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新日記

2007年 7月

 
 1日 [「ゾディアック」「キサラギ」「プレステージ」劇場にて鑑賞]

 今日は、もちろん映画館へ。
 やる気満々の、怒濤の三連発っ!!!

 まずは壱発目。
 デヴィッド・フィンチャー「ゾディアック」☆☆
 実際の未解決事件を元に作り出した物語は、迫力もあるし、演出も、最後の方までがんばっている。
 んが、登場人物の描写に、丸投げの部分があまりにも多い。
 必要ないなら描写しなきゃいいのに。ゾディアックの犯行については、それをやっているのだから。

 その差15分で弐発目。
 佐藤祐市「キサラギ」☆☆☆☆
 自殺したB 級アイドルの一周忌にあつまったファンの5人を描いた作品。
 まったく期待していなかったと言うこともあるのだろうが、大爆笑。物語をたたむ段階でややもたつくのと、元が舞台用に書いた脚本と言うこともあって、舞台用だなぁと思う部分があるのは残念だが、それをさっ引いても十分に面白いと言える出来であった。
 こういう事があるから映画館通いはやめられない。

 さらに僅か10分で参発目。
 クリストファー・ノーラン「プレステージ」☆☆
 途中まではものすごく面白いんだけど、最後に失速してコケたというのが正直な感想。
 物語が破綻しているわけで無し、演出が崩れるわけで無し、役者のやる気がなくなるわけで無し、最後のマジックのトリックに、問題がありすぎるだけである。
 ニコラ・テスラの名前が出てきたので不吉な予感はしたのだがな。

 四発目も行けるが、明日からの仕事に決定的な影響が出るのは必至。
 参発でやめておくのが吉というものだろう。
 撤収っ!!



 
 2日 [映画のチケット確保]

 会社の側にある映画館を襲撃し、今月の映画チケットを購入しようとするも、どちらも売っていなかった今日この頃。
 吉田大八「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」は、渋谷「シネマライズ」の指定券しか見たこと無いのだが、もしかしてそれしか出ていないのだろうか?
 それとも、一週間前で売り切れたのか?

 謎は尽きないが、売っていない以上、仕方ない。
 何も買わずに撤退。
 ちなみに映画の公開時間が合わないので、本日は何も見ない。

 地元の「チケットぴあ」で、前田哲「ドルフィンブルー」の前売り券 (全国券) を購入。

 若干手に入っていないチケットもあるが、来週の GW (怒濤の代休とも言う) の準備はだいたい整った。
 ついでに、SF 大会の宿 (二泊だけだが) も、無事に確保できた。

 遊びの準備は整っている。
 さぁ、次の遊びのために。
 次の次の遊びのために、がんばって仕事を乗り切るぞっ!!!



 
 3日 [月刊「ナショナルジオグラフィック」購入]

 会社帰りに地元の本屋襲撃。
 月刊「ナショナルジオグラフィック」(日経ナショナルジオグラフィック社/自然科学)購入

 最近、地球温暖化と海外移動者の増大に伴って、流行域が拡大しているというマラリアの特集らしい。
 個人的に気になるのは、米国版「万里の長城」の特集だな。
 メキシコとの国境フェンスのことだろう。

 B 級映画ファンなら、ローランド・エメリッヒ「デイ・アフター・トゥモロー」で、現在とは逆に「米国からメキシコへの難民」が乗り越えようとしていたシーンを思い出す事だろう。

 ・・・思い出せっ!!!



 
 4日 [ヘッドホン購入]

 ブチ壊れたヘッドホンの変わりを求めて、会社帰りにaudio-technica「ATH-T44」購入

 店頭で、同価格帯の物をいくつか視聴。
 視聴には、フルオケの曲をかけてくれた方が分解度や定位が分かるのだが、なぜかガンガンのロック。
 こんなんじゃ分解度も定位も分かったもんじゃない。

 ま、低価格ヘッドホンの性能などたかがしれているし、PC に繋いで使うのだから、あまり高性能な物を買っても意味がない。
 選んだ理由は、ほぼ「何となく」。

 さぁて、これで帰宅後に映画を見られるようになるぞ。



 
 5日 [本屋で漫画本をまとめて購入する]

 帰り際に、本屋を襲撃。
 ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」16巻(小学館/漫画)、作・七月鏡一/画・藤原芳秀「バグズ」3巻(小学館/漫画)、藤田和日郎「邪眼は月輪に飛ぶ」(小学館/漫画)をまとめて購入

