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新日記
2005年12月
 

 1日 [「2005年はやぶさ着陸成功記念 & 地球帰還祈念忘年呑みオフ会」は12月17日に開催決定]


 「2005年はやぶさ着陸成功記念 & 地球帰還祈念忘年呑みオフ会」は12月17日に決定された。
 23日との比較からわずか1日だが、多数決により決定されたのだ。


 数の暴力万歳っ!!!


 ということで、御了承願いたい。
 参加希望者は、メールか掲示板でどうぞ。
 訳の分からん大集団 (そりゃぁもう大集団である) が、アナタを待ち受けるっ!!


 という「2005年はやぶさ着陸成功記念 & 地球帰還祈念忘年呑みオフ会」の概要が、非常にいい加減に決定された中、懐中時計が直ったと連絡が入る。
 ヨドバシカメラは、営業時間が長くて良いね。
 やはり秋葉原とアキバは違う街なのだな。うん。

 会社帰りに受け取りに行く。
 久しぶりに我が海中時計に対面。


 まさに「久しぶりっ!!」


 中身のオーバーホールなので、外側に無数に付いた傷はそのまま。

 うんうん。
 まさしく久しぶりだ、我が時計よっ!!

 感激しつつ、鎖をズボンのベルトに引っ掛け、ポケットにしまおうとしたそのとき、違和感に気がついた。

 文字盤が、逆だっ!!

 懐中時計は、その設計思想によって上下が変わる。
 リューズ (時間を調整するネジ) の側に12時があるのと、6時があるものがあるのだ(リューズが側面についているものは、9時か3時)。
 私の時計は鉄道時計と同じく、リューズ側は6時。

 だが、オーバーホールされたら反対にっ!!
 組み直すときに、文字盤逆に入れたな!?

 レジで支払いを終えるより早く、我が懐中時計は再び旅立ちの時を迎えた。
 再び戻ってくるのはいつ!?年内に間に合うのか!?


 

 2日 [SETI@home 新環境に移行]


 SETI@home を今月15日に終了する Classic からBOINC 版に変更する
 分散コンピューティングの汎用プログラムで、複数存在するプロジェクトの中から SETI@home を選ぶ方式になった。
 SETI@home 以外にも、気象の長期予報の正確さを改善しようとしている Climateprediction.net や、疾病・病気の効果的な治療法を開発する Rosetta@home などがあるようだ。

 とりあえず、なにも考えずに SETI@home を動作させる。

 起動させて思った。解析画面のグラフィック表示は昔のほうが良かったと。

 3D で見た目は綺麗になったが、逆に言うと「グラフィック処理に CPU パワーを前より使っている」という事であり、それは目的に対する無駄に他ならないからだ。
 個人的に 2D の「エンジン剥き出し」のようなストイックさが好きだったというのもあるわけだが。

 ま、趣味や CPU リソースについては多分に趣味の問題もあるので気にするのをやめよう。
 さぁ、我がパワーの余りまくっている録画 PC「紫電・改」よ、新ソフトでもがんばって、宇宙人を捜すのだっ!!!


 

 3日 [横川 SA で釜飯弁当を食すのは標準手順である]


 「はやぶさ」との通信は、長野県は臼田にある、臼田宇宙空間観測所の直径64mに及ぶ巨大なパラボラで行われている。
 日本が保有する最大のパラボラ (確認していないが、国立天文台野辺山観測所の 45m がその次のサイズだと思われる。用途がかなり異なるがな) だ。
 いっぺん見たかったんだよね。


 ということで、「はやぶさ」地球帰還を祈念しに行くぞ!と思い立ち、朝から車で出撃。


 一人での長距離ドライブは久しぶりだ。
 ついでに言うならば、我が愛車である「ミラジーノ」での長距離ドライブも久しぶりだ。


 数時間のドライブの末、切れ切れで高速で流れる雲の間から、やはり切れ切れではあるが白い物体が降り始めた頃、巨大なパラボラが見える。

臼田アンテナ1

左上の明るい部分が太陽
クリックすると巨大な画像が出る

 時間からして、「はやぶさ」と交信中のハズだ。

 左に続く道からパラボラの正面下に回り込むと、道が真っ白...
 ヘアピンで後輪が滑ったのはただの事実だ。ちょっと怖かった。

 施設入り口から。


臼田アンテナ2
左下は我が愛車。ナンバーは読み取れないよう処理済み
クリックすると巨大な画像が出る

 さぁ「はやぶさ」よ、このアンテナからの電波でもって、無事に地球に帰ってくるのだぞ!!!


 

 4日 [体力の限界を突破]


 約10時間

 やはり1日で運転して良い時間じゃないな。
 左足が重い。
 これもマニュアル車の悲しさか。

 出撃できればするつもりだったが、やはり駄目だ。
 予想通りであると言えるだろう。
 悲しいことだが。

 無理して明日に引きずるのも馬鹿馬鹿しい。
 一日、寝っ転がって読書。

 たまっている本は多い。
 格別な問題では無かろうて。


 

 5日 [上野駅構内の某本屋襲撃]


 12月、それはデスマーチ鳴り響く地獄の月となるのか!?

