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新日記
2005年 4月

 1日 [トラブルの時間です]


 先日注文しておいた任天堂「プレイやん」が届いた
 GBA や NDS でSD に記録しておいた動画再生を再生可能にするオプションユニットだ。

 現状では、朝の大混雑する電車ではApple Computer「iPod」が、帰りのそこそこ空いている電車では任天堂「ぷれいやん」を活用する、というモデルを考えている。
 専用フォーマットの動画と言うことなので、合わせて購入した Canopus「かんたん換太郎」(セット販売だったのだが) を使用して、再圧縮することになるだろう。


 さっそく試してみたところ、DivX からの変換が上手く行かぬ模様。


 どーすんだおい。
 また対処法を考えるところから始めねばならんとはっ!!




 2日 [他の事情もあるが]


 撮りためられた TV 番組などを見つつ、私事などを片付けつつ、一日が終わる。

 こういう一日が一番ネタにしにくいな。

 仕方ない。ここんところ悩んでいる、この Web の今後についてでも。

 現在この Web を公開している Geocities であるが、昨年の Yahoo とのシステム統合以降、それまで無料だったツールが有料化するなどの変化が起きている。
 はっきり言って納得行かんかったが、価格的にさして高いものではなかったので、YaHoo Geocities の有料サービスに移行した。


 つまり現在、この Web は有料サーバー上で運営されている。


 Web ページはローカル上で作成され、FTP でアップロードされている。
 この FTP の接続が、時間によってはまるで繋がらないし、繋がっても切れまくる。


 以前から、あまり安定して FTP Session を確立できているとはいえなかったのだが、それまでは無料。現在は有料という差がある。

 元々あまりサポートやシステムが良かったわけではないがそれがさらに墜ちた、ということだろう。

 仕方ない。
 以前から、Web ページの運営以外にも Online 上でやりたいことがあるので、そのあたりを含めServer の変更を考えている
 実際に変更するかどうかは、決めかねている部分もあるのだが、もし変更されれば、再度 URL が変更されることになろう。

 挑戦者の皆々様には、ご迷惑をおかけすることになるやもしれぬ。




 3日 [「逆境ナイン」と「魁!クロマティ高校」の劇場チラシ配布開始を確認]


 今日は映画館へ。
 土日、どちらも映画館に行かないのは健康に悪いからな。


 ケヴィン・マクドナルド「運命を分けたザイル」☆☆☆☆☆


 あらかじめ、現在の状況を移すことでネタばれしている部分があるのと、視点が事件当時と現代を行き来すろことで、物語の速度がやや犠牲になっている部分があるのは欠点だと思うが、圧倒的な映像の前にそんな欠点は塵のごとく消し飛ぶ。


 どうやって撮影したんじゃこの映画は!?


 DVD が楽しみだ。

 なお、登山用具や登攀方法の説明が無かったり、あってもさわりだけだったりする。
 なので、そういう部分で引っかかりを感じると、映像に入り込めないかもしれぬ。




 4日 [知るかぁ!!]


 都内某所を歩いていると無記名アンケートに捕まった
 むぅ。ボケっとしていて油断した。

 まぁ良い。
 あまり進んでいない「プレイやん」ネタでお茶を濁すより、面白そうなネタになるだろう。


 月刊の女性誌のアンケートらしい(名前失念)。
 アンケート内容を一目見て、相手の正気を疑う。
 いや、いかに私を知らぬとは言え、私の外見からこんな事を聞くのが間違いだと言うことに気がつかなかったのか!?

 よりによって色恋沙汰のアンケートとは
 その所行。まさに正気ではないぞっ!!



 しかも、私がネタにしにくいじゃないかっ!!



 それにしても、答えにくい質問ばかり並ぶなぁ。


q. 好きな人に好きだと言えますか。

a. 言えない。


q. その理由は


 理由!?


 ...あえて考えたことなど無いぞ。

 ん〜...あ〜...え〜...「だめだ、ガッツが足りない」か!?などという暴走した思考が頭を駆け抜けつつ、THE BLUE HEART「少年の詩」だと"勇気が足りない"(余談だが「君のため」では勇気がたりたらしく、"大好きです。神様よりも!!"と叫んでいたりする) だよなぁ...

