し (と書いてあったが、なぜか Win98SE もキーボードもマウスも付いて来た) の Gateway ミドルタワー PC(Pentium3 500MHz、Mem 64Mbyte、DVD-ROM Drive、CD-R Drive)動作保証付き7000円という代物を発見!!
 買う気は無かったんだが、この価格、この性能であればかまわんだろう。


 念のためケースを開けて、Chipset と拡張性を確認し、購入


 現在、解体保存されていた前ネットワーク接続 PC「月光」からメモリ、HDD 等を抜き出し、性能を増強。その上で Windows2000 Professional のインストール作業中である。
 なんとか土曜には稼動状態に持ってこられるか!?




 3日 [お前の盾となろう]

 上野駅構内の某本屋襲撃。

 七月鏡一/藤原芳秀「闇のイージス」17巻(劇画/小学館)購入

 この御時世の都市型テロや、凶悪犯罪を画いた恐るべき漫画の新刊。
 前巻までと違い、物語のメインストーリーは中休み(最後に、ちょいと伏線はあったが)。

 中休みでも飛ばしまくり!!
 相変わらずで安心だ。


 安心しつつ帰り着き、私は PC 環境移築作戦を続けている。
 メモリ、HDD、グラフィックカードの強化終了。
 さぁて、明後日には録画環境を移せるか!?




 4日 [不幸が大挙してやってきた]

 目覚めると昼近く。
 今日は夜に用事もあるし、それでも出かけるつもりで準備をしていたところに悲劇が私を襲った。
 ここ一ヶ月ほど調子の悪かった主力 PC「天山」の Windows2000不調を訴えたので再起動かけたら二度と起動せぬ!!!




 ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!




 三号機「屠竜」へのキャプチャ機能移転作業をある程度進めていたのは幸い。
 こうなれば、主力の機能組みなおしと三号機のキャプチャ専用機化作業を平行して進めるしかない。

 この時点で、キャンセル不可能の出撃までに残された時間は4時間

 まず、主力 PC からデータを救いたかったがどうしようもなさそうだという事が判明。
 メールデータは OS とは別に入っていたから無傷だが、「お気に入り」の消失が決定。
 すなおにあきらめて、OS のインストール作業を開始。

 平行して、すでに Windows のインストールと Windows アップデートの終了していた三号機にウィルス対策ソフトやらセキュリティソフトを入れて常時接続可能状態にし、キャプチャカードを入れて動作可能にする。

 HDD のリマウントとフォーマット、ドライバの DL と再インストール、ソフトウェアのアップデート...

 やるべき事は多いが、時間はあまりにも少ない。

 三号機の録画機能だけは動作させ、主力 PC は作業途中であきらめ、都内原宿に向けて出撃!!



 原宿になど生まれて始めて降り立つぞ。



 今回の目標は、ウィリアム・シェークスピア「真夏の夜の夢」の朗読
 内容は、一言で言うと奇人変人大集合。

 劇団の方々による、複数人の朗読だったんだが、まず第一に劇場が狭い。
 開演20分前についたんだが、まるで舞台上の見えない席に座るはめになる
 おいおい、生で見る醍醐味のひとつが消えてるぞ。

 次に、まさに頭上に、直上ともいうべき場所がガラス張りの天窓。風抜き用の小さなものだが、恐ろしいくらい填り込んだ位置。
 普段ならそれでも良いが、大雨のさなかにそこ!!
 見えないので音に集中しようとすると、まるでピンスポットのライトのようにガラスをぶん殴る雨音が私を襲う!!

 そして致命的に暑い!!
 狭い劇場に密集した人間の体温と空気の停滞しまくる前方角という席がそれに拍車をかける



 とどめに!!私の視界を覆う前方のおっさん途中で熟睡!!!

 いびきかくなよ!!!


