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新日記

2008年 7月

 
 1日 [[恒例企画]今月期待の映画]

 一日遅れたのが、恒例企画。
 今月期待する映画だっ!!

 ロブ・ミンコフ「ドラゴン・キングダム」
 物語なんざどうでも良い。
 ジャッキー・チェンとジェット・リーの共演ですよ!?この二人が戦うんだよね?そうだよね?敵味方じゃなくても、途中で戦うシーンあるよね?
 そこだけで良から見てぇぇぇぇぇぇっ!!!!
 ・・・無かったら許さん。

 ケヴィン・マクドナルド「敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜」
 ナチス親衛隊員だったにもかかわらず、戦犯として裁かれることなく生き延びた男のドキュメンタリ映画らしい。
 真実は小説より奇なりとは、こういうことなのだろうか?という内容になっていそうだ。

 マイケル・ポーリッシュ「庭から昇ったロケット雲」
 自宅の裏庭から、自作のロケットを打ち上げて有人宇宙飛行を目論む親父 (しかも、ビリー・ボブ・ソーントン) の話。
 野田司令!!先を越されていますっ!!!

 M・ナイト・シャマラン「ハプニング」
 内容はどうでも良い。なにせM・ナイト・シャマラン監督だ。「サイン」「ヴィレッジ」で笑撃を振りまいた男の新作だ。
 見に行かないわけがないっ!!

 エド・ニューマイヤー「スターシップ・トゥルーパーズ3」
 アクションホラー映画だった「2」からは、またもノリが変わり、第1作への原点回帰があったらしい。
 ついにパワードスーツが出てくるというのが楽しみだ。

 エドガー・ライト「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」
 内容は知らないのだが、水野晴郎が、最後に見た映画らしい。追悼の意をこめて、劇場に行くかっ!
 製作者には、悪いような気もするが。コメディらしいから。

 アンディ・ウォシャウスキー「スピード・レーサー」
 監督表記がウォシャウスキー兄弟ではなく、アンディ・ウォシャウスキーになっているのはなぜ?アンディの単体監督作品なのか?
 という謎はさておき、「マッハGoGoGo」の実写映画版。
 実にバカっぽい CG 映像の予告編に燃えてしまうのは、たぶん、世代的には正しい。
 映画ファン的には、どうだか知らん。

 阪本順治「カメレオン」
 仲間を、恋人を殺された男が、国家規模の陰謀に復讐心で挑むというクライムアクションらしい。
 松田優作の「遊戯シリーズ」第2弾として企画された物語を、復活させた作品とのこと。
 確かに一昔前のような映像やプロットだが、無骨な男の物語を取らせると圧倒的に上手い阪本順治だ。
 それだけで、私には見に行く価値がある!

 本木克英「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」
 前作が、劇場に行った知人友人連中から「思いのほか面白い」「十分元は取れた」「驚くべきことに面白かった」と評されていたのでレンタルで見ると、なるほど、確かに面白かった作品の続編。
 緒形拳の悪役ぬらりひょん (“ぬらりひょんクレーター”という名前を某所につけようともくろんでいた人がいたなぁ・・・) ぷりに期待。
 今度は行くぞ。劇場に。

 タナダユキ「百万円と苦虫女」
 百万円を貯めるごとに引っ越しを繰り返す女の子の物語、らしい。
 先日 wowow で放送していた「蒼井優 x 4つの嘘」で、プロローグを扱っていたので、見てみようかなと思う。

 廣木隆一「きみの友だち」
 重松清 原作の映画化作品。二人の少女の友情物語らしいが内容は知らない。原作未読だし。
 けど予告編の画が綺麗で良かった。

 宮崎駿「崖の上のポニョ」
 ・・・ノーコメントで。

 河崎実「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」
 「宇宙大怪獣ギララ」の続編を、河崎実が撮ったというが、きっとギララが出てくるだけの馬鹿極まる内容に違いない。

 本気で期待しているというよりは、歪んで期待している作品の方が多いような気がするが、きっと気のせいだ。
 2008年映画戦線後半戦、暑い夏と共に、開始っ!!!



 
 2日 [バグ報告]

 工画堂スタジオ「POWER Dolls 2 CPMPLETE BOX」(Windows/SLG) の「POWER Dolls 2 plus DASH」(Windows/SIM)のバグをメーカーに報告したのは昨日のこと。

 使用 PC と変更した部分 (メモリとグラフィックカード、そして OS の動作モード) を記載し、現象を報告。
 さて、返答はあるのか?
 バグフィックスはされるのか?

 謎が謎を強める現状であるといえよう。

 フィックスされない場合は・・・どうしよう。
 仮想 PC の Windows98 か、補助 PC「疾風」に Install してやり直すとしようか。

 ・・・あぁ、また別のソフトでバグっぽい現象が。
 なんで自宅でまでバグ追跡なんぞをやっているんだろう。



 
 3日 [「西の魔女が死んだ」劇場にて鑑賞]

 定時退社だっ!!
 以下省略だっ!!