 ここまで書いて気がついたのだが、ネタにするどころかネタにされている有様であり、これ以上続けても悲しいだけだ。いっそのこと別のネタにしようかとも思ったが、この長さの文章を、ここまで書いた後ではもったいないという貧乏性な一面によりこのまま公開に踏み切る事にしよう。


 うむ。
 まとめられなかっただけあって、久しぶりにグチャグチャで訳の分からん終わり方だ。




 5日 [今日は「かんたん換太郎」レビューだな]


 任天堂「プレイやん」用動画作成ソフト、Canopus「かんたん換太郎」で DivX 動画を変換することが出来ないという問題は、あっけなく解消した
 解像度が、スタンダードの 4:3 の解像度でないといけないようだ。

 DivX 動画では、640x480 と 320x240 であれば正常に変換できることを確認した。640x352 , 320x176 は変換できなかった。

 MPEG2 は、720x480 (アスペクト比 4:3) では変換したが、他では試していないのでどうなるか不明だ。


 変換可能な動画が分かったところで実際の変換に移る
 プリセットは三つ (プリセットされた設定以外の動画は作れない模様)。
 「高品質」「標準」「長時間」が、動画と音声、それぞれ組み合わせ自由で存在している。
 画質比較のため、同じ動画を三種類の設定で作成

 SD カードにぶち込み (なお、ただ SD カードにコピーするだけで、なんら特殊な事はしないで良い模様)、GBASP 上で再生する。

 結論。

 「長時間」で良し!


 PC 上では違いが分かるが、GBASP の明度、彩度、解像度、物理的なサイズのどれもが低い(あるいは小さい) 液晶では、容量ほどの差はない。

 続いて、動画設定を「長時間」にして、音声を三種類の設定で作成

 結論。

 「高品質」以外あり得ん!!


 動画の状態からこちらも「長時間」で十分かと思ったが、音声品質は明らかに違いが出る。

 よって、「長時間」動画 + 「高品質」音声の組み合わせで動画を生成するのが最良であるという結論を導き出した。
 これから、実際に実用段階の動画を作成するとしよう。

 明日はいよいよ実戦配備刮目して待て!!




 6日 [「プレイやん」使用レポート]


 つーことで、昨日作成した動画ファイル三本を SD カードにコピーし、GBASP + 「プレイやん」と共に出勤


 朝は混雑しておるので、帰路にて発動!!


 用意した動画は、「LAST EXILE」13話(TV アニメ。16:9 画像を上下マスク付き 4:3 で MPEG2 キャプチャした動画をマスタにして作成)、「ストラトスフォー」CODE:101(TV アニメ。4:3 画像をそのまま MPEG2 キャプチャし、DivX 変に再圧縮した動画をマスタにして作成)、「岡本喜八 わが映画人生」(インタビュー。4:3 画像をそのまま MPEG2 キャプチャした動画をマスタにして作成)の三本。

 まず気がついたのは、GBASP の液晶が横長であり、再生時に見えるのは 16:9 の部分だけだということ。
 つまり、本来 16:9 の動画をマスクして 4:3 にした動画は、マスク部分以外が全部見える。しかし、本来 4:3 の画像は、上下が切れるという事だ。
 ソースをそれなりに考える必要があると言えよう

 再生される動画だが、物理的なサイズと解像度のから予想された通り、細かい部分も、文字も、見事につぶれる。
 やはりソースをそれなりに考える必要があると言えよう

 操作性だが、そもそものボタン数が少ない事もあるだろうが、"考えられている"と感じる配列でとても分かりやすい。
 もっとも良いと感じたのは「L」「R」ボタンで、明度を逐次変更が可能なこと。
 明度、彩度、ともに性能の低い GBASP であるが、これがあれば必要に応じて変更できる。
 十字ボタンの左右で行える早送り、巻き戻しもレスポンスが良く、ストレスを感じることはない。

 PS2 で DVD を再生したときはコントローラーを手に立ちつくしたが、そういう事態にはならなかった。

 全体を"映像を楽しむ"のは不可能だが"手軽に外で見る"分には十分な性能であると言えよう
 GBASP (NDS でも使用できるらしい。GBA では使用不可能らしいが) を持っていれば、1万円以下 (SD カードの値段によって越えるが) で完成するシステムだと考えれば、かなり優れたシステムではなかろうか。




 7日 [DVD 購入]


 明日発売、それはすなわち今日店頭に並ぶ。
 ということで、「周防正行 DVD-BOX」購入

 「変態家族 兄貴の嫁さん」が入っていないだとぉ!?