 SF と、アクションと、ホラーと内容は異なるが、全体的に、殺伐とした組み合わせだ。

 「鉄腕バーディー」は、第弐部が終了。
 これまで臭わされていただけだった、日本政府が人体改造実験を行っていた (黙認していた) かがほぼ確定的となる。
 次の問題は、日本政府がどこまで知っているのか?という話だろうか。
 第参部で、そのあたりがちょこちょこと明かされて行きそうではあるが、さて。

 「バグズ」は、これにて完結。
 B 級アクションホラー映画の作り方を丁寧になぞりつつ、原作者定番のミリタリー要素を多分につっこんだ結果、なんとも形容しがたい独特の作品に仕上がっている。
 それにしても、終わったと思った直後の「さらなる一発」が強烈だ。
 そうよ、これが B 級アクションホラーというものよっ!!
 嬉しくなっちゃうね、こういう作品を読むと。

 「邪眼は月輪に飛ぶ」は、単発物。
 たとえカメラ越しであっても、その視線に捕らえられた物は死ぬ、というフクロウ「邪眼」を追う狩人の物語。
 「自然の前でかしこまれ」「獲物の前で畏れろ」というのは、「うしおととら」の時から続く描写だ。藤田和日郎らしい作品であった。
 同じ登場人物で、続きが読みたいが、書かんかね。



 
 6日 [DVD まとめて入手]

 本日より、GW に突入。
 世間に遅れること弐ヶ月。だが、無事に突入っ!!

 てなこととは何の関係もなく、帰りに変化球により秋葉原襲撃。
 フーベルト・ザウパー「ダーウィンの悪夢」の DVD 購入
 さらに、これまでの累積ポイントを使ってアレックス・ギブニー「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」小松隆志「幸福な食卓」の DVD 入手

 「ダーウィンの悪夢」と「エンロン」は、追いかけているものはまったく違うが、ドキュメンタリ映画。
 そして、どちらも未見で購入に踏み切った作品でもある。

 「幸福の食卓」は、買っても買わなくても、と思っていた作品だが、それだからこそポイントで入手。
 ま、GW 中かその後にゆっくり見て行くとしよう。



 
 7日 [「市川崑物語」DVD 見了]

 岩井俊二「市川崑物語」DVD 見了

 「岩井俊二が紡ぐ、市川崑という神話」とでも表現しようか。
 ほとんどが、文字と写真で構築され、再現ドラマさえほとんど使わずに作られる、異色のドキュメンタリ映画。
 なにせ、大正時代に始まり2006年にいたるまでをナレーション無しでやってのけるのだ。

 さらに、岩井俊二は更正に"市川崑"という物語を紡ごうとしない。
 市川崑の中で、おそらくは岩井俊二の中で、ほとんど神格化されてしまった和田夏十への思いも、神格化されたまま描いてしまう。

 凄い映画だが、見る人は選ぶね。
 文字を多用した演出と、極端に偏った、そして偏っていることを隠そうともしない制作姿勢を肯定できる人が見れば、それで十分だろう。



 
 8日 [「ロケットまつり13」]

 本日は、午前中を本棚の整理に費やし、午後から出撃。
 参加するは「ロケットまつり13」

 「不吉だ」という松浦晋也の言葉通りというべきか、内容もすさまじい物に。

 そう、それはまさしく「とても筆では書けない」内容であった。

 今まで以上に、オフレコの嵐だったからねぇ。
 写真も大半は「決して表に出さないように」だったし。

 いやはや。
 やっぱり、「ロケットまつり」は現場に来てこそですな。



 
 9日 [体力大消耗日]

 本日は、車をぶっ飛ばす。
 走行距離200km。全部下道。

 運転する人なら分かるかと思うが、過酷な事であると言えよう。

 だが、疲れた以上に、帰り際にものすごく悲しい気分になる事態に直面した。
 良いこともあったが、悪いこともあり、悲しいこともあり、失敗したこともあり。

 まぁなんだ、人生の喜怒哀楽を体験した一日であると言えよう。

 なお、現在乗っている車、ダイハツ「ミラジーノ」での長距離運転は今週末で最期になる予定。
 次は、新しい“彼女”だっ!



