さらに過去の日記
2008年
 4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月
2009年
 1月   2月   3月   4月   5月


新日記

2009年 4月

 
 1日 [「ナショナルジオグラフィック」と豪雨]

 地元駅そばの本屋で、月刊「ナショナルジオグラフィック」(日経BP/自然科学)購入
 外を見ると、霙交じりのかなり強い雨。
 雹ではなさそうだが・・・アルミボディも我が愛車にはちと厳しい気象条件のようだ。


 時間調整した方が良さそうだ。


 と判断し、駅前のスタバでコーヒーを飲んで時間をつぶす。
 あぁ、薄暗くて本を読む気になれない・・・

 1時間ほど粘ると、雨はそこそこの強さになっていたので帰路につく。
 本当に何もしない1時間は、久しぶりだなぁ。
 人待ちでない、という条件では、何年ぶりか、という規模ではなかろうか。



 
 2日 [映画前売り券購入]

 駅前の東急ストアの総合カウンタでは、商品券だけでなく、映画のチケットも売っている。
 ということで、映画館で売っていなかった映画の前売り券をまとめて購入。

 「おっぱいバレー」を口にするのは、ちょっと恥ずかしいものがあるな。

 映画館でならそうでも無いのだがなぁ。
 これまでも「変態家族・兄貴の嫁さん」とか「神田川淫乱戦争」とか抵抗無く口にしている。
 「おっぱい」という幼児的な言葉が悪いのか?
 それとも日常的な空間で口にするのが悪いのか?

 などというどうでも良いことを考えながら帰路に着く。

 今月の戦闘準備は完了した。
 後は、戦うのみだ。



 
 3日 [「ウォッチメン」劇場にて鑑賞]

 明日の出撃予定は変更された。
 日程は、二週間後に再設定。
 賛同者は連絡のこと。

 以上、私信終了。


 なにはともあれ、明日の早朝出撃が吹き飛んだ。
 早朝出撃だから、という理由で今日は定時帰りを狙って動いていたのだが、それも意味のない行為になってしまった。

 だが、しかし。

 ここで空いた時間は当然有用に使うのである。
 さぁ、定時に帰って映画館だっ!!

 ザック・スナイダー「ウォッチメン」☆☆☆

 結論が気にいらねぇ。
 私が、「人類は危機的な状況に追い詰められても、結局一つにまとまれ無い」というシニカルすぎる視点に納得してしまっているからだろう。
 悲しいことだが。

 出来は良いと思うのだが、納得は行かんなと思いつつ、撤収。



 
 4日 [「ザ・バンク」劇場にて鑑賞]

 本日は、来週のサイクルイベントに向けて、我が自転車 Bianchi「Mini VELO-8」の整備。
 を、店に頼むべく自転車で出発。
 整備を頼み、終わるまでの時間はもちろん映画館へ。
 自転車屋と映画館が近いと、実に便利だ。
 ちなみに整備ポイントは、ブレーキの調整とハンドルテープの巻きなおし。
 油は自分でやっているからね。


 トム・ティクヴァ「ザ・バンク 堕ちた巨像」☆☆☆☆

 BCCI 破綻をモデルにして作り上げた、恐怖の金融話。
 最後の主人公の「決断」に対する“リアクション”が弱い。ハリウッド映画らしく、結局そこに落ち着いてしまうのかっ!!
 ここでもっと容赦ない展開を生み出せば、もっと面白くなっただろうに。

 一本見ている間に、自転車の整備終了予定時刻になる。
 自転車を引き取って、自転車で撤収。



 
 5日 [ドライブ、レース、人工衛星]

 ラジオで朝鮮民主主義人民共和国のロケット打ち上げをラジオのニュースで聞きつつ、ドライブ。
 それにしても、あれをいつまでミサイルと言い続けるのだろう?
 あんなに準備に手間のかかる代物を、武器として使用できると本気で思っているのだろうか?
 ちょっと考えれば分かると思うのだがなぁ。