 なぜだ!?



 いや、当たり前なんだけどな。
 一般層は、彼がピンク映画出身だということを知らんだろうし。

 問題はだ、これをいつ見るか?ということだな。
 先週 CS で撮りまくった岡本喜八の映画も全然手をつけていないというのに。




 8日 [携帯電話、機能消失]


 勘違いと操作ミスの結果携帯電話の全データが消し飛んだ

 携帯電話など、e-mail の受信装置にすぎないと思っている私にとっては、あまり問題ではなかったりするのだが、携帯電話で撮影した写真データが消えたのは痛い。
 PC で加工し、己で作った画像は HDD に存在している。
 んが、携帯電話で撮影したデータの一部は修復不能。



 バックアップも取ってない。



 ヒルムで撮影したのを元に修復することは可能だが、やはり"同じ物"にはならんからなぁ。
 消えちまったものは仕方ない。

 とりあえず、明日にも au ショップに行き、昨年交換した先代の携帯電話からアドレス帳をコピーしてもらうとしよう
 あれから情報が更新された人間は三人しかいない...はずだ!?




 9日 [悲しい終わり]


 当然のように映画館に行く。

 まずは韓国映画。
 イム・チャンサン「大統領の理髪師」評価不能

 韓国の歴史を知っている人だとメチャクチャ面白いんだろうな
 と思わせる作りにはなっている。年号とか日付が入っているあたりに。


 続いてもうすぐ終わる (映画館によっては、すでに終わっている)。
 富樫森「鉄人28号」☆

 最後の戦いで、蒼井優がワープしまくるのは何事!?とか、あのスカートはいくらなんでもダサすぎるだろう!?とか、あの状況でどんな事故が発生して阿部寛は死んだんだ!?とか、まぁ細かいつっこみは放っておくとしても、全体を構築する個々のエピソードの動機付けが弱くて説得力がない上エピソード同士の繋がりが弱すぎる(一応、繋がってはいるのが救いか)。

 CG も問題外だな。
 クオリティ云々じゃなくて、見せ方が下手くそすぎる。


 本日は二本で終了。
 本当は三本目に突入するつもりだったのだが、山手線が止まっていて移動に時間が予定通りに行かんかった。

 悲しい終わり方だ...




10日 [燃える〜燃える〜燃えまくるぅぅぅぅぅ〜っ!!]


 今週末、ついに公開だっ!!
 激烈に燃える!!猛烈に燃えている!!


 久しぶりに狙うぜ初日をっ!!!!


 さぁ備えろ!!
 アンドリュー・ラウ/アラン・マック「インファナル・エフェア3 終局無限」にっ!!!

 ということで、アンドリュー・ラウ/アラン・マック「インファナル・エフェア 無限道」アンドリュー・ラウ/アラン・マック「インファナル・エフェア2 無限序曲」を一気に見る

 ん〜。何度見ても、良い映画は良い映画だ。
 楽しみだなぁ、どういう結末になるのか!!

 昨年の、ピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」は、小説版を読破していたため、前二作から作りがだいたい想像できてしまっていたため、こういう形で「楽しみ」なのは本当に久しぶりだぞっ!!!




11日 [まだまだ続く「プレイやん」ネタ]


 行きの電車で Apple Computer「iPod」(ポータブル MP3 プレイヤー)、帰りの電車では Nintendo「プレイやん」(GBASP / NDS 用動画再生オプション) という使い方は、予想を遙かに超える利便性を私にもたらしている。

 帰りの電車で見られる動画は、待ち時間をあわせてもせいぜい45分。
 手元の SD カードの容量が256Mbyte。
 容量から逆算すると、画質設定は「長時間」ではなく「標準画質」でもなんら問題ないことが判明。
 どうせ余るくらいなら使い切ってやる!!ということで動画の画質を「標準」に変更

 そして予想外の事態が発生した。



 これまでまるで読めなかったスタッフクレジットがそこそこ読める!?



