裏 日 記
[ − 掲 示 板 黙 示 録 − ]
これは、様々な事情により連続更新不可能であった
2002年7月〜8月の間
掲示板にてカキコされた日記的な文章の
補完である

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− 8日−
 なんだか暑い日が続いている
 暑いのは大嫌いな私としてはとてもとてもイヤな日が続いている。
 そんな中の悲劇だ。これを悲劇と言わずして何を悲劇というのか!?



 エアコンのリモコンが壊れた!!



 使っているエアコンは、本体側にメインスイッチと動作スイッチしかない。つまりリモコンがなければ壁掛けの箱に過ぎない
 リモコンも、どうせなら豪快に壊れてくれれば分かりやすかったというのに、壊れたのはボタン二つ。
 一つは動作ボタン。これは本体側で行うことも可能だ。ハイベッドだから難しくもない。
 もう一つは温度調整ボタンの、温度を下げる方!!上げる方は問題ないのよ、これが!!
 なんということだろうか!?私の部屋は温度を下げることが出来ないのか!?たしかに扇風機は年中回っているが (対 PC 熱の為、私の部屋では年中扇風機が回っている) それだけで足りなくなるのは必至。こうなればリモコン修理じゃぁぁぁぁ!!



− 9日−
 壊れていることが確認された(昨年の9月くらいから使ってなかったので、具体的にいつ壊れたのかは分からんのだが)エアコンのリモコンを修理すべく努力する
 とりあえず、分解。裏ブタを外し、基板を外し、いよいよスイッチ部の存在する前面に到達。


 ふふん。乾電池が液漏れしてたっぽいのは分解開始直後に判明していたが、故障原因もそれだな。
 基板が汚れておる。要するに汚れで接触スイッチの回路がコーティングされてしまい、ボタンが入らなくなったのだろう。
 洗濯だ!!水洗いだ!!液晶が基板直付けだから水に浸けることは出来ぬが、回路部分だけ洗う分には問題なかろう。

 洗って、よぉく乾かしてから組み立て。
 電池接続。液晶、表示された。通電確認!!
 前回大丈夫だった、運転モード切り替え。動作!!
 温度上げるボタン。正常!!
 温度下げるボタン。よっしゃぁ!!動作!!
 最後の関門、動作ボタン...よし、動いたぁぁぁぁぁ!!

 祝!!エアコン復活!!


−10日−
 先週のことだ。山手線を日暮里から上野方向に乗っていた。
 そこに、“東京見学”と書かれた案内?しおり?を持った男女三名ずつの中学生集団がいた。
 「東京見学ねぇ」などと思っていたら隣に立っていた女子中学生暴言


 「あのホテル安い〜、外見も変ってるし、あぁいうホテルにしてくれれば良いのにね〜」


 分かる人は分かるだろう。日暮里〜上野にある線路沿線にある外見の変ったホテルというのが何か。それは日本が世界に誇る独自文化ラブホテル

 カンボジアの定期雑誌 (カンボジアで定期刊行雑誌はほとんど無いんだそうな)「プロチアプレイ」で特集が組まれていたり (クーロン黒沢・他「怪しいジア怪しいニュース」より)、ビジネスホテルも経営する経営者が、海外からの渡航者に、満室だけど隣りのラブホテルでも良いか?と案内したら喜ばれた (「Satellite of LOVE」だったと思う) という証言があったり、欧米では日本のラブホテルのガイドブックまである (「週間スパ!」の昔のヤツ。捨てたから何号かは分からん。これって本当なのか?) とか、とにかく海外でも大ブレイク中らしい

 ということで少女よ。知らないとは言え、そういう発言を通勤でそこそこ混んでいる山手線の中で言うのはやめた方が良いと思うぞ。うん。
 わたしゃ吹き出すのを堪えるので精一杯だったよ。


