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2004年 7月
 1日 [摩訶不思議なるシンメトリ]

 寺田克也・スタパ斎藤・伊藤ガビン「ジョン・シンメトリー」(写真集/ラピュータ)購入

 撮影した画像を PC でトリミングしコピーして反転して反対側に貼り付ける。
 これで生まれたシンメトリ写真を集めた、デジタル時代ならではの写真集。

 表紙の犬の顔は言わねかれば分からぬが、よく見るとなにか変という程度。だが、中には、これって元々なんですか!?という摩訶不思議なものもあり、実に面白い。

 特殊な写真集を好む私のような人間にとっては大満足の内容であると言えよう


 それにしても、あれだな。
 私もデジカメ写真をシンメトリ化してみるか。




 2日 [シンメトリー倶楽部]

 とりあえず、作ってみた。

「タンポポ」シンメトリ

 なるほど、これは面白い!!




 3日 [私は無神論者である]

 メル・ギブソン「パッション」評価不能

 予想通りキリスト教徒によるキリスト教徒のためのキリストの映画

 信者ではない私にはともかく、信者にはたまらない内容なのだろう。
 上映中、後ろの席のシスターの一団が涙を流していたからな。
 上映終了後、劇場前で神父と信者(?) の一団が祈りをささげていたからな。

 正直なところ、理解に苦しむ映画本編よりも、そっちの光景のほうがよほど興味深かった。


 落ちまくったテンションのまま、次は韓国ホラー映画。
 イ・スヨン「四人の食卓」☆☆☆

 心理ホラーとミステリーが融合した、異色の映画。
 中盤以降、物語が加速しだしてからはものすごく面白いんだが、アイディアを詰め込みすぎたためか伏線を処理しきれずに映画が終わってしまうのが欠点




 4日 [さらば 98x1!!]

 我が PC 史第二期を支えた NEC PC98x1 シリーズ。
 その、所有する最期の常時稼動機PC9821 Cb/2 が本日ついにその任務を終了した

 最期はテキストエディタ & TV としてしか活用していなかったとは言え、最期までご苦労であった。

 変わって、ここ数年居間で家族共用のインターネット接続専用 PC として稼動していた自作 PC「月光」が部屋に復帰
 とは言え...こいつは中身に手を入れるまで特に使い道が無い。

 しばらくは放置だな。




 5日 [決めるのは、この右手だ!]

 複数の事情があり、まさに時は満ちた!!という状況になった。

 原作/七月鏡一・作画/藤原芳秀「闇のイージス」(コミック/小学館)にとりかかる


 さすが、あの名作「ジーザス」のコンビによる新作。
 主人公が復讐を誓ってるってあたりも変わらん。
 荒唐無稽なぶっ飛びアクションも健在。


 お願いだから、打ち切りまでは「ジーザス」に習うなよ!?




 6日 [太陽...サンバルカン!?]

 しもた、購入を忘れておった!!

 ということで、上野駅構内の某本屋襲撃。
 月刊「ナショナル・ジオグラフィック」(自然科学/日経ナショナルジオグラフィック社)購入

 今月の特集は「太陽」。

 ここ数年で猛烈に進んでいる太陽の研究をまとめの内容。
 月刊「ニュートン」(科学/ニュートンプレス)などでこれまで組まれてきた特集と、やり方は違えどやっていることはあまり変わらない。
 雑誌の性質上、文章が砕けてるのと、写真が多い分だけ読みやすいことは読みやすいかも知れぬ。




 7日 [七夕]

 当初今月中を予定していたオフ会は行われない事となった次は9月か?
 とは言え、様々な事情から9月10月の予定は立て難く、もしかするとこのまま年末まで実施しない可能性も否定しない。


 そして、今日は七夕だ。
 織姫と彦星は出会ってすぐに大暴走そのバカップルぶりを世間に知らしめた
 遊びほうけてまるで仕事をしなくなったのだ。
 それ故に「お前ら仕事せい!!」と川の向かい同士にバラバラにさせられた。
 いくらなんでも不憫だと思ったのか、出会えないとヤケを起こされると思ったのかは不明だが、年一回七夕の日だけはあわせてもらえることとなった。
 これが七夕のエピドードである。




 遊ぶ前に、きちんと仕事せい!!