 長崎俊一「西の魔女が死んだ」☆☆☆☆

 登校拒否になった少女が、“魔女”と呼ばれた祖母の下で暮らす一ヶ月半の物語。
 気丈に見える魔女の細さが、垣間見える演出が見事。
 自然描写にけっこう力を入れているのだが、もうちょっと音に拘ってほしかった。自然の中は“静か”だという幻想があるからなのかなぁ。

 なお、「相棒」に続いてパンフレットが売り切れていた。
 「相棒」と同じく、別の劇場で探さねば。

 明日も定時で離脱できれば・・・などと妄想しつつ、撤収っ!!



 
 4日 [「イージス」と「バーディー」]

 作:七月鏡一/画:藤原芳秀「暁のイージス」3巻(小学館/漫画)、ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」19巻(小学館/漫画)購入

 どちらももうすぐ休刊となる週刊「ヤングサンデー」(小学館/漫画)掲載だ。
 不吉だ。どうなるんだろう。

 作:七月鏡一/画:藤原芳秀「暁のイージス」3巻は、あまり本編は進んでいない。
 最後の展開は驚いたが。
 凄いところで引いたな。

 あとがきによると、“「暁のイージス」は完走させます”とのこと。
 刈り込んで完結させるつもりもないらしい。
 それでこそ、作:七月鏡一/画:藤原芳秀だっ!!!!

 ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」19巻は、けっこう豪快に物語が動いた。
 連邦の地球圏介入と、連邦内部での軋轢が表に出てきているし、このままだと主人公の正体も次巻でばれるんじゃなかろうか。

 もっとも、作品中最大の疑問である、レビが結局なにをしているのかはこれっぽっちも分からんのだが。

 ・・・本当に進んでいると言えるのか!?

 なお、こちらはヤンサン休刊に伴う今後の動向についての話は無し。
 どうなることやら。



 
 5日 [「カメレオン」劇場にて鑑賞。そして「ロケットまつり」へ]

 朝、準備に手間取っている間に目標時間を過ぎてしまう。
 くそ、見ようと思っていた映画に間に合わん。
 ・・・ま、別の映画にすれば良いだけなんだがな。

 阪本順治「カメレオン」☆☆☆☆

 松田優作の“遊戯シリーズ”として企画されながら、お倉になっていた脚本を引っ張り出して映画化、ということで、かなりアナクロな部分は感じる。

 が、いまどきこれを真正面から画にしてしまう心意気やよしっ!!
 最後がちょっと (かなり) 気に入らないが、まぁ、良いかろう。
 ワンカットの長いアクションシーンや、カーチェイス等、楽しめる部分も十分に多かったからな。

 終了後「ロケットまつり」のために新宿に向かう
 毎度毎度、すごい言葉が飛び出る「ロケットまつり」。今回は「今の宇宙開発」を、毎度の面子がボッコボコにする。

 いやはや、「信じるな、疑えっ!!」は、試験屋にとって、けだし心に響き渡る名言であるといえよう。

 己の仕事の面で、いろいろと勉強になる内容であった。
 撤収っ!!



 
 6日 [「スピード・レーサー」劇場にて鑑賞]

 部屋でちょいと探し物をするも、見つからない。
 一か月以内に探せない場合、無駄に出費がかさむことになるが恐ろしい・・・

 そんなことは気にするのをやめ、毎度のごとく映画館へ。

 アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー「スピード・レーサー」☆☆

 全編を CG 化し、アニメを可能な限り実写化したのだが、アニメ的色彩はアニメだから許されるのであって、実写合成の CG でやられても「なんだかアニメみたいだ」としか思えないのが、物語の貧弱さ以上の欠点だろう。

 明日も仕事だ。
 しかたない、一本で止めておくとしよう。
 撤収っ!!



 
 7日 [「ラブコメ今昔」読了]

 有川浩「ラブコメ今昔」(角川/小説)読了

 「くじらの彼」に続く、自衛隊恋愛連作短編集第弐段。
 途中に出てくる、知り合い特権で駐屯地見学に突入。装備を見ると走り出す女の子の話をみて思わず笑う。

 ここまで弾けていないが、駐屯地に見学突入したら似たような行動をとりそうな人が人がいたなぁ。

 と。
 まぁ、それだけ。

 編:渡部潤一「最新・月の科学―残された謎を解く」(NHKブックス/自然科学) が明日にも読み終わると思う。
 だがしかし、明日は定時帰りできる可能性が高いのであった。



 
 8日 [「最新・月の科学」読了]

 編:渡部潤一「最新・月の科学―残された謎を解く」(NHKブックス/自然科学)読了

 本は、大半を出村裕英を執筆し、クレーター形成についてを平田成、そして「かぐや」での観測を寺薗淳也が記している。
 「はやぶさ」で話を聞いた事のある理学屋さんが、2人も入っているなぁ。

 青木満「月の科学―『かぐや』が拓く月探査」(ベレ出版/自然科学) は、その副題通り、「かぐや」が挑む月の謎に関する本であったが、この本では、「現在、月について分かっていること。分からないこと」を扱っている。

 半分くらい内容はかぶっているのだが、書き方は違うので、同じ事を書いていてもその過程や結論には差分が認められて大変面白かった。

 それにしても、本を読めば読むほど「ペネトレーター打ちたいっ!!」という理学者の気持ちが分かるなぁ。



 
 9日 [「神様のパズル」読了]