 むぅ。これは予想しておらんかった。
 細部の画質向上があるのは分かっていたが、"文字"という部分に限ってみると、こうも明白な画質上昇があるとは。
 こうなると「高画質」設定での文字判別がどの程度なのかをためすしかなさそうだ
 明日は無理なので、今週中にはなんとかするとしよう。




12日 [DVD 購入]


 パク・チャヌク「オールド・ボーイ」の DVD 購入

 厳密には、たまりにたまった販売店のキャッシュバックで無料入手。
 映像特典だけで215分とは、アジア映画にしては破格ではなかろうか?

 問題は、「周防正行 DVD-BOX」もまるで手をつけていない現状において、これを見る時間はどこにあるのか?という事だな。
 まぁ、GW 中は暇そうなのでそこで一気に見ることになるだろう



13日 [Web 閉鎖決定通達]


 本 Web 開設から6年(そんなにやってんのかとちょっと驚いた)。
 当初から Geocities で公開していた。

 だが、昨年秋の Yahoo とのシステム統合以来、それまで無料で出来たサービスの一部が有料化した。
 これは別に良い。そういう事もあるだろう。


 だが、有料化したら無料の時よりも利便性が明らかに向上していなければ許せん。
 向上した部分も確かにあるが、FTP 接続という基本的な部分では、むしろ下落しているとしか思えぬ事態に直面している。


 この半年いろいろやってきたが、はっきり言って限界だ。
 よって、一ヶ月後を目処に本 Web ページ「欲望だけが人類を変える」は Yahoo Geocities での公開を終了する



 だが、Web の公開を終了する気はまるでない。



 まだ URL を公表できる状況にないのだが別の Serve で公開は続ける
 これは予定ではない、決定事項だ。
 半年前に URL が変わったばかりということで挑戦者の皆々様には手間をおかけするがご容赦いただきたいっ!!




14日 [パンフレット整理]


 保有する映画のパンフレットをデータベース化し本棚から押し入れに移動する計画を発動
 コンテナにナンバリングして、迅速に取り出せるようにすれば、実用面 (DVD 鑑賞時はもちろん、他の映画との関連で読み直すと、案外面白かったりする) では問題なかろう。

 ん〜、それにしてもすごい量だ。
 見に行った映画のパンフレットは、原則すべて購入 (特集上映などで購入できないこともある) しているが故に。

 本棚全体には、まだ余裕がある。だが、映画のパンフレットは A4 サイズ。入れられる場所は限られている。

 1900年代の作品から迅速にこの作業を行わねばならぬ
 このままでは来月か再来月にもパンフレットを入れる場所がなくなること必至であるが故に!!




15日 [観劇]


 想定通り、会社の定時上がりに成功。

 劇場に向かう。
 映画館ではない舞台だ


 1missing「一回休み」☆☆☆☆


 掲示板に時々、忘れた頃に登場し、しかもそのたびに名前が違う人物出演の舞台...などという説明では、ほとんどの人には理解できないだろうなぁ。


 没個性的な生き方の人間が持っている、本人の気がつかない人生の宝。
 きわめて個性的な生き方の人間が持っている、本人の気がつかない人生の宝。
 この二つを通して描かれる生きることの美しさ。面白さ。

 シンプルなテーマを直球で描いていてとても好感が持てる

 んが、分かり易くするためなのか、あまりにも説明的すぎるのは減点。
 身近なテーマである以上、自分自身の投影させるためにも、過度な説明はしないほう入り込みやすいのではなかろうか。
 もう一つの減点部分は、"見ていれば明らかに分かるであろう"事を台詞にしすぎている点。
 今回で言えば最後の台詞と、終わり間際の作文。
 正直、「馬鹿にしてんのか?」と聞きたくなる (単に、伝わっているかどうかの自信が無いから安全作を取っているのかもしれんが)。

 強調しておくが、決してつまらない舞台ではなかった。
 銀座小劇場で日曜日まで公開中(劇団 Web への Link。新しい Windows で開く)なので、興味がある方はどうぞ
 そうすすめられるくらい、面白かった。




16日 [燃えた...燃えたよ...真っ白だ...]