 これが七夕の教訓ではなのか!?

 しかもこの教訓だと、すばらしく心が痛いぞ!?




 8日 [地上戦の次は空中戦]

 梅雨は何処に言ったのだ!?という灼熱の日々が続いている。
 その暑さの中、コンビニに行く。

 用事はともかく、食玩チェックを実施。
 それは脊髄反射だっ!!


 タカラ「WORLD TANK MUSEUM」(戦車の食玩) の別種か?タカラ「WORLD WINGS MUSEUM」なる食玩を発見
 「WORLD TANK MUSEUM」のように、複数種類の戦車を共通テーマで揃えたのではなく、「BOEING F15 EAGLE」の国、部隊による色別で揃えているようだ。
 そうか、BOEING か。開発当時は McDONELL DOUGLAS だったのになぁ。合併されちゃったもんなぁ。

 ...じゃぁないな、見るべき場所は。

 相変わらず海洋堂の造型だ。
 カラーリングのみならず、武装が違うという細かい仕事が光っている
 とりあえず、三個購入したが、うん。完全攻略を目指すか。




 9日 [ホグワーツにもっとも必要なのはジャック・ブラックのような気がする]

 ものすごく複雑のような、そうでないような事態が色々会って、会社帰りに行く映画が変わって、終電に挑戦する羽目になって、見事敗北して、魔法でもって無事に帰宅することに成功した。

 見に行った映画はこれだぁ!!


 アルフォンソ・キュアロン「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」☆☆☆

 監督が変わって、こうまで作風が変わるのか。

 最大の違いはなんと言ってもカメラがよく動く事だ!!

 会話シーンでもよくカメラが動いてるから飽きないで画を見ていられるようになった。
 これは大きい。おかげで前二作よりも面白くなってるじゃないか!!!!

 ま、相変わらず物語りの展開は異常に早いし、目新しさも無いんだがな。




10日 [迷惑な兄弟だなぁ]

 なんだか寝不足気味だが、まぁ、なんとかなろう。映画館に向かう。


 カン・ジュギュ「ブラザーフッド」☆☆☆


 単純な南北構造にしなかったのは好感が持てるし、韓国国民による韓国国民虐殺まで画いてたりするのは非常に好感が持てる。
 けど、展開はあまりにも強引だし主人公はあまりにも無敵だしと本筋はかなり寒い

 なお、予告編で推測された通り、戦闘シーンは露骨なまでに「プライベートライアン」そのもの。
 がんばってはいるけどね。




11日 [ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ]

 朝起きると何もしたくない気分でいっぱいだった

 映画館に行くか、PC 環境整備か、どっちかをやるつもりだったんだがなぁ。

 けどなにもする気が起きない。
 とは言え、政治に苦情を言いたい放題するためにも、まずは選挙に行く。

 自民党じゃなきゃどこでもいいやという気分だ。

 それ以上は言うまい。

 選挙から帰ってくると、やっぱりなにもしたくない気分だったので、本格的にほとんど何もせずにゴロゴロとして終わった一日であった

 なんてことだ。CS ファミリーチャンネルで現在放送中の「ウルトラセブン」(特撮/円谷プロ) でも、第12話は飛ばしか。




12日 [演技合戦は圧倒的なんだけどな]

 クリント・イーストウッド「ミスティック・リバー」の DVD 購入

 今年前半の、否娯楽映画では最高傑作。
 最大の問題は、いつ見るかだな。

 いや、より正確には、いつ見られるような精神状態になるかだな内容が内容なだけに
 音声は DolbyDigital5.1 の英語と、日本語、それと音声解説。
 日本語はもちろん、英語の字幕も付いているが...あまり真似したいとか、記憶したいと思う台詞は無かったな。




13日 [携帯機種変更]

 前回の携帯電話の機種変更からすでに2年半が経過した
 機能的な不満はいまだに無い電池の持ちが悪くなっているのは問題だ

 純粋に待ちだけでも、4日。使うと、1日で電池が警告を示す。

 au は25ヶ月以上同じ端末を使用していると安く機種変更できるし、ポイントも溜まりまくっておる。機種変更の時は満ち足り!!


