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2002年11月
−30日−
 毎月好例来月期待映画!!
 待ちに待った超大作、マーティン・スコセッシ「ギャング・オブ・ニューヨーク」
 ヨーロッパからの移民たちが繰り広げる抗争劇を描いた作品と言うことだが、オープンセットのニューヨークなどという面白そうすぎることをやってる。もはやそれだけで見に行く価値がありそうだ!!
 続いてスティーブン・スピルバーグ「マイノリティ・レポート」。原作はディックの小難しい話だが、映画はどうなっているのだろう?往年のスピルバーグらしくブッチギリのエンターテイメントになっているのだろうか?
 クリント・イーストウッド「ブラッド・ワーク」。イーストウッドは FBI 捜査官という設定らしいけど、いくらなんでも現役は無理だろ、その歳では。という不安要素がある映画。内容?さぁ?サスペンスなんじゃないの?
 ジリアン・アームストロング「シャーロット・グレイ」。第二位世界大戦のヨーロッパを舞台にしたスパイの話ということなんだけど、う〜む。ここに書いた中では一番期待してない。あの予告編、実は重要なネタバレを含んでそうに見えるんだもの。

 オ・ギファン「ラスト・プレゼント」。売れない漫才師の夫と、不治の病に侵された心優しいその妻の物語。ヒロインが「JSA」で大根っぷりを全開にしたイ・ヨンエというのが恐ろしい。
 リチャード・エア「アイリス」。ジョン・ベイリーのノンフィクション小説の映像化。アルツハイマーに冒された小説家の妻と、それを支える夫の物語。

 斎藤久志「いたいふたり」。お互いの、物理的な痛みまでも共有するカップルの話。シチュエーションコメディになるのか?
 崔洋一「刑務所の中」。監督が「マークスの山」等で知られるだけにものすごい不安だが、予告編は面白そうだった。まぁそれで騙されることも多いんだけどな。刑務所の日常 (?) を画にしたらしい。

 今日から公開の天願大介「AIKI」。半身不随で車椅子生活を余儀なくされた青年が合気道を通して、前向きに生きて行くまでの成長物語で、なんでも実話ベースだとか。
 それにしても合気道とは、あれは何度目の前で見ても信じられない格闘技なんだよな。

 すでに始っている中では、ニック・カサヴェテス「ジョンQ 最後の決断」クリス・コロンバス「ハリー・ポッターと秘密の部屋」リチャード・リンクレイター「ウェイキング・ライフ」等、ミニシネマ系からメジャーまで満遍なく揃っておる。
 さぁ、今年最後の激闘だ!!




−29日−
 PC 増強作戦第一弾ハードディスクの増設実施!!




 80G HDD(Seagate Barracuda ATA V 80G)& HDD USB-リムーバブルケース(RATOC U2-MDK1)購入!!




 USB 経由で HDD を増設することで、台数制限問題を突破。
 さらに、HDD をリムーバブルメディアとして取り扱うことの出来る U2-MDK1 ならば、PC を起動したまま HDD を取り替えることも出来る。
 一次投下費用は安くないがランニングコストを考えれば十分に安上がりになる




 ハズだ
 えぇい、もう買っちまったんだ。悩むのは後だ。
 接続!!
 起動!!
 フォーマット!!
 クラスタチェック!!
 データ移動!!

 全作業正常終了PC 環境改造計画第一弾正常に終了!!




−28日−
 先日部屋の奥底から未整理(ラベルの張られていない)ビデオテープの詰まったダンボール箱が発掘された。リフォームの時に整理された持ち物の残骸であろう。
 なんだか負の遺産の臭いを強烈に発しているのだが、確認せねばどうすることも出来ぬ。ということで整理を開始する。

 ふむ。やはり負の遺産は少なくない。
 「徹子の部屋」(TV 番組) の林原めぐみ (声優) 出演の回とか、声優関係(他の番組、他の声優のもあった)や一部アニメは負の遺産と言えよう。
 負の遺産ではないにせよ、DVD 購入済の映画のビデオなどは無用の長物。TV ドラマも見ることはあるまい。