 機本伸司「神様のパズル」(角川春樹事務所/小説)読了

 宇宙は無から生じたという、では、宇宙が人間にも作れるのでは!?
 という壮大な大ボラをぶちあげる青春学園農業 SF 小説。

 映画は、卒論制作を舞台に、宇宙の作り方を追求するという大枠は同じで、細部をかなり変更してあったんだなぁ。

 映像では表現しずらい多くの大法螺が、やはり見ものだ。
 特に、宇宙創成のエネルギー問題を解決する大法螺は最高に気持ちが良い。

 SF って、こうだよなぁ・・・・

 超対称性の崩壊に関する大法螺が出てこないのがやや物足りないが、巧妙にも超対称時代を一切描写していないので作品的には問題ないのだろう。

 ひっさしぶりに、読みやすいハード SF を読んだなぁ。
 この作者の別の本も、読んでみるとしようかね。



 
10日 [「REC/レック」を劇場にて鑑賞]

 本日は、有給休暇のため、一日休み。
 ゆっくり休んで、ゆっくり出撃。
 まず目指すは映画館。

 ジャウマ・バラゲロ/パコ・プラサ「REC/レック」☆☆☆☆

 TV 局が消防署の密着取材中に訪れたアパートで、謎の奇病が発生。
 最近流行のシッコ系ゾンビ映画。

 あるんだよ、こういう、どこをどうやっても絶対に満点にはならないけど面白い四点満点の映画がっ!!

 ということで、えらい満足した77分間であった。
 この短さも、この内容では妥当だ。

 終了後、有楽町に移動し、「JAXA シンポジウム 2008」へ参加する。
 JAXA の第二期 (統合から今までが第一期で、次の5年間が第二期なんだそうな) 計画について。
 JAXA の長期ビジョンで、宇宙科学が軽視されているのではないかと思われる節が多々感じられ、大変悲しい。
 間借りして尻馬に乗っているだけの有人宇宙計画をぶちあげても仕方なかろうに。
 月の有人基地計画も「国際協力の下」という言葉がくっついていた。
 この美辞麗句も踊らされて、「きぼう」などという、スケジュールに空きがあって打ち上げ寸前になって実験を公募せざるをえなかった有人宇宙施設を作ってしまったことを忘れているようだ。

 JAXA へのアンケートで、「先行している宇宙科学や、リモートでの地球観測分野への選択と集中が必要では?」という意見を簡単に書く。

 もっとも、「JAXA シンポジウム」で本当に絶望したのは他のことだ。
 客席の会話に耳を澄ませていると、どうも「関係者の周辺」とか「関係企業の人」が多数 (無数!?) に入っているように聞こえた。
 これ、一般の人を多く入れないと意味がないんじゃないのか?

 なんなんだかねぇ。

 出口で、「かぐや」の模型を見て興奮状態に突入している小学生 (低学年だと思う) や、学校帰りなのか、セーラー服で話を聞きに来ている女子高生 (女子中学生?) に若干の希望を見出しつつ、撤収。



 
11日 [民間で金星目指すってか!?]

 帰りの電車の中、毎度の如くネットでニュースをチェック。
 真面目なニュース (株価がエライ事にとか) も、普通のニュース (iTunes v7.7 がバグってエライ事にとか) も、苦しいニュース (酔っ払ってラブホに行き何もしなかったとか) も読みつつ、9日に発表された JAXA のプレスリリースを見て吹き出す。

 「PLANET-Cに相乗りする小型副衛星の選定結果 について

 金星探査機「PLANET-C」は、現在地球のみで展開されている大気循環観測を金星でも行おうと試みる (無論、他にも色々と目論んでいるのだが) 衛星だ。
 2010年打ち上げ予定なので、その頃、まだこの Web があれば「はやぶさ」帰還と共に盛り上がることだろう。

 なお、残念ながら可視光の高性能カメラ (たとえば、「かぐや」搭載のハイビジョンカメラ) は搭載されていない。

 その金星探査機の打ち上げには、H-IIA が使用される。

 H-IIA は、搭載宇宙機を惑星間起動に投入する際、その構造上二段目で軌道に投入し、その後で分離する必要がある。衛星の分離装置が、M-V のように、楕円軌道の頂点で回転させながら分離できるようになっていないためだ。

 NASDA は実用衛星を上げるためのロケットとして H-IIA を開発したのだから、開発方針に誤りはない。(最適化しすぎたのが間違っている、という意見もあるようだが、目的のために無駄を省くののは開発費削減のためにはやむを得ない部分も多々る。未来を予想する事はできないし、なによりも、予算は無限ではない。真に批判されるべきは目的の異なるロケットで無理矢理惑星間軌道に宇宙機を放り込むしかない現状だろう)

 だがその結果、PLANET-C では、なんと H-IIA の、20t もある二段目も金星軌道に投入されてしまう無駄っぷりを発揮することとなっている。

 だがそれが、ここにきて面白い状況を生み出している。
 プレスリリース内に、実に素敵なものを見つけた。

 同乗する、大学宇宙工学コンソーシアム (UNISEC) 開発の衛星「UNITEC-1 (UNIsec Technological Experiment Carrier - 1)」だ。

 他の同乗衛星が地球周回に残るのに対し、なんと衛星と共に金星向け軌道に投入されるのだという。
 静止軌道に到達したものさえないのに、民間開発の宇宙機でいきなり惑星間軌道に投入ですかっ!!!