 ビックカメラとヨドバシカメラを比較、一番安い端末はどこだ!?


 結論。


 A5502K


 折り畳みではなく、リボルバ形式なのが気になるが、1000 au ポイント (2100円) 使うと、その価格が1000円を切るのは魅力だ

 安さ一番!!

 つーことで、早速機種変更した。
 機能?知らぬ。




14日 [携帯電話?いいえ、これはおもちゃです]

 昨日入手した携帯電話 A5502K を楽しむ

 液晶画面が広く見やすいのは事実だが、キー入力は相変わらず面倒で、文章を組み立てるのは難しそうだ。
 この液晶サイズなら、タブレット入力出来れば良いと思うのだが、価格的に難しいだろうなぁ。

 ということで、文章作成能力はこれまで通り期待できる仕上がりではない。

 FEP のクセが私と合ってないのもこれに拍車をかけているといえよう。

 と、否定的なことを書いているが、PC とのリンケージはかなり楽になった。
 デジカメ (このレンズ口径で MEGA PIXEL というのは、補正かけまくってそうだ) 機能が付いているという事もあってか、MiniSD カードが使用できるからな。
 本来、MiniSD はデジカメ機能のために付いているんだろうが、このレンズ口径ではデジカメの機能に期待するのは難しかろう。私は、ただでさえ極端な寄り画や引き画が好きなのだから。

 他にもいろいろといじくりり回した結果中々楽しめそうだという事だけはよく分かった。EZ ナビウォークは特に興味深い。
 しばらくは、このおもちゃを楽しめそうだ。




15日 [冷却作戦開始]

 季節に伴い我が部屋の室温も上昇している
 しかも、我が部屋は実に電気製品が多く、熱を出しまくっている割に通気性はあまり良くないという、熱帯地獄。

 昨年の関東は冷夏であったから問題なかったが、今年は順調に暑い。

 そして、昨年とは主力 PC の置き場所が違う我が部屋。

 昨年までは、両側面が開放空間だったが、現在の置き場所は片方が壁に接している。
 放熱能力に制限がかかっているのだ。

 この暑さの上に、この状況では PC に良くない!!筐体内の温度を強制的に下げるためにマザーボードの裏側にあたるガワを外し小型扇風機で裏側から冷やす作戦を開始


 これで、PC の置き場所をどうにか出来なくとも (するつもりではいるが)、なんとかなるか!?




16日 [ヤツが、帰ってくる!?]

 私が真面目に給料泥棒に勤しんでいた日中地元では落雷を伴う大雨で停電が発生

 それにともない、PC で実行中だった動画の再圧縮作業が強制中断。十ウン時間分の作業が天に召されてしまった!!!
 また最初からやりなおすのかっ!!

 くそう。さすがに再圧縮中に落ちるといいうのはどうしようもない。
 PC 本体とデータは無事だったので良しとするか


 それとは全然関係なく。
 本日発売の月刊「ゲームラボ」(UG/三才ブックス) 163頁床下の情報を伝えておこう。


 「もえたん」の続編が夏ごろ発売予定


 あの笑撃作が、帰ってくる!?




17日 [蜘蛛男 vs 蛸怪人]

 当然のことだが、映画館に行く。
 今月はつまっとるんですよ、本当の所。

 サム・ライミ「スパイダーマン2」☆☆☆☆

 正当なる前作の続きである。
 物語的にも、ビジュアル的にも。

 悪役が前作ほど魅力が無い(役者が、デフォーほど飛んでないからか?)のとどうしてもどうしてもヒロインが作中で語られてるほど魅力的に見えないのが欠点

 映画終了後、そのまま呑み会に突入。
 呑み会終了後、そのまま徹夜でカラオケに突入。
 そして私は燃え尽きた...