 
10日 [「傷だらけの男たち」と宇宙食]

 本日は、通常通りに起床。
 かなり疲れている。
 この疲れっぷりは、昨年の SF 大会明けの仕事を思い出させるな。

 午前中は、本処分によって出来たすき間を無くすべく、本棚の整理。
 これで、床に広がる膨大な量の本が減れば良いのだが、そうは問屋が許さない。

 おもわず整理すべき本を読み始めてしまい、時間を失う。
 良くあることだっ!!!
 昼食後、速やかに出撃。

 本日の第一目標。
 アンドリュー・ラウ/アラン・マック「傷だらけの男たち」☆☆☆

 アルコール中毒の元刑事と、彼の、刑事時代の上司が、殺人事件を捜査するために再び組む、という話なのだが、この二人の話に寄りかかりすぎて、他の伏線を蔑ろにしすぎている。
 緻密な物語で、観客にとんでもない衝撃をもたらした「インファナル・アフェア」の監督作としては、凡庸な出来だと思う。


 第二目標。というか本命というか。
 「JAXA シンポジウム2007 −探る宇宙、食べる宇宙−」に参加する。

 あの人、「ロケットまつり」で見たことがあるなぁ・・・という人を、数人見かけるのは御愛敬。
 驚いたのは、小学校3〜5年生くらいの子が何人かいたことだろうか。
 親が好きなのかね。

 まずは最初のトークセッション「「かぐや」が説き明かす月の起源と進化」。
 2012年打ち上げ予定の露西亜の探査機「ルナー・グローブ」に、LUNAR-A の、主目的であり、同時に開発難航により計画を破綻させたペネトレーターを搭載するという話になっているらしい、というのが目新しいくらいで、他は今まで出てきた情報ばかり。
 去年の「セレーネシンポジウム」(あのときに「LUNAR-A」凍結を初めて聞いた) 参加者としては、ものたりない内容であった。

 次のトークセッションは、「日本の有人宇宙活動は新たなステージへ 〜宇宙のくらしと宇宙食〜」。
 宇宙食の歴史に始まり、日本独自の宇宙食にいたるまでの概略説明。
 こちらも、その大部分は様々なメディアで公開されている代物だ。
 寿司や刺し身の宇宙食化に取り組んでいる人がいる、という話は思わず身を乗り出したが、いるという段階で終わり。どんな取り組みをしているのかは明らかではない。
 生魚を、どうどうやって宇宙食にするのだろうか。
 また、食料庫としての冷蔵庫/冷凍庫が無いので、生鮮食品は補給船が来てから三日程度しか持たないという話はあるが、食物を栽培する実験の話がやはりない。「ミール」ではやっていたらしいのだが。(立花隆/秋山豊寛「宇宙よ」によると、どうもロシア人は栽培して食べていたらしい。このデータを活かすべきだと思うのだが)

 突っ込みが足りない印象だ。

 最後は、ある意味、真打。
 認定宇宙食の試食会。
 片っ端から食べつつ、片っ端から話を聞く。
 ほとんどが、市販のレトルト食品を改造したものだということなので、おもにその差について。
 詳細はさておくが、一部で話題になった日清カップヌードルの試食は、抽選をくぐり抜けたのでできた。
 毛利さんだったか、自分の分を確保するために隠したという噂のカレーは抽選により落選した。

 ここには、その感想だけ記す。
 スープはかなり粘度が高い。微少重力環境下で飛び散るのを防ぐためだろう。
 味も、相当に濃い。
 他の会社の方が言っておられたのだが、塩分の取りすぎにならない用に味を作る必要があり、味付けは難しいという事なので、かなりの工夫がある物と思われる。
 面白いのは麺で、完全に一口サイズに固まったまま柔らかくなっている。
 ISS では沸騰した100度のお湯が使えないためか、作るのに5分 (しまった、使っているお湯の温度を聞き忘れた) かかるそうだが、濃い味で、一口サイズで、「間違いなく日清カップヌードル」だという味を生み出していた。
 日本のレトルト食品は、世界的にも高い評価を得ている。
 宇宙食でも、その技術は確かに活かされていると感じる一品であった。

 一通りの試食後 (全29品)、速やかに撤収っ!



 
11日 [「犯人に告ぐ」「Genius Party」を見る]

 通常通りに起床。
 蒸し暑いな、今日は。
 天気も悪い。自転車でちょっと走りたいのだが、これでは無理だ。

 先日、wowow で放送していたのを録画した映画を見る。

 瀧本智行「犯人に告ぐ」☆☆
 劇場公開前の特別先行放送。(河瀬直美「殯の森」も BS-hi で先行放送していたものを録画したのだが、まだ見ていない)

 説明不足で崩壊しているミステリーほど悲しい物はない。
 原作の要素を、もっと厳選して抜き出さないと独立した作品として成立しないぞ。

 録画したドラマ (「ナイトライダー」は面白いなぁ) やらアニメ (「徹子の旅」は狂っていて良いなぁ) やらを見つつ、時は過ぎる。
 夕飯を食べてから、今度は映画館へ。


 島敦子/河森正治/木村真二/福山庸治/二村秀樹/湯浅政明/渡辺信一郎「Genius Party」☆☆☆

 短編集ということもあって、☆☆☆☆から理解不能まで、中身にかなりのばらつきがある。
 同時に、よくまぁこれけの短編を一本の映画として公開するなぁと思う出来であった。

 河森正治と渡辺信一郎の作品は、このまま長編版を作って欲しいのだが・・・無理だろうなぁ。
 見たのはレイトショー。
 悲しいかな本日の上映は終了だ。
 撤収っ!!



