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新日記
2002年12月
−28日−
 これより沖縄旅行に出陣するので今年の更新は本日これが最後だ
 旅行中には掲示板にカキコする予定なのでそちらでお楽しみいただきたいと思っておる

 今年もいろいろ会った。
 映画関連はこの三日分を読んでいただけるかと思うが、それ以外にもいろいろあった。
 つい先日も「めぐり合わせてはいけない人たちをめぐり合わせてしまったのでは?」と、いまだに悩む行為を行ってしまった。
 んが、私はこう言いたい。



 今年は比較的平穏な年であったと



 日本の政治・経済や、世界情勢はともかく、私個人の身に直接降りかかった多くの事象は、そうそう大変ではなかったと。一昨年の悪夢に比べればなんのこたぁない一年だったと。

 そんな管理人のお届けするこの暴走 Web ページ「欲望だけが人類を変える」に皆々様一年間お付き合いただいてありがとう
 来年も、より暴走することを目指して邁進して行きたいと思う。
 来年もこの暴走 Web から眼を離すな!!
 ごめんなさい。来年も見てくださいませ。
 では良いお年を。




−27日−
 最終日くらいは定時に...という希望はあっけなく打ち砕かれた。
 故に、今年最後の映画はクリント・イーストウッド「ブラッド・ワーク」となった。悪い映画じゃなかったから、良しとしよう。

 てなわけで年末恒例企画第二段今年面白かった映画!!
 今年は、なんと言っても B 級、あるいはオタク映画の監督作品がメジャー化した点を指摘したい。

ヲタク監督メジャー作品ランキング
1. ピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング」
2. ポール・アンダーソン「バイオハザード」
3. サム・ライミ「スパイダーマン」

 残念ながらメジャー公開ではなかったが、

ジョン・カーペンター「ゴースト・オブ・マーズ」

 の公開があったことも忘れてはならない。
 B 級監督的なこだわりの娯楽映画が台頭する一方で、

ロブ・コーエン「トリプルX」
チャック・ラッセル「スコーピオン・キング」

 などによる、「体の動きを見せること」というアクション映画の王道回帰が見られた年でもあった。
 同時に、高齢化の進むアクション映画俳優業界 (スタローン、シュワルツェネッガー、ヴァン・ダム、ジャッキー・チェン) の世代交代も感じさせてくれる。
 映画の出来はともかく

ギレルモ・デル・トロ「ブレイド2」

 にもその片鱗を見ることが出来た。
 このあたりはワイヤーワークによるアクションが、ハリウッドで一般化し始めたことにも原因があるのではなかろうか?


 こうした娯楽映画の台頭に隠れて、ひそかに、今年最大のあたりジャンルだったと思っているのは戦争映画。

1. アモス・ギタイ「キプールの記憶」
2. リドリー・スコット「ブラックホーク・ダウン」
3. ダニス・タノヴィッチ「ノーマンズランド」

 三本は、それぞれまったく異なるアプローチで戦争を物語る。
 ひたすらにその空しさを解く「キプールの記憶」に、戦争の本質とは人殺しであることを解く「ブラック・ホーク・ダウン」。そして、大国の介入は結局事なかれ主義だと皮肉る「ノーマンズランド」。
 世界情勢とあわせて、戦争について考えさせられる三本であった。
 方向性は違うが

ヤン・スヴィエラーク「ダーク・ブルー」

 も良い戦争映画であった。
 また、なんであれ物語ことの意味を問う映画としては、テーマ的に似通った2つの作品があった。

ミルチョ・マンチェフスキー「ダスト」
今敏「千年女優」

 全然違う映画だが、物語とは?物語ることとは?ということをテーマに、ほとんど同じ結論を導き出しているのが興味深い。


 他にも、ハリウッドが古典的な映画を再生しだしたと喝采を送りたいが、これって似すぎてないかい?と疑問を呈するのが先になる

サム・メンデス「ロード・トゥ・パーディション」

 少なくとも、サム・メンデスはうまい監督であることは実証されたと言うべきだろう。
 古典的というか、TV で人気を博している ProjectX をもっとほのぼのと、しかして真摯に、そして物語として作り直し秀作となったのが

ロブ・シッチ「月のひつじ」

 なんというか、実に良い映画だ。こういう映画こそメジャー公開してほしいものだ。
 けどミニシアターが似合う映画でもある。実に微妙だ。
 ミニシアターでは、ホラー映画で大ヒットを出したことを忘れてはならない。