 この文章を書いている現在は、帰宅後一睡した後である。




18日 [堕落と墜落は字が似ている]

 特になにをするでもなく、映画の DVD 見直したり、撮りたまった TV 番組を見たり、スーパー銭湯で脱力したりしているうちに一日が終わる。


 堕落したすばらしい休日の過ごし方である


 それ故に、ここに書くことが無いのも事実なんだがな。




19日 [今度は机だったか!!]

 一度壊れた机を修理して使っていたら、その修理した部分が再び壊れた。
 これにより、机の機能に問題は無いが横の引出しが使い物にならん状況に陥った
 引出しの下の板だもんなぁ。合板だから釘も打てんし、一体構造だから引き出しだけ買いなおすことも出来ぬ。
 まぁ、小学生の頃から使用している勉強机であるから、寿命としてあきらめよう。

 先日崩壊した椅子も、家の中で廃棄待ちだった安い椅子を代用しており、代用開始時点で「んで、これはいつ崩壊するんで?」と聞きたくなるような有様の代物。
 合板の表面が捲れていたのを、ボンドで張りなおして使ってるのだ。

 もはや手は無い。

 映画館に行くのを中止し机と椅子を買いに行く


 安さ最優先!!


 しすぎて、机に引出しがついてない。
 どこかで引き出しだけ購入してこねばならんなぁ。




20日 [それにしても暑いなぁ]

 机交換のために発生したものすごい量のゴミの整理を進める
 部屋の掃除をするたびに、どうやってこの狭い空間に、大量の物が入っているのか理解できない状況に陥るなぁ。

 引出しの中身で捨てられないものは、とりあえずダンボール箱の中にぶちこむ。
 ダンボール箱の中の物は必要なものも少なくなく、早急な対策を考えねばならん。
 だが、引出しの無い足元が広々としている現状は実に気分が良く引出しを購入する意欲を失せさせているのというのはある意味最大の問題であると言える

 なにがしかの方法を考えるしかなさそうだ。




21日 [暑さでやられてテンションが上がりきらん]

 月刊「サンデーGX」(漫画/小学館) では、全体的に中休みの作品が多く、そんな中で相変わらず島本和彦「吼えろペン!」がぶっ飛ばしまくりで、ついに眠れる獅子 (!?) ボタQが立ち上がり、ヒーローはどーなんの!?という状況になった。



 「このままやらせん!!!」



 というラストカットはあまりにも強烈だ。
 しかし、それ以上に強烈だったのは、週刊「少年サンデー」(漫画/小学館) で最終回を迎えた久米田康治「かってに改蔵」




 よりによって「おめでとう」かよ!!!!




 見事に、現実回帰を唱えてるところまで同じだよ。
 あぁ、黒歴史が。黒歴史がっ!!!!




22日 [ついに発売!!!]

 私は、十ヶ月待った。
 一日千秋の思いで、十ヶ月待ったのだ!!!



 ジェームズ・キャメロン「タイタニックの秘密/3D プレミアム版」DVD 購入!!



 巨万の富を得て、私財を投入し、特殊カメラを開発し、全力で趣味に走ったキャメロン。

 その生き様、まさに漢!!

 男の生き様を焼き付けた、64分のアイマックス上映版...って、日本劇場公開版って45分じゃん!!同封のノーツによると、複数のヴァージョンが存在しているそうだ。
 それと、2D ながらより長い (2D だからこそ長く出来るってのが本当なんだが) 61分のロング版の DVD 二枚組。

 残念なことに劇場公開時の中井貴一によるナレーション音声は入っていない。別に撮り直したんだそうだ。
 出来の良い物だっただけに残念だ。

 あわせて、ピーター・ウィアー「マスター・アンド・コマンダー」の DVD も購入
 うむ。通常なら熱く語るだろうが、「タイタニックの秘密」の前には、コイツの魅力は激減だ。




23日 [ビデオより遥かに良く、ヒルムより遥かに落ちる。それが DVD]