 
12日 [「アポカリプト」「舞妓 Haaaan!!!」劇場にて鑑賞]

 気温はともかく、湿度が高い。
 部屋にいると、蒸し風呂のようだ。

 ということで、夕方、時間にはかなり早い状態で出撃。
 映画館で、前売り券を当日券に引き替え、ほとんど人のいないロビーで、机の上にポータブル DVD プレーヤーと W-Zero3 を広げて時間をつぶす。

 ユビキタス社会万歳!?

 まずは一発目。
 メル・ギブソン「アポカリプト」☆☆

 PANAVISION のロゴも KODAK のロゴも ED クレジットに出ていると言うことは、ヒルム撮影なんだよね?にもかかわらず、妙に視界深度が浅いし、ライティングも悪く、TV ドラマのような画を見せられる。
 物語そのものも、深読みしようと思えば出来るけど、そんなたいした内容じゃないように思える。(深読みすると、本気なのか冗談なのかから考察しないといけない)

 微妙な出来の映画であった。

 もう一本見ようと思ったのだが、時間を勘違いしていたようだ。
 そうか、字幕じゃなくて吹き替えなのか。21時過ぎての開始だから、てっきり字幕なのかと思っていたのだが・・・
 おぉ、映画館のポイントが貯まりまくっている。ここは一発、どうでも良いような映画でも見ておくか。

 追悼、植木等。
 水田伸生「舞妓 Haaaan!!!」☆☆

 個々のネタは笑えるが、それが全体の流れを生み出さないため、終わった後に「で、なんだったの?」としか思えない仕上がり。
 後半で、突如としてシリアスな話が入り込んだり、中途半端に丸く治めようしたりするのも、典型的な駄目邦画。
 真矢みきが、いかにもヅカ出身の歌い方、踊り方で笑わせてくれるのと、予告編でもポスターでも扱いの小さい (けど、本編では事実上メインヒロイン) 小出早織ががんばっていたので一点追加しとくけどね。
 植木等の遺作としては、あまりにも悲しい出来だ。

 最終上映で、次の映画も無い。
 不完全燃焼極まっているが、撤収っ!!



 
13日 [忙しいんだか暇なんだか]

 やらねばならないことを一気に片付ける。
 郵便局と銀行と役場とその他を回る。

 夕方から映画館へ・・・行こうかと思っていたのだが、銭湯へ行く。
 平日の、まだ夕方だからだろうか。
 非常に空いている。

 帰宅後、撮り溜めてあった TV 番組を見たりしていると時間が過ぎ去る。
 ま、そういう日もあろう。



 
14日 [台風により、やる気零に・・・]

 映画館に行こうかと思っていたのだが、台風接近中につき引きこもり状態に突入。
 「Wii スポーツ」で、1時間ばかりボクシングをやってヘトヘトになったり、DVD を見たりしているうちに、一日が過ぎ去る。

 あぁ、あえて日記に書くようなことが何も無い・・・

 変わりに映画批評一本追加ってことで、お許しをっ!



 
15日 [久しぶりに PC 不調ネタ!!]

 台風が来る、ものすごいヤツっ!!

 と、勢力の強い台風が来るたびに歌っているのはただの事実だ。
 THE BLUE HEARTS ファンなら誰しもがそうだろ!?な?そうだと言ってくれっ!!

 台風で、電車も順調に乱れており、出かける気も失せたので、素直に引きこもる。
 クリント・イーストウッド「父親たちの星条旗」。
 クリント・イーストウッド「硫黄島からの手紙」。
 連続鑑賞。

 疲れる・・・

 そしてこの後、とんdねもない悲劇が私を襲った。
 プロジェクタで映画を見た後、作業しながら、久しぶりにジョン・マクティアナン「レッド・オクトーバーを追え!」でも見ようかと、我が補助 PC「天山」のマルチドライブに DVD を入れる

 シークしているが、ディスクを認識しない?