オリバー・ヒルシュビーゲル「es」
ブレッド・アンダーソン「セッション9」

 状況の生み出す人間の狂気を描く「es」と、場所の狂気に人間が侵されてゆく「セッション9」。この二本は、まったう別の恐怖を描く。前者は演出と脚本、後者はカメラワークの優秀さが際立っていた。



 邦画はどうだろう?
 すでに

今敏「千年女優」

 を出してしまったが、アニメーションでは今年はこれが事実上唯一のあたりだった。
 他にはジブリの新作しか行ってない (東京国際ファンタスティック映画祭では見たが、新作映画ではなっから無視) から、今ひとつ比較できないんだがな。
 実写では、

1. 山田洋次「たそがれ清兵衛」
2. 森淳一「ランドリー」
3. 塩田明彦「害虫」

 「たそがれ清兵衛」は、さすがベテラン監督というべきか。若干ミスキャストを感じる部分もあったが、出来は良かった。
 2位と3位は非常に迷った。迷ったがこうなった。
 娯楽映画では

曽利文彦「ピンポン」
手塚昌明「ゴジラ vs メカゴジラ」

 があたりだろう。
 「ピンポン」は、ついに邦画でもこういう純粋馬鹿映画が出てきたか!!と手を打って喜びたい。
 通称、平成シリーズ以降、大崩壊を続けていたゴジラシリーズが、ついにまともに面白い作品を生み出したのも大歓迎。


 うむ、こうして並べると、やはり今年は後半戦は今ひとつだったが、全体としてはあたり年だったんだなぁと強く思う。
 来年はどんな映画に出会えるのだろう?どんな興奮があるんだろう?
 むむむむむむむ、今から楽しみだ!!!




−26日−
 明後日28日の午前の更新を持って、本年の更新を最終とする。
 また旅に行くのだよ。今度は沖縄に!!
 もちろん、掲示板での更新は行うのでそっちを見てくれ。カキコも大歓迎だ。

 つーことで年末恒例無理やり企画来年期待する映画だ!!
 来年公開予定作品で、なんといってもはずせないのはクリス・コロンバス「ハリー・ポッター/アズガバンの囚人」






 などでは断じて無く、ピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」
 まさに一日千秋の思いで待ったこの一年。すでに全米公開中である。はやく日本でも公開せい!!
 ヲタク監督作品 & 続編つながりで、ウォシャウスキー兄弟「マトリック/リローテッド」「マトリックス/レボリューション」。なんでも全作を超える SFX を生み出しているとか。予告編では話題のカーチェイスシーンと思しきシーンが一瞬見られる。
 ちょっと続編で一気に持ってゆこう。(しまった誰が監督なのかチェックしてない) 「スター・トレック」の新作も来年公開。ピカード艦長を演じるパトリック・スチュアートはこの劇場版を最後にシリーズから離脱するらしい。前作の流れからすると、連邦の腐敗を描くのだろうか?
 ブライアン・シンカー「X-MEN2」。存在が認められたミュータントたち。今度の戦いはどうする?人間を描くことには定評のあるブライアン・シンカーの本領発揮か?
 監督が変わったが、前作より面白ければそれでよいや、ヤン・デ・ボン「トゥームレイダー2」。けどこの人の作品、「スピード」以外、面白いと感じたことが無いんだけど。
 ブレッド・ラトナー「レッド・ドラゴン」。脚本化が「羊たちの沈黙」に戻ったのがうれしい。わけのわからん「ハンニバル」の悲劇が繰り返されないことを祈ろう。
 リー・タマホリ「007/ダイ・アナザー・デイ」。まさにマンネリズムのカタマリのような映画。新スパイアクション映画「トリプルX」の後、逆襲となるのか!?
 これは最低映画として一番期待、ジョナサン・モストゥ「ターミネーター3」。予告編のアクションシーンがすでにダメっぽい!!
 やっぱり、それってどうよ!?という意味の続編では、ポール・シェナイダー「EXORCIST : THE BEGINNING」。いまさら「エクソシスト」の新作って言われてもねぇ。

 趣を変えてヒューマンドラマに走ってみよう。
 ロベルト・ベニーニ「ピノッキオ」。イタリアでは記録的な大ヒットとなったこの作品。ベニーニの手によって、はたしてこの物語はどう生まれ変わるのか?「AI」の惨劇を忘れるな!!
 フィリップ・ノイス「裸足の1500マイル」。かつて行われていた濠の人種差別政策を背景にした人間ドラマらしい。予告編の映像に惚れたね。内容は知らないけど、フェルナンド・メイレレス「CEDADE DE DEUS」(「シティー・オブ・ゴッド(仮)」になっていたハズだがはっきりとは覚えていない) も画が特徴的で見てみたい。
 ロマン・ポランスキー「戦場のピアニスト」。これはもう、ポランスキーだから、という理由で十分だろう。予告編で流れている廃墟の市街地はセットかな?合成かな?