 衛星の目的に、「アマチュア無線コミュニティと共同で深宇宙からの微弱な電波の受信・デコード技術実験」とあるので、あいもかわらずアマチュア無線で通信を確保するのだろう。
 果たしてどこまで離れても受信できるのか興味深いところだが、そもそも受信局の設備がどうなっているのか知りたいところだ。

 宇宙機の通信系は、日本は米にくらべて大きく劣っているというが、こういう挑戦により、ジリジリと迫ってゆく事を望むぞ。

 あぁ、去年閉鎖された「KDDI茨城衛星通信センター」の32mパラボラが、アマチュア無線に開放された時、そのまま、なんとかアマチュア無線で活用し続けられていれば (予算的にも技術的にも難しかっただろうが)、素晴らしい援軍になっただろうに。



 
12日 [暴走 + 狂気 + 錯乱 = 日常]

 メーヴェのようなものにジェットエンジンをつけて飛行するための練習を見学に行く。
 現在の所、パイロット訓練のため、トライクと呼ばれるウルトラライトプレーンでの飛行だ。
 まだメーヴェのようなものでは飛んでいない。

 飛行中に乱気流にあおられ、機体が大きく傾いたり、エンジントラブルで緊急着陸することになったりと、非常事態に見舞われ続ける。(私では無い、“パイロットが”である)
 しかしながら、本番に向けての訓練であるから、こうしたトラブルは、むしろ洗い出しのためにも出てしまった方が良いとの事。

 お手伝いできる限りは、今後もお手伝いして行くとしよう。

 見学終了後、予想外の大雨と渋滞により時間に遅れつつ、我が Web ページ挑戦者壱拾萬人突破記念呑み会を行う。

 いやはや、遅刻したためか、今回は徹底的にいじられる側にまわり、なんというか。


 いろいろな意味でキッツイ会であったと言えよう。


 しかも、元より酔っぱらうつもりで行った会なので、自分でもよく分からん精神状態だったし。
 そんなこんなで、錯乱しつつ本日も終了。
 速やかに、撤収っ!!!



 
13日 [暑い・・・]

 昨日は、炎天下で壱日中遊び、夜は夜で呑み会でベロベロに酔っぱらうまで呑む。
 結果、本日は劇場襲撃をするだけの体力がない。

 とは言え、用事を片付けるべく出撃はせねばならない。
 昨日は、駅までの駐車場に車を残し、タクシーで帰宅したからな。車を取りに行かねばならん。
 車を取りに行くだけでなく、別件を片付けるために、ちょっいと都内まで。


 ・・・今日も暑い。


 秋葉原から日本橋までが、こんなに感じるとは。
 恐ろしい事だ。

 日本橋からの帰り道、人身事故で電車が停止。
 長々と迂回して帰るはめになる。
 電車が動き始めた時間を考えると、迂回した方が「かろうじて」ではあるが、早く帰宅できたのは、不幸中の幸いだろう。


 灼熱の土日であった。



 
14日 [スパモン教徒必読!?]

 中村光「聖☆おにいさん」(講談社/漫画)購入そして読了

 大爆笑する。

 無事に世紀末を乗り切ったイエスと仏陀が、立川の安アパートでルームシェアしながら俗世でバカンスするというギャグ漫画。


 宗教の力が強い一部の国でこんなものを出したら作者が暗殺されるんじゃないかというすさまじい設定だが、いやはや面白かった。
 電車の中で読むのが危険だった漫画は、実に久しぶりだっ!!

 ただこれ、熱心な基督教徒なり熱心な仏教徒が読むと「馬鹿にするなっ!!」と怒るかも。
 「父が望まれたので」と発言し、どこぞの二代目と勘違いされ、ヤクザに尊敬されるイエスとか、寝ていると動物が寄ってきてしまい「涅槃じゃないからっ!!」と力説する仏陀とか、かなり特殊なネタが多数あるから。



 
15日 [[勝手に宣伝計画]JAXA相模原キャンパス一般公開]

 あ〜、映画館行きてぇ〜。
 などと思いながら仕事する。

 明日か明後日には、なんとか行ける・・・かな?

 んでもって、久しぶりに勝手に宣伝計画。
 久しぶりに、ロフトプラスワンではないぞ。

 宇宙関連に違いはないがなっ!!

JAXA相模原キャンパス一般公開
「宇宙へのヒミツの入口おしえます」

 毎年恒例の相模原キャンパスの一般公開を、今年は8月9日(土)に開催します。

 いつもは見られない施設の公開や、最新の研究内容をわかりやすく紹介します。衛星やロケットの模型展示、ミニミニ宇宙学校、水ロケット教室、いろいろな実験などイベントも盛りだくさんです。みなさんでお楽しみください。

日 / 2008年8月9日(土)
時間 / 10:00 - 16:30
料金 / 無料
会場 / JAXA相模原キャンパス(JR淵野辺駅南口より直通の無料送迎バス運航予定)
公式案内 / ISAS Web(JAXA)



 
16日 [vs 三洋]

 使用しているムービーカメラ、三洋「DMX-HD1A」の電源供給アダプタが壊れたのは三ヶ月以上前
 これが無くとも、内蔵バッテリで使用するには問題がない。

 だが、内蔵バッテリでは60分程度しか持たない。
 SF 大会は一コマ90分。

 このままバックアップカメラとして役に立たない。
 仕方ない。部品購入するべくメーカーに電話をした


 そして盥回しが始まった


 Web に記載された製品案内の電話番号にかけると、サービスセンターにかけてくれと言われ、サービスセンターにかけると、驚くべき事に「HD1A という製品は検索できない」と言われる。

 をいをい、自社の製品だろう?