 映画館に行かねばならない。
 今後の予定を考えると、今日中に少なくとも二本。出来れば三本見る必要がある。

 見る映画のジャンルやら時間組み合わせを、映画館に向かう電車の中で行う。
 必ず見ねばならん映画をどこに入れるかが、問題だな。


 まずは第壱弾。

 クリストフ・バラティエ 「コーラス」☆☆☆☆☆

 荒廃した学校を、一人の音楽家崩れが建て直す話。
 よくある話ではあるが丁寧に作られた良い映画だ
 それにしてもすごいね。ほとんど学校の中だけ、それも宿舎と教室がほとんどで画に飽きがこない。


 続いて第弐弾。

 フランシス・ローレンス「コンスタンティン」☆☆☆☆

 潔く不親切な映画だ
 米国がキリスト教国家であることを考えても不親切。ハリウッド映画とは思えぬ作りだ。

 説明のない部分が分からないと (各種聖遺物はもちろん、ヒロインの名前とか、主人公の名前はもちろん、やたらめったらある十字架のメタファ等) 何が起きてるんだか分からないのではなかろうか。


 そして第参段。
 もうお解りだろう!?本日が公開初日。

 アンドリュー・ラウ/アラン・マック「インファナル・アフェア III 終局無間」☆☆☆☆☆



 



 いや、もう、泣いたし。映画館で。
 診察室のシンメトリの映像で、感情揺さぶられまくり。

 トドメだろう。


 「答えを聞いてなかったな。俺を覚えているか?」


 すべてはそこから始まっていたのかっ!!!!
 漢泣きだよ私はっ!!!!



 前二作と比べると、映画の構造そのものがかなり複雑 (「1」「2」を頭の中に叩き込んでから見ないと分け分からなくなる) だし、"崩壊"後は好き嫌いが出そうだが、個人的には満点。

 文句無し。

 「1」は二回ほど映画館で見たが(「2」は諸般の事情により1回だけ)、「3」もあと一回は見に行くね。確実に行くね。


 久しぶりに怒濤の三本立てであった。
 しかも、三本とも当たりとはあらゆる意味で充実した一日であった




17日 [DVD 鑑賞]


 車の定期点検の予約時刻が中途半端であったため、出かけるには中途半端な予定となる。
 それ故に、一昨日、昨日と無茶な行動をしたんだがな。

 空いている時間は DVD (購入したのも、録画したのも有り余っているからな) 鑑賞に。

 まずは DVD BOX から一本。周防正行「Shall we ダンス?」
 9年前の映画か。

 そうだよなぁ、この映画は高校の、通学途中の (厳密には途中ではないが) 映画館で見たんだもんなぁ。
 この映画の最大の欠点は草刈民代の演技だな。

 いや、あなたそれ読んでるでしょ!?

 という台詞回しがなんとも。


 続いて CS 放送で録画した、岡本喜八「独立愚連隊」
 太平洋戦争中国戦線を舞台にした西部劇のような戦争映画。
 このあたりになると、すでに岡本喜八のスタイルが確立されているように思う。


 軽く見せておいて、最後になって「実はものすごく重たい」ことが分かるという作劇が。


 この映画も、途中までは戦争を舞台にしたお笑い映画みたいで嫌悪感を抱く部分もあるが最後の最後に戦争そのものを「くだらねぇ」とあざ笑っていることが分かると一気に恐ろしい映画に化ける
 やっぱり上手いなぁ、岡本喜八は。

 続いても、岡本喜八。「日本のいちばん長い日」
 1945年8月14日から15日までの、敗戦が確定した御前会議によるポツダム宣言受託決定から玉音放送までの政府、軍部の動きをドキュメンタリタッチで描いた映画。
 ほぼ原作通りらしいが、原作未読のため詳細は知らぬ。


 「雇われ仕事」だったということで、独自路線映画での皮肉の効いた笑いも、プリグラムピクチャでのカッチリした作りも無い、岡本喜八らしさの感じられぬ映画ではあるがそれでもなお完成度の高い映画だというのが素晴らしい

 ...三本見ても、まだまだ未見 DVD 山は高いなぁ。




18日 [踏んだり蹴ったり]


 帰りの電車の中で、その悲劇は起きた。

 まず、先日 CS 放送「HISTORY CHANNEL」で放送していた「東京地下鉄物語」(東京の地下鉄網開発の話だと思われる) をぶち込んだNintendo「GBASP」+「プレイやん」を自宅に忘れてきたことに。

 仕方ないと、Apple Computer「iPod」を取り出すとバッテリー残量が無い
 んでもって、こういう日に限ってバックの中に本も入ってない。

 もう寝るしかないね、こういう日は。


 寝ると寝たで乗り換えるべき駅さえ寝過ごす


 週頭から、まったくもって何なんだかねぇという帰り道であった。




19日 [廃部だぁっ!!]