 だんだんつなげるのが難しくなってきたので、適当に並べてみよう。
 スリラー映画として一番期待しているのがジョエル・シューマカー「Phone Booth」。電話口の向こうから「お前を狙ってる」とスナイパーに脅迫される男の話で、ほとんど全編にわたって電話ボックスの中だけで進行する話なんだとか。アイディア倒れになってなきゃ良いけど。
 ドキュメンタリー映画だが、その米国の銃問題を真正面から取り上げたのがマイケル・ムーア「ボウリング・フォー・コロンバス」。すんげぇぶしつけなインタビューで構成されているとか。
 ドキュメンタリーではないけど、実話ベースということで、なんとか言う TV プロデューサーの半生を映像化したジョージ・クルーニー「コンフェッション」TVプロデューサー。クルーニー初監督作品という点が注目されがちだが、これがなかなか出来が良いとか。
 そのクルーニが主演で、タルコフスキーの名作をリメイクしたのがスティーブン・ソダーバーグ「ソラリス」。プロデューサーがジェームズ・キャメロンってのもあわせると全然別の映画になってるだろうな。

 リメイクやら続編にまみれたハリウッドが、往年のスタイルでミュージカル映画を復活に挑む。ロブ・マーシャル「シカゴ」。内容?知らん。キザ男リチャード・ギアが出ているらしい。
 「マイノリティ・レポート」でやっちゃった汚名を返上できるのか?スティーブン・スピルバーグ「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」。日本では主演がディカプリオになっているが、左上はトム・ハンクスであることをお忘れなく。これも実話ベースらしい。

 くそう、次の二本はうまく織り込めなかった。
 「π」のダーレン・アロフスキー監督が脚本を書いたという潜水艦ホラー。デイヴィッド・トゥーヒー「ビロウ」。潜水艦ホラーってのはどんなんだろうか?深海ホラーとは違うのか?謎は尽きない。
 もう一つは、チャン・イーモウ「HERO」。一度、掲示板だったかな?には書いた作品。始皇帝暗殺を狙う暗殺者たちが繰り広げる格闘戦映画。もう、ドニー・イェンとリー・リンチェイのファイトシーンというだけで血沸肉踊る!!チャン・ツィイーの出演も見逃せない。


 んでもって邦画。
 実はあんまり「これだぁぁぁぁぁ!!」という作品は、今のところ無い。
 あえていうなら、ついに来年秋公開が決定した大友克洋「スチームボーイ」。
 実写では、ホラーの名手が挑む非ホラー映画、黒沢清「アカルイミライ」。仮面ライダークウガで一躍有名になったオダギリジョー主演。変身はしない。
 恐怖のビデオ作品がついに劇場化。清水崇「呪怨」。このビデオ作品は本当に怖かった。さぇて劇場であの恐怖は再現されるのか!?
 長澤雅彦「13階段」。小説のほうを読んでないんだよね。面白いとは聞んだが。不吉なのはやはり監督か。
 同じく監督が不吉なのは、大森一樹「TRY」。予告編を見ていると、セットがセットに、衣装が衣装にしか見えない。いかにも日本の映画だねぇ。
 主演が同じ、織田裕二で本広克行「踊る大捜査線2」。結局この監督はここにもどってきちゃたか。

 てなところかな?
 実際には「ゴーストシップ」等、他にも期待している映画はあるんだが、これ以上書いていると終わらなくなりそうだ。
 では来年も映画館で燃えるぜ!!




−25日−
 私の記憶が正しければ、今日がクリスマスのはずなのだが、昨日までの飾り付けがすでに撤去されている場所もあるのが謎である。本日が本番なのではなかろうか?
 帰りの電車で座れば、その本番の日に隣のカップルは別れ話してるし。
 かつてバレンタインデイ当日にふられた (告白して、ではなく付き合ってた人に、である) 私に言われるのは心外であろうがな。

 そんなんとは全然関係なく、上野駅構内の某本屋襲撃
 狙うは唯一つ「MSX マガジン復刻号」!!
 ...ねぇ!!やっぱり一般書店にはねぇか。時間的に秋葉原に会に行くことも出来ず、ショックである。
 新刊で出ていた太田垣康男「ムーンライトマイル」5巻を購入
 だんだんつまらなくなってきたなこの本も
 光学観測可能な地球の衛星軌道上に軍事ステーションを組み立て、それが発見されないというのも無茶な話だが、初有人飛行で宇宙戦闘機を持ち上げるのはさらに無茶だ。
 当初あったリアリズムはどこに行ったのだろう?残念である。




−24日−
 諸君本日はネロとパトラッシュの命日である!!