 再挑戦。

 駄目。

 再々挑戦。

 ・・・読んだ。

 その後、イロイロ試した結果、2/5 程度の頻度で、DVD ディスクが読めなくなるようだ。
 CD は毎回読んでいるので、DVD の読み取りレーザーがおかしくなったと見るのが正解だろう。

 Plextor「PX-716A」は、もう丸三年使用している。
 その間、かなり酷使している代物だ。
 ま、「天山」は、そろそろ全面更新せねばと思っていたので、それまでだましだまし使って行くとしようか。
 予備のドライブもあるから、最悪付け替えても良い。

 「天山」の更新、ちょっと本気で、かのうな限り速く行う必要が出てきたな。
 実は HDD も、年数から逆算すると危険・・・



 
16日 [自転車に乗り、明日の日常に備える]

 台風が過ぎ去り、晴天・・・とは言わぬが、とりあえず外で動ける程度には天候が回復している。
 なによりも、風がないのが良い。

 自転車で出撃。
 小口径車の方が運動量が多かろう、ということでBianchi「Mini VELO-8」。
 25km を、時々写真と撮りつつ90分で走る。

 この時期、地平線まで田圃の続く地元は、緑一面。
 気持ち良く走ることが出来た。

 一休みしてから銭湯へ。
 脱力しつつも、今日で GW が終了かと思うと気が重い。

 だがしかし、遊ぶためには働かざるをえん。
 一ヶ月ちょっと働けば、今度は夏休みだっ!!
 SF 大会に向けて、がんばるぞっ!!!



 
17日 [「絶望先生」購入]

 本日より日常に復帰。
 復帰初日から全力運転というのは、覚悟していたが、つらい。

 だが、遊びのためには働かねばならぬっ!!
 気合を入れて頑張るぞっ!!

 気合を入れて、会社帰りに本屋を襲撃。
 久米田康治「絶望先生」9巻(講談社/漫画)購入

 まさかアニメ化するとはっ!!という漫画の新刊。
 相変わらず、毒に始まり毒に終わる。実にマニアな漫画だ。

 なお私は、アニメは月末からの CS 放送待ち。うち、U 局は入りが悪いものでな。



 
18日 [電波時計購入]

 帰りがけに、某大手家電チェーン店のワゴンセールでみつけた、カシオの電波時計を購入する。
 ハイベットを使用していると、空間利用効率と共に、物体の落下破壊率も上昇するのだ。
 うむ。仕方あるまい。

 ワゴンセールとは言え、アナログ時計よりも安い電波時計ってのもすごいな。

 ついでに三洋「DMX-CA65」(デジタルムービーカメラ) の現物を見たかったのだが、置いていないようだ。
 残念。

 いや、ワゴンじゃなくてね。通常展示に無かった。
 念のため。



 
19日 [「サンデーGX」購入]

 月刊「サンデー GX」(小学館/漫画)購入

 原作:尹仁完/作画:梁慶一「新暗行御史」
 ・・・次回最終回!?
 もうちょっと引っ張るかと思っていたのだが、そうか、次回最終回か。
 ちょっと、いや、かなり驚いたぞ。

 つか、マルレーネと春香の戦いが無いのはどーゆーわけだっ!!!!

 広江礼威「BLACK LAGOON」
 表紙はメイド二人で、いわゆる"萌え系"を想起させる代物だが、実際には剣呑な話になる。
 ロベルタなんぞ、ついにメイド服を脱ぎ捨て、戦闘服で登場。もちろん目は死んでいるし、"若様のロベルタ"ではないので眼鏡はしていない。
 もっとも、ロベルタよりも、切れ始めたロックの今後が楽しみなんだがな。

 宮下裕樹「正義警官モンジュ」
 主人公の、相変わらずのエロ暴走から始まり、最後はロボットと人間の友情に漢泣きさせるってのは、上手いなぁこの作者。
 そっからもう一回落とす手腕もさすがだ。

 とりあえずは、こんなもんか。
 あ〜、しまった。GX はコミックも出ているんだった。ついでに買ってくるんだった・・・



 
20日 [漫画本二冊購入]

 昨日忘れた漫画を買うべく、本屋を襲撃。
 宮下裕樹「正義警官モンジュ」4巻(小学館/漫画)、やまむらはじめ「神様ドォルズ」1巻(小学館/漫画) 購入。

 やまむらはじめ は、「神様ドォルズ」を書き始めてしまったと言うことは、「境界戦線」の前史を書く話は無しになっちゃったのかなぁ。
 あれはあれで好きだったのだが。

 最近は新刊チェックしていない文庫本も見たいのだが、いかんせん閉店時間は迫っている。
 目的の本のみ押さえ、早々に撤収っ!!