 などという事を思いつつ、上野駅構内の某本屋襲撃。
 ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」11巻(小学館/漫画)購入

 あっちで紐が解け、その紐が場所で絡まり、たぐってゆくと別の固まりが...というように、どんどんどんどん物語が複雑化している。
 一瞬だけ出てきて、その後どうなっているのか分からない米軍の動きとかな。

 面白いが、しかし、きちんとまとまるんだろうな、これ。
 ここまで盛り上げておいて、きちんとまとまらなかったりしたら、怒るぞ。


 

 6日 [愛だろ?愛!!]


 上野駅構内の某本屋襲撃。
 連日?たかが二日連続なだけさっ!!
 実際にはもっと連続で行って買ってる時あるしね〜。

 新刊コーナーに無いから取り扱ってないのかと思ったぜ。
 サブカル本コーナーに平積みはされていたがな。

 長谷川裕一「さらにすごい科学で守ります!」(日本放送出版協会/特撮愛)購入

 スーパー戦隊の設定を無理矢理考えるこのシリーズも、ついに三冊目か。
 SF 大会の企画が元だが、去年は企画部屋に入れず (満員で突入失敗)、今年は...なんかとかぶってたんだっけか?
 まぁとにかく、これで賭けている部分も補充完了というわけだ。
 もっとも、企画では出てきて、本には載っていない情報もある (逆もまたある) わけだが。

 んなこたぁどうでも良い。

 相変わらず、スーパー戦隊シリーズへの愛にあふれた素晴らしい本だ。
 どこぞの設定無視解説本には無い物。それが、愛だっ!!!


 

 7日 [逆境の「はやぶさ」]


 本日発表された「「はやぶさ」探査機の状況について」ならびに「はやぶさリンク」で公表された記者会見の内容からして、かなり難しい状況であることは伝わってくる。

 姿勢制御エンジン、回復せず。
 システムはリセットされてしまい、データはどの程度生きているのか不明。
 弾丸は発射されていない可能性高し。


 これぞまさに逆境!!!!

 逆境の固まりっ!!!!


 我々は、ただ祈ることしかできない。
 逆境を乗り越え、無事に地球に帰還するのだ!!!「はやぶさ」よっ!!!


 

 8日 [あぁもう大混乱]


 人間、消耗すると何を口走るのか分からん。
 それでも、話しているときはまだ自制が聞いている。ような気がする。

 だが、メールだと、こうなんというか、相手が見えないからなのか、ついつい何か妙な事を書いてしまう。
 そして一日おいて、その送信したメールを読んで、身悶えするほどに恥ずかしかったり、やっちまったっ!!と頭を抱えたりするのわけだ。


 そんなもんだろう?


 などという意味不明な文章を書いたが、要するに、主に身悶えするほど恥ずかしい文章を、頓に書いている事を実感しまくりつつ、それに歯止めがきかない自分がいるわけで...あぁ、どんどん訳が分からん文章になっているっ!!
 明日にはこれもまた、恥ずかしい文章になっているのだろう。


 まぁ良い。混乱さえ楽しめっ!!


 さて、一部の人にしか関係ないが、17日の「忘年オフ会2005 はやぶさ地球帰還祈念 & サンプラーホーンの中身はシュレディンガー!?」の情報をお届けしよう
 場所は、「牛角」湯島店。
 集合は、JR 山手線御徒町駅 (御徒町は山手線管轄じゃないというテツ分の高い指摘は無視する) 北口、改札を出た所に 19:00。
 会費は4000円。

 遅刻するおそれのある方々に向けて、店の場所をリンク先に示す

 なお、まだ参加者は受け付けている。
 参加するぞっ!という方は、掲示板かメールで連絡してくださいませ。


 

 9日 [SRB分離!?]


 真島理一郎「Ski Jumping Pairs8」DVD 購入
 8 と言いながら、第参弾。

 第壱弾ほどの衝撃は無いが、第弐弾よりは面白かった。

 というか、第弐弾は品がなさすぎてついて行けない部分があったのだが、今回は大丈夫だった、というのがあるかもしれない。
 あるいは、最期の日本代表のジャンプにやられただけなのか。

 なお、今回の総合司会は水野晴郎。

 「Ski Jumping Pairs」の話をするときはカメラ脇を“読んで”いるのに、「シベリア超特急」の話はノリノリでする彼の姿は、微妙に、痛い...


 

10日 [陰謀と闘えっ!!]