 もはやまともに朗読を聞くどころではない状況であると言えよう。

 「真夏の夜の夢」は、“最後の劇中劇が笑えれば良い”と個人的には思ってて、そこはきちんと笑わせてもらったから救いがあるようなものの、内容どうこう以前の悲惨な状況を経験させていただいた。

 なんかもう不幸が連続コンボで襲ってきた!!という状況
 アンケートにはなにも書かずに撤収。内容以外の不満をダラダラ書くことになりそうだったもの。

 帰り際には、大雨で電車がガタガタ。
 足止め喰らいまくってさか大変!!であったが、無事に帰り着き、主力 PC 復帰作業を開始。
 現在、主力 PC は常時接続環境を回復。

 ネット周りのいソフトも徐々に回復中。
 さて、明日 (これを書いてる時点ですでに5日の朝なんだが) は映画館に行くか。




 5日 [無理あるよなぁ、この映画]

 自宅の PC の復活作業を進めねばならんが、とりあえず今日は映画館へ。

 チャン・イーモウ「Lovers」☆☆☆

 冒頭のチャン・ツィーの舞は凄いが、他は平均点。

 がんがらじめの三人の男女が繰り広げる恋物語なんだが、いかんせん意外性が無い。
 映像の様式美も、前作ほどじゃない (このあたり、撮影監督が変わってるのも関係してるかも)。

 カンヌでは、「英雄」よりも評価が高かったという記事をどっかで読んだが本当か!?




 6日 [宴]

 この Web でも、毎年私が狂ったように宣伝しまくっている日本 SF 大会。これは戦後、毎年行われているものだ。

 そして2007年日本 SF 大会は、新たなる世界に突入する。




 世界 SF 大会ワールドコンついに開催決定!!




 決戦の場所は横浜。

 詳細は、ここだ(今日の所、まだ詳細は載っていないが)。

 総員、戦闘準備!!




 7日 [鉄腕バーディー]

 毎度のごとく、上野駅構内の某本屋襲撃。

 ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」6巻(コミック/小学館)購入

 これまでさりげなく撒かれてきた伏線がその姿を表し、徐々に疑問の回答と、それに輪をかける疑問の提示を繰り返すようになってきた。
 「機動警察パトレイバー」のコミック版、通称“廃棄物篇”もそうだが、ゆうきまさみはこういう伏線の張り方が本当にうまいと思う。

 不満点は、前巻で話があった米軍の動きがまるで出てこないのと、巻末漫画が今ひとつだった事だな。




 8日 [なんてこった...]

 先週土曜。私を悲劇のどん底に落とした一発目。PC クラッシュの原因が、実はアプリケーションのバグが原因であると判明した。

 先週の主力 PC「天山」クラッシュ時には、複数の作業をこなした後だった。
 それ故に、クラッシュの原因になりそうな作業を順位づけし、ハードウェア的なものだと判断していた。


 しかし、本日つい先ほど、同じ現象が三号機「屠竜」で発生。


 直前に行った作業はただひとつ。
 そしてその作業は、先週土曜日に主力 PC「天山」で行った作業のひとつと重なる。


 アーク情報システム「CD 革命 Pro 7」


 仮想 CD のソフトだが、ソフトをインストールした状態で一切の仮想ドライブを CD 革命のアプリケーション上から切り離すと CPU を馬鹿食いしシステムを起動させなくするようだ
 先日取ったばかりのバックアップファイルを元にシステムを復元し、今度は10分程度で回復。

 CD 革命を環境から全面削除するべきだな。
 作ってしまったイメージファイルを ISO イメージに変換せねばならん。




 9日 [いざ行け!!]

 終業10分前、声が聞こえた。
 久しぶりに声は言ったのだ。


 「さぁ行け!!映画館へ!!」


 つーことで、会社帰りに映画館へ走る。

 スティーブン・ソマーズ「ヴァン・ヘルシング」☆☆☆

 ユニバーサル映画のモンスターを、「モンスター映画の栄光よもう一度!」とばかりに集結させた馬鹿映画(誉めてます)
 主人公は20世紀 FOX(正確にはマーベルコミックだが) のウルヴァリンだがな

 監督が監督なだけに、物語とか映像の整合性など気にせず、映像の勢いだけで見せているしそれは成功している。
 けどこれ、ユニバーサルのモンスター映画と、聖書の知識をある程度持ってないと、その勢いに乗れないんじゃなかろうか?