 それら負の遺産に負けず劣らず、正の遺産も多く封印されていた
 「COWBOY BEBOP」TV 東京放送版 (最終回が TV 東京で一同放送されたきり。LD、DVD 未収録。CATV 他では知らんが) とか、「ProjectX」の三原山の回(その他) とか、「真夜中の王国」(TV 番組) の樋口真嗣 (特技監督) 出演の回などは、まさしく宝の山。
 書籍で同じことが書かれている場合が多いのは事実なんだが、映画製作関係者出演の回や、NHK 特番などは、映像素材としてソフト化される可能性が事実上無いので、その資料的価値は大きそうだ。

 負の遺産はほとんど破棄正の遺産はかたっぱしからデジタル化だな、こりゃ。




−27日−
 TV や雑誌などでパソコンや携帯電話からの情報漏洩の特集をしていることがある
 面白いのは、通信パケットのキャプチャやワーム・ウィルスなどによる、技術的に難しいことを騒ぎ立てている点にある
 実際に一番気を付けなければならないのはもっと基本的なこと。モバイル環境 = 外で使用する時に肩越しに覗かれる、いわゆるソーシャルハッキングであるのは、セキュリティの勉強をしたことがある人であればご存知だろう。

 が、その旨書かれている雑誌や、言っている TV は見たことがない。
 そもそもソーシャルハックを取り扱った一般誌など三才ブックス系の雑誌 (を一般誌と言うかどうかについては異論反論ありそうだが、専門誌ではないという意味で一般誌と言う) くらいしか見たことがない。

 ということを電車内でノート PC を開き仕事のメールを受信して読んでいる人を見て思った
 Outlook にパスワードを登録せず (毎回入れているようだ)、NortonInternetsecurity も入っているという立派な環境だが、いかんせん脇から丸見えである。
 えぇ、ID もパスワードもメールの内容も丸見えである。な、ソニー社員様!!気をつけろ。お前の PC を脇から覗く男がいるぞっ!!




−26日−
 「チョコエッグ 世界の戦闘機シリーズ第一弾」を買うも出来の悪さに落胆する今日の朝。
 これが Mig29 か。...まぁ、Mig29 なのかもな。なんとも価格相応の完成度と言えよう。お子様向けであればともかく、マニア向けの完成度ではないな。

 失意の私は、そのまま「ゴジラ名鑑」なる食玩を発見
 む!私の愛するゴジラか!
 即効で購入。開封!!





 うおぉ!!出来が良い!!





 ゴジラのリアルフィギュアは出来が良いものが多いが、このサイズでこの出来か!!非常に満足だ。
 箱買いだ良識有る大人の箱買いをせねばならん!!




−25日−
 もう二年も前の話だ。
2000年12月13日(起動は15日) に私は PC の CPU を Pentium3 550 MHz から Pentium3 800EB Mhz に切り替えた。
 DVD-ROM Drive を搭載し、映画 DVD 人生が本格化したのだ。

 懐かしい...もう二年も経つのか我が主力 PC 天山が今の性能を有するようになってから
 この二年の間にも、HDD が変わったり、キャプチャカードが変わったり DVD+R がついたりと細かい改造を行い続けた。
 メーカーはもっとイロイロなことをしていた。さまざまな技術革新の末、もはや PC はオーバースペックどころの騒ぎじゃない速さに到達した。結果、私の PC は存分に遅くなった

 うむ。
 ついにこの時がきたのだ。

 我が主力 PC「天山」よ今こそ大規模増強計画によ生まれ変わるのだ!!
 と、いうことで予定より半年遅れて PC の大規模増強計画を発動。
 とかいいつつ、メモリと G/B はそのままで、マザーボードと CPU しか変わらんかもしれん。ま、それでも十分に速くなるだろうが。




−24日−
 年に三回祭りがある
 夏に SF 大会秋に東京国際映画祭年末には東京ペディション!!