 果てしない戦いだった。
 JR の謀略が、au の策略が、謎のジイさん (まさに謎) の妨害が、行く手を遮った。

 ま、そういう日もあろう。

 行定勲「春の雪」☆☆☆

 三島由紀夫の小説、「豊穣の海」第一部の映画化。

 小説冒頭の日露戦争の話を切っちゃったばっかりに、物語の主題がボケているような気がする。
 最後のナレーションで回復させようとしてドツボにはまってるし。
 もっとも、主演の妻夫木聡が時代物をやるだけの演技力を持っていなかった事と、急転直下のキッカケとなる濡れ場の完成度の低さ (こっちはヒロインの竹内結子の問題) に比べれば、対した問題では無いのもまた事実。

 同時に、画の完成度が抜群だと、それだけである程度は評価が出来るという事を再認識させてくれる映画であったと言えるだろう。

 今日はこの一本だけ。
 ま、いろいろとあったんだ。今日は。


 

11日 [図画工作の時間です]


 当初は映画の予定だったが、昨日実行できなかった予定のリカバリーを行わねばならん。
 ということで、地元を縦横無尽に動く。
 その件に関し、特に記すことはない。

 夕刻、帰宅後にApple Computer「iPod」のケース作りを開始する。
 ポケットに入れて使っていると、出し入れの時にひっかかるらしく、保護シールがすぐに取れてしまうという問題が発生しているが故に。

 当初はケースの購入を考えていたのだが、店頭で価格を見て馬鹿馬鹿しくなった。
 目的の性能を有していれば見た目などどうでも良い。自力開発してしまえっ!!

 チラシで型紙を作って、サイズ確認。
 二回にわたる微調整の末、寸法を決定。

 ビデオテープのケース (本体は捨てた) と、銀行で苦情を言った時に貰った透明のクリアファイルを分解。
 カッターナイフと両面テープで作る。

 アイディアだしから初めて、開発終了までおよそ90分。
 完成してから、「ここをこうすれば!」と思う部分が無いわけではないが、必要とした性能は有している。
 十分だ。

 ダメなら、また作り直せばよい。
 それが自作の良いところなのだから。


 

12日 [「iPod」で動画を見るための準備を整えてみる]


 Apple Computer「iPod」で試していなかった機能の一つに動画再生機能がある
 H.264 のコーデックを持っていないというのもあるし (推奨されている Quick Time Pro も持っていない)、MPEG4 でつぶした事が無いから設定を感覚的につかめない (DivX も MPEG4 系の圧縮なワケだが) という理由はあるが、要するに見る必要が無かった、というのが最大だ。

 だがしかし。

 昨日、ケースを作りながら、突如として使ってみる気になったので試す準備に入る。
 調べたところ、「携帯動画変換君」なるフリーソフトで、「iPod」用の動画ファイルを簡単に作れるらしい。

 早速 DL。
 解凍するだけ、というお手軽さと、圧縮するプロファイル (名前の通り、携帯電話用は当然として、PSP、iPod 等の MPEG4 系の動画再生機器用がある模様) を選択してファイルをドラッグするだけ、というお手軽なインターフェースは素敵だ。

 あまり長い File を持って行ってもしかたない。
 DivX 再圧縮済みでまだ見ていなかった TV アニメ「MONSTER」CHAPTER58(CS 放送 Master) ならば、地上波で見ていた関係で画も分かっているし、時間も20分少々とお手軽だ。これで良かろう。

 ドラッグすると、設定を確認するでもなく変換が始まる。
 ん〜、先に各種設定をせんといかんかったのか。
 起動させれば分かるが、一番上にファイルの登録場所、次に圧縮設定、最後に出力先の設定 (そこから下は作業状態を表示するエリアなので無視) となっている。
 それぞれが下向きの矢印で繋がっているから順に設定するのかと思ったぜよ。

 UI に多少の難はあるが、全体としては使いやすいソフトだという印象を受けた。

 さて、ブツは出来た。
 明日はいよいよ通勤中に「iPod」で動画鑑賞だ。


 

13日 [「iPod」で動画を見てみる]


 昨日に続き、Apple Computer「iPod」で動画を見てみる。
 動画そのものは完成したので、今日は転送して見る段階に突入だ。

 まず、完成した動画を Apple Computer「iTunes」に登録

 音楽ファイルとまったく同列に扱うんかいこのソフトは。
 元々、ミュージックビデオ等の、時間の短い動画を前提にしたというから、プレイリストで管理するのは至極まっとうだと思う。
 しかし、音楽ファイルとまったく同列に扱うというのは驚いた。
 ライブラリの管理という意味では、音楽は音楽、動画は動画と分けてあったほうが便利だと思うのだが。

 これも慣れの問題なのかなぁ。

 まぁ良い。
 どんなソフトにも、一つや二つの違和感や欠点はある。

 音楽ファイルとまったく同じように、登録し、まったく同じように「iPod」に転送。
 この統一操作感は優秀だ。

 元々、MP3 のアートワークで液晶の性能の良さは感じていたが、動画再生でもその評価は変わらない。
 明度、彩度は勿論、反応速度も十分な性能を有している。
 画面そのものは小さいが、解像度が高いので細部描画能力も高い。