 というネタは去年やったのでもうやらない。










 諸君、今日は祭りの翌日である。
 要するに、喉が痛く、話すのがきついのである!!
 しかし私は負けない。このことを予測し、すでに有給は取ってあるのだ!!

 ということで、一日家に引きこもって DVD を見る。本当は映画館に行きたいのだが、五月蝿そうなのでな。ホームシアターはこういう時に便利だ。

 黒澤明「椿三十郎」
 これは「用心棒」の続編として製作された映画だ。「用心棒」の荒々しさに比べると、喜劇色の強い内容ではあるんだがな。
 喜劇色が強い、と言うものの、黒澤時代劇の荒々しい殺陣は健在。役者と配役だね。
 役者もなぁ、仲代達也や田中邦衛は分かるが、小林圭樹は本人だと知らなけりゃ分からなだろうなぁ。

 ついで、アレハンドロ・アメナーバル「アザーズ」
 昨年の東京国際映画祭で見たっきりだったが、やはり多くの映画と同じく、質の良いスクリーンで、質の良い音響で見るべき作品だ。XxXXXXX と同じオチってのは事実なんだが、私はこっちの方が好きだ。
 ちょっと冷たい感じのするキッドマンの美しさは、この映画に実にマッチしているね。




−23日−
 本日は東京ペディションことジャンク市であった
 朝から、たけ、n_2 を回収し現場へ。そこで Taisho と合流。当初の予定と降り、Taisho と私がブースを出すことと相成った。
 開場後、掲示板でおなじみ狼、毎度おなじみの FENNEK らが来店。
 声がでかくて態度がでかくて柄の悪い私を見つけるkとは用意であったと思う。やっぱり周辺ブースで一番呼び込みが激しかったし。

 とは言え、今年は風邪の影響で喉の調子が万全ではなかった。例年の売り込み節を炸裂させることが出来なかったのだ!!あれでもまだ毎年よりマシなのだ!!
 ただ、その関係もあって、早いうちから売れそうに無いものを売っていったためか、最終的に持ち込んだものはすべてを放出することに成功した。
 売れそうに無い物は、袋に詰めて「スペシャルプレゼント」と称して購入者に無理やり渡してみたりもした。
 386 用マザーボードや PC9821 A-Series 用内蔵 HDD など、渡された人が困ること請け合いである。使い道あったら私が使うもんなぁ。

 作戦終了間際にさらに一人合流したり作戦終了後にさらにもう一人合流したりとまぁいろいろ会ったが今年の祭りも無事終了した
 なお来年も出店することとなったことをここに報告しておきたい




−22日−
 いよいよ明日ジャンク市こと東京ペディションが開催される
 今年は...なにもスペシャルプレゼントを用意していない。よってキーワードは無しだ。無しだが、ブースでこの Web の読者である旨伝えてもらえると私は非常にうれしい


 母方の実家の年中行事により餅つきを慣行する
 餅つきをやったことの無い人、あっても学校やお祭りで参加したことがある程度の人も多いと思うのでその辛さは分かりにくいかと思うが、非常に大変なのだ。
 その大変な作業を、参加親戚分全部 (御供え用の鏡餅から正月の食用餅、海苔餅まで) をつくので、半端じゃない量になる。
 6人でローテーションを組んで行ったのだが、開始が午前6時で終了午後1時その過酷さの一端を理解していただけるだろうか?

 問題は、現在右手に猛烈な違和感があることだろう。
 大丈夫なのかなぁ、明日は。




−21日−
 週明け、火曜 (か、遅くとも水曜) には更新を正常に戻す。
 んが。来週土曜からまた旅行に行くので更新は凍結される
 掲示板に日記変わりの文章は上げ続けるけるつもりなので、そちらを読んでいただきたい。

 黒澤明「用心棒」の DVD を見る
 やっぱりすげぇ映画だ
 ドキュメンタリというかスタッフ & キャストの思い出話が非常に面白い。
 今回特筆すべきは、日本映画界を代表する名キャメラマン、木村大作。
 毎度のごとくえらく元気良く話して折るのだが、自分のピンと技術を自画自賛しているさまは非常に面白い。これがいやみにならないのが木村大作の木村大作たる所以だよな。