 12月23日に毎度おなじみ東京有楽町の東京国際フォーラムで開催が決定しているジャンクフリーマーケット東京ペディションへの出店が決定した

 もちろん店の名前は「欲望だけが人類を変える」。
 取り扱うジャンクは、毎度の事ながら統一性は無い。
 Pマザーボード、CPU から各種パーツにいたるさまざまな PC ジャンクパーツ。普通じゃ店に出てない異常なパーツも。さらに DVD に年代やら機種やらを超えたゲームソフト、ハードなど、まさにおもちゃ箱をひっくり返したような状態。

 百花繚乱の机の向こうで、今年も私が叫んでいるぞ!!さぁ集え!!偉大なるジャンカー達よ!!




−23日−
 午前中にスタンリー・クブリック「博士の異常な愛情」の DVD を見てから映画館に向かう。
 本日は「ハリー・ポッター」の初日で、やたらと混んでおるがそんなものには目もくれぬ。そのうち行くつもりではあるがな。

 見に行ったのは、やっぱり松竹系列で公開中の山田洋次「たそがれ清兵衛」☆☆☆☆
 宮沢りえがちょっと違うか?というのと、主人公の友人のエピソードが尻切れなのが気になるが、他は非常に良い。
 特に最後の殺陣。それまでの打って変わっる凄み。ちょっと極端すぎるくらいの照明が迫力を生み出している。

 武士を描いた映画そのものが久しぶりのように思うがこれは良い映画だ




−22日−
 行定勲「ロックンロール・ミシン」☆☆
 キーマンとなる主人公の友人は、最初から最後まで偉そうな事言ってるけど、現状認識能力が決定的に抜けてるだけの馬鹿者にしか見えぬ。
 感傷に浸ったそのまま終わっちゃうし。

 映画鑑賞終了後、終電で帰る。
 あぁ、毎度の事ながら終電の車内は面白いマンウォッチングが出来る
 とくに私の目の前に座っていた女性。どうやら泥酔状態らしい
 途中の駅で両側の人が居なくなってからが特に面白い。
 右に倒れこみ、左に倒れこみ。頭が揺れているのではない。文字通り体ごと倒れて動いているさながら巨大なメトロノームのように
 まぁあまり正確な間隔ではなかったが。
 この人、中学時代の同級生だった記憶がごくかすかにあるんだよねぇ気のせいかなぁ




−21日−
 制作総指揮スティーブン・スピルバーグ/トム・ハンクスというやたらと豪華な TV ドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」の DVD-BOX1 購入
 「プライベート・ライアン」で語り尽くせなかった物語を語るのが目的で制作された実話ベースの物語だとか。
 物語の中心は、空挺部隊。現在見終わったのは第一話のみ。ほとんど全編が訓練シーンで、さぁこれからノルマンディに降下ということろで終わる。

 実を言うとWOWOW で放送された際に数話見たんだがその映画にしか見えぬ画作りに圧倒された
 映画のスタッフが作ると、フォーマットが何であれ映画になっちまうという良い例と言えるだろう。

 なお、BitRateViewerVer1.4 によると DISC1 の平均ビットレートは 7.6Mb/sec。結構高めということもあってか画質は非常に良い。
 「プライベート・ライアン」の DVD も、実にヒルム的で美しかった。

 ところで音が妙に揺れているような気がするのは気のせいか?ボリュームレベルが安定していないような印象を受けるんだが。




−20日−
 携帯電話に間違い電話が来る
 開口一番、電話口のむこうにいる誰かは言った。


 「あもしもし佐藤課長大変です!!」


 「は?」
 いつから私の苗字は佐藤になった!?字が違うかもしれないが、なんにせよ私はサトウではないし課長でもない!!
 混乱する私に声は言った。


 「もしもし佐藤課長?」


 このまま黙っているのも面白そうだが、それはあまりにも不親切。仕方ない、間違えであることを教えよう。
 「いや私は“佐藤課長”ではないが?」


 「え?違うんですか?...あの佐藤課長をお願いします」


 どうやら己の書けた番号に絶対の自信を持っている模様。
 「これは私の携帯電話で、“佐藤課長”のものではない。そして私の知り合いに“佐藤課長”などいない。あなたの間違だ」



 「え?...え?....違うんですか?あ、失礼しました」




 「非通知」だからどこの会社なのか分からんが、その後、佐藤課長とは連絡が取れたんだろうか?
 “大変なこと”に直面したどこかの企業のどこかの課の人間は。




−19日−
 上野駅構内の某本屋襲撃!!