 動画再生しながら、ダイナミックに映像調整できないのはちと残念だが、これはむしろ出来る方が珍しい (一般家庭用の TV、最近のは使用者がいじれないのが多いでしょ?) らしいので (普段、すべて PC 上で処理していると調整できるのが普通だと勘違いすることになる)、仕方ないのだろう。

 機械としてみた場合どうしても他でカバー出来ない欠点はバッテリーの持ち
 合計約2時間の動画再生を行ったところ、バッテリーはほぼ無くなった。
 これはちと短い。
 ビデオ再生機として本格的に利用する場合の、最大の障害になるだろう。

 しかし、他には特に不満はない。
 任天堂「プレイやん」(GBA / GBASP / NDS 用動画再生オプション) の存在意義が、かなり薄れてきたぞっ!!


 

14日 [「はやぶさ」帰還を延期]


 毎度おなじみ「はやぶさリンク」によると、「はやぶさ」の帰還予定が2007年6月 から2010年6月に変更になった模様
 姿勢制御系のトラブルリカバリーに遅れているのが原因らしい。

 結局、姿勢制御系のトラブルが響いていると言うことか。
 しかも、燃料リークが続いている。不安満点だ。


 まさしく「恐るべき旅路2」。
 (松浦晋也「恐るべき旅路」は素晴らしい本であるからして、是非に読むべし)


 二ヶ月で通信回復、出来ればまだ先がある。
 これまででも工学的には十分に楽しませてもらったが、まだ先が出来る。

 通信回復すれば、帰還が2010年。

 この Web がそれまであるかどうかは、正直分からん。
 しかし、2010年にふたたび盛り上がれる事だけは間違いない。

 来年3月には、理学的な成果も発表になるそうだ。
 ここで明らかになるであろう科学的な事実も、我々を興奮の坩堝に叩き込んでくれる事だろう。

 JAXA によると、今日の発表で一区切りという事らしい。
 この Web でも、近いうちに私にとっての「はやぶさ」総括を行い、それをもって特別体制 (って、まぁメインページのリンクだけなんだが) を解除とする。


 

15日 [時計復活っ!!]


 ヨドバシカメラより、懐中時計の修理がしたとの連絡。
 会社帰りに取りに行く。

 今度は、異常は無いだろうな!?
 と思いながら受け取る。

 文字盤が正常であることを確認。


 久しぶりだ我が懐中時計よっ!!


 早速、ズボンのベルトに鎖を引っかけ、ポケットに入れて、慣れ親しんだ、しかし久しぶりの動作で時計を取り出す。

 また数年、よろしく頼むぞっ!!


 

16日 [皇帝ペンギン]


 帰り際、リュック・ジャケ「皇帝ペンギン」プレミアム・エディション DVD 購入
 無論、期間限定出荷の豪華版だ。

 アラステア・フォザーギル/アンディ・バイヤット「ディープ・ブルー」の限定版パッケージ (これは本当に素晴らしい) よりはやや落ちるものの、完成度は高い。
 中に入っている解説書は、映画館で販売されていたパンフレットの縮小版 (こう考えると、やはり「ディープ・ブルー」の解説書もパンフレットの縮小版なのだろう)。

 ん〜、映画を見に行くと必ずパンフレットを買う私のような人間には、縮小版とは言え DVD にくっついてくるのはちと悲しい。

 本編、および映像特典は...さて、いつ見られるのだろうねぇ。


 

17日 [劇場連戦記]


 本日は忘年オフ会であるが、その前に勿論映画館だ。

 時間から逆算しと・・・最適解発見。目標2本!

 パク・チャヌク「親切なクムジャさん」☆☆☆☆

 「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く、復讐三部作完結編。

 らしい。

 物語の組み立てはこれまでとはやや違うものの、壮絶な復讐が行われるには違いなく、それは大変痛そうであるという意味では、これまで通りの内容であった。


 さ、次だ。
 パンナー・リットグライ「七人のマッハ!!!!!!!!」☆☆☆☆

 邦題や予告編に反して、物語はかなりシリアス。
 アスリートをそろえて迫力のある生身のアクションを撮ろうと言うアイディアは良かったが、人数が多すぎたか、物語の中で人物像を描けなくなってしまっているように思う。

 これではせっかくのシリアス物語が活きないぞ。


 これにて予定の2本を終了。
 さて、買い物をしてから忘年オフ会だっ!