 正当なる続編「椿三十郎」を見ようかとも思ったが、予定変更。ブラッド・アンダーソン「セッション9」の DVD を見る
 やはり怖い映画だな。“場”の持つ独特の雰囲気を生かした見事なホラーだ
 収録されている別エンディングは、それはそれで恐ろしい。けど、この最後じゃ、ここまで記憶に残る作品にはならなかったかもな。




−20日−
 本日もまとめて DVD 購入。つーかいつ見るんだ、今月購入分。第一弾の「ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンディット・エディション」も完全に終わってはいないのだが。

 黒澤明「THE MASTER WORKS2」東宝版第二段だ。「用心棒」「椿三十郎」「影武者」「野良犬」「酔いどれ天使」「どですかでん」「一番美しく」「わが青春に悔いなし」が収録されている。
 「用心棒」や「椿三十郎」は実に良いというか好きな作品だ。後ろ二本は、正直なところ今ひとつ好きじゃない。

 黒澤明「THE MASTER WORKS」これは松竹版。東宝版とデザインをあわせているどころか、名前まであわせている。おかげで非常にわかりにくい。
 収録は「醜聞」「白痴」「八月の狂詩曲(ラプソディ)」。なにげに「八月の狂詩曲」は好きである

 河森正治「マクロス ゼロ 第一章」遅れること四ヶ月ついに発売された
 黒澤作品はプロジェクタで見ねばならないが、これはむしろ PC で見ることが正しい。ということで見る。30分しかないしな。

 はっきり言おう。最初の戦闘シーンはダメっぽさが漂っている。画が綺麗過ぎてゲームのプレイヤブル画面 (にしちゃぁものすげぇテクスチャマッピングしてるんだが) みたいに見える。CG ではよく言われるが、真空世界みたいなのだ。
 んが、最後間際にある VF-0 の戦闘シーンはものすげぇ!!この燃える戦闘描写こそマクロスだ!!それでもまだ綺麗過ぎるのは事実なんだけどな。もうちょっと画を荒らしたほうが良いぞ。それと天気を悪くすればもっとごまかせると思うね。
 ところでバンダイビジュアル。いくら OVA とは言え30分の作品に5000円の価格をつけるは正気ではないぞ。




−19日−
 黒澤明「夢」ブラッド・アンダーソン「セッション9」TV シリーズ「バンド・オブ・ブラザーズ BOX2」の DVD 購入

 黒澤明「夢」の DVD はワーナーのハリウッドプライスシリーズ2980円なのでデザインは期待していなかったのだが、なかなかどうして。パンフレットのデザイン流用だが、紙ケースに入れられてけっこう美しい価格以上の美しさと言えよう。
 ま、問題は画質なんだがな。近いうちにゆっくり見ねば。

 ブラッド・アンダーソン「セッション9」は、オリバー・ヒルシュビーゲル「es」と並ぶ今年のホラー映画のアタリだからな。もちろんのように買う。まだ手をつけていないが、もうひとつのエンディングというのが気になる。

 問題は「バンド・オブ・ブラザーズ」。言いたいことがある。
 初回特典 BOX2。BOX1 も一緒に入りますとあるが、BOX1 初回版の BOX は入らない。つまり BOX1 の中身しか BOX2 には収納できない1 の BOX は捨てろとでも言うのだろうか!?実に無駄の多い設計である。普通に初回デジパック仕様で売ってくれれば良いじゃないか!!
 これじゃ、私のような BOX を捨てられないコレクター根性の持ち主には場所を二倍取るむかつく BOX だぞ!!




−18日−
 主力 PC「天山」は一応安定動作しているっぽい













 というこの出だしいい加減しつこく繰り返し過ぎただろうか?

 掲示板をご覧の皆々様はご存知かと思うが、そうでない人も少なからずいると思う故にここでも書いておこう。
 もしこの Web でオフ会などを開いた場合参加を表明する人というのは果たしてどのくらいいるのだろうか?
 具体的な計画があるわけでもないし、本当にやるかどうかなど誰も知らぬ。んが、まぁ、もし多ければ、なんだ。なにか考えるかも知れぬ。
 なお、もしやるとすると場所は東京近郊である。

 具体的な内容がまるっきり無いのが欠点だが「参加してみたい」という人はメールか掲示板にどうぞ




−17日−
 主力 PC「天山」は、一応正常に起動した
 CD-R と DVD+R/RW も正常に動作するようになった。んが SCSI 内蔵 HDD が正常に動作しない。こうなるとケーブルが逝かれた可能性を考慮せざるをえんな。
 問題は、私が SCSI のケーブルの予備など持っていないという事だ。買うしかないのか...これで HDD 死亡だったら目も当てらぬが、打てる手があるうちは打っておくのが私の方針だからな。
 なにはともあれ、この状態でシステムのバックアップを作っておくとしよう。