10日 [問題点が続々と]

 三号 PC のあまりにも急な実戦配備により実用面で様々な問題が生じている

 この際、これまでも工夫で無理やりやりくりしていた部分も含めて、一気に問題の解決を図るか。
 とは言うものの、「ゲームしつつ、TV 録画しつつ、再圧縮もする」といった、これまででは実現不可能だった作業環境がいちおうは整ったわけで非常に便利な環境にはなっている


 主力 PC「天山」で、id software「DOOM3」(FPS/Windows) が普通に動いてる以上、しばらくはこの環境にちょこちょこと手を入れて使う事になろう。
 まずはスピーカーとオーディオケーブルと CPU チェンジャーだな。




11日 [リニアモーター使用のミニ地下鉄]

 映画館に行かない予定が行く予定になって、劇場前でそれが木っ端微塵に砕け散るという、よく分からん一日だった。

 交通時間 (と費用) だけを無駄に浪費した一日とも言える。

 おかげで、都営地下鉄大江戸線には始めて乗れたがな。

 感想としては、広軌(線路の幅が1435mm。新幹線と同じ幅) の癖に車両が妙に狭い。
 ミニ地下鉄の車両は狭いと聞いていたが、ここまで狭いとは思わんかった。

 しかも、床幅よりも天井幅が狭いという台形車両のおかげで、実際以上に狭く感じるという、ちょっと設計者の正気を疑う設計。
 このあたり、床よりも天井の方を広く設計し、乗客に空間を広く感じさせる努力をしている JR の新型車両 (E501 などが良い例) を見習うべきだろう。

 ホームの深度があってが遠いとか、乗り心地が良くないとか、環状線もどきで分かりにくいとか、行き先表示板が理解しにくいとか、多くの不満があり正直あんまり使い勝手の良い路線ではないと感じた
 生活路線としての能力は、一回や二回乗ったくらいじゃ分からんので、なんとも言い難いがな。




12日 [眼鏡っ子!!本当はリコーダーは難しい楽器なのだぞ!]

 つーことで今日こそは映画館へ。

 矢口史靖「スウィング・ガールス」☆☆☆☆

 山形の女子高生がジャズを始めるという話で、この監督の前作、「ウォーターボーイ」と「ド素人が何かを始める」という基本プロット面において変わりはない。
 展開も前作の流れと大して変わらぬが、監督の腕が上がったからなのか、脇役の役者をガチガチに固めたからなのか、前作よりもまとまりよく、面白くなっている。

 なお、中学や高校の吹奏楽部で肩身の狭い思いをした経験のある男は総員見に行き哀れな男に感情移入せよ!!!
 数箇所、思わず頷かされれ事間違いなし。

 泣きそうな顔をしている女性を簡単に信用するな!!!女性は役者だ。笑顔も泣き顔も要注意だ。(屈折してますとも。えぇ、屈折してますとも!!)




13日 [そして問題点]

 夢の PC 三台体制の問題点其ノ壱
 ディスプレイが二台しかない。
 使用しているディスプレイの一台、「EIZO T566」はアナログ入力を二系統持っていて切り替え使用が可能だが、主力 PC「天山」に接続されているため、その機能を駆使するわけには行かない。

 夢の PC 三台体制の問題点其ノ弐
 机のサイズ上、キーボードを三枚も乗せるのは極めて困難。
 マウスは小さいのでどうにかならんでもないが、キーボードに関してはかなり不自由だ。

 夢の PC 三台体制の問題点其ノ参
 スピーカーがワンセットしかない。
 これは完全に盲点だった。ゲームやりながら TV(あるいはビデオ) を見るという状況を想定していなかったので、ワンセットあれば十分だったのだ。

 夢の PC 三台体制の問題点其ノ四
 AV ケーブルの長さ。
 PC 三号機「屠竜」は、位置的にけっこうな長さの AV ケーブルを使用することになってしまった。それだけならともかく、(蛸足配線に近い) コンセントを通るせいか、ノイズが乗りやすい。