 再度、製品案内に電話をかけ、サービスセンターは役に立たんと申し出ると、今度は修理センターに電話をかけろと言われる。
 修理センターに電話をかけると、部品は部品センターに聞いてくれと言われる。


 しかも、全部有料ダイヤルっ!!


 仕事中になにやってるんだ、私はっ!!(電話は自分の携帯電話を使用したがな)
 部品センターでは、「その製品は検索できない」と言われる事も、「分からない」といわれることも、「それは xx に聞いてくれ」といわれることもなく、速やかに進行。
 目的の部品は、「接続アダプタ」という名前で、1,980円。
 取り寄せののち、サービスセンターまで取りに来るか、着払いで送るといわれる。

 一番近いサービスセンターは、「検索不能」と言われた場所だ。とてもじゃないが信頼できない。
 着払いは余計な費用がかかるのでやりたくない。
 「そこいらの家電販売店で注文をかける事も出来るのか?」と問うと、日にちは若干余計にかかるかもしれないが、問題ないとの返答。
 これ以上、メーカーとの不毛なやりとりは御免だとばかりに、電話を切る。


 これまでもいろいろと酷いサポートに直面してきた。盥回しも初めての経験ではない。
 だが、「検索できない」は初めてだった・・・
 自社製品の検索ができないシステムってのも凄い話だ。

 会社帰りにビックカメラにより、これこれこういうわけで部品を取り寄せてくれと頼む。
 後は任せたぞ、ビックカメラっ!!



 
17日 [PD2 強行プレイ開始]

 いまもって、工画堂「Power DoLLs 2 plus dash」(Windows/SLG)のバグ報告に対する返答はない

 ユーザーに対していちいち返答していられないのは分かるが、発売後三週間してもパッチが上がってこないのは、メーカーとしてどうなのよ?という気分でいっぱいだ。
 だって、動かないんだよ?このソフト。工画堂は「銀色の高額円盤」販売業者なのか!?

 腹が立ってきたので、マニュアルの使用承諾条件の項目を熟読する。


 結論、一つの PC でのみ使うべしという記載は見当たらない。


 Installer を立ち上げても、注意項目は出てこない。
 ということは、何台の PC に Install しても良いということだろう。

 早速、補助 PC「疾風」に Install する。

 10年以上前のソフトだ、特に PC 性能に問題はあるまい。問題があるとすると、「疾風」は自作 PC なのでメーカーサポート外だということだな。

 なにはともあれ、Install 完了。
 これより作戦開始っ!!
 WindowsXP なら動くんだよな!?



 
18日 [「アフタースクール」劇場にて鑑賞]

 電車の中で、寝る。
 眠い。
 なんだこの眠たさは・・・

 だがしかし、地元の駅に着いた瞬間、肉体は完全に覚醒した。


 どわははははははははっ!!!!
 映画館が私を呼ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!


 内田けんじ「アフタースクール」☆☆☆☆

 やられたやられた。
 下手な事を言うと、即時ネタばれになる危険がある映画。
 映画は脚本だね、やっぱりね。
 オチを知ってから思い出すと、真面目な台詞もどんどん笑えるってのも良い。

 物語の原動力が、“女性に対する男の気持ち”になっている以上、女性警察官の気持ちが向いているのかどうかを、はっきりとしてほしかったかな。
 それと、爽快感がいまいち。

 非常に満足度の高い映画であった。
 撤収っ!!



 
19日 [携帯電話機種変更]

 本日発売なのである。
 ということで、出撃。

 キャリアは変わらず。
 CASIO「G'zOne TypeR」から、CASIO「G'zOne W62CA」に変更。

携帯電話
右が TypeR、左が W62CA

 CDMA2000 端末から WIN 端末へ。
 これまで不満だった二つ。
 ひとつは、外部メモリが使用できなかったこと。もう一つは WIN 端末ではなかったこと。
 これが解消されている。

 耐衝撃、耐水性能は変わらずということなので、見た目が普通の携帯電話になっていた (写真では分かりにくいが、TypeR はかなりゴツイ) のには目をつぶって購入。

 ・・・この端末は、動作が、重いっ!!!