 ジェームズ・キャメロン「タイタニックの秘密」2D ロング版を見る



 DVD(と、MPEG 圧縮)の欠点が丸見えになる一本であると言える



 そもそも、アイマックスヒルムは 70mm(厳密には、70mm 超)。最近の、ほとんどの映画で使用される 35mm よりもさらに解像度が高い代物。
 その映像が脳裏に焼き付いている上、映画はその性質上、薄暗い (それでも、これまでの海中撮影の常識を超える明るさなんだが) シーンがほとんどという MPEG 泣かせの代物。

 TV 放送用のマスタから起こしたと思しきジェームズ・キャメロン「海底の戦艦ビスマルク」ほどではないし、最近の DVD の中でも低クオリティという訳ではない。
 だが、あまりにも DVD には向かない画像であるが故のノイズと黒つぶれが目立つ代物である。



 それでも十分に凄い映画なんだがな



 それにしても、2D 版を見ると、つくづく 3D 向けに作られている作品だと言うのが分かるなぁ。




24日 [入ってるよ、その蹴り、入ってるよ!!]

 映画館に出撃する。
 まずは一本目。


 季相日「69 sixty nine」☆☆☆


 “青春とはロックとエロスとハッタリである”



 と、パンフレットに書かれているが、そのまんまな内容。
 懐古趣味の映画に陥ることなく、パワーだけで押し切った映画。

 「オー・チン・チン」や、「フランシーヌの場合は」の替え歌等、音楽の使い方が猛烈に面白いので、そういうネタを楽しめる人は、そういう部分だけで存分に笑える映画であると言えるが、全体としては、まぁこんなもんだろうという出来。



 ブラッチャヤー・ピンゲーオ「マッハ!」☆☆☆☆☆





 アクション映画は大切なことを思い出した!!!





 トニー・ジャー!!!





 漢だっ!!!




25日 [ブロック圧縮の限界]

 本日は引きこもって DVD を見る。

 ピーター・ウィアー「マスター・アンド・コマンダー」

 映画の評価は、映画批評の方で読んでもらうとして(ココ)、DVD の画質評価。
 結論から言うと、同日に購入したジェームズ・キャメロン「タイタニックの秘密」と合わせて映像の内容があまりにも MPEG には向いていなかったと思う

 流れが早く霧が深く薄暗い中でサプライズ号が進むという冒頭のシーンに始まって、ほとんど全編が薄暗い船内か海上。高画質を期待するのは、その時点で厳しい。
 最近の洋画 DVD に多い、ヒルムのざらつきを再現しようとした圧縮も裏目に出ているな。あれは画は柔らかくなるが、圧縮率は劇的に悪くなるから。

 来月公開のチャン・イーモウ「LOVERS」に備えて、チャン・イーモウ「英雄/HERO」を見直したりもしつつ、さて、まだクリント・イーストウッド「ミスティック・リバー」を見直す決心が付かんぞ。




26日 [面白電話]

 一ヵ月後に迫った SF 大会の新幹線の往復分の乗車券を、会社そばの某大手旅行会社に依頼していた。
 本日、仕事から帰ってくると、無事に確保されたという連絡が自宅の留守番電話に入っていた(私は、知り合い以外に携帯電話の番号を決して教えない)。


 と、母親が言った。
 そしてそのまま続けた

 「ものすごく面白いから、まぁ聞け」


 最初は冷静に話していた女性が一回噛んであせりまた噛んでパニックに陥って噛みまくりあげくに留守番電話の録音時間をオーバーして途中で切れ慌てて電話をかけ直してきていきなり謝罪から入るその電話は確かに面白い!!

 それだけ混乱しながらも、最期まで言葉遣いが崩壊しないというのもまた面白い。
 非常に笑えるメッセージであった。




27日 [会社にて]

K「“せかちゅう”ってあるじゃん」
私「あぁ、後ろ向き人生爆走のウジウジ男が過去を語るアレか」
K「最初聞いたときさぁ」






 「ピカチュウとかぶってポケモンのキャラかと思ったよ」






 いや、それは無いだろう。
 つーか、私にどう答えろと!?