−11日−
 会社帰りに舞台を見に行く。明日から SF 大会だから今日しかなかったのだよ。
 Bo-tanz「ビリディアンの迷宮」☆☆

 タクシー運転手のキャラが強すぎてラストか見え見え(十数年前の火山のネタを連呼しすぎ)。富士山噴火のネタに解決がない(そもそも富士山が噴火するかも、という設定の理由が無いとは言わんが弱い。)。ヒロインの必然に対して、それ以外のキャラが書類審査(たぶん)に通った必然がわからない(雑誌に応募要項が掲載されていたということは、募集したのが知り合いばかり6人だったってのは考えにくい。それともそれくらい狭い業界なのか?)。助監督のヒロインに対する感情の説明が弱い(ヒロインに対する感情と、監督に対する感情が整理されてない)。物凄い名作として語られる映画の内容はもちろん、どこが物凄いのか分からない(凄い凄いという台詞ばかりで、具体性にかけている)。ついでに本来撮ろうとしていた「ビリディアンの迷宮」という映画の内容も全然分からない(分からないことは致命的な問題ではないが、引っ張ってる割に解決が無い)。

 とまぁ、個々のギャグはめちゃくちゃ面白いんだけど全体を通すと何が面白いんだかさぁっぱり理解できない作品であった


−12〜16日−
放浪旅行記 & SF大会アフターレポート


−17日−
 トラブルはそこにあった
 私の部屋のリフォームは無事に終了していた。まだ本棚も入れていないのだが、とりあえず机だけ入れて PC をセットして電源を入れた。
 次の瞬間、我が主力 PC「天山」はモウモウと煙を吐き出した!!


 「天山」戦死


 ちーん。合掌。
 調査の結果、電源ユニットが死亡した模様。電源を買い直せばどうにかなろう。
 MTV2000 や HDD が死ななかったのは不幸中の幸いと思い込んで己を慰めよう...
 実際、この二つが死ぬとシャレにならんからな。


−18日−
 今日から仕事!!ではなく、今日まで休み。仕事は明日からだ。
 ということで、映画館に行く。だって二週間近く映画館に行ってないんだぜ!?

 まず一発目。ランダル・ウォレス「ワンス・アンド・フォーエバー」☆☆☆☆
 悲しいかな「戦友のために戦う」という台詞に反して、「家族のために戦っている」ようにしか見えぬ。平行して本国に残された家族を描いてしまったからだな。
 あと、とってつけたようなベトコンの描き方もやめた方がよい。中立性を保とうとしたのは分かるし評価もするが、あれじゃぁ中途半端だ。

 ジョゼ・ジョヴァンニ「父よ」☆☆☆☆
 時間経過がわかりにくい。台詞で「あれから何年たった」みたいなのが入るのだが、それとは別にカットバックで入る過去の描写がわかりにくい。
 あと、もうちょっと台詞を押さえた方が良かったのではなかろうか?寡黙な父親を語るんだから台詞を押さえてほしかった

 錦織良成「白い船」☆☆☆☆
 何というか、善意のあふれる映画だ。松江市内の映像はちょっと個人的に面白かった。だって、日曜に歩いてた場所がガンガン出てくるんだもの。
 非常に画が綺麗だったね。これももうちょっとカット周りを丁寧に処理すれば良かったのに


−19日−
 本当は会社帰りに映画館に行きたかったのだが、断念し買い物に走る。
 まず、佐藤純弥「新幹線大爆破」の DVD 入手
 くぅぅぅぅぅ!!ようやく入手だよ。
 数年前に出ていた LD が入手できなかったからねぇ。待ち望んでいた DVD だ。東映よありがとう!!

 次に!これはもはやどうしようもない、ATX 電源購入!!
 主に資金的な問題で 350w からレベルダウンして 300w の ATX 電源。まぁ大丈夫だろう。
 これで部屋の PC は復活するか!?