 

18日 [陸域観測技術衛星「ALOS」愛称募集について]


 昨日購入した本広克行「交渉人 真下正義」プレミアム・エディション DVD を見るつもりだったが、ちとそれ所では無くなってしまった。

 合わせてネタも無い...
 ということで、困ったときの宇宙ネタ。

 だいぶん前からになるのだが、JAXA が2006年 1月19日に種子島から打ち上げを予定している陸域観測技術衛星「ALOS」(余談だが、エイロスと読むらしい。先月くらいまでアロスだと思っていた...)の愛称を募集している
 締め切りは、2005年12月25日24:00。


ALOS 愛称募集

 陸域観測技術衛星「ALOS」の詳細は JAXA の Web を参照していただきたい。
 簡単に言うと、その名の通り地球観測をする衛星だ。

 念のため書いておくが、「はやぶさ」のような惑星間を飛行するわけではなく、地球の周回軌道を回る衛星だ。
 それでも、かなり面白そうな衛星ではある。
 そして、その面白そうな衛星にもし自分の名前が付いたら、と思うと楽しくて仕方ない。

 無論、私は応募済みだ。
 採用されなさそうな名前ではあるがな。


 

19日 [今後の大予定]


 blog 化最大の利点は、遠隔地からの容易なる更新であると言えるだろう。
 私が新日記の blog 化計画を発動した理由が、更新の手間を圧縮する事と、携帯電話からの更新にあった事を考えれば、まさに目論み通りの成果であると言えよう。

 blog 本来の目的からは大幅に逸脱しているがな。

 そんなこんなで、年内で「新日記」を終了来年早々から blog 版(名前は未定)に移行する
 表ページにある三日分の「新日記」に関しては、まだ考えていない。

 そんなこんなで、久しぶりの Web 大改造が近い!?


 

20日 [敵!?ロックオンされた!?]


 掲示板に、かなり豪快な攻撃を受けている。
 それはまさに「攻撃」としか表現のしようがない

 今回は、一日平均3回数が、継続すでに1週間。

 某巨大匿名掲示板から攻撃を受けたときは、1日あたりの回数はケタ違いだったが (文字通りの意味で)、続いたのもわずかに3日。
 BOT による巡回カキコだと推測されるが、それにしてもしつこい!!!

 現在リモートホストを基準にしたフィルタリングをかけているが、これは誤爆の可能性が低くない。
 もしかすると、パスワードによるアクセス制限 (あくまでも BOT 対策なので、パスワードは全面公開) に切り替えるかも。

 ・・・悪質な攻撃による利便性低下か。

 憎むべき、悪っ!!


 

21日 [漫画以外をあまりネタにしないのはなぜだろう?]


 上野駅構内の某本屋襲撃。
 月刊「サンデーGX」(小学館/漫画)購入

 広江礼威「ブラック・ラグーン」

 ・・・チッ!やはり主軸はエダか。
 ヨランダだと面白かったのに。

 あり得ないのは分かっている、分かっているさっ!!!
 けど、な!?


 島本和彦「新吼えろペン」

 漫画業界など、パクリパクられだっ!!
 と力説する、ある意味恐ろしい回。

 漫画に限らず、パクリパクられなど頻繁にあるがな。

 あの映画とかその映画とか、まぁやりすぎると駄作になるのは映画も漫画も同じってことで。


 

22日 [上野駅構内の某本屋襲撃]


 上野駅構内の某本屋襲撃。たかが連続襲撃だ。
 ...チェックしてなかったのが露呈した。漫画を中心に、大量に出ているじゃないかっ!!

 とは言え、バックにはすでに大きくて重い荷物が入っている。
 これ以上荷物を増やすのは得策ではない。
 一冊のみ購入。

 木尾士目「げんしけん」7巻(集英社/漫画)購入

 選択に関しては何も言うな。
 言うんじゃないっ!!!

 やはり、斑目の出番が減ったか。好きなキャラなのだが。
 今回の見所は、やはり欲求不満 (?) で大暴走の咲か。それとも世話焼きモードに突入した大野か!?
 荻上の話が主軸になった関係か、微妙に下ネタ度も上がってきているな。
 いくつかは、心の中で大笑いしたけどな。
 実際に笑うのはね、こらえたよ。電車の中で読んでいたから。


 

23日 [もしかすると、これが今年の映画館納めかも]


 明日、明後日は映画館に行きたくない。
 混んでいるのはかまわん。しかし、五月蠅いのは嫌だっ!!!

 つーことで、本日は映画館へ。

 怒濤の三連発、かましたるでっ!!
 行きの電車の中で、素早く時間を計算。
 日時座席指定の映画館が増えている昨今、行きの電車で計画を決定すれば、無駄なく時間を使いつぶせるからな。

 よし、到着次第、日時座席指定を二枚確保 (前売り券は確保済み)。
 一発は、指定無しの映画館に。これでパーフェクトだ。

 その一発目はこれだっ!!
 クリス・ナオン「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」☆☆

 あ〜、ん〜、え〜。

 リュック・ベッソン以降の仏映画に見られる悪い部分が出まくっているのは気のせいだろうか。
 特に脚本。これじゃぁダメだ。
 ミステリー映画での伏線放棄は重罪だよ。


 次の映画まで15分。映画館は3分もあれば移動できる距離なのでなんら問題なし。
 ジョン・ファブロー「ザスーラ」☆☆☆

 ジョー・ジョンストン「ジュマンジ」の続編。
 私は読んで事がないが、オリジナルは絵本らしい。

 まぁどこをどうつついても「ジュマンジ」の続編だ。あれ、いまいちノレなかった映画なんだよね。
 という人間の評価である、あのノリについて行けた人なら面白いのでは?