 
21日 [宇宙科学研究本部相模原キャンパスの一般公開]

 宇宙科学研究本部相模原キャンパスの一般公開に行く

 「はやぶさ」で盛り上がった昨年に比べると、ちょっと人が少ないかな。
 今年は予想通り、今度打ち上げられる「かぐや」の展示が多い。

 けどこれ、内容が昨年の「SELENE シンポジウム」とほとんど同じだな。
 使っているパネルも使い回し。

 シンポジウム参加者を考えると (宇宙開発関係者か、マニアばかりのはず)、ここで一般向け展示として行うのは当然だが、参加者からすると目新しい情報がないという事にも繋がってしまうのは残念だ。

 それにしても、かなりの場所を割いて展示している「かぐや」が、昨日発表の JAXA プレスリリース「かぐや(SELENE)の打上げ延期について」を喰らっているのは悲しい。
 原因が、コンデンサの極性が逆に取り付けられていたなどという (間抜けな) 事態ってのも、なんだかねぇ。

 説明していらっしゃった方も「愕然とした」そうな。

 太陽観測衛星「ひので」と、赤外線天文衛星「あかり」の、現状に於ける最新データと、その解析方法、そこから分かることなども非常に面白い。

 だが、今年の展示で一番興味を持てたのは、小型高機能科学衛星「れいめい」の展示だ。
 民生部品を活用し、短時間で高性能、かつ小型の衛星を安く作るという計画の元で開発された衛星という意味では、旧 NASDA の「μ-LabSat」と似ているという印象を受けた。
 もっともこちらでは、そのままオーロラの科学観測に投入されているわけだが。

 興味深いのは、充電電池にリチウムイオンを使っていることだろうか。
 性質上、保存温度が高いほど劣化が早く進むので、熱設計そのものはシビアになるはずだ。
 解説の方は、残念ながら熱設計に関しては詳しく知らないという事だったが、個人的には興味深い部分だ。

 昨年に続く「イオンエンジン」の展示も、あまり変わった部分はない。

 というのが見た目だった。
 解説の方が「はやぶさ」の現状やら、「はやぶさ2」への課題やら、「はやぶさ Mk2」への課題やらを、非常に丁寧に、かつ分かりやすく説明してくれるおかげでとんでもなく充実した空間となる。
 まさかここで、「はやぶさ」関連情報を一挙に入手できるとは思わなかった。

 他は、昨年と比べて、細かい内容の充実はあったものの、あまり大きな変更はなかったように思う。
 おれでも、十分な情報を得ることが出来た。

 正直、体力的にギリギリの状態での出撃だったが、実に充実した一日であった。



 
22日 [脱力。そして・・・]

 出かけるつもりだったが、体力はそれを拒否した。
 さすがに、休み明けの全力仕事の後に、一日中歩きっぱなしは身体に悪かったようだ。

 やらねばならん事はあるが、急がねばならん事柄はない。
 今日は脱力すると決め、購入するだけ購入して、そのまま放置してあった TOPEAK「モジュラーケージEX」(ボトルケージ) を、我が自転車 Bianchi「Mini VELO-8」に取り付ける。

 知人からの中古購入した時に付いていたボトルケージは、Φ74mm 専用だったのだが、「モジュラーケージEX」はΦ53〜74mmまで、工具を使わずに調整できる物だ。
 試すのは来週以降になるだろう。

 今は自転車に乗るよりも、横になって明日からに備えたい・・・



 
23日 [発掘されし曲たち]

 部屋の掃除中に発掘された CD を片っ端から MP3 に変換。
 iPod で聞きつつ、本文を書いている。

 THE HIGH-LOWS「Tigermobile」なんて、買ったころはいまいちだと思っていたが、今聞くとなかなか面白いアルバムだ。
 音楽嗜好の変化は、THE BLUE HEARTS「DUG OUT」を聞いていても思うわけだが (あれも、当初は何が良いんだか分からんアルバムだった) な。

 出た当初繰り返し繰り返し聞いていた真島昌利「人にはそれぞれ事情がある」は今でも楽しいので、変わったというより、幅が広がったというのが本当のところだろうか。 
 あぁ、「カレーライスにゃかなわない」(今晩はカレーライスだ、さぁ作るぞっ!!というだけの歌) は、いつ聞いても楽しいなぁ。

 うわぁっ!!「日本ブレイク工業」社歌だっ!!



 
24日 [空しすぎる間違い]

 会社帰りに地元の本屋を襲撃。

 ぬわぁっ!!今日はまだ24日なのかっ!!!
 月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線) の発売日だと思っていたぁっ!!!