 午前中から昼過ぎまでドライブして、帰宅。
 CS 放送にて Formula NIPPON 第一戦「富士 GP」を鑑賞

 本当は強行生観戦すっか!?と思っていたのだが、そこまで無謀な行為 (富士スピードウェイは遠いのである) には踏み切れなかった。


 ・・・職場で配置転換がなければ、やったかもしれんが。


 まぁそんな事はどうでも良い。
 見ていると、やはりまだ新マシン (Formula NIPPON のシャシーは全チーム共通) が万全ではないのは分かる。
 コーナーやオーバーテイク時に安定しない事が多々あるもんなぁ。

 上位陣でのリタイヤや、ピットミスでの戦線離脱に加え、序盤、中盤、終盤に、それぞれ激しい戦いがあって十分に楽しむ。
 今シーズンも、楽しむとしよう。

 一回か、出来れば二回くらい生で見に行きたいが、さて、どうなることやら。

 あ、衛星の軌道投入失敗したらしいとニュースが出た。
 ご愁傷様で。

 F-1 は、なんかトンデモ展開だなぁ。
 二年前の、悪夢の富士を思い出すぞ、これは。



 
 6日 [「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」クリア]

 バンダイナムコゲームス「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」(NDS/ミニゲーム集)クリア
 真ん中でエンディングクレジットを出していることもあって、いまいち盛り上がりに欠けるエンディングだなぁ。
 ま、それもまた良し、か。

 なお、ゲームそのものはやりこみ要素が強く「クリア」はしたが「完全」では無いものがほとんど。
 なので、しばらくはプレイする予定。

 「スーパーデーモンリターンズ」は、結構気に入ったぞ。



 
 7日 [HDD 緊急購入]

 いかんっ!!
 主力 PC「鍾馗」の HDD 残容量が 50Gbyte を切ったっ!!(元は 350GByte)
 このままでは動画編集が出来なくなる!!

 ということで、会社帰りに慌てて店に駆け込む。

 HGST「HDT721010SLA360」(1TByte)購入

 現在、延々とフォーマット中。
 そのうち終わるだろう。

 なお、NAS の残容量 (250Gbyte x 4 の RAID5 で、750GByte が使用可能) も 60Gbyte をあとわずかで切る。
 これも換装して容量増やすしかねぇかなぁ。



 
 8日 [「フロスト×ニクソン」劇場にて鑑賞]

 HDD のフォーマットは終わった。
 これで、残容量を気にしながらの生活ともしばらくはおさらばだ。
 良かった記念だっ!!
 定時帰りだっ!!
 映画館だっ!!

 ロン・ハワード「フロスト×ニクソン」☆☆☆

 フロストが、ニクソンを追い詰めて決定的な一言を引き出すのに成功したのは誰でも知っているんだから、そこに至るまでの経過を主軸にするべきなんじゃないのか?
 結果ではなく経過こそ見せるべきなんじゃないのか?
 伏線も回収しきれていないぞ?

 ま、予想通り、毎度のロン・ハワード映画だったってことですな。
 撤収。



 
 9日 [「24 リデンプション」DVD にて見了]

 TV ドラマ「24 TWENTY FOUR リデンプション」の DVD を会社の同僚から借りて見る。

 シーズン6とシーズン7をつなぐ特別版。
 ジョン・ウェイン遺伝子を注入されているとしか思えないジャック・バウアー (敵の弾は当たらず、こちらの弾は百発百中) だが、どうも最近はスティーブン・セガール遺伝子も注入されたらしく無敵超人化が始まっている。

 そのうちセガール拳を使いだすんじゃないかと心配になる内容であったといえよう。



 
10日 [大人げ?ありませんが、何か?]

 混雑する電車の中で、自分の荷物を床に置きその上に座り携帯電話でゲームをやり続ける小学生がいた。

 「あんまり混んでない系?」

 とかアホなことを抜かした瞬間、ブチンと切れる。
 私は老若男女を差別しない。(実際には、若い女性にはあまり説教しない。痴漢だと騒がれて逮捕されるのはばからしいからだ)
 酔っぱらいに対するのと同じ口調で。同じ態度で。


 小学生相手に説教


 大人げない?
 は、そんな物は犬に食わせろっ!!