 これらに対抗すべく、PC 用の安いスピーカー購入。
 返す刀で、2台用 CPU チェンジャー (一組のディスプレイ & キーボード & マウス & スピーカーを、稼動中の二台の PC で使えるように切り替える装置) を購入。
 これで、最初の三項目は解消されるだろう。

 問題は其ノ四だ机周りのレイアウトを考えんといかん
 物が散乱する私の部屋の中でも、格別に凄いことになっている一帯なだけに(部屋のいるときは、机の上かベットの上にしかおらんからな)、考えるだけで頭が痛い。




14日 [今日は時間が無いので小ネタを一発]

 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」スペシャルエクステンテッドエディション DVD は12月31日に10,290円で発売だそうだ


 追加映像はなんと49分
 劇場公開時で203分ということは252分か。
 まさに恐るべき長さの映画に仕上がる事となったな。


 そして、これで完全完結か。
 長かった...製作の話を私が聞いてから5年か。

 で、ピージャック。「ホビットの冒険」はいつ撮るんだ!?




15日 [Opera7.53]

 月頭の PC クラッシュ以降、「Netscape「Netscape7.2」が近いうちに出るだろう」とタカを括って Microsoft「Internet Explorer6」を Web ブラウザとして利用していた。
 タグブラウザじゃないとこんなにも使いにくいものか!!と思いつつも、使っていた。

 だが、あまりにも使いにくい!
 そして、Netscape「Netscape7.2」日本語版が出ない!!英語版が出てから1ヶ月経っているにもかかわらず出ない!!

 こうなればやむを得ぬ。Opera「Opera7.53」フリー版を DL しインストール



 おぉ!!クラッシュ前に使っていた「Opera7.23」よりも遥かに使い勝手が良くなっとる!!



 起動が早くなっているのはもちろんだが、細かい部分の使い勝手が良くなっている。
 Netscape から全面的に乗り換えるか。




16日 [今年も炸裂予定!]

 今年も12月23日(木・祝)に「東京ペディション」ことジャンク市が開催される
 昨年のうちに決定されていた通り、受かるかどうかは分からんが、今年も出店申し込みをする予定

 毎年毎年店を出している結果、本当の意味でのジャンク品は減り、まともに使えるものが増えている。
 きっと今年もその傾向が続くだろう。


 まずは、出店に向けて部屋の掃除だ。
 掃除すると、なぜか毎年ジャンク品が出てくる不思議な部屋だからな。私の部屋は!




17日 [Let's Rock!]

 リチャード・リンクレイター「スクール・オブ・ロック」の DVD 購入

 本編が109分とやや短めのためか、映像得点は60分 (と書いてある) と、片面二層1枚のわりに充実。
 本編音声は、英語と日本語の 5.1ch サラウンドと、音声解説二種類。
 なお、初回版のみ、ロックの解説小冊子付き。

 本編は明日あたりに見るとして、パッケの裏に書かれた Music Video ってのが、以前見た代物なのかと気になるので、そこだけチェック。
 よっしゃぁ!!以前カミングスーン TV(CS 放送 ch) で見たヤツだ!!
 映画のスタッフが撮ったんだろうという、しっかりと作られた、さりげなく凝った構図と、しっかりした編集が素晴らしい。




18日 [破棄作業]

 先日購入したスピーカーのケーブルが埋め込みというのはともかく、コネクタがステレオミニプラグなので、使用している USB サラウンドユニットとの接続に不都合が生じること明白という状況であって、いまだに三台全力動作が可能にはなっていない。

 明日か明後日あたりに変換コネクタを購入してくるか。


 そんなことを思いつつ、部屋の不要な物の大処分開始
 すでにデジタル化された「西部警察 Part2」のビデオテープや、DVD 購入済みのビデオテープ、重要性の低い FD を物理破壊し破棄。

 あいかわらずあきれんばかりの凄い量だ。

 だが、物を捨てまくる事に終始してしまい、PC や AV 機器のレイアウト変更には到達できなかったのは痛いな。
 発掘された本をついつい読んでしまったのが敗因か!?