 島本和彦「燃えよペン!」購入!!
 現在「月刊サンデー GX」で連載中の「吼えろペン!」の前身になったというコミックである。





 くぅぅぅぅぅぅぅ!!この熱さ!!さすが島本和彦!!





 巻末の漫画の書き方など、迫力がありすぎて怖い。

 「ネームをゆっくり考えながらかくなど言語道断話す速さでリアルタイムで書け!」

 「デッサンなど練習のときだけ気を配ればいい!!デッサンが整っていたら逆に書き直すぐらいの気合を見せろ!」

 「編集と打ち合わせた内容など忘れてもっともっとおもしろいストーリーを考えるのだ!」


 彼のコミックの勢いは、なるほど文字通り勢いから生まれるのか!!
 熱血コミック万歳!!




−18日−
 新幹線開通に伴い、上野〜青森を結んでいた寝台特急「はくつる」が今月末で無くなる




 寝台特急はロマンだ!!




 と力説する私のような人間にはとても悲しいことだ

 悲しみを背負って北に向かう人間が乗るのは、映画においては必ずと言って良いほど寝台特急だ。人気の薄れた駅から出発し人々の寝静まった夜霧の中を進み朝霧の中、まだ目覚めぬ駅に到着する




 実にハードボイルドだ




 高倉健がサングラスしてコートの襟を立てて降りてきそうだ!!



 こんな光景を見る機会が減るなんて、実に悲しいことだ。
 え?そんな光景は元から無い?気にするな、そんなことは。イメージだよ、イメージ!!




−17日−
 ヤン・スヴィエラーク「ダーク・ブルー」







 を見に行くつもりだったのだが、ここ一ヶ月ほど整理していなかった映画のチラシが物凄いことになってきたので予定を変更整理する

 東京国際映画祭で大量確保してきたのはもちろん、その前あたりからの分をことごとく放置していた報いか、本当に物凄い量なのだ。
 集めたのをただファイルすれば楽なのだが、公開日順に並べてクリアポケットに入れて月ごとににファイルしているため非常に手間がかかる
 特に公開日を調べるのが。
 チラシによっては「xx月xx日公開」と書いてあるのだが、最初にもらったのと次にもらったのだとこの日付が違う場合がある。調べねばならない。
 「この秋公開」などと書いてあっても、次にもらったら「新春公開」になっていたりとして侮れぬ。
 公開しているのかしたのかまだしていないのか。こう言うときにこそネットの検索は便利だと感じるね。

 む...クリアポケットが足りない100円ショップで購入してこねば




−16日−
 起きると昼過ぎだった
 起きてすぐに昼飯を食い、動画処理の準備をした。
 自動処理の設定をしてから、本を求めて出かけた。求めている本が無かった。


 悲しかった


 そのままディスカウントショップに行くと、食玩「謎の円盤 UFO」が売っていなかった。


 悲しかった


 けど、出荷停止になったはずの SUNTORY「Gokuri グレープフルーツ」がまだ10本残っていた。
 即座に買い占めた。


 嬉しかった


 レンタルビデオ屋に行くと、「シベリア超特急2」のビデオがレンタル中だった。せっかっくぶった斬ろうと思っていたのに。


 悲しかった


 しかたないから DVD コーナーにあった「クロエ」の DVD を借りて帰ってきた。
 外は寒かった。
 自室に戻るとやっぱり寒かった。PC はまだ今週録画した TV 放送の再圧縮作業を行っていた。このままでは「クロエ」は見られないなぁ。寒いなぁ、眠いなぁ...寝た

 起きてから考えた、今日は寝てばかりでネタがないなぁこのダラダラの生活を書くしかないなぁ


 なお、本日の文体がいつもの全然違うのは眠いからであることは言うまでもない。
 書いてるうちにだんだん目が醒めてきているのは事実なんだが、まだテンションが上がりきっていないのだ。




−15日−
 会社帰りだ、映画館だ!!映画が私を呼んでいるぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!