 なお、小学生はビビリながら立ち上がり、荷物をまとめ、それでもゲームは続けてました。
 よほど恐ろしかったのか、会話もなくなったがな。

 ・・・さすがにちょっとやり過ぎたか?
 後悔はしないがな。
 反省もしないがなっ!!



 
11日 [自転車爆走]

 本日は、毎度おなじみツインリンクもてぎへ。
 自転車レースイベント「CYCLE MODE ECO CLASSIC」に参加する

 当初、男女混合で、二名づつ四人チームを編成する予定だったのだが、男女各一名づつが脱落。
 結果、男女二名による混合チームに。

 しかも、普段自転車に乗っていない人と私の組み合わせ。
 投入されるのが私の Bianchi「Mini VELO-8」で、サーキット上の周辺を見回すと走る気満々のロードレーサーばかり。


 ・・・ネタ度の高い自転車がほとんど無いのはどーゆーわけだ?


 この逆境の中、なんとか最下位だけは避けようとひたすら走る。
 二度にわたって最下位になり、半ばあきらめたが最後に逆転。さらにその前を走る車両まで 8sec に迫るものの、逆転ならずと、まぁそれなりの戦いを見せる。

 状況を考えれば大奮闘であったと言えるのではなかろうか?

 なにはともあれ、実につかれた一日であった。



 
12日 [「トワイライト〜初恋〜」劇場にて鑑賞]

 通常通りに起床。
 自転車を軽く整備し、レース出場のために取り外した装備を復活させる。
 ついでに簡単に整備。心配していたタイヤだが、まだ行けそうだ。
 ギア、チェーンにも問題は見あたらない。(素人診断なので断言は出来ないが)

 今回のレースで燃え尽きるかと思ったが、中々どうして。
 午後は毎度のごとく映画館へ。

 キャサリン・ハードウィック「トワイライト〜初恋〜」☆☆

 あ、そ。

 ・・・他に何を言えと!?
 あえて言うならば、阿智太郎「僕の血を吸わないで」(電撃文庫/小説) の馬鹿馬鹿しさの方が好きだ。
 またぞろ、あまり一般的とは思えないたとえでなんだが。

 さすがに万全の体力状態ではないので、一本でやめておこう。
 撤収。



 
13日 [「鋼の錬金術師」購入]

 2月に閉店した会社そばの本屋。
 それ以来、私は本屋難民となり果てていた。

 中学時代以降、はじめて、生活域に、生活時間内にやっている本屋がなくなったのだ。

 この打撃は果てしなく大きかった。

 だが、しかし。
 つぶれたその店の跡地に、いつの間にか、そのまま別の本屋が開店しているではないですかっ!!

 品揃えはこれから確認するとして、しばらくはここを活用してみよう。

 と、いうことで。
 荒川弘「鋼の錬金術師」22巻(スクウェア・エニックス/漫画)購入


 そうか、ここでハボック復活かっ!!
 あ、マリア・ロスも蘇った。



 
15日 [「クローズZERO II」劇場にて鑑賞]

 定時だっ!!(以下省略)


 三池崇史「クローズZERO II」☆☆☆

 余計な伏線など入れずに (しかも上手く動作していない。回収しきれているのはせめてもの救い)、前作同様、力任せで最初から最後まで突っ走ってしまえばよかったのに。
 前作に比べると、正直なところ上手く行っていないと思う。

 それにしても、人気の俳優なのか?出演しているのは?
 一席飛んで右に座っていた二人組と後ろの四人組の女性陣がめちゃくちゃに五月蠅い。
 出てくるたびに「xx さんだ」の「xx ちゃんだ」の、もう、「SATSUGAI すんぞゴルアァ!!」(作品違う) という気分になる。

 さすがに黙れとしか言わなかったが、それで黙らないたちの悪さ。
 本当にもう、マナー守れないヤツ多すぎ。

 終了後、注意されてた女性陣が逆上。人のことを「変なパンチパーマ」呼ばわりしているのが聞こえる。
 私は天然パーマじゃっ!!