−20日−
 部屋の整理さえ出来ない状況なので、佐藤純弥「新幹線代爆破」のDVD を見る。評価は批評を大分前に上げたのでそっちを読んでくれ。
 DVD の評価だが、思ったより画が綺麗LD で出したときにでも修復していたのだろうか?会社の財政状態を考えると状態の良いヒルムが残っていたと考えるほうが妥当か?分からんが。
 映像特典はスチール写真 (これは正直どうでも良い) と、第一弾、第二段の予告編。
 なお第一弾予告編はビデオには乗ってなかった。LD は未見なので不明だ。
 ブックレットの解説は無しとは言え、価格は4700円。
 東宝より1000円安い。良心的な値段と言えよう。


−21日−
 念願のDVD+R/+RW DriveLogitec LDR-R258AK(RICOH MP5125A の OEM)購入!!

 これで長きに渡る CDR 650M の呪縛から開放された。こんにちは 4.7G!!
 さようなら VideoCD!!これからは DVD-Video でフォーマットの時代!!と言いたいところだが、実際にはあんまり使わんだろうな。なにせ120分しか入らねぇ。それなら今まで通り MPEG1 で気合でいれた方がよさそうだ。
 あとは容量との兼ね合いをどうするかだけだな。
 後はメディアよ!!安くなれ!!一枚600円弱はまだちょっと高いぞ!!


−22日−
 以前日記のネタにした本だが「サティスフィクション」ではなく、「サティスファクション」だそうだ。
 ここにつつしんでお詫び申し上げる。

 もうすぐ終ってしまう!!ということで会社帰りに映画館襲撃。
 ブラッド・アンダーソン「セッション9」☆☆☆☆

 猛烈に怖いけど物語がちょっと弱い
 映画としては、スタンリー・クブリック「シャイニング」に出てきたオーバールックホテルを舞台に、黒沢清「CURE」が展開するとでも言おうか。
 テープと狂気の関係がね〜。あれだけだとね〜、ちょっと肩透かし。
 他はすごい。本当に怖いし


−23日−
 青山真治「EUREKA」小説版読破
 基本構成は映画と同じだが、映画と違って、バスで旅立つまでが非常に長い。あるいは、バスに乗ってからが非常に短い。
 あと、映像表現としては非常に難しく、文章が得意とする心理描写が増えているそのため登場人物の抱える心理的な葛藤がわかりやすい
 特に映画でわかりにくかった部分の理解には非常に役に立つ。

 あと、小説には映画の後の話が若干ある。これがなかなか、良い話だ。


−24日−
 トニー・スコット「スパイ・ゲーム」DVD 購入
 欠点はあるものの面白い映画だとは思うからね。

 にしても、そこらじゅうで店頭デモをやってるねぇ。そんなに売れそうな映画なのか?ちょっと分からんな。
 ブラッド・ピット人気って、まだまだつづいてるのか!?よもやロバート・レッドフォードにそれだけの人気があるとは思えぬが。

 DVD の出来は...これからだなだってまで見てねぇもの


−25日−
 話題の DVD宮崎駿「千と千尋の神隠し」だが、たしかに赤い。明らかに赤い。赤いフィルタでも掛かってるんじゃないかと思う (というのは若干言い過ぎのような気もするが) ほどに赤い。
 赤くなって正解の部分も若干あるが、冒頭のトトロ (ジブリのロゴ)が赤みを帯びていたり、そこら中で宣伝しているおにぎりを食べるシーンのおにぎりがどう見ても白米じゃなかったり (赤飯とは言わぬが、麦飯くらいにはなってる)、ハクとの飛行シーンが夕焼け (ひょっとすると朝焼けなのかもしれぬが) になっちゃったりしてるのは問題だろうに。
 メーカーの公式コメントも矛盾しまくってて笑える。
 売れすぎてて今更回収できないのは分かるがここまで酷いメーカーコメントもそうそうないんじゃないのか?
 なんでも「最高のクオリティーを目指し」て「色彩を再調整した」らしい。
 にも関わらず、「劇場公開時の色」を目指して色彩調整を行ったってのがすでに意味不明だが、「色彩調整の出来る」機械であれば「劇場公開時の色を再現できるかもしれない」などというコメントはもはやギャグにしか聞こえぬ。
 それに、マスタがこれじゃぁコントラストデータが欠損してるだろうから無理だと思うね。
 こういうことやってるから日本の DVD は質が悪いって言われんだよ。分かってんのかねぇ。