 堤幸彦「トリック 劇場版」☆☆☆
 予想通りなにが劇場版なんだかよく分からん内容であった。
 脇役がやたらと豪華なのも TV と同じだし、演出的にも、極端なアングルでの連続カットなど映画のほうが映えると思うのだが、なぜか押さえ気味だ。
 HD24P との相乗効果もあって、TV の二時間特番をスクリーンで見させられているような錯覚に陥る。
 最後もなぁ、画的にいくらなんでも無理が無いか!?

 TV 二時間特番を見るつもりで見るなら面白いそれに金を払う価値があるのか?と問われるととても難しい
 ファンなら...ある。かもしれない。




−14日−
 年末好例行事であるジャンクフリーマーケット東京ペディションの出店許可証が未だに届かない
 去年も一昨年も7日には届いたのだが、今年は、もしや落選してしまったのだろうか!?

 むむむ。もし通っていなければ、部屋に保存されている PC ジャンクパーツをどう処理しよう。
 フリマで売るには心もとない量だが、部屋に保存しておくには十分邪魔な量なのだ。
 かと言って店に売ってもたいした金額になるとも思えんしなぁ...

 いかん。こんなネガティブな思考では!!
 今年は二次募集が行われておりその締め切りが16日だから許可証の発送が遅れているのだきっとそうだそうに違いない!!
 二次募集があったということは一次募集で一杯にならなかったということであり私は一次募集の時に出したのだから通っているのだ!!それが論理的に正しい!!

 うむ。今年も東京国際フォーラムで、黒いオーラを撒き散らすぞ!!




−13日−
 角川大映が「大魔人」のみならず「ゴジラ vs ガメラ」なる映画の製作を検討しているとか
 平成ガメラとゴジラなら世界観も似ているから可能だろうが、どういう映画になるんだ!?

 次にスタッフ。角川大映から話が出ているということなので平成ガメラのスタッフ再度集結なら面白いかも知れぬ
 監督は手塚昌明で問題ない。特技監督は出来れば樋口真嗣にやってもらいたいが、最悪の場合菊地雄一でもかまわん。
 ただ脚本は伊藤和典が一人で書くという方向で。

 ところで、来年の東宝70周年で「ゴジラ vs ガメラ」なんてことはやらねぇよな?




−12日−
 謝罪せねばならない
 オキサイド/ダニー・パン「レイン」の批評に重大な間違いがあった

 私は今、心の底から反省している。
 私はヒロインのラストの演技に付いてこう書いた


 「あの走り方はいくらなんでもやめてくれ」


 と。

 あの走り方。それは肘からを先を上に曲げ万歳しながらの全力疾走
 そんな走り方する奴おるかぁぁぁぁぁぁ!!と私は思っていた
 そう。だがしかし今日私は見てしまった上野駅でその走り方をしている女性を!!

 なんということだ。無駄に体力を浪費し、バランスが悪くなり、慣性も有効に活用できぬという物理学に激しく逆らうその姿勢で走る人がいるとは。
 無知とはかくに恐ろしい物である。私は反省している




−11日−
 鬱だ
 私はものすごく鬱なのだ
 悲しみに暮れているのだ!!

 私が私が私が知らないうちに終わってるじゃないか!!ドーリス・デリエ「MON-ZEN」が!!

 
ぐ...ぐ...ぐ...ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!





 もうだめだ。今日はもう駄目だ。今日はもう立ち直れない。
 今月はすでに「赤毛のアン」が無駄になっているというのに...二本目だよ。しかも「ロックンロールミシン」も終わりそうじゃん。
 大丈夫なのか!?