 よし、次だ次。
 ここでも移動には3分程度しかかからん。有楽町駅周辺は映画館が密集していて大変便利だ。
 アンドリュー・ニコル「ロード・オブ・ウォー」☆☆☆☆

 売っている物が特殊なだけで、武器も車もセールスマンには違いない。
 政治や倫理に対する感覚は、そうとうに壊れているがな。

 という事を、淡々と描く映画。

 これは素晴らしい。
 "硬派なエンターテイメント映画"以上に仕上がっていないのが本当にもったいない。


 さすがにここで時間切れ。
 朝、早起きすれば一日4本も夢じゃないよな。
 体力...よりは精神的に持たんだろうが。
 などという事を考えつつ、帰路につく。


 

24日 [悪夢の二日間]


 メリィクリマスだァ、馬鹿野郎!!


 ということで、本広克行「交渉人 真下正義」の DVD を見る
 つくづく、「欠点も含めてイベント映画として面白い」映画だと思うなぁ、これは。
 単体で見ると脚本の穴がよく見える。

 ま、イベント娯楽映画にそんな事言っていてもしかたないのだがな。


 その前に、実相寺昭雄「姑獲鳥の夏」の DVD を見ていたりもしたが、まぁ大まかに言って毎年のごとくの日であったと言えるだろう。


 映画館に行けない悪夢の二日間の初日。


 という意味でな。


 

25日 [死んだように寝る]


 掲示板に対する攻撃が止まらない。
 ということで、現在なお、掲示板に対するフィルタリングを続けている。
 カキコしようとしてはじかれてしまう、という誤爆の方には本当に申し訳ないっ!!

 それとはなんの関係もなく、今日は一日死ぬ。
 死んだように寝る。
 デスマーチ鳴り響く中にいる私にとって、死んだように寝られる日は、死んだように寝まくるに限るっ!!!

 ん〜、斬鬼はやはり消えるか。まぁ先週の状態でケロっと出てこられたらフザケンナと思うわけだが。


 

26日 [月刊「Newton」を読む]


 月刊「Newton」(自然科学/ニュートンプレス)を読む
 ちなみに「Newton」は年間購読なので上野駅構内の某本屋で買うことは無い。

 人間のXY染色体の話が第一特集であるが、個人的には巻頭の「カッシーニ探査機最新ショット」がより注目。
 土星系の衛星の写真が主であり、あの美しい土星のリングはあまり堪能できない。
 ついでに言うと、私が初めて見たときに「デス・スター!?」(「スター・ウォーズ」だ、もちろん) と口走ったミマスも、あまりデス・スターに見える画はない。
 疑似カラー合成画像だといまいちだなぁ。

 「ホイヘンス」が着陸したから、もっと美しい映像が出てくるかと思ったタイタン (タイタンと聞くと、航空宇宙軍史の一遍、「タイタン航空隊」を即座に思い出すのは私だけか!?) は、細かすぎて全体の美しい画像は少ない。
 ちと残念。
 いや、学術的には細かい画像が重要なのは分かるんだけどね。

 そうした意味では、エンケラドゥスやテティス、レア。
 そしてその奇妙な形を露わにしたイアペトス (赤道付近が盛り上がっている。北半球と南半球を別々に作って合体させたような形、とでも言おうか) の写真は実に美しい。

 ん〜、そのうち NASA / ESA の Web から写真を DL してきて壁紙にでもしよう。
 メイン PC には壁紙を設定せんが、2nd, 3rd PC はその限りではないが故に。


 

27日 [全くとりとめのない文章を書いてみる]

 先週発売した「交響詩篇エウレカセブン」DVD 6巻を購入して来ねばならんのだが、その時間がどこにもない。
 くそう。
 買い物だけなら、24日でも25日でも実行可能だったじゃないか。

 などという事を思いつつ、しかしてどうしようもない。
 ついでに言うと、ついに来年3月から、我が家の地域も FTTH(光ファイバー通信網) に対応するようだ。



 ぐわははははははははは!!!!!!


 実測 1M の回線よさようなら。
 これでストリーミング動画を、あと一段高画質で、あと一段安定して見られるようになるだろう。
 早く来るのだ、FTTH よっ!!!



 

28日 [襲撃しまくっちゃうよ!?]


 部屋の片隅から、図書カード500円分も発見されたしな。

 柳沼行「ふたつのスピカ」9巻(MEDIA FACTORY/漫画) と、原作・七月鏡一/作画・藤原芳秀「闇のイージス」22巻(小学館/漫画) を購入。

 あらかじめ予想されたとおり、500円で足りるわけがない。
 まぁ良い。

 「ふたつのスピカ」は、府中野がなぁ、エェやつやんか。秋は、もしかして病院送りにするのか?
 などと思いつつ、そのまま殺伐とした「闇のイージス」に突入。

 チェチェンゲリラも、スペツナズも皆殺しですかっ!!!
 ていうか、このタイミングで天使復活ですかっ!!!