 当然のように上野駅構内の某本屋襲撃。


 あったぁぁぁぁぁぁ!!!!


 島本和彦「逆境ナイン」(小学館/漫画)1〜2巻購入


 独自路線をひた走る熱血ギャグマンガの名匠 (迷匠!?)島本和彦の伝説的一作
 廃部寸前の野球部が、数々の逆境を乗り越え甲子園優勝を目指す熱血ギャグ漫画。

 重要なのは、熱血ギャグ!!

 この夏公開の実写映画 (完成したらしい) で、これがどう処理される事やら。

 監督が監督だからなぁ、予想外に面白い可能性もあるんだよなぁ。
 ま、見に行けば分かることだ。
 校長、藤岡弘、十分ではないか。見に行く理由などそれだけでっ!!!




20日 [「プレイやん」運用録]


 Nintendo「GBASP」+「プレイやん」による動画再生環境で高画質設定で再圧縮した動画を実地で再生する



 結論。


 標準画質との目立った差異は認められない



 使用したのは、毎度おなじみ「LAST EXILE」(TV アニメ) の16話。(デュシスが帝都に攻め入る話、と言えば分かる人には分かるだろう)。

 長時間設定と、標準画質設定では、OP / ED の文字表示の面でかなりの差異が認められたが、標準画質と高画質ではさしたる差があるようには思えぬ。
 色彩階調表現が滑らかになってはいるのは確かだが、無くなるわけでは無し。そもそも「GBASP」の液晶性能を考えると、対して問題になるわけでもない。

 私が「プレイやん」で使用している SD カードの容量は 256M byte。
 標準画質であれば60分程度の記録が可能だ。
 最高画質では30分程度。

 画質はもちろん運用面で考えても標準画質 + 高音質設定が最適であると言えよう

 さて、明日こそ「東京地下鉄物語」(ドキュメンタリ) を見るぞ。
 まずは再圧縮だっ!!




21日 [実はシリーズ第一回。第二回がいつになるかは分からんが]


 上野駅構内の某本屋襲撃
 本田透「電波男」(三才ブックス/?)購入

 現在、405頁中310頁読破。

 まずはこれだけ言っておこう。
 Web 上であればともかく購入した書籍で文語体と口語体が入り交じり自己ツッコミが多用される文体を読まされるのはたいへん嫌な気分だ

 内容は、愛情は欲しいが現実の女性は見向きもしてくれないから二次元に生きるという理論を語った本。

 純愛至上主義者 (とでも呼ぶのが正しいのだろうか?) は、三次元ではそれが満たされないから二次元に逃げ込んだ。
 銃愛が無くなったのは、「金も愛もファッションも幻想にすぎない」が、各種情報によってその呪縛にとらわれている女性が増大したからだ。

 というのが基本理論なのだが、そもそも歴史上に純愛などというものが存在した時期があるのか?(生の感情がむき出しで激突するのは、恋愛沙汰くらいのものじゃなかろうか)
 他人と分かり合えた事が、人類史上にあるのか?(分かり合えないからこそ、恋愛に限らず人付き合いは面白いんじゃないのか?)
 このあたり、それこそ現実の恋愛に幻想持ちすぎてるだけなんじゃないのか?
 あるいは、単に自分のコンプレックスをごまかすために理論を組み上げただけじゃないのか?

 なんでもかんでも二元論で組み立て、それを「アナログのデジタル化は必然」の一言ですませるのも理解できん。
 世界はそんなに単純なのか?
 ヲタクと呼称される人間のすべてがアニメヲタクではないだろう?
 話題の映画は (も、というべきか) よく見るが、モテ路線とは別街道を爆走する人間も間違いなくいるぞ。

 これはあくまでも私の考えだが正直なところ「女性」(一般名詞)にもてる必要など無くないか?特定の"誰か"(固有名詞)にさえもてていればそれで良いんじゃないか?