 鬱だ。寝る。




−10日−
 それまでヤケクソじみた置き方をしていたPC の置き方を変えてみる
 部屋に棚を入れ、下に PC 本体、真中にディスプレイ、上にプリンタ、さらにその上にビデオデッキやらなんやら...

 問題はスキャナを置く場所が無いということであり、ビデオデッキが上のほうで使い難いということであり、同じ理由でゲーム機がとても使い難いということだろう。
 前までの、ビデオデッキやプリンタが裏にあった時からすれば遥かにマシなのだ。納得するしかあるまい。

 これでPC 周辺の物理的な環境は改善された。さぁ!!来月予定している「めざせオーバー 2G」PC 大増強計画への部屋的準備は完成だ!!
 次はケース内部的な情報。パーツの性能 & 価格調査だ!!
 CPU だ、グラフィックカードだ、メモリだ!!マザボ?格安で一枚手に入ることになっとるんよ。




− 9日−
 東京国際映画祭も終わったことだし、とりあえず映画館に行く。

 石川寛「tokyo.sora」☆☆
 東京に住む 6人の女性の話なんだが、一本筋というものが存在しない。6人の日常をぶつ切りのエピソードにして束ねたようにしか感じられん。
 監督がなにをやりたかったのかは分かるがそれでどうした?それがなんだ?
 映画とは別に、菅野よう子の音楽は実に素晴らしい。

 下山天「マッスルヒート」☆
 最近父ショーン・コスギに勘当されたケイン・コスギの格闘映画ヴァン・ダムを師と仰ぐような映画だと言えば分かりやすいだろうか?俺様の格闘を見ろ!!という内容の予告編そのままである。
 哀川翔が M92F 二兆というのが気に入らんな。弾切れになるとあっけなく捕まるのも気に入らん。ドス持って突撃せんかい!!


 そしてここからは新たなるジャンルへの挑戦!!n_2、Taisho、Torikara と合流してピンク映画の特集上映に突入する。

 周防正行「変態家族 兄貴の嫁さん」
 「Shall we ダンス?」の周防正行デビュー作にして唯一のピンク映画。
 なるほど小津の影響を受けたピンク映画か!!見ると納得。
 近いうちに映画批評・弐に上げるのでお待ちアレ。あ、もちろんだが18歳未満閲覧禁止だ。

 もう一本は高橋伴明「歓びの喘ぎ 処女を襲う」
 どうやら監督自身が70年代安保闘争世代のようでそういう思想が前面に出た内容であり私はあの頃の思想が大嫌いであるということであるとだけここには記そう
 この映画の批評は書かないことをここに宣言する。




− 8日−
 サム・メンデス「ロード・トゥ・パーディション」☆☆☆☆ようやく行けた!!
 ところで、これは本当にハリウッドの映画なんだろうか!?
 「子連れ狼」の主人公が、香港の「男たちの挽歌」な物語を、「アンタッチャブル」な世界で繰り広げる、とでも言おうか。
 親子、組織のボスと信頼する部下、ボスの息子、それらの義理...空薬莢が舞い血飛沫が飛べば完全に香港仁侠映画であるなぁ。

 トム・ハンクスは主役なので放っておくとして、ポール・ニューマンはさすが名優、実にカッコよく、ジュード・ロウは実に汚い役を見事に演じていた。




− 7日−
 深作欣二「バトル・ロワイアル2」は主演二人が同じ(他は全員死んどるからだろうが)だとか入院騒動で話が消えたかと思っていたらオリジナルキャストのままで本広克行「踊る大捜査線2」をやるとか、来年夏は洋画も邦画も続編だらけで別の意味で楽しそうになってきている今日この頃。
 最低映画的に一番期待なのは「ターミネーター3」(ジョナサン・モストゥだったか?)だけどね