 と、いろいろと驚く。
 やはりノリの違う弐冊の本は、漫画とは言え読む時の切り替えが面倒だな。
 次回への反省点と言えるだろう。


 

29日 [またしても上野(略)]


 掲示板に対する攻撃が一段落したようだ。
 今後2週間程度見て、攻撃がなければ制限を解除する予定。
 もし攻撃があれば、その時はさらなる制限を実施する。

 本日で今年の仕事は終了。
 実は、今日は「はやぶさ」のまとめネタを考えていたのだが文章が書き終わっていない。
 ということで、毎度おなじみ、困ったときの上野駅構内の某本屋襲撃ネタっ!!

 月刊「SFマガジン」(早川書房/文芸) と、月刊「NATIONAL GEOGRAPHIC」(日経BP/自然科学)購入
 だがしかし、じつはまだどちらも、壱ページたりとも読んでおらぬ。
 なぜか!?

 それは枕元に積んでおいた本を読んでいるからさっ!!!

 小柴昌俊「やれば、できる。」(新潮社) やら、的川泰宣「轟きは夢をのせて―喜・怒・哀・楽の宇宙日記」(共立出版)やら、 古橋秀之「ある日、爆弾がおちてきて」(メディアワークス)やら、他にもとにかく読まねばならん本は多いわけである。
 けど雑誌はとっとと買わねば手に入らなくなる (最近は書籍でも、とっとと買わねば手に入りにくくなっているわけだが) ので買わねばならない。
 そして本棚は、果てしなく圧迫されて行くわけだ。

 分かってて買うんだからどうしようもないな、私は。


 

30日 [外野から見た「はやぶさ」の、現時点でのまとめ]


外野から見た「はやぶさ」の、現時点でのまとめ

 2005年最も知的好奇心を満たした出来事と言えばやはり探査機「はやぶさ」による小惑星「イトカワ」への着陸だろう
 この Web への挑戦者のほとんどが知っておられると思うので、「はやぶさ」の説明は省く。
 知らない人は、JAXA 宇宙科学研究本部の「はやぶさ」のページを御一読いただきたい。

 本年10月末から11月にかけて、「イトカワ」への着陸を試みた「はやぶさ」は、多大なる工学的、理学的成果を上げた。
 だが、そうした理工学的な側面を除いても、私はこの計画を"楽しい"と感じた。

 あの小惑星イトカワは、3億キロ彼方に、現実に存在する、いまだかつて、誰も見たことが無かった星だ。
 その見たことのない場所に、現実に、日本初どころか人類初で固められた小さな小さな探査機が宇宙をぶっ飛んでいったのだ(正確には現在進行形だが)。


 まさに「その時、歴史が動いた」。
 まさに「ProjectX」。


 これが面白くないわけがない。
 だが、残念なこともあった。

 ミネルバの放出失敗やサンプル回収の失敗の事ではない。
 そうした失敗は、しかし工学実験としては失敗したという一つの成果だからだ。

 このあたり、手短に書いておこう(あくまでも手短である。そんなもんか程度で読んでもらいたい)。
 「はやぶさ」で実施された工学実験は、"成功するはずだが本当のところは分からない"(言うまでもないことだとは思うが、理論的に成功した、と実際に成功させる、の間には深い溝がある) 事の、"本当のところ"を明らかにするための物だ。
 実験が実施され、失敗した場合、理屈の間違いが判明するという成果が出ていると考えられる。

 だからそれは良い。

 問題だと考えているのは、広報面だ。
 NHK の番組、「サイエンスZERO」に川口淳一郎プロジェクトマネージャーが出演した際、以下のようなメッセージを残している。

「特に小学校、中学校、高校の方々、これは現実なんです。自分たちがいま生きている時代に、現実にここまで行われているんだということをよく認識してほしい」

 これは至極正当なことだ。
 高校生はともかく、小中学生にこそこういうプロジェクトを知って、面白がってもらう必要があると私は思う。
 そういう事こそ、問題視されている理系離れへの歯止めになるのではないかとさえ考えている。

 だがしかし。
 「はやぶさ」はプロジェクトの広報活動として、小中学生が分かるように解説したコンテンツは、少なくとも Web 上には見あたらない。
 小学生を対象にしているとおぼしき「JAXA キッズ」も、旧 ISAS 系のプロジェクトは影がかろうじて、という状況だ (もっとも、「JAXA キッズ」そのものがやる気が感じられないコンテンツの固まりなのだが)。
 「はやぶさ」の情報は見あたらない。

 この、「小中学生向け広報」は、「はやぶさリンク」のようなプロのライターも、私のような外野の素人も出来ていない。

 これでは、小中学生に興味を持ってもらうのは厳しいのではないかと思う。

 小中学生に限らず、Web での広報という意味では、JAXA の「はやぶさ」関連情報がやたらと分散して存在しているのも理解に苦しむ。

 これでは小中学生どころか、好き者以外が情報を集めるのも困難ではなかろうか?