 このような状況のため、私は DVD や VTR で映画を見ることが出来ぬ。
 そのため知らなかったのだ、まさか「惑星ソラリス」の DVD に不具合があったなんて!!
 なんでもDISC2 の途中で映像が停止するとか。止まってから強制的にメニューに戻る?先に進めない?致命的な問題だな

 メーカー発表によると再度原盤から製作し直す時間が必要なので再出荷時期は未定
 ...って正気かこれは!?前回の版も不具合が出て回収 (字幕ミスで視聴に問題ないため、私は交換してもらっていない) したじゃねぇか!!
 リージョンフリーになってるから、IVC は販売しかしてないんだろうがせめて視聴チェックを行って欲しかった。そうすりゃ、こんな原始的なミスを犯すこともなかっただろうに。
 それにしても「ブラックホーク・ダウン」と言い「七人の侍」と言い、DVD の不良が多いな。メーカーにはぜひとも改善してもらいたいぞ。




−16日−
 主力 PC「天山」は沈黙した
 いろいろと推奨されていない、つーか禁止されてるっぽい技を使いまくってシステムを構築したためか、SCSI と CD-R、DVD+R/RW 周りがどうもおかしい。
 状況からすると ASPI あたりか臭いがするのだが、いじりすぎてもはやなにが原因なんだかさっぱり分からん。これはもはや OS 再インストールしかあるまい。
 なんだかんだで今週一杯、新日記と掲示板レス以外の作業は停止するやもしれぬ。「清兵衛」とか「ジョンQ」とか「ダークブルー」はほとんど書き終わっているのだが、乗せることが出来ぬ。

 システム再構築作業中、本日発売の月刊雑誌「ゲームラボ」を読む。購入したのは上野構内の某本屋であることは言うまでもない。
 お、今月23日の東京ペディションのブース配置が乗っておる。
 あらかじめ断っておくが、会場は東京有楽町駅前の東京国際フォーラムの地下2階の展示ホール。勘違いしてお台場の東京ビックサイトに行かないように。
 全部書くのは面倒なので、入り口から我がブースまでに行くに必要だと思われる情報のみを掲載する。


東京ペディブース位置「ジ26」


 言うまでも無く、白で塗りつぶされている場所「ジ26」が、我が「欲望だけが人類を変える」のブースである。
 会場の規模もそんなに大きいわけではないし、これまでの例からすると、周辺ブースの中で私が一番テンションが高かったので、見つけるのに苦労は無いと思われる。
 私と Taisho がいるはず(会場放浪の為に別の人と変わっていることもありえる)なので声をかけてもらえると猛烈に嬉しい。声がデカくて態度がデカくて図体もデカくてガラの悪い方が私である。




−15日−
 主力 PC「天山」は復活した
 んが、なぜか内蔵 SCSI HDD が認識されない。BIOS では認識しておるのに、Windows が認識しないとはこれいかに!?
 おかげで最新ドライバを入れることが出来ぬ。すなおにメインの HDD にコピーするんだった...

 などと嘆きつつも、昨日行ってねぇんだよぉ!!と映画館へ。
 オ・ギファン「ラスト・プレゼント」☆☆☆
 よく出来たヒロイン不治の病系純愛映画それ以上じゃない。彼氏彼女のデートムービーには良いんじゃないの?周りはそんなんばっかりで、私はまたしても肩身が狭かったよ。

 クリント・イーストウッド「ブラッド・ワーク」☆☆☆☆
 むしろ残念だと表現したいのだが、イーストウッドは「上手いベテラン監督」に落ち着いてしまったように思う
 カット割が早くて多けりゃ良いと勘違いしている愚かなハリウッド映画が増えている中で、しっかりと見せる画を作っている。
 演技も演出も、ヒロインと主人公が恋仲になる必然性は弱いが脚本も悪くない。映画としての完成度は高いしかしそれ以上の部分もない。まとまり過ぎていると言っても良いかもしれぬ。




−14日−
第 弐 回 更 新
 飲み会に行く前にアンドレイ・タルコフスキー「惑星ソラリス」デジタル修復版の DVD 購入
 ソ連時代に作られた、SF 映画の傑作である。スタンリー・クブリック「2001年宇宙の旅」と並んで語られることもあるが、両方とも難しい、という点でも合致しているのがポイントだ。
 近いうちに見よう。その前に「ロード・オブ・ザ・リング」の映像特典を見ねば...
 ちなみに「惑星ソラリス」の通常版 DVD はすでに持っているのは言うまでもない事である。