19日 [映画館に、走る!]

 今日は映画館へ。

 アレックス・プロヤス「アイ、ロボット」☆☆☆☆

 プロヤス、恐るべし!!

 アイザック・アシモフ「我はロボット」(SF ミステリー/早川文庫) は、ロボット三原則によって発生するロボットの不都合を描いたシチュエーションミステリーだ。
 未読の人は完全に勘違いをしているが、「この三原則だけでは駄目」と描いた物語なのだ。

 映画もその流れを遵守。
 三原則と、その大前提となる零原則を巧みに使った、アクション映画を偽装したミステリー映画に仕上がっている。

 けどこれ、零原則を知らないと分かり難いのも確かそこが減点

 なお、作品の内容とは全然関係なく、「MV Agusta F4 SPR」などというバイク好きにはたまらない一品が出てくる。「マトリックス・リローテッド」に登場した 「DUCATI 996」以上にレアな一品なのでお見逃し無く!!



 アレクサンダー・ウィット「バイオ・ハザード2 アポカリプス」☆☆☆

 ゲームの要素をアレもこれもとぶち込んだ上に、物語をあれこれいじり過ぎたのか、前作ほどのスピード感も力任せ感も無い。
 続編作る気満々の最後だがこのまま作ったら尻すぼみになる事間違いなしだな




20日 [DVD を見る]

 たまった DVD をまとめて鑑賞

 「スクール・オブ・ロック」本編の批評は...書いてあるからそっちをどうぞ。
 映像特典だが、“ジャック・ブラックの日記”という非常にユニークなものもあったが、切り口が変わってるだけで、全体的には普通の内容。
 もっと突っ込んだメイキングが見たかったな

 「シービスケット」の映像特典は、原作や史実との違いを解説した物や、実際のシービスケットのドキュメンタリーなど。
 これも、史実脚色映画としては普通のものが多い。
 レースシーンの撮影方法をばらしたメイキングは非常に興味深かったがな。

 週末には、いいかげんピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の映像特典を見ねば。




21日 [雑誌購入]

 上野駅構内の某本屋襲撃。

 月刊「サンデーGX」(漫画/小学館)購入


 島本和彦「吠えろペン!」(熱血漫画)。


 正真正銘の最終回であった。
 にしても、この最後は、どうなんだろうねぇ。
 実に微妙な完成度だ。



 あわせて、月刊「プレミア」(映画批評/婦人画報社)も購入

 本誌壱頁目に衝撃の記事が!!!



 「サモ・ハン・キンポーがドニー・イェンと壮絶バトル!」



 すげぇぇぇぇぇぇ!!!!はやく見てぇぇぇぇぇぇ!!!!




22日 [DVD 購入録]

 DVD 購入のため、なんだか凄まじい雨の中を店に走る。

 まずは、店頭に山と詰まれたジョージ・ルーカス「スターウォーズ」トリロジー BOXを確認。
 デジタル修正改悪版のみ収録ということが確定したので、当初の予定通り購入を見送る。オリジナル版なら迷わず買うんだがな。

 BOX 購入が見送られたので、当初の目的通りの DVD 購入に。

 ジョージ・ルーカス「THX-1138」購入

 精神安定剤の常用が義務付けられた管理社会で、薬を飲むのをやめたことで人間性を回復。しかしそれは社会への反抗に他ならなかった...
 と、ここまで書けばお分かりだろう。カート・ウィマー「リベリオン」の元ネタの一つ。
 明日...は無理か?土日にでも見るとしよう。


 今川泰宏「ジャイアントロボ」プレミアム・リマスタ・エディション GR-1 購入
 これまでのポイントを合わせて、同 GR-2 も入手

 横山光輝「ジャイアントロボ」のアニメ版だが、原作の面影はまるで無い。
 原作ファンとしてはかなり反感を持たざるを得ない内容なんだが(いわゆる“横山らしさ”が無いのは特に)、アクションシーンの組み立ては格別に面白い。

 現在、GR-1 EPISODE:1「黒いアタッシュケース」を見直しているんだが、
 とにかく効果音。こんなに細かい音も作ってたんだねぇ。いままでビデオでしか見てないだけに発見 (発聴!?) に満ち溢れている。
 映像は、そう。この手のアニメはつくづく MPEG 圧縮は向いてない。
 時々ではあるが、輪郭線沿いモスキートノイズが...