 それにしても、あの本いまだに売れてるんだよね。きっと売上が落ちてきたら文庫本になって、もう一回売るのだろう。この出版不況に、恐るべきことだ。
 映画もギリギリまで売れてたし(都内では、リバイバル系の映画館でまだやってる所を見ると、まだそれなりに人が入っているのか?)。
 心の底から「誰かあのウジウジ野郎のどこが良いのか親切丁寧に教えてくださいと」思うのだがいや実際説明してくれた人もいるのだが残念ながら私には理解の範疇を超えているとしか言いようが無い

 恋愛感情なんざ、嫉妬やら妬みやら嫉みやら独占欲やらも交じり合った清濁グチャグチャなものであるからして、キヨラカなジュンアイなんざケッ!!!と思ってる私のような薄汚れた人間には理解できなくんて当然なのですか!?




28日 [欲望だけが!!]

 計算できるのは学校で習ったから
 読み書きが出来るのも学校で習ったから
 パソコンも習わなければ出来るようにはなりません


 力説するパソコン教室のチラシを見た
 小学校時代に MSX のマニュアルと、今は無き月刊「マイコンベーシックマガジン」(コンピュータ/電波新聞社) で基礎を覚え、高校時代に n_2 と hirolyn らの技術を“盗んで”パソコンを覚えた私に対する挑戦か!?

 世界の PC が MS-DOS に支配されていた頃。
 “中身を知らずばゲームは出来ず”だった頃。

 パソコンは人から教わるのではなく、自力で覚えるもんだったぞ!?



 “ゲームをする”



 その欲望のために!!
 今でも思い出すとも。id software「DOOM」(FPS/MS-DOS) を起動させるための苦闘を!!!
 ショットガンを乱射できるまでの、あの苦闘を!!!


 必要なのは学校じゃない
 欲望だけがパソコンを覚えさせる!!!!
 そうだろう!?




29日 [常識を超越した映画]

 本多猪四郎「妖星ゴラス」を、えらい久しぶりに見ている。

 謎の惑星が地球に接近。衝突を回避すべく人類は空前絶後の大計画を開始する!

 と、いうところまでは「アルマゲドン」か「ディープ・インパクト」の原作か!?と思うような代物だが、南極にロケットエンジンをくくりつけて地球を軌道からそらすという逆転の発想は、破壊力がありすぎてハリウッドごときでは思いつかんかったのだろう。


 他にも、科学考証?なんじゃそりゃ!?と言わんばかりの飛びっぷりは円谷空想科学映画の面白さを存分に堪能させてくれると言える


 この映画、DVD を購入するかどうか迷っていたんだが、スカパの日本映画チャンネルでやっていたんで録画して入手。
 舛田利雄「首都消失」や松林宗恵「太平洋の翼」、万田邦敏「宇宙貨物船レムナント6」も放送するので、さまざまな理由から購入を見送らざるを得なかった DVD や、そもそも DVD 化されていない映画の入手に関して、かなり強力な援護射撃となっているな。

 おっと、「戦艦大和」なんぞも放送するのか。
 8月は埋まってる戦争映画、放送しまくりだな。
 ところで、「太平洋の嵐」も「太平洋の翼」もやるのに、「太平洋の鷲」だけやらないのはなぜだ!?太平洋三部作の最初の一本だなのに!




30日 [白のフロンティアは、まだ関東では出てない...よね?]

 食玩「王立科学博物館 series2 [黒のフロンティア]」購入
 「series1」での実績を考えて、いきなり良識的大人の大人買い。


 開けた一発目でオニールの「島三号スペースコロニー」っ!!


 「機動戦士ガンダム」に出てくる開放型コロニーとして有名なスペースコロニーだ。
 組み立て式故ではあるが、ミラーが一枚だけ外された状態で箱に入っているあたり、「星の屑作戦」で地球に落下中のサイド4 「アイランド・イーズ」ではないかと邪推させてくれるな。

 他にも、秋山豊寛の「これ本番ですか?」で有名なロシアの宇宙ステーション「ミール」(当時はソ連だったが) や、数々の発見で有名になっている宇宙探査機「ボイジャー」等、今回も非常に魅力的なラインナップだ。

 また、意味もなく合成写真でも作るか!!