 完全に満足の行く端末は地球上に存在しないという事か。



 
20日 [「JUNO/ジュノ」劇場にて鑑賞]

 都内は、アスファルトの照り返しですさまじい暑さだ。
 気温はたいした事ないが、照り返しがキツイ。

 茹でる〜。
 私は暑いのが大嫌いなのである。

 諸般の事情により都内を放浪。
 放浪の果てに、あぁ、オアシスが見えるぅ〜。


 ということで、用事も終わったので映画館襲撃。


 ジェイソン・ライトマン「JUNO/ジュノ」☆☆☆☆

 ・・・日米の価値観の相違を見せつけられるね。
 16歳の女の子が、予想外の妊娠に直面するという話だが、物語がかるぅ〜く進行する。
 妊娠から出産までを、こうも軽く描くとは。

 物語とは関係ないが、ベッドに泥だらけの靴で上がるシーンを見て、私は思った。
 ブロンウェン・ヒューズ「恋は嵐のように」で、ベッドインするときに靴下を脱がない男は最低だと言う台詞があった事を。
 まぁ、ベッドインするシーンじゃなかったけどね。

 時間的な余裕はあるが、時間が上手く合わないな。
 撤収っ!!



 
21日 [「奇跡のシンフォニー」を劇場にて鑑賞]

 三連休はこまごまと忙しく、あまり映画館に行けなかったのが悔やまれる。

 と、言う事で、日中、別件の用事を済ませ、昼過ぎに出撃。
 映画館へ。

 カーステン・シェリダン「奇跡のシンフォニー」☆☆☆

 天才的音楽能力を持った孤児の少年が、その能力を使って両親を探し出す物語。
 物語はファンタジーだが、人間はしっかり描けていて、大変面白く見ることができた。

 のだが、作中の時間経過が分かりにくいのと、主人公の指揮シーンがあまり上手くない事がもったいない
 特に指揮シーンは、クライマックスだからね。

 全体の出来は悪くないのだが、なんだか不完全燃焼で劇場を後にする。
 もう一本見たいのだが、時間が合う映画は凄まじい混雑っぷりを見せる弐本のみ。
 やむを得ん、撤収っ!!



 
22日 [POWER DoLLs 2]

 順調とはほど遠かったが、工画堂「POWER DoLLs 2」(Windows/SLG)プレイ開始
 今もって、Windows Vista では正常動作しないので、サポート外承知で、自作の補助 PC「疾風」だ。保有し稼動する状態の、唯一の WindowsXP マシンだからな。

 それにしても、昔に比べると手慣れたからだろうか?
 難易度が思ったよりも低い。
 一度クリアしていているとは言え、もう10年以上前の話。記憶も相当にあやふやだ。

 であるにもかかわらず、Mission3 (山地で補給路の橋を爆破する) 以外は、とくにやり直しもなく進んでいる。

 ま、先は長い。
 気長にやろう。



 
23日 [「崖の上のポニョ」劇場にて鑑賞]

 終業約60分前に、スイッチが入った。
 凄まじい音を立てて。

 久しぶりだぜこの衝動っ!!

 ということで、定時に上がって映画館へ。
 他の映画を見る予定だったのが、各方面から「で、お前の感想は?」と、なぜかもう見ているのが前提で話を振られる。
 く、こうなれば、選択肢は他にないっ!!


 宮崎駿「崖の上のポニョ」☆☆


 動きに関して、宮崎駿は原点回帰した、というのは本当なのだろう。
 だが、回帰して一周してしまったというのが正解ではなかろうか。ウォルト・ディズニーの、初期制作短編アニメの影響をこれで感じるなというのは、ちょっと無理だ。
 やはり宮崎駿は、「映画」を作りたいのではなく、「絵を動かしたい」だけなのではなかろうかという疑問を持たざるをえんな。

 ついでに言うと、子供向けにしては、あまりにも死への暗喩が強く、その割に全体の印象が明るい、ものすごく奇妙な映画だと感じた。
 首をかしげながら、映画館から撤収。



 
24日 [「サンデーGX」購入]

 映画館に行くつもりだったのだが、全予定が崩壊するのはわずか一瞬の事だった。

 せめてっ!ということで、会社帰りに本屋襲撃。
 月刊「サンデーGX」(小学館/漫画)購入

 島本和彦「新・吼えろペン」
 ・・・終わってもうたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
 漫画界への皮肉に満ちた最終回だなぁ。
 最後まで笑えたから、まぁ、良かったよ、うん。
 島本和彦は新作準備中になっているので、また GX で連載があることを祈ろう。

 宮下裕樹「正義警官モンジュ」
 悲劇的な話になってきたなぁ。
 着地点は大分見えてきたが、果たして想像の範囲で完結てしまうのかどうか。

 広江礼威「BLACK LAGOON」
 こちらはただでさえ悲劇的な展開だったのが、さらに悲劇的な展開に。ついでに言うと、終わりが近いのも「モンジュ」と同様か。
 TV Series の Season 3 もやるというが、全部使って今回の話だろうな。
 あ〜、新宿編も「えぇ!?」と思ったが、それを超える TV Series になることだろう。だが、あのスタッフならやってしまうに違いない・・・



 
25日 [「ラジオライフ」購入]

 去年夏に発売された「ガンダム IP PHONE」が百円ショップで投げ売りされているのを確認。

 なんとまた悲しい値段だろう。

 とっさに、ここでまとめて購入しておき、年末のジャンク市で一本200円で販売するという阿漕な商売を思いつくも、理性が止める。
 年末までに、どこでも100円で買えてしまうのではないか?という疑念が頭から離れないからな。

 百円ショップを横目に、本屋へ。
 のぉっ!!月刊「SF マガジン」(早川/文芸) が置いていないっ!!
 しかたない、月刊「ラジオライフ」(三才ブックス/無線)のみ購入

 帰りの電車では爆睡してしまったので、読むのは明日以降だな。



 
26日 [「ハプニング」「カンフー・パンダ」「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」劇場にて鑑賞]

 今日は朝から映画館へ。
 先週の遅れを取り戻すぜっ!!!