23日 [長いこと見ていなかった]

 DVD まとめて鑑賞。
 まずは、ながいこと見ていなかったピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の特典映像鑑賞

 “終わりに際し”という内容だな。
 前二作の DVD には次回作の特別予告編とも言うべきメイキングが入っていたんだが、本作では当然それも無し。
 見ているこっちも、最後を意識させられること甚だしい。
 作品の細かいメイキングは、スペシャル・エクステンデット・エディションだろう。年末まで待つとするか。


 続いて、これは先日購入してきたばかり。今川泰宏「ジャイアントロボ」プレミアム・リマスタ・エディション GR-1 と GR-2 を鑑賞

 監督は横山光輝のファンを名乗っていたけど登場人物が過去にがんがらじめでニヒリストでやたらと頭が悪いって事のどのあたりが横山光輝なのかぜひ聞きたいものだ。
 画の作りと音楽は極上なんだけどね〜。


 これで、残るは「きょうのできごと」特典映像と、「THX1138」だ。




24日 [最狂録画環境構築作戦]

 地上波と BS/CS 放送のダブル録画を視野に入れた環境を構築すべくDVD-HDD レコーダーの実戦配備を巻上げ情報収集



 結論:DVD-HDD レコーダーは、数年で利便性が極端に落ちる

 理由:デジタル放送に導入されるコピーワンス信号



 現在のデジタル衛星放送はもちろん、今後本格的に始まるデジタル地上波放送には、すべてコピーワンス信号が乗るという。
 この信号は、録画番組の複製が取れない = 番組全部を残しつつ、一部を切り出したベスト版の製作が不可能になることを意味する。



 それが簡単に出来るのがデジタル画像の強みではないのか!?


 デジタルの利点を損なわせる、まさに悪魔の発明!!



 こうなれば、コピーワンス信号を拾わない現行の PC 録画環境をさらに増強。コピーワンス信号とは無縁の録画環境を構築し、デジタルの利点を活かしつづけるしかない。
 さらば HDD-DVD レコーダー購入する積極的理由は完全消滅だ

 という事で、Canopus「MTU2400F」(USB 接続 TV キャプチャユニット)& Canopus「MTVX2004」(PCI 接続 TV キャプチャカード)購入

 現在稼動中の Canopus「TV2000」(PCI 接続 TV キャプチャカード) と新たなる二機で、アナログ地上波、BS/CS 放送、ビデオの三台同時録画可能というどう考えても必要以上の性能を秘めた我が部屋的次世代録画環境構築を行う!!




25日 [今日は映画館へ]

 アンドリュー・ラウ/アラン・マック「インファナル・アフェア2 無間序曲」☆☆☆☆☆

 実に良い出来の映画であったが前作よりはやや落ちる出来であった

 前作「インファナル・アフェア 無間道」の前を描いた、俗に言う“エピソード1方式”の映画なんだが、誰が生き残るかを観客が知っているのが欠点。
 たとえば、ブラックアウトさせて銃声だけが鳴り響くというシーンでも、「コイツは生き残る」ってのが分かってるから、どうしても緊迫感が薄れてしまう事になる。

 まだ前作を見ていない人は、本作「インファナルアフェア2 無間序曲」を見てから、「インファナル・アフェア 無間道」を見ることをお勧めする。




26日 [ただの駄作に用は無い]

 M・ナイト・シャマラン「ヴィレッジ」☆


 駄目じゃんシャマラン!!