 みんなで騒ぎながら見たいならソフト化されるまで待って自宅で見ろや。
 まったく。

 映画の出来とはまったく関係なく怒りに打ち震えながら撤収。



 
16日 [「雷撃深度一九・五」読了]

 池上司「雷撃深度一九・五」(文藝春秋/小説)読了
 太平洋戦争末期。
 日本海軍潜水艦伊五八と米海軍巡洋艦インディアナポリスの戦闘をモデルにした小説。

 戦争物としては珍しく、思想や説教は少なく、潜水艦と洋上艦の戦闘がいかに行われるかを描くことに集中している。
 人物造形がやや定番過ぎるようにも感じるが、全体のおもしろさを損なうほどの物ではないと思う。

 ん〜、こんな本を今まで知らなかったとは。
 不覚であった。



 
17日 [「鑑識・米沢守の事件簿」劇場にて鑑賞]

 定時・・・ではなかったが、これならば間に合う。
 走れっ!!

 ということで映画館へ。

 長谷部安春「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」☆☆

 劇中での推理のほとんどは「勘違い」で、最後は「必殺行き当たりばったり」。
 なのになぜか伏線は回収されているという、他にあまり見る事のない、かなり特殊な脚本の完成度を誇る映画であった。

 画が TV ドラマなのはあきらめていたので気にしないことにする。

 ところで「鑑識」と題名にも入れているにも関わらず、鑑識能力が事件解決の役に立っていないのはどういうことだ!?

 首をかしげながら、撤収。



 
18日 [「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」劇場にて鑑賞]

 「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」を見るべく、茨城県は日立市にある、日立シビックセンターへ行く。
 科学館の部分は・・・正直、お子様向け。(小学生くらいか?)
 少なくとも、オッサン化の進む私のような人間に向けた物ではない。

 おっと、その前に「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の説明を。

 この Web でも、2005年夏から2006年にかけて連日に渡って取り上げた、工学実験探査機「はやぶさ」の、小惑星「イトカワ」への着陸。
 その奮闘をまとめたプラネタリウムの全天周スクリーン投射用の映像作品だ。

 YouTube 上の公式予告編。

 この予告編では映像が歪んでいるが、プラネタリウムの全天周スクリーンは球形なので結果的に補正されて上映される。

 完全版は43分だが、日立シビックセンターでは26分の短縮版が上映されている。


 話を戻す。

 上映開始時間になっても、観客が私を含めて4人しかいないという寂しい状況で上映開始。

 「はやぶさ」打ち上げから、「イトカワ」への到着。軌道上からの地形探査、そして二回の着陸 (リハーサルと離脱会は含まれず)。そして来年6月の地球帰還 (「はやぶさ」が熱破壊されるシーンを含む) までの映像作品。
 人間が一人も出てこない、というかなり特殊な作品に仕上がっている。

 完全版だと、着陸リハーサルやミネルバが含まれるのではなかろうか。

 なかなかに面白い映像作品だったと思う。
 感傷的になりすぎているのでは?という危惧が、危惧で終わって本当に良かったと思った。

 だが、しかし。
 個人的には、やはりあの時、管制室で繰り広げられていた人間ドラマにこそ興味があることが確認されたとも言えよう。
 松浦晋也「おそるべき旅路2」は、まだですか!?

 などと思いつつ、撤収。
 なお、完全版は6月から東京の府中市郷土の森博物館で上映されるらしい。

 ふむ。
 どうにかなるかな?



 
19日 [やる気消失]

 ・・・いろいろあって出撃意欲が消え失せる。
 いや、もう、ね?