 などと逃避してみたところで本日サム・メンデス「ロード・トゥ・パーディション」に行なかったという事実は変わらない
 まだしばらくは終わりそうにないからいいちゃぁいいんだが、「ロード・トゥ・パーディション」を見に行こうとすると別件の用事が入るなぁ。今週末にでも行くとするかなぁ。
 とりあえず今は、この映画の DVD で心を慰めておこう。
 アモス・ギタイ「キプール 勝者なき戦場」。劇場公開時の「キプールの記憶」の方がしっくりくるな。
 うむ、こういう映画を TV (私の場合は PC のディスプレイだが) で見るたびに思う。
 スクリーンで見ろ!!と。やはり劇場のあの衝撃は無いね。

 BitRateViwer Ver1.4 によると本編は平均 4.7Mb/sec。本編も結構荒い感じを受ける。黒がかなりつぶれてるし。




− 6日−
 カーティス・ピーブルズ「人類はなぜ UFO と遭遇するのか」読破

 実に面白い本であった。
 1947年6月24日のケネス・アーノルド事件(秋山瑞人「イリヤの空、UFO の夏」読者ならご存知だろう)に始まる一連の UFO 事件の情報収集と分析を行った本である。
 米空軍が、CIA が、つまりは米政府がなぜ UFO 事件に巻き込まれて行ったのか?陰謀論はどのように発生して行ったのか?
 ロズウェル事件や、宇宙人解剖ヒルム。MJ-12、アブダクション、コンタクティ、キャトルミューティレーション等、お決まりの事件のあまりにもお粗末な顛末など、なぜこんなに単純なことに人は騙されたのか?と疑問に思うこと間違い無しである。
 こういう懐疑論者の本は売れないのか、ぶっ飛び系の本に比べると圧倒的に数が少なくて悲しいな。

 最近「アポロは月に行ってない」と力説する人が多く、NASA はそれに対する詳細な反論を近々行うそうだ。
 このあたりも、そのうちなんでそんな説が一般化して行ったのか?を分析した本が出るのだろうか?




− 5日−
 この Web の容量が 5.5M にも達した(日記 1.5M、批評 1M。画像 1.8M。その他は文章)。
 サーバーに許可された容量の、およそ 50% (総容量12M) を消費したことになる。
 コンテンツ整理の時期だなアノ辺とかアノ辺を消すか

 などと悩んでいる今日この頃。そろえている「謎の円盤 UFO」(「サンダーバード」のジェリー・アンダーソンが制作した実写 SF ドラマ)の食玩が揃わんのも気に入らん。レアアイテムのエリスなどどうでも良い。んが、なぜか肝心の UFO があたらん。
 他はすべてダブっている上、スカイ1など三機もあるというのに!!
 こうなればコンビニ買占め作戦か?メーカーの思惑に引っかかってる消費者の典型例だがそれしかないのか!?
 むぅ、「WORLD TANK MUSEUM」に続いてやるしかねぇか。




− 4日−
 東京国際映画祭が終わり、私は今年の目標であった劇場で映画百本を越えた今日この頃。
 地元の本屋を襲撃して、森岡浩之「月と闇の戦記2 守護者はぶっちぎり」購入 & 読破
 ようやくなにをしようとしているかが見えてきたな。
 軽快な文章でとても面白いし、ぶっ飛びまくりの“神”も実に良い味を出している。だがしかし作者森岡浩之「星界」シリーズはどうなった!?
 このまま未完の王者になるなよ!!
 偉そうな事言ってないから、王者 YT には追いつけんだろうがな。




− 3日−
 ビョン・ヨンジュ「密愛」☆☆
 夫の不倫にショックを受けて茫然自失になった妻。一家は逃げるように田舎に引きこもるが、妻はそこで医者と不倫する。ようするに不倫されれたからやり返すというとても分かりやすい話。
 物語はともかく同じ画が続くというのはとてもつまらない
 日常部分はもちろん、不倫をもっとも印象付ける要素になるはずのセックスシーンが、全部似た画というのが致命的だ。
 今村昌平「赤い橋の下のぬるい水」はやっぱり凄かった。回数を重ねるごとにカメラワークやら体位を変えることで心理描写までやってたもの。