31日 [今日は長いぞっ!]

 今日はもちろん映画館だ。
 明日は、ちょっと、どうなるか分からんのでな。

 アントワン・フークワ「キング・アーサー」☆☆


 何がやりたいんだか全然わからねぇ


 せめて、主要二人、アーサーとランスロットを有名な、看板として使えるような役者を持ってきて、その二人を見せるような作り (最近では「トロイ」) にしちまえば面白かったかもね。


 アンドリュー・アダムソン/ケリー・アズベリー/コンラッド・バーノン「シュレック2」☆☆☆☆☆
 相変わらず毒まみれのおとぎ話。

 長靴を履いた猫がサイコー!!
 つーかバンデラス。実写とキャラ変わらんくてぶっ飛ばしまくり。大爆笑必至!!


 そして月末恒例企画に。

 来月期待の映画と言えば、まずはそう、コイツだろう。
 マイケル・ムーア「華氏911」
 主演、ジョージ・W・ブッシュと書くあたり、相変わらず狙いのはっきりした確信犯ぶりを発揮するぶっ飛び男マイケル・ムーアの新作。予告編が、相変わらず、すんげぇことになっている...

 同じくらい期待しているのが、チャン・イーモウ「LOVERS」
 驚異的な色彩で観客を魅了した「英雄/HERO」のメインスタッフが再び集結。今回は、前作よりもさらにアクション色を薄めているとの事だが、欧州では「英雄/HERO」以上の高い評価を得ているとの事。期待が高まる。

 微妙な予告編で私を躊躇わせているのがジョナサン・フレイクス「サンダーバード」
 メカデザや服装に関しては目をつぶるとして、なんというか、その、な?

 スティーヴン・フリアーズ「堕天使のパスポート」
 「アメリ」で一躍有名になったオドレイ・トトゥー主演の映画。
 ロンドンに不法移民している難民が、仕事中に偶然、仕事先の悪事を知り、パスポートために取引をするが...という話らしい。イギリスで不法移民が社会問題になっているのはっているが、そういう社会背景を画いた作品なのだろう。たぶん。

 マイク・ニューウェル「モナリザスマイル」
 全米一、保守的な大学にやってきた先進的な考えをもつ女性教師の奮闘を画いた作品らしい。
 予告編を見る限り、「今を生きる」の女性版(しかも最期は教師も無事に生き残る)か?

 デヴィッド・トゥーヒー「リディック」
 実は「ビッチブラック」の続編なんだが、低予算 SF 映画なので知名度が無いためか、チラシにも予告編にもその記載は無い。
 予告篇を見る限り、真面目に作ってれば面白いかもしれないけど、ハズしてたら悲惨なことになりそうだと言えよう。

 ニコラス・ローグ「美しき冒険旅行」
 一部で、その映像的な美しさから話題になっていた名作がリバイバル公開。テアトルさんは、名作のリバイバルをやってくれるのは良いのだが、出来れば邦画の名作もやってほしいなぁ。放映権的に難しいのだろうか?

 邦画では、来月は一本しか期待作品が無い。
 カンヌ国際映画祭で、映画よりも有名になった“彼”が出ている映画、是枝裕和「誰も知らない」
 実際にあった子捨て事件をモデルにした映画。この手の映画って、私には好みじゃない場合が多いんだよね。なんつーか、毒が足りないことが多い。

 よもや鈴木雅之「NIN NIN 忍者ハットリくん」を期待するわけにも行かず、まだ見ていない大友克洋「スチームボーイ」はあるが...他に見たい邦画が全然思いつかん。来月の邦画は中々に厳しい。
 ちなみに、本日から始まったリシャール・ベリ「ぼくセザール 10歳半 1m39cm」等、実は今月始まってまだ見てない作品も有り、邦画は無くとも来月の映画館は十分に暑い状況であると言える!!

 来月は SF 大会もある = 時間が無いというのに!!
 遊びの時間はまるで足りない!!




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