 物語は盗作騒ぎで裁判沙汰になるようだが、オチそのものは使いまわされまくった代物。
 全体を見てみても、前作「サイン」のブチ切れっぷりからすると暴走度も低く普通につまらない映画になってしまった

 これなら、期待以上の外しっぷりを見せてくれる北村龍平(「ヴァーサス」、「あずみ」他) の方がマシか!?




27日 [映画でも同じ事が言える]

 上野駅構内の某本屋襲撃。

 だいぶん前から買おうと思っていた、と学会「トンデモ本の世界S」(批判本/太田出版)購入

 「(音楽鑑賞で)クラシック好きとか言ってるヤツはかっこつけてるだけ」等の問題発言や、これまでのトンデモ本シリーズでも、反論の中で「僕はそうは思わない」という問題理論 (理論などと呼べる代物ではない) 等で相手を攻撃した前科を持つ山本弘

 この本でもやっちまいました

 山田悠介「リアル鬼ごっこ」(この本はほんとうに酷い内容で、トンデモ本と言われても、賛同する他ない代物) の評。
 一通りボコボコに言った後(これはほとんど賛同できる内容)、この本がかなりの売上を記録したからなのか、読者に攻撃の矛先を向ける。
 購入理由に「タイトルに惹かれて」「装丁やオビが良かったから」という声が多いのに驚いてこう驚く



 「そそんな理由で本を買うんですか君たちは!?

 (略)

 僕ら小説家が苦労して文章やプロットを練って書いても彼らはそんな事知っちゃいないのだ」



 読んでない本の文章やプロットが崩壊してる
 読んでない本の文章やプロットが練られていて面白い


 んなこと分かる奴はいないという明白な事実を“小説家”山本弘は知らないらしい


 「タイトルや装丁やオビが良かったから、この本は面白かった」は問題外だが、「タイトルや装丁やオビが良かったから、この本を購入した」は、あって当然だろうに。




28日 [交通事故発生]

 交通事故の加害者になりかけたその日のうちに被害者になりかけた今日この頃


 加害者になりかけた瞬間。
 停車中の車のドアが開いてオバハンが飛び出す事態はさすがに予想しなかったね。停車した直後の車ならともかくな。
 幸いにして、それはT字路曲がったところ。最徐行しておったのでなんら問題なく停車。
 「オバハン!T路路付近は駐停車禁止だそしてドアを開けるときは周辺を確認してからだと習わんかったか!?自爆で人を加害者にするような行為はやめてもらいたい!!」
 と、窓を開けて叫ぶ。


 被害者になりかけた瞬間。
 横断歩道に路上駐車するという道路交通法違反車を避けて道路を渡ろうと車道に出た瞬間、路駐車両の死角から別の車両出現!!
 幸い、相手が低速だったため、バンパーに接触しボンネットに両手をついた程度。私にはカスリキズ一つ無い。

 「路駐違反車運転手貴様が一番悪いんだ!!分かってんのか!?」

 と、中に座っていた運転手に向かって叫ぶ。

 違法路上駐車はよろしくないと強く感じた本日であった




29日 [某本屋襲撃]

 暗闇の中、街灯に照らされた一角。
 その微かな明かりの中でだけ、雨粒が見える。
 実はその光景がかなり好きな私である。

 本日は台風接近中であり、粒の細かい雨が勢い良く、大量に降っている。
 こういう日は、実に美しい光景が見られて良い。



 という文章を掲示板用に思いついたが、最近掲示板にカキコが無い実に哀しい。ので、ここに記す。



 それとはなんの関係も無く、上野駅構内の某本屋襲撃。

 野尻抱介「アフナスの貴石」(SF /早川文庫)購入 & 読破

 「クレギオン」シリーズの第五巻。
 物語の中心人物を消し、回りの人間が動き回る事となる本作は、それ故にこれまでのシリーズでは最も、一番人間ドラマに主眼が置かれてるように思う。
 とかいいつつ、中盤戦の人間ドラマよりは、後半のいかにも SF な展開の方が遥かに印象的だったがな。




30日 [来月期待する映画]

 毎月恒例、来月期待する映画!