 ということで、撮り溜まった TV 番組をまとめてみる。
 ふぅ。

 ま、こんなもんだろう。



 
20日 [SUPER GT]

 会社帰りに、ふと映画館に立ち寄るも絶妙の時間差で突入できず。
 正直、今日は毎度のように「オラァ!!!見るぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」という状況でもなかったので、あまり惜しくはない。

 変わり、というわけでもないが本屋襲撃。
 月刊「サンデーGX」(小学館/漫画) と、「2009 スーパーGT 公式ガイドブック」(三栄書房/車)購入

 SUPER GT は、岡山で2009年シリーズを開幕。
 昨日の第二戦も、“新”鈴鹿サーキットでのレースで、最後の最後で多重衝突が発生するという荒れたレースになっていた。
 大規模なルール改定もあって、やたらと面白い事になっているが、さて今年はどうなるのか。

 本の内容は、どちらも未読のためまたそのうち。



 
21日 [「ミルク」劇場にて鑑賞]

 昨日で時間は分かった。
 分かったならば、それに合わせる動けばよいのだ。
 なんら問題はないっ!!

 と、言うことで定時に離脱し映画館へ。

 ガス・ヴァン・サント「ミルク」☆☆☆☆

 同性愛者である事をカミングアウトし選挙に立候補。
 米国史上初めて、同性愛者であることを宣言しつつ公職に就いた男ハーヴィー・ミルクの物語。

 最近では、ブライアン・シンガー「ワルキューレ」やロン・ハワード「フロスト×ニクソン」と異なり、“知られた結論に至るまで”を丁寧に描いた仕上がりになっている。
 作品全体を貫く「ミルクが吹き込んだテープ」が、作中どのタイミング (日付は明らかにされているが、正確にどこのタイミングかは分からない) で、いかなる動機によるものなのかが明示されていないのが残念。

 なかなかに満足度の高い作品であった。
 撤収。



 
22日 [「三匹のおっさん」購入]

 最近、小説を読んでいないなぁ。
 ということで、先日の池上司「雷撃深度一九・五」(文春文庫/小説) に続く本を求め本屋へ。

 有川浩「三匹のおっさん」(文藝春秋/小説)購入

 地元の悪 (窃盗犯や痴漢や詐欺犯) を退治する、還暦を迎えて定年退職した三人の「おっさん」の物語。
 現在第三章の途中まで読了。


 エレクトリカルパレード最高っ!!!


 有川浩なのにラブコメ度が低い。
 と思っていたら、二章の最後から「あ、これか」という展開になった。
 最初は「なんと恥ずかしい・・・」と思っていたが、無いと有川浩っぽくないのも事実だな。うん。



 
23日 [して、「BALLAD」の制作はどうなる!?]

 草g剛が裸踊りで逮捕。

 んなことは些末的な問題で、本題は彼が出演する、すでに制作の始まっている映画、山崎貴「BALLAD」(公式 Web サイト)がどうなるかであるといえよう。

 作品は、原恵一「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の実写化作品。
 「大人帝国」という人もいるが、個人的には“映画クレヨンしんちゃん”シリーズの最高傑作だと思っている。


 それだけに地雷臭もしているのだが。


 山崎貴なのでそれなりにまとめてくるであろう事は (過去の作品からすると、“それなり”以上の出来は厳しいと判断せざるを得ないが、見るまで分からないのが映画だ) 予想しているが、主に画作りの面で黒澤映画の影響が非常に強い作品だ。
 これは、制作の上で半端無い足かせになる。
 黒澤の影響を考えずとも、合戦の描写には (それとあからさまにはなっていないので気づきにくいが) 力が入っているので侮れない。

 そこにきてこの逮捕劇。
 公開が9月5日という事は、代役を立てて完成させるには、撮影は進みすぎていると思われる。

 さて、どうする?
 撮り終わったシーンだけで完成できるのか?(逮捕されようが何だろうが、作品が出来上がっているのであれば公開されるべきだと思う)
 無理にでも本人使って完成させるか?(プロであるならば活動自粛で迷惑かけるのではなく「新たな仕事は全キャンセル」で、今の仕事はすべて完了させるべきだと思う)
 被害覚悟で (損害賠償請求で制作会社逃げ切り作?) 公開を延ばすか?