 繰り返すが、「はやぶさ」は最高に面白い計画だ。
 しかし、一般向け、小中学生向けの広報はまだまだ不足していると思う。

 実に惜しい事だ。


 

31日 [今年の映画はどうだった!?]


 現在私は、いかなる映画情報雑誌も買っていない。
 するとどうだろう。

 来年公開予定の映画を、ほとんど把握できていないっ!!!

 ということで、年末特別企画「来年期待の映画」は実施不能である。
 故に、本年最後を締めくくるのはこの企画だ。


 2005年の映画はどうだった!?
 毎度のように、公開年ではなく、私が見た年を基準に選んでいる。


 今年見た本数は、合計85本。
 近年まれに見る少なさであり、今年の忙しさを象徴する本数であると言えるだろう。
 来年は90本台を回復したいところだ。

 さて、その85本の中から、いきなり印象に残った三本を選んでしまおう。

クリント・イーストウッド「ミリオンダラー・ベイビー」
アンドリュー・ラウ/アラン・マック「インファナル・アフェア3 終局無間」
シルヴァン・ショメ「ベルヴィル・ランデブー」

 順不同である。
 かなりクセの強い作品が並んでいるが、私としてはどれも素晴らしい作品であったと思う。

 独特の面白みがあった作品として

ティム・バートン「チャーリーとチョコレート工場」
ジム・ジャームッシュ「コーヒー&シガレッツ」

 を上げる事ができるだろう。
 また、ここんところハズしてばかりだったハリウッドアクション映画で、久々に面白かったのが

ポール・グリーングラス「ボーン・スプレマシー」

 可能な限りの生身のアクションと CG や旧来からの特殊技術の合わせ技が素晴らしかった。物語も面白いしね。
 CG の突出した進歩を思い知らされた作品としては。

ブラッド・バード「Mr.インクレディブル」

 を上げる。
 もっとも、内容のともなわない、ただ映像技術はすごいねと思わされた作品として

ジョージ・ルーカス「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
スティーブン・スピルバーグ「宇宙戦争」

 があるわけだが。

 こうした技術先行の対極として、生の迫力を追求した映画もあった。
 まずは、生のアクションは、CG で飾り付けられた映像を粉砕する迫力であることを痛感させられたのは

プラッチャヤー・ピンゲーオ「トム・ヤム・クン」
アンドリュー・ラウ/アラン・マック「頭文字D」
ケヴィン・マクドナルド「運命を分けたザイル」

 だろう。
 それぞれまれで意味合いは違うが、その映像的迫力において“狂ったような”としか表現することの出来ない、すさまじい映画であった。

 ドキュメンタリ映画でも

リュック・ジャケ「皇帝ペンギン」
ジョージ・グリノー「ドルフィン・グライド」

 のような、とんでもない映像の映画が生まれている。
 スゲェぜ CG、だがまだまだ生の方がスゲェぜ!!と痛感させられた一年でもあったということだな。

 邦画ではどうだろうか?
 残念ながら、ここまで書いてきたような作品群に含まれるような作品は無かった。
 しかし、邦画は邦画でそこそこの当たり年だったと思う。
 一番嬉しかったのは、「理由やテーマなんていらない」という類の娯楽映画が、順当に出てきたことだろう。

羽住英一郎「逆境ナイン」
本広克行「交渉人 真下正義」

 などその最たる例。
 よけいな理屈なんていらない。それが娯楽だっ!!という魂の叫びが聞こえてきそうだ。
 今後の可能性を感じさせてくれる映画として

源孝志「大停電の夜に」
山崎貴「ALWAYS 三丁目の夕日」

 も上げておこうと思う。
 どちらも、今後を期待させてくれる映画ではあったからな。

 方向性は違うが

粟津順「惑星大怪獣ネガドン」

 も、今後の期待という意味では同じ...と言えなくもなかろう。
 無理矢理だが。

 そうした、若手が台頭する中、大御所様は大御所様の貫禄を見せてくれた。
 独自路線をひた走っちゃうよ!?という声が聞こえてきそうなのがこの二本。

鈴木清順「オペレッタ狸御殿」
竹内スグル/実相寺昭雄/佐藤寿保/カネコアツシ「乱歩地獄」(実相寺昭雄「鏡地獄」)

 辺りであろうか。

 この文章を書き始めるまでは「今年は、正直、いまいち、かなぁ」とか思っていたが、書き出してみるとなかなかどうして。
 思いの他、「ちょっと変わっているが、面白い映画」の多い年であった。

 来年はどうなる事やら。

 何はともあれ、来年も本 Web ページ「欲望だけが人類を変える」を、よろしくおねがいいたしまする。
 それでは皆々様良いお年を!!



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