 まずは本日公開の映画を弐連発。

 M・ナイト・シャマラン「ハプニング」☆☆

 だからなんだ、それでどうした!?

 よけいな説明をしたことで自滅する映画の典型例だな。
 何の説明もなく、ただ危機的状況に直面する物語にすれば良かったのに、余計な、説明とも言えない説明を追加したことでつまらなさが加速してしまっているぞ。


 マーク・オズボーン「カンフー・パンダ」☆☆☆☆

 娯楽映画に必要なのは、単純で爽快な物語だっ!

 どうせ最近のハリウッドカンフー映画は CG とワイヤーワークなんだ、だったら最初から CGA でやってやるぜっ!!と、制作者が思ったのかどうかは知るらんが、結果的にそういう映画になっている。
 それにしても、ジャック・ブラックとダスティン・ホフマン (ジャッキー・チェンやアンジェリーナ・ジョーリーも出ているが、ほとんど台詞がない) は良い味を出しているなぁ。


 一度家に帰り、夕飯を食べ、脱力する。
 あ〜、どうしようかなぁと思いつつも、今日は「暴走」と決めていたためか、時間になると脱力状態から出撃状態に切り替わる。
 恐るべし、我が映画力。

 再出撃っ!!!


 本木克英「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」☆☆☆

 まぁこんなもんでしょう。

 前作に続いて、やたらと豪華な出演陣が、実に楽しそうに演じているのは、見ていても楽しい。
 佐野史郎や笹野高史は、特殊メイクのおかげでエンディングクレジットを見てのけぞることになったがな。

 なお、前作で最大の話題 (私の周りだけか!?) であった田中麗奈の猫ダンスは、今回も再びある。
 そして個人的には、室井滋のアクションシーンを見る日が来るとは思わなかった・・・

 今日は、そこそこの満足度だな。
 明日はまだ決めていないが、もしかすると明日も映画館に行く予定。
 なにはともあれ、今日は撤収っ!!



 
27日 [特に何もしない、堕落した一日]

 映画館襲撃も迷ったのだが、真昼間から銭湯で脱力することにする。
 ということで、風呂に行き、マッサージを受け、風呂に入り、脱力し、午後が丸ごと潰れる。

 堕落しているなぁ。

 夕方に帰ろうとすると、天候が急激に悪化。
 あれよあれよという間に、バケツの底をぶち抜いたようなすさまじい雨が。そして激しい雷。
 隣町は、今日お祭りだったはずだが、これはもう中止に間違いないだろう。

 暑い日中。
 夕立ち。

 あぁ、夏だなあ・・・



 
28日 [「月光条例」購入]

 帰りがけに本屋襲撃。
 藤田和日郎「月光条例」1巻(漫画/小学館)購入

 単行本の後書きから、「黒博物館スプリンガルド」の本連載が始まるか!?あるいは「邪眼は月輪に飛ぶ」(発表される可能性は低そうだが、ぜひ続編が読みたい) か!?と思っていた藤田和日郎の新作。

 青き月光により「おとぎばなし」の世界をおかしくする。
 おかしくなった「おとぎばなし」を正すべく、「月光条例」が施行されたっ!

 藤田和日郎にしては珍しく、話に複雑な伏線が見られない。
 これは、これまでの (「うしおととら」や「からくりサーカス」のような) 大長編的なつくりではなく、連作短編のような作りになっているからだろう。

 存分に楽しんだので、次巻以降の購入も決定っ!



 
29日 [工画堂とは、やはり縁を切るべきだったか・・・]

 工画堂「POWER DoLLS 2 plus DASH」(SLG/Windows)を進めている
 相変わらず Windows Vista ではクリアできないので、WindowsXP 環境で、だ。

 そして WindowsXP 環境でも進めなくなった。

 Mission10「クローズシェイブ」(「POWER DoLLS 2 DASH」の Mission ですな) で煙幕弾を打つと、強制終了。

 いくらなんでも、いくらなんでも、酷すぎやしませんか!?

 これまでも、音楽データが読めないステージがあったりもしたが、音楽は気にしないので無視していた。
 しかし、これではゲームにならん。

 他の武器で煙幕を張るようにすればクリア出来るのだろうか?
 とりあえず、最初からやり直すとしよう。
 そして、いまいちど、工画堂に問い合わせよう。

 きっとなんの返答もなく、きっとなんの対応もしてくれないだろうが。
 久々のゲーム記録編だというのに、グダグダの内容だな。



 
30日 [「ドラゴン・キングダム」劇場にて鑑賞]

 会社帰り、時間に間に合ってしまった。
 そんな事をしていられる状態か!?体力温存した方が良いんじゃないのか!?という心の声を無視し、そのまま映画館に突入。


 体力無いなら、映画力で補えば良いのだっ!!