−26日−
 トニー・スコット「スパイ・ゲーム」の DVD だが劇場公開時と字幕が変ってる
 まったく個人的な見解だが、DVD では「ディナー作戦」と訳されている「Operation "DINNER OUT"」は「外食作戦」という劇場公開時の翻訳の方が似合ってるように思う。operation という言葉の雰囲気にはね。
 そもそもディナー作戦では "OUT" がどこかに消えてるしこれが無いと台詞の意味が伝わり難いのでは?
 外部から食料その他を持ち込むことを暗喩していて、それを覚えていたレッドフォードが、作戦室で気づかれない様に口に出来て、確実に相手に伝わる作戦名として使うという部分がね。


−27日−
 本日は筑波宇宙センターの再攻撃を仕掛けてきた
 今回は前回とは面子がうってかわって私と fennek の二名のみ
 夏休みということもあってか、お子さまが多くて非常ににぎやかであった。賑やかなのは良いのだが、細かい質問が出来ないのはイタイね。
 しかも解説が新人のお姉さんだったから今ひとつ説明がうまくないし。質問するたびにベテランに聞きに行くのは止めてくれ。

 今回最大の収穫は、宇宙飛行士訓練棟の公開が平日のみという事実を知ったことか!?
 そのうち有給を使って見学に行かねばならんということだな。


−28日−
 バリー・ソネンフェルド「メン・イン・ブラック2」☆☆☆
 前作ほど突き抜けた笑いが無い。
 地球への入国管理局と MIB 本部を兼ねたビルが、美人のエイリアンに制圧されたというスラップスティックメコディな設定を用意しているにもかかわらず、物語のパワーを「記憶を失った K(トミー・リー・ジョーンズ)の記憶を回復させる」ことに割きすぎている。
 ひょっとして、あれか。ラストにあったという貿易センタービルでのアクションシーンが使えなくなってバランスがおかしくなったのか?だとしたら悲劇だな。


−29日−
 ようやく部屋に本棚を入れられる状況になった。状態になっただけで、まだ入れてないがな。
 今回購入した棚は前よりはるかに巨大なので収容能力は上がっている。組み立てて、とりあえず本を入れて、整理するのはあと回しだな〜。
 けどある程度整理しながらじゃないと、後々大変なんだよな〜。

 なんにもまして、映画とコンピュータ関連の資料だけでも取り出せるようにせねば。現状はあまりにも不都合が多い。


−30日−
 ロブ・シッチ「月のひつじ」☆☆☆☆☆
 アポロ11号の月面着陸を中継しることになった、オーストラリアの片田舎にあるパラボラアンテナを巡る話なんだが、これが良い。たまらなく良い
 見るまでは ProjectX 的にまとめたのかと思いきや、豊かな人間ドラマにしたてあげている。
 史実に拘りすぎること無く、映画的な脚色を多分に入れたのも成功の元だろう。
 好きだね。こういう映画は大好きだ必見


−31日−
 謎のメールが届いた。恐ろしいことにフリーメールではない。某プロバイダのものだ。
 なんでも「友人がメールアドレスの売買で被害にあったから報復したいから方法を教えて下さい」だそうだ
 分からん。メアドの売買で被害を受けるってのが、具体的にどんな被害なのか想像も付かぬ。
 だいたい反撃したいなら、同じ方法で迷惑を掛けた奴のメアドを売りさばいてしまえば良いのではなかろうか?否、どうせならそいつの住所氏名年齢電話番号家族構成にいいたるまで名簿屋に売るとか。
 そっちの方が楽だよな。ネット上で復讐するより。
 ところで、なぜ私にそんなことを聞くんだろう?謎だ