 草g剛は、実際問題としてどうでも良いが、作品を気にしていた映画ファンとして、この逮捕劇がもたらす影響に注視して行きたい。



 
24日 [戦準備]

 明日、明後日は MotoGP(バイクレースの世界シリーズ) 観戦のためツインリンク茂木へ行く予定。
 問題は明日の天気が荒れ模様と言う事だろう。

 ほとんど使ったことのない対雨天装備が必要だな。

 カメラもいつもの重量装備は無謀だ。
 一応、“最終兵器”と一眼レフももって行くが、はたして使うかどうか・・・
 壊れても惜しくないコンデジ (購入時点で爆安だったからな) が今回の主軸になるだろう。

 最低限の装備と多数のビニール袋をバックに詰めた。
 雨合羽と着替えも装備した。

 チケットと財布は絶対に忘れてはならない。


 準備は整った。
 では皆様。
 お休みなさいっ!!



 
25日 [MotoGP 〜予選〜 敗走?凱旋?微妙な撤退]

 昨日の予告通り、本日はバイクレースの最高峰、「MotoGP」Grand Prix of Japan 観戦のために、毎度毎度おなじみ、「ツインリンクもてぎ」へ。

 そのうちそのうちと言いながら、もう何年目だか分からんが“ついに”観戦に出かける。
 昨日 (フリー走行) から開催しているが、行くのは本日の予選と、明日の本戦のみ。


 「大荒れ」そして最高気温16°という予報に基づき、上着と雨合羽、そしてレジャーシートをかかえてサーキットへ。

 到着すると、もはや本降り。
 肌寒い。

 ・・・想像以上に。

 最終コーナー (ビクトリーコーナー) を、ほぼ真正面から見る席に陣取り、どんどん強くなる雨足にめげることなくカメラを取り出す。
 最終兵器レジャーシートをかぶり、その中にカメラを準備し、私自身もその中に入る。

 次に使う時は、レジャーシートの四隅におもりと、レンズフードに固定するためのなんらかの工夫が必要だなぁと思いながら、なんとかなることを確認する。
 カメラのレインバックほぼ使いやすくもなければ、見た目も良くないが、使用頻度を考えれば専用の物を買う必要はなさそうだ。


 早速、走行中の GP125 (125cc クラス) のバイクを狙う。

GP125 No55 岩田裕臣 Dydo Miu Racing & No94 Jonas FOLGER Ongetta Team I.S.P.A.
GP125 / No55 岩田裕臣 DydoMiuRacing & No94 Jonas FOLGER Ongetta Team I.S.P.A.
撮影:Nikon「D70s」+ SIGMA「APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」


 路面がいかに濡れているのか分かる写真だ。
 観戦していると、少なくない台数の車両が、転倒 / コースアウトして行く。

 GP125 終了後、メインの MotoGP(800cc クラス) がフリー走行を開始。


 速度もバイクの大きさも、なによりも音が違う。


 これまでも、デモンストレーションで MotoGP バイクが走っている姿を見たことがあったが、台数が違う。
 圧倒的な迫力だ。

 おぉ、史上最強のライダー、“ザ・ドクター”バレンティーノ・ロッシだ。


MotoGP No46 Valentino ROSSI / Fiat Yamaha Team
MotoGP / No46 Valentino ROSSI / Fiat Yamaha Team
撮影:Nikon「D70s」+ SIGMA「APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」


 この写真を撮ってしばらくして、雨量が限界になる。
 これ以上、レジャーシートをかぶって写真を撮ろうとしてもロクな結末にならんだろうと判断し、片付ける。
 カメラを車に戻し、GP250 (250cc クラス) のフリー走行が終わる頃には、低い気温 (予想よりさらに低かった)、強い風、強い雨にさらされ、危険を感じる。
 ここで無理をして、明日の行動に影響するのはあまりにもばかばかしい。
 なにせ、明日こそ“本番”なのだから。