 ついでに問題のメモリと CPU を購入した店のサポートセンターに持ち込む
 結論メモリの初期不良
 う〜む、実はマザボが寄り好みしているのかと疑っていたのだが、単純にメモリの不良だと聞くと、疑って悪かった MSI!!という気分になるな。
 なお、現在 OS のインストール作業中。現在この文章は、実験のために分解されたの 2nd PC「富嶽」で制作されている。




第 壱 回 更 新
 いきなり真昼間に更新しておるが、夜もう一回更新するつもりでいることをここに宣言しよう。
 ただし本当に更新できるかは神のみぞ知る...飲み会だし、それにそれに...まぁ下を読め。

 さて、昨日夜から今早朝まで続いた新 PC 計画であるが結論から言うと起動に成功していない
 電源を入れてもディスプレイに反応が無い。
 スイッチを押せば電源が入るということは、CPU は生きている可能性が高い。となると、グラフィックカードかメモリーがマザーボードと相性問題を発生させておるのではなかろうか?という推論が成り立つ。

 まずシステムを最小構成にして、他のカード、ドライブの責任ではないということの確証を得ねばならん。
 マザーボードに CPUメモリグラフィックカードのみを突き刺し電源投入!!


 画面に反応は無い


 グラフィックカードを相性に五月蝿い ATI RADEON DDR32Mbyte から安定性で信頼を得ている Matrox G400DH 32Mbyte に切り替えて電源投入


 画面に反応は無い


 高い確率でメモリであると言えよう。店に行って「相性問題だ!!交換望む!!」と言う必要がある。初期不良交換期間の7日以内であれば相性保証もしてくれる店であるが故に。

 なおこの文章は、普段は電源を入れることさえめずらしい往年の PC、NEC PC9821Cb2 で制作されているのだ。久しぶりに使うと、実に懐かしい。キーボードの配列の微妙な違いがただでさえ多い誤字脱字を増やしている。
 それに、久しぶりに PC98x1 を使うとおもむろに往年のエロゲをやりたくなるから不思議だ...
 い、いかん。そんな余慶なことをしている暇は無い。早く主力 PC「天山」を復帰させねば!!




−13日−
 私が動画像のデジタル保存を本格化してから、すでに半年が経過した。
 本格化してすぐに、私は気がついた。



 動画再圧縮をするのにお、Pentium3 800EB Mhz では遅すぎる!!と



 その状況を打破すべく、ここ二ヶ月さりげなく進めていた PC の抜本的改造計画がついに本日最終局面を迎える
 マザーボード MSI 845PE MaxCPU Pentium4 2.4B GHzMemory DDR2700 256MByte、ついでに 400W 電源全部まとめて購入!!

 さぁこれから組み立てだ!!OS インストールだ!!
 明日の朝までに起動させてやるぜ!!




−12日−
 「Gokuri オレンジ」を買うものの、「バヤリースオレンジ」つぶ入りかこれは!?という感想を持った今日この頃。
 それとはなんの関係も無く、上野駅構内の某本屋襲撃。ここに書いてないだけで、実は毎日襲撃してるというのはただの事実だ。

 島本和彦「吼えろペン」6巻購入
 相変わらず、熱い。実に熱い。無駄なまでに熱い!!この勢い!!さすが熱血漫画家を自ら名乗る漫画家島本和彦である
 個人的には、未来から来た男のエピソードが好きだ。天使ちゃん探偵グループのエピソードも嫌いじゃないがな。

 広江礼威「ブラック・ラグーン」1巻も購入
 戦うメイドが一回で終わりというのが実に惜しい。
 おさげで眼鏡でメイド服という完全装備で銃撃戦!!実に良い。
 去り際、スカートをつまんで (というのか?なんというのだ?) お辞儀をして


「生かしておく理由が消えました。
 では皆様。御機嫌よう」


 でスカートから手榴弾がばら撒かれる実に燃えるシチュエーションだ
 なお、このメイドさんは巻末のおまけギャグマンがで、セーラー服姿でバタフライナイフを回すという、ある意味燃える画も有る。