 メジャー系では一番期待してる映画がコレ。
 ギレルモ・デル・トロ「ヘルボーイ」
 アメコミの映画化シリーズの、最後の決め手か!?監督が、鬼才ギレルモ・デル・トロという点で、ある程度は期待できそうだ。
 それにしても、主演が、ロン・パールマンてのが凄いな。日本ではスターの出ていないメジャー公開映画は当たりにくいのだが...

 独立系で一番期待してるのがコレ。
 ジェームズ・ワン「ソウ」
 古びたバスルーム。一体の死体をはさんで、足に鎖をつけっれた男が二人。「相手を殺せば助けてやる」というメッセージ。
 サンダンス国際映画祭で、「『CUBE』meets『セブン』」と評された映画らしい。
 きっと精神的にキッツイ映画なのだろう。

 すでに見た事のある作品なので、安心して見に行けるのがコレ。
 ティム・バートン「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」
 最近大人になった男が、かつて“永遠の子供”と呼ばれていた時期に撮った映画のデジタルリマスタリング版が再公開。

 デヴィッド・コープ「シークレット・ウインドウ」
 スティーブン・キングの小説の映画化。この時点でハズレの可能性が高い。時間があれば見に行こうかなぁ。
 余談だが、ジョニー・デップ出演の映画は当たり外れが極端。おお怖。

 マイケル・マン「コラテラル」
 微妙な出来の映画を次々に公開しているマイケル・マンが、トム・クルーズ主演で撮った映画。なんでも、暗殺者 (トム・クルーズ) が仕事の途中でタクシー拾った事から始まる話なんだそうな。

 ウォン・カーウァイ「2046」
 小説家の書いている近未来小説「2046」。
 その小説家の物語と、小説の内容がクロスする作品らしい。ウォン・カーウァイの映画である以上、一筋縄では行かぬ作品に仕上がっているだろう。
 なお、某事務所の強烈な働きかけにより出演が実演したという日本人は7分間も出ているらしい。って7分!?日本版ポスターでは二番目に名前があるのに...

 レニー・ハーリン「エクソシスト・ビギニング」
 伝説的恐怖映画の、いわゆる「エピソード1」。なによりもまず監督が怪しいな。それでも行くのだろう。
 私は「エクソシスト」大好きだからな!!

 デヴィッド・ザッカー「最“狂”絶叫計画」
 シリーズ第三段だが、またつながりは無いのだろう。監督変わってるし。
 なんでも、今度は「サイン」の農事に「ザ・リング」の幽霊が宇宙人を探しにやってくるらしい。って、どういう話だ!!


 続いて邦画の期待作品。

 まじめに期待してるのがこの一本。
 落合正幸「感染」
 Jホラーシアターシリーズ第一弾。すでに世界的にメジャーになってしまった日本のホラー映画。
 老朽化の進む病院で発生した謎の病気。次々に正気を失う人間。伝染するのは、狂気...
 という映画らしい。予告編は面白そうだった。

 鶴田法男「予言」
 恐怖新聞の映画化らしい。予告編では、そう怖そうな印象は受けていないのだが...果たしてどうなることか。「感染」と二本立てでの公開なので、見るのは決定。

 をいをい、そんなに気合いれて宣伝しても大丈夫かい!?と心配になってるのは単純な事実。
 山田洋次「隠し剣、鬼の爪」
 原作も同じだし、予告編を見る限りでも基本プロットは前作と同じであろう事は容易に予想がつく。
 なに、監督は山田洋次。「寅さん」という、同じ映画を毎年生み出した男。そうなる事は予想できたさ!

 那須博之「デビルマン」
 各所で立ち上がるあまりの評判に、ただでさえ高かった期待はうなぎのぼり!!
 さぁ、悪夢の完成度だった「CASSHERN」を超える映画に仕上がっているか!?
 なにせ監督は「ピンチランナー」。頑張っていただきたい!!

 と、来月は大作からそうでない物まで、まじめに期待してる作品も、不真面目に期待してる作品も、笑いを期待している作品も、洋画/邦画を問わず存在していて、非常に楽しみだ。

 準備は出来た。さぁ、来い!!




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