 動向の、FENNEK に撤収を提案。
 撤収する。

 帰宅後、ニュースサイトで予選の結果を調べようとすると悪天候で中止になったとの事。
 敗北感のある撤収であったが、撤退は勝利だったようだな。

 明日は天候回復、か。
 さぁ、準備だ。



 
26日 [MotoGP 〜決勝レース〜]

 本日も「MotoGP」Grand Prix of Japan 観戦のために「ツインリンクもてぎ」へ。
 午前中に猛烈な雨にさらされるも、午後からは晴天。
 GP125、GP500、MotoGP の決勝レースはすべて晴天下で行われた。

 MotoGP 決勝では、先頭でスタートした No.46 Valentino ROSSI(Fiat Yamaha Team) が1コーナー、2コーナーを安定した走りで危なげなくリードを保つ。
 しかし、後方では、参戦する唯一の日本人ライダー No.72 高橋裕紀(Scot Racing Team MotoGP) がスタート直後、一週目の5コーナーで前を走る No.69 Nicky HAYDEN(Ducati Marlboro Team) に激突しそのまま二台ともリタイヤという展開になる。

 途中、No.46 Valentino ROSSI がチームメイトの No.99 Jorge LORENZO に抜かれ、二位に転落。
 “逃げ”のレースから一転、“追い”のレースになると、後方から No.3 Dani PEDROSA(Repsol Honda Team) が迫る。

MotoGP No.99 Jorge LORENZO(Fiat Yamaha Team) / No.46 Valentino ROSSI(Fiat Yamaha Team) / No.3 Dani PEDROSA(Repsol Honda Team)
No.99 Jorge LORENZO / Fiat Yamaha Team
No.46 Valentino ROSSI / Fiat Yamaha Team
No.3 Dani PEDROSA / Repsol Honda Team
撮影:Nikon「D70s」+ SIGMA「APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」

 No.3 Dani PEDROSA は、No.46 Valentino ROSSI を一度は抜く物の、抜き返される。
 2位に返り咲いた No.46 Valentino ROSSI は No.99 Jorge LORENZO を猛追するものの、わずかに及ばず、そのままゴールとなる。

MotoGP No.99 Jorge LORENZO(Fiat Yamaha Team)
No.99 Jorge LORENZO / Fiat Yamaha Team
撮影:Nikon「D70s」+ SIGMA「APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」

 ウィニングラップでフラッグをサンドバリアに突き立てるというパフォーマンスの末、エンジンの押しがけに失敗。
 そのままオフィシャルに押されて表彰台に向かう No.99 Jorge LORENZO。
 あまりのパフォーマンスぶりに、大喝采を浴びた。

 高度な戦いを存分に楽しみ、最後はオチまでついた。
 大変満足であった。
 撤収。



 
27日 [「ラジオライフ」が、無いっ!]

 昨日、一昨日の疲れがまったく取れていない。
 雨風に耐えた土曜日と、急激な気温、天候変化にさらされた昨日は容赦なく体力を奪い去ったようだ。

 それでも出撃せねばならん。


 通勤電車が、いつもより空いている。


 伝説の16連休化している人や、来週前半まで休みの人がそれなりにいるのだろうか?
 帰り際、復活した会社そばの本屋に行くと、残念ながら月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線) は取り扱っていないようだ。

 残念きわまる。

 地元に戻ってから、遠回りして本屋により、月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線)購入
 読むのは明日以降かな。
 まだ、まったく読んでいない。



 
28日 [「グラン・トリノ」を劇場にて鑑賞]

 会社帰りに映画館へ。

 クリント・イーストウッド「グラン・トリノ」☆☆☆☆☆

 生と愛の物語だった「チェンジリング」から、再び物語は「生と死」へ。
 「ミリオンダラー・ベイビー」と同じく、そこには「宗教」であり「民族」が絡んでくるが、本作ではさらに「時代」が入り込んでくる。

 対宗教で考えた場合、結論部分で大きく異なる主人公の“選択”は、強く、厳しく、そしてあまりにも優しい。

 猛烈に疲れる映画ではあったが、映画を堪能できる時間を過ごせた。
 撤収。



 
30日 [来月期待の映画]