 とまぁこんなところで、今回の私の東京国際映画祭は終わった。
 ついでにいうと、今年の目標であった「映画館で映画を100本」が達成された瞬間である
 むぅ、もうちょっと考えて作品を選ぶべきであったか。




− 2日−
 今日も東京国際映画祭。
 手塚昌明「ゴジラ vs メカゴジラ」☆☆☆
 「2000 ミレニアム」以降のシリーズでは一番面白かった
 特技監督は、これが始めてということだけど非常に良くできている。平成「ガメラ」シリーズを徹底的に勉強したらしく、画の作り方もスタンダードではあるが見るには十分。

 ところで主演の釈由美子。私は彼女の仕事を「修羅雪姫」しか知らんのだが、グラビアアイドルかなんかだったんでしょ?
 役者としては特撮映画における孤高の戦うヒロインという路線で行くのか?
 だとすると、少なくとも作品選びの眼は悪くなさそうだ。両方とも見られる映画にはなってるから。
 今後チェックの女優になる。かな?


 重大発表
 ただいま確認しましたところ。明日見る映画で私はついに映画館で見た今年の映画が大台突入です。
 いやはや、今年の目標クリアですな。
 なお、明日の映画は...韓国における日活ロマンポルノ路線か!?という疑惑の「密愛」。ある意味、この暴走 Web ページ的だと言えよう。




− 1日−
 東京国際映画祭はまだ続く。
 カルロ・ローラ「バーグラーズ 最後の賭け」☆☆☆
 ナチスが台頭する独に実在した泥棒、ザス兄弟の映画。ということなんだが、ザス兄弟ってのを私は知らんかった。もしかすると、独ではものすごい有名なのだろうか?
 映画としては、主人公のザス兄弟以外の登場人物に厚みが無くて、その関連で枝葉のエピソードの幾つかが未消化になってしまっているのが残念。
 画も演出も悪くないんだけど脚本に丁寧さが足りなかった


 次の企画まで時間があるぞ!?ということで映画祭がやってない映画館に向かう。
 ロブ・コーエン「トリプルX」☆☆☆☆
 世界の破滅を目論むステレオタイプな悪のテロリストに、俺様アウトロー様な肉体派男が惚れちゃった女のために体を張って戦う正当な肉体派スパイ馬鹿アクション映画。
 魅力的なキャラクタにアクションシーンがカッコよければ脚本何ざおまけだ!!それが馬鹿アクション映画の醍醐味だ!!この映画の作り方は圧倒的に正しい!!


 東京国際映画祭はまだ続くが、東京国際ファンタスティック映画祭は本日で終了。クロージングは歴代初のシークレット上映。
 さてなにが来るのか!?と楽しみにしていると、こりゃぁアナタ、想像できませんぜ。
 ギャスパー・ノエ「アレックス」評価不能
 「アレックス」だと私もわからんかった。原題は「IRREVERSIBLE」(報道では「イルバーシブル」になっていたハズ)。今年のカンヌ国際映画祭で公開され、その性描写と暴力描写で論争を巻き起こした作品である。
 それにしてもギャスパー・ノエが東京国際ファンタスティック映画祭に出てくるとはまさに想像を絶する事態である
 なお、途中の延々とワンカットで続くレイプシーン (時間見てなかったけど5分か、それ以上だと思う) で、私の左に座っていた見知らぬ女性二人連れは出てきました。
 レイプシーンやセックスシーンは、日本公開時にはカットされボカシが入るそうな。映倫、通りそういないもんな。

 なお、会場の渋谷パンテオンは来年6月で取り壊される。なんとその前に、ファンタスティック映画祭をもう一度パンテオンでやるんだそうだ。執念だな。
 個人的には「ロード・オブ・ザ・リング旅の仲間 エクステンディッドエディション」(12月に出る DVD 版) のスクリーン上映が見たいな。「二つの塔」本編まで一気でも良い。むしろそっちの方が良い。



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