 とりあえず新刊棚をチェックするも、めぼしい物はない。
 当然といえば当然か。元々、ここの本屋はあまり量がないからねぇ。
 雑誌と漫画はそれなりに充実しているが、文庫本、単行本の量は少ない本屋だからねぇ。レンタルビデオ店併設なので、やむをえんのかもしれんが。

 レンタルビデオでも、借りても見る時間無いしなぁ。
 録画して見ていない TV 番組やら、買うだけ買って封も切っていない DVD やらが積まれている現状では、「他にやること有るだろうっ!!」という状態だ。

 すべては己の責とは言え、駅から自宅方向とはまるで正反対の本屋を襲撃し、何の成果もないこの悲しさはいったいなんなんだろう・・・



 
25日 [「BLACK LAGOON The Second Barrage」見了]

 会社の往復で、ポータブル DVD プレーヤーを展開。
 TV アニメ「BLACK LAGOON The Second Barrage」DVD 12巻見了

 原作コミックとは最後への展開がやや異なるが、変更したがゆえにスピード感は増している。
 無論、犠牲になっている部分はあるが、アニメが“動”画である以上、この変更は正解だと思うね。

 あまりにも悲しく、残酷な新宿篇とともに、アニメシリーズはこれにて完了。
 現在原作で進行中の物語は、この新宿篇を受けて「変わらざるを得なかった」男が描かれているが、次のアニメは、ないだろうなぁ。



 
26日 [世界最速の、愛すべき爺様の物語]

 予定がガラガラと崩れる。

 計画変更いつでもそうだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!

 と、いつものように THE BLUE HRARTS を歌い、空いた時間に無理矢理、秋葉原襲撃。

 ロジャー・ドナルドソン「世界最速のインディアン」ゴッド・オブ・スピード・エディションと、OVA「Freedom」4巻購入

 私が2007年お気に入り映画の一本に入っている「世界最速のインディアン」は、限定版のみ二枚組。(通常版は本編ディスクのみ)
 モデルになったバート・マンローのドキュメンタリも入っているようなので、楽しみに見るとしよう。

 「Freedom」は、 MS の謀略により Yahoo 動画の先行公開を見られなかった (WMV9 では、DRM 承認を受けることが出来ない。そして Windows2000 は WMV9 までしか動作しない) ので、内容はまったく知らない。
 なに、見れば分かるっ!!



 
27日 [なんだろう、この不幸と不運の連続攻撃は・・・]

 いろいろあって、精神的に不安定だ。
 数年毎に、己の、精神面での弱さを思い知らされるなぁ。

 まぁなんだ。

 そんな時もあるさ・・・
 とどめまで刺されるとは思わなかったが。

 変化球で、別の方向からも事態が崩壊するもんなぁ。運の悪いときはつくづく運が悪い。
 悲しい、あまりにも・・・


 だが、しかしっ!!


 落ち込んでいる暇など無い。
 とりあえず、なんだ。

 Amazon から本が届いていたよ。うん。
 須藤英一「絶景を走る日本百名道―全国各地の美しい道をベストシーズンに楽しむ」(大泉書店/ガイドブック)。

 車来てからね、この本が役に立つのはね。


 なるで元気のない文章だね。
 大丈夫、きっと明日には復活するからっ!!!



 
28日 [「河童のクゥと夏休み」劇場にて鑑賞]

 午前中に用事を済ませ、午後からは自転車にて出撃。
 毎度のごとく Bianchi「Mini VELO-8」だ。
 MIYATA「RUNNER」に、最近全然乗っていないなぁ・・・

 約15kmを、60分弱で走る。後半向かい風だったので、ちょっと時間がかかっているな。
 しかも、途中で、あまりの暑さにへたっていたしな。


 一休みしてから映画館へ。
 原恵一「河童のクゥと夏休み」☆☆☆☆

 アニメ史上に残る、と言っても良い傑作、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」と「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を生み出した原恵一の新作。

 気になるのは大きく弐点。
 作画の方向性が見えないことと、脚本上で、所々ひっかかっている部分がある事。

 つまらない作品ではないし、十分に面白いが、「傑作」と言えるほどではない出来だ。
 次に見られる映画がないわけではないが、自転車の疲れが出ている。

 撤収。



 
29日 [右膝に異常発生]

 右足がおかしい。
 膝に、妙な痛みがある。
 ・・・くそ、これも降りかかる“不幸の連鎖”の一つか。

 経験上、こういう時は動かない方が良い。

 少々残念だが、本日の予定を基本全部中止。
 国民の義務だけは、中止するわけに行かんかん。

 (「政治と宗教はネタにしない」法則により、以後削除)