 定時で上がったので映画館に行こうかとも思ったのだが、買い物を優先した。
 仕方ない。GW 前 (私の GW は土曜日からである) に買っておかねばならんものもあるのである。

 そんなこんなで、毎度おなじみ来月期待の映画。

 J・J・エイブラムス「スター・トレック」
 きたよ、きましたよっ!「LOST」のJ・J・エイブラムスが挑む「スター・トレック」はどういう内容に?
 !!ニーモイ歳取ったなぁ・・・

 ロン・ハワード「天使と悪魔」
 「ダ・ヴィンチ・コード」の続編。またしてもデッカイ風呂敷とかっ飛んだ論理展開をそれっぽい証拠と深刻っぽい台詞で見せるシリーズ第二弾。
 小説はこの後も続くが、私はここで燃え尽きた。
 そーゆー内容。
 なのに行くのはなぜ?・・・なぜだろう

 ジョー・ライト「路上のソリスト」
 LAタイムズのコラム記者と、天才音楽家にして路上生活者の実話をベースにした映画らしい。
 内容はともかく(いまいちどう物語が転がるのかわからないので、なんとも言えないのである)、ジェイミー・フォックスとロバート・ダウニー・Jr 共演というのが面白そうだ。

 クリス・ナオン「ラスト・ブラッド」
 「BLOOD THE LAST VAMPIRE」が「BLOOD+」を経由して実写映画化。ま、どれもつながっていないのだろうが。
 「BLOOD+」不満点の一つであった“セーラー服と日本刀”は無事に復活している模様。
 問題は、予告編を見る限りあまり面白そうではない、という事だろうか。

 イー・トンシン「新宿インシデント」
 新宿歌舞伎町を舞台に繰り広げられるノワール映画らしい。
 ジャッキー・チェン主演の、カンフーアクションじゃない映画という方が通りは良さそうだ。

 ピーター・チャン「ウォーロード/男たちの誓い」
 ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武!?なにこの豪華すぎる共演は。
 清朝時代の戦乱を描いた作品らしいが内容はともかくこの共演を見ておきたいっ!と思わせた時点でこの映画の勝ちではなかろうか。

 プラッチャヤー・ピンゲーオ「チョコレート・ファイター」
 「マッハ!」「トム・ヤム・クン!」で世界の度肝を抜いたプラッチャヤー・ピンゲーオが、トニー・ジャーの次に見つけたのは、女の子!?同じ方向性の映画ということは・・・女優も大変だなぁ。

 ナ・ホンジン「チェイサー」
 韓国で実際に起きた連続殺人事件を元にしたクライムサスペンスらしい。
 韓国映画のクライムサスペンスは、生々しい描写が面白い。
 当たり外れの大きさは万国共通だがな。

 紀里谷和明「GOEMON」
 ある意味、驚異だと思う。どの辺が?だって映像が「CASSHERN」からまったく進歩していない映像が。(映像演出やイマジネーションという意味。CG がすごくなったのは技術進歩であって“新たなる発想”ではない)
 まぁなんだ。
 見てみないと真実は分からんからなっ!!

 兼重淳「腐女子彼女。」
 話題になった blog の映画化。「電車男」の二番煎じ企画か?共通なのはどちらもリアリティが無い (私は理論的矛盾点の多さこそが問題だと思うが、SF 大会で「あんな、男に都合の良い女いるか」と話しておられた女性参加者を忘れてはならないだろう) のは共通だが、さて。

 他にも森淳一「重力ピエロ」(地元ではまだ公開していないのである) やトニー・ギルロイ「デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜」ジョン・パトリック・シャンリー「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」等、気になる映画は非常に多い5月の映画戦線。
 夏までのつなぎという無かれ。

 映画館はもう夏だっ!!



−過去の日記−
1999年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2000年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2001年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2002年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月  裏7月   8月  裏8月   9月  10月
11月  12月

2003年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2004年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2005年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2006年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2007年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2008年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月

2009年
 1月   2月   3月   4月   5月   6月
 7月   8月   9月  10月  11月  12月