 ロブ・ミンコフ「ドラゴン・キングダム」☆☆

 最高に薄っぺらい物語と世界観だろうと、ジャッキー・チェンとジェット・リーが激突するシーンを見せてくれればよしっ!!
 などと思っていたのだが、肝心の、アクションシーンの出来が悪いという致命的な欠点により、作品評価完全崩壊。

 しかも、ジャッキー・チェンの映画なのにエンディングに NG 集がないっ!!


 なんなんだこれは・・・


 いかん、体力もろとも映画力も減った。
 この状況で今週後半線を戦うのかと気が重くなりながら、撤収。



 
31日 [来月期待する映画]

 毎度おなじみ、来月期待する映画。
 今年は、今だに五点満点が出ていない今年であるが、実は8月に本命映画が潜んでいるのであった。

 クリストファー・ノーラン「ダークナイト」
 監督、スタッフ、キャストと、ほぼ「ビギンズ」と変わらず。全作で不満だったアクションシーンの出来は、さてどうなっている事か。
 そして、どうしたって比較されてしまうのは、ジョーカーだろう。ティム・バートン版は、ダークで演じたジャックニコルソンの狂気と、どう異なる演技を組み立てた?ヒース・レジャー!

 ルイ・レテリエ「インクレディブル・ハルク」
 アン・リー版を完全無視したらしい(あれはあれで、それなりに楽しく観たのだが)、新作「ハルク」。
 苦悩するアメコミヒーローを描くという基本路線は変わらんだろうが、さて、どういう切り口だ?

 ピーター・バーグ「ハンコック」
 アル中気味で嫌われているヒーローが暴走しまくる話・・・らしい。
 ヒーロー物連発の夏戦線で、唯一、映画オリジナルで、シリーズ物ではない (今後どうなるのか知らんが) 作品。
 それにしても、ウィル・スミスの作品選びは、その基準がよく分からんなぁ・・・

 マイク・ニューウェル「コレラの時代の愛」
 半世紀に渡る男の純愛物語らしい。原作ものだが未読。
 予告編はまぁまぁだったのだが、コスプレ映画は自然とチェックするように出来ているのである。

 ポン・ジュノ/ミシェル・ゴンドリー/レオス・カラックス「TOKYO!」
 やたらと豪華な三人の監督による、東京を舞台にしたオムニバス映画。
 一部で大人気 (!?)、藤谷文子も出演っ!!(ミシェル・ゴンドリー作品のヒロイン)

 ロブ・コーエン「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」
 元々文芸映画指向だったレイチェル・ワイズが下り、てっきりエヴリンは作中で殺されてしまうのかと思いきや、マリア・ベロが役を引き継いだらしい。
 ジェット・リー出演は知っていたが、ミシェル・ヨーも出ているのは知らなかった。
 この二人の格闘戦シーンは、ないかなぁ・・・見たいけどなぁ・・・

 ニキータ・ミハルコフ「12人の怒れる男」
 シドニー・ルメット「十二人の怒れる男」を、現代露西亜を舞台にリメイク。漢数字が算用数字に切り替わっているのあたりがリメイクか!?
 予告編を見る限り、ロシアの民族問題を背景に持ってきているようだが、さて、ルメットに勝てるのか?

 押井守「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」
 森博嗣の小説を映画化。
 見世物としての戦争を戦う、歳を取らない少年たちの物語。小説は一巻のみ読んで興味を失ったのだが (出来不出来ではなく、好き嫌いの問題)、その小説第一巻の映画化。
 ・・・好き嫌いじゃない結果が予想されてしまうなぁ。

 阪本順治「闇の子供たち」
 現実に問題となっている幼児売春や人身売買を扱った社会派映画。
 阪本順治らしいゴッツい映画を期待したいのだが、宮崎あおいかぁ。いや悪い役者じゃないと思うけど、阪本順治に合うのかね。

 堤幸彦「20世紀少年」
 浦沢直樹の原作がグダグダで終わったことを考えると、手を出すべきかちと悩むが、まぁ、挑戦はせねば結果は分からん。映画独自の部分とやらに、期待するっ!!

 中原俊「落語娘」
 原作物が続くななぁ、邦画は。
 題名通り、噺家の映画。「ちりとてちん」の大ヒットに便乗して通ってしまった企画のような気がしなくもないのだが、制作陣がやる気で、狙って通した企画だと信じるぞ。

 李闘士男「デトロイト・メタル・シティ」
 ・・・結局全部原作ものか。
 とは言え、この原作はまったく知らない。先日の飲み会で「行けぇっ!!」と各員に言われたので、とりあえずチェック。
 行けそうな状況ではある。時間が確保できれば、という絶対条件はあるが。


 全国公開はすでに始まっているが、デヴィッド・クローネンバーグ「イースタン・プロミス」が、ようやく地元でも始まる (先日、都内で見ようとしたときは混雑していて候補から外れた) 他、ミニシアター系で見たいのはあるのだが、果たして時間がどこまで確保できるのか分からない・・・
 いかんせん来月は、SF 大会やらなんやら、遊びでやたらと忙しそうなのである。

 ま、なんだ。
 燃え上がる夏の気温に負けぬよう、私も燃えがあるぜっ!!
 暑いのは嫌いなんだがなっ!!!



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