 ところで、映画ヲタクとして、映画版「世界の中心で愛を叫ぶ」を冷静に見直して欲しい。
 主人公は恐るべき後ろ向き男 (過去しか見てない) であり、妄想世界 (死んだ彼女との思い出という名前の幸福世界。基本的に思い出は時と共に純化されるので事実とは著しい差異を生じる) に生きている。
 この本の理論を使うと、この主人公は、(外見的にはともかく) 思想的には神とあがめても良いのでは?
 空想キャラと脳内で会話しているヲタクとなんら変わることがないもの、あの主人公は。




22日 [今日も本屋]


 はい、今日も上野駅構内の某本屋襲撃。

 浦沢直樹 x 手塚治虫「プルートゥ」(小学館/漫画)豪華版2巻購入

 手塚治虫「鉄腕アトム」のエピソードの一つを再構築した漫画。なんだが、作品テーマもはもちろん、主人公までもが違うという再構築ぶり。

 中途半端に原作に引きずられた作品 (映像化込み) より、よほど面白い。




23日 [DVD 鑑賞]


 出かける気になれないので、近場で買い物してから DVD 鑑賞。

 今日はパク・チャヌク「オールド・ボーイ」

 映画館に、内容にそぐわないオバチャン二人組がいたのを思い出す。
 韓流 (素晴らしい。ATOK2005 は、"はんりゅう"と入力すると一発で出てくる) とやらにブームにのっかってきてしまったのか!?などと思っていたなぁ。

 見直してつくづく思うんだが、長いカットが連続してキマると独特の緊張感が生まれてとても良いね。
 日本の映画制作も、表層的な部分じゃなくてこういう部分こそ真似して欲しい物だ。




24日 [馬鹿は風邪引かないなんて嘘だぁぁぁぁぁぁっ!!]


 喉が痛い、咳が止まらない、頭が痛い。



 ...これが風邪という物かっ!!!!



 昨日の妙な怠さもこれで説明が付くという物。
 単なる体調不良というわけだ。

 原因さえ分かれば話は早い。
 風邪に対する有効な行動は唯一っ、寝ること!!!


 ということで映画館にも行かず寝る
 DVD も見ずに寝る。

 おかげで、怠さはほぼ取れた。喉はまだ痛いがな。




25日 [星雲賞ノミネート作品]


 「お前さんの所、大丈夫だった?」が挨拶だったのは、ただの事実である。
 そして明らかになる、被害者がいない、という事実。


 つまらん。


 それとは全然関係なく、上野駅構内の某本屋襲撃
 先日 Web で発表された (別 Windows) 今年の星雲賞ノミネート作品を探す。

 夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」
 桜坂洋「All You Need Is Kill」

 小林めぐみ「食卓にビールを☆伝説のスネークマスター篇」(「食卓にビールを(2)」収録)

 マイク・アシュリー「SF雑誌の歴史パルプマガジンの饗宴」
 国際交流基金「おたく:人格=空間=都市ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展−日本館出展フィギュア付きカタログ」

 は読んでないし、買ってない。
 海外短編部門も、SF マガジン収録じゃないやつは読んでないな。

 コミック部門は、二本だけか。読んでいるのが。
 時間的にも経済的にも、読んでいる時間があるとは思えんな。今年も棄権だ。


 夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」は全四巻か...他との絡みを考えると、読み終えるのは難しそうだ。あきらめも肝心だ。
 とりあえず小林めぐみ「食卓にビールを(1)」を購入

 明日か、明後日、かなぁ、読むのは。




26日 [上野駅構内の某本屋襲撃]


 喉の痛みが、相変わらず取れない。
 他に問題がないのが、せめてもの救いか。咳が止まらないののも、問題っちゃぁ問題か。

 なにはともあれ、上野駅構内の某本屋襲撃。

 島本和彦「卓球社長」(小学館/漫画)購入


 島本漫画にしては、ギザギザ吹き出しが少ない!?


 それと、すでに卓球で燃え上がるのは松本大洋「ピンポン」(小学館/漫画) を読んでいるからか、島本漫画にしては燃えなかった。
 つまらないとは言わんだが不発であった




27日 [デジカメ探し]


 相変わらず体調が安定しない。


 土日に映画館に行かなかったために、映画力が不足しているのが原因かっ!?