 帰宅後、部屋への引きこもり状態に移行。
 膝に負担がかからないよう、座るか寝ているかだ。

 おかげで、なんというか、今日はなにもやっていない。
 本当は、某所でやっている某イベントに行き、この新日記に革命をもたらす予定だったのだが・・・ま、そういう事もあるさ。



 
30日 [月刊雑誌購入]

 会社帰りに本屋を襲撃。
 月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線) と、月刊「SF マガジン」(早川/文芸) をまとめて購入。

 帰りの電車で読もうかと思っていたのだが、読むことが出来なかった。
 ま、どちらも急ぐ物ではない (と、思っているとイベント情報を落として悔しい思いをするわけだが) ので、ゆっくり読むとしよう。

 その前に、途中まで読んである月刊「ニュートン」(ニュートンプレス/自然科学) も読まねばならんわけだが。

 ・・・購読している雑誌が月後半に集中していると、月末に玉突きが発生するな。



 
31日 [来月期待の映画]

 来月は、皆々様御存知の通り、世界 SF 大会、ワールドコンが開かれる。
 伍拾裕余年の歴史を誇るワールドコンが、ついに日本開催なのであるっ!!

 燃え上がる SF 大会への期待とともに、もちろん映画館も燃えている。
 期待する映画は、これだぁぁぁぁぁっ!!

 マイケル・ベイ「トランスフォーマー 」
 大作娯楽 SF 活劇。私の好きなジャンル直球度真ん中っ!!
 実は、当初はいまいちだと思っていたのだが、第三段予告変あたりからいっきに期待が高まった。楽しみにしているぞっ!!

 マイケル・ムーア「シッコ」
 問題児マイケル・ムーアの新作。今度は医療問題だそうだ。
 医療問題映画といえば、「ジョンQ」を思い出す・・・

 ブレット・ラトナー「ラッシュアワー3」
 クリス・タッカーがわがままを発揮して大変だったといううわさが流れている本作。そんなことよりも、気になるのは出演者だ。
 悪役で真田広之 (ジャッキー・チェンとの格闘戦があるらしい。さすが元 JAC !?) というのは聞いていたが、マックス・フォン・シドーってどーゆーことだ!?

 アンドリュー・ラウ「消えた天使」
 アンドリュー・ラウのハリウッド進出一発目。リチャード・ギア主演というのがやや気になるが、ハードボイルドミステリーらしい。
 ん〜、お得意の重みのある画を見せてくれよっ!!ところで撮影監督は誰?

 スティーヴン・ソダーバーグ「オーシャンズ13」
 お祭り騒動映画の第三弾。今回は、え〜っと、もしかしてジュリア・ロバーツは出ていないのかな?気になるのは、今回のターゲットを演じているのがアル・パチーノということだろう。
 出てくるだけで悪人面っ!!ジュリア・ロバーツが百人束になっても勝てない役者だ。そして私が大好きな役者さんであもるっ!!

 リドリー・スコット「プロヴァンスの贈りもの」
 予告編もポスターも、気を引かれる物ではなかったが、監督がリドリー・スコット。
 それだけで、「時間があればだが見に行きたい」作品になるには十分だ。

 続いて邦画だ。

 中田秀夫「怪談」
 小泉八雲かと思っていたら、三遊亭圓朝「真景累か淵」が原作だとか。
 予告編を見る限り、往年の怪奇時代劇っぽい画作りで面白そう。配給は松竹だが、どこで撮影したのかなぁ・・・
 原作の場所を考えると、「ワープステーション江戸」か!?

 行定勲「遠くの空に消えた」
 ここ数作でいっきに私の中での評価が落ちている行定勲 (「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」「春の雪」だよ!?) だが、珍しく面白そうな予告編にビックリ。
 本編も面白い事を祈るぞ。つーか、いい加減にしないと見限るぞっ!

 曽利文「べクシル 2077 日本鎖国」
 いや、だからさ。実写で取れないからってこういうやけくそのような設定の SF アクションを作るんじゃなくてさ、もっと、こう、何かあるだろうっ!!まぁ、現実主義に走って自滅した「ファイナルファンタジー」よかはるかに良いんだけどんさぁっ!!
 と、予告編だけで思わせてしまった時点で、たぶん映画としては終わっている。
 ・・・シーグラフのデモもつもりで行くよ、私は。

 とまぁ風呂敷を広げたのはよいが、果たして SF 大会までにこんなに本数をこなせるとは思えない。
 そして、8月はそれなりに忙しそうなんだよねぇ。

 「遊びの時間は終わらない」のでなっ!!!

 気合いを入れて遊ぶぞっ!!



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