 まぁ良い。
 明日さえのりきれば、明後日からは休みだ。
 体力的 (には、問題ない) にも、精神的 (重要) にも、回復せねばなるまい。
 どっかブラブラ放浪すっかなぁ。


 などということをおもいつつ、先日プリンタで遊んでいて感じたデジカメの性能限界を克服すべくデジカメ探しを慣行

 現在使用している NIKON「COOLPIX 800」(200万画素) の変わりである以上、そして私の主軸がヒルム一眼レフである以上、新型である必要はまったく無い。


 アウトレット、アウトレット...
 って、新型デジカメの発売ペースは恐ろしいな。


 パソコンパーツの価格並みの勢いで値下がりしとる。
 いくつか目星をつけて、本日は撤収。

 GW 中に価格比較やって、製品が"呼んだら"買おうかね。




28日 [URL 変更に関しての雑念]


 本当は、5月1日にも Web ページの移転作業を本格化、16日の更新からは全面的に新 URL での公開を考えていたのだが、体調不良やらなんやらで、作業時間がまったく取れていない。


 故に、Web 移行は遅れるやもしれぬ


 劇場なり DVD なり録画したりした映画を見る本数を減らせば、時間は少なからず増えるが、それは問題。
 "映画を見る時間"は、万難を排して確保するべき物だからな。

 明日からの GW (私はカレンダー通りに仕事だが) で、ある程度作業が出来ると良いなぁ。
 そうすれば、少しくらいは遅れを取り戻せる、だろうからな。




29日 [それにしても暑いな]


 さすがに昼間で寝ると体調も回復傾向に。
 明日は出撃できそうだ。

 今日は部屋でうつらうつらしつつ...他のことをやって記憶がない。



 今日は一日中うつらうつらしていました



 以上!!!




30日 [思考、視力は正常値に回復]


 まだ咳が止まらん。

 咳は五月蠅い = 映画館で周りに迷惑になる = 出撃は不可能。

 喉が痛いのは直ったので、あと一息だろう。

 という状況で、毎月恒例来月期待の映画。
 今月は、結局映画雑誌を買わなかったため、公開情報をあまり持っていない。
 だが、予想してなかったことに他の面ではなんの問題も出ていない。買わなくても案外どうにかないそうじゃないか。

 なにはともあれ、本題に。

 クリント・イーストウッド「ミリオンダラー・ベイビー」
 来月の最大期待作品はまちがいなくこれだ。
 「イーストウッドの新作」それ以外に、どんな理由がいるというのか!?

 リドリー・スコット 「キングダム・オブ・ヘブン」
 来月は監督で映画を見る週間でもやっているのか!?第二弾はリドリー・スコット。
 十字軍をモデルにした映画らしいが、それ以上のことは知らん。

 ジェイ・ラッセル「炎のメモリアル」
 9/11 の消防士の活躍を受けて制作されることになった消防士の映画らしい。
 ん〜、傑作「タワーリング・ンフェルノ」や、迫力だけは強烈きわまりなかった「リベラ・メ」を越える映画になるか!?

 シドニー・ポラック「ザ・インタープリター」
 史上初、NY の国連本部で撮影されたと騒いでいた映画...だと思う。監督と主演と内容からして。
 他?知らん。映像目当てで見に行く事のなにが悪い!?

 ウェス・アンダーソン「ライフ・アクアティック」
 "超"のつくような豪華キャストで、ひたすらギャグをやりつづけた映画、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」の制作陣が送る新作である以上、よく分からんがとにかく笑える映画に仕上がっている事だろう。

 エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー 「バタフライ・エフェクト」
 チラシしか知らんのだが (予告編も見ているはずだが、記憶に残ってない)、タイムパラドックスを取り扱った作品?なのか?
 うまくいってれば面白そうではある。大抵の映画がそうなんだけどな。


 来月は、邦画でも期待作品が山盛りだ。

 なんと言っても、鈴木清順「オペレッタ狸御殿」
 監督月間の一本ですよこれも!!いやぁ、まさか今になって鈴木清順の映画をメジャー配給で見られるとは思わなんだ。

 本広克行「交渉人 真下正義」
 内容は、プロット読む限りだと「新幹線大爆破」?「スピード」?「チューブ」?という状況であり、どうでも良さげだが、管制室長が國村隼!!
 おっしゃ、問題なし!!

 三木聡「イン・ザ・プール」
 精神病患者がかよう精神科医は、とんでもない変人だった...という話らしい。
 予告編を見る限りは面白そう。


 4月後半、体調不良で動けなかった (まだ制限がかかっているが) が故に、前売り券が"溜まって"いる。
 どこまでやれるのか、どこまで見られるのか!?すべては体調次第か!?

 行き先見えぬ中で、映画館が燃えているぞっ!!!




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