−11日−
 会社に行こうとすると車に乗れないという非常事態が発生したのは今朝のことである
 ガラスが凍り付いているのは毎度のことだが、ドアが凍り付いて開かないという事態は想定していなかったな。
 そもそも“決定的に開かない”というのが初めてだ。
 関東で“寒い朝”で発生するのだから、東北ではどうなるのだろうか?
 湿度が低いから凍らないのだろうか?それとも車の外と中の温度差によって隙間に入り込んだ雪が溶け、その水が再凍結することでやはり凍るのだろうか?その場合はどのようにドアを開けるのだろうか?
 とりあえずぬるま湯をかける。あまり機械には良くないがやむを得まい。

 なお、フロントガラスにお湯をかけるという行為だがかけながらワイパーを動かしておかないと流す端から凍る危険があるので注意が必要だワイパーにお湯が飛ばされ冷却されるまでのほんの一瞬とても熱いので注意が必要だ
 「寒いところではどうなんだろう!?」などと考えながらではなく、注意しながら行え!!




−10日−
 18日に全米公開を控えたピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」がようやく完成しプレミア上映が行われたそうだ。



 評判はまたしても良い



 プレミア上映で評判が悪い映画など、一部の例外だけでそうは無いのだがな。
 あとは全米公開後に、どういう批評がなされるかだろう。すでに前売り券は持っている私としては面白いことを、良い評判であることを祈るだけだ。
 現在劇場でかかっている予告編もDVD「コレクターズエディション」に付いているメイキング映像を見る限りでも心配なさそうなのだがやはり実際に見るまでは不安だ
 うむ。一年待たされたかいのある映画になっていると、私はとても嬉しいぞ。




− 9日−
 関東平野部としてはとても珍しいことに、この時期に雪が降った。
 降っただけならともかく、積もりおった!!

 朝起きた時、妙に外が静かだとは思ったのだ。
 まさかシャッターを開けると真っ白だとは思わんかった!!
 昨日の夜は確かに雨だったのだ誰かの歌のように夜更け過ぎてから雪に変わったのだろう
 まさに最悪の事態

 関東平野は雪に非常に弱いのだ。実にあっけなく道は渋滞し、電車は止まる。
 それにしても、寒い...




− 8日−
 ピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンデッド・エディション」 DVD 鑑賞

 説明が追加された分劇場公開版よりわかりやすいかも知れぬ若干テンポが悪くなった部分もあった
 このあたりは難しいとこだろう。
 劇場公開版が分かり難かったのは事実見たいだしな。私の周りでも、原作を読んでおらぬ人物からは「あれってどういうこと?」という話が出ていたから、ピージャック (監督の愛称) としても、DVD 版では、という思いがあったのかも知れぬ。

 見たのは本編のみで、映像特典はまだ手をつけていない。
 ざっとチャプタを見る限りだと、企画から完成までのドキュメンタリーのような印象を受ける。この手の映像特典は「ターミネーター2特別篇」(T2 THE ULTIMATE EDITION)」にも収録されていたが、非常に面白かった。
 なお、この映像特典には「コレクターズエディション」に入っていた「二つの塔」のメイキングが入っていない

 両方見るには、私のような狂気に走る必要があると言うことだ。制作費が制作雛だけに、実に商売上手なつくりであると言えよう。




− 7日−
 スティーブン・スピルバーグ「マイノリティ・レポート」☆☆
 スピルバーグのやっちゃった超大作。
 THX とか取ってた頃のスピルバーグ作品の雰囲気に近いんだが、それにしても B 級作品としてのおもい切りが無い。
 おかげで脚本やら設定やらの矛盾点が見える見える
 ブレードランナーのラストシーンをパクッタようにしか見えぬ部分から先を全面再構築。さらに物語を刈り込みまくって100分くらにまでまとめればもっと面白かったんじゃなかろうか?

 それにしても、公開後しばらくたってから行く事が多い私が、公開初日に行くとは珍しい事もあったものだ。




− 6日−
 今日は会社の忘年会であった

 周りとの馬鹿話の中で、モーニング娘とやらの話が出てきたんだが私にはまるで異世界の言葉のようであった
 私にとってモーニング娘とやらは、最低映画「ピンチランナー」に出ていた演技力も歌唱力も絶望的に低い集団以上の認識は無い。誰が誰かなどという判別は不可能だ。
 そもそもあの映画に出ていたどの人間がモーニング娘とやらのメンバーなのかさえ分からん

 という話をしていたんだが、周りに「変だ」と言われることとなった。
 う〜む、モーニング娘とやらのメンバーを、誰が誰なのか識別することはすでに標準なのだろうか?
 認識できなくとも困ることはあるまい。どうでも良い気分で一杯だ。




− 5日−
 いかん。明日で終る。そして明日は外せぬ用事がある!!
 ということで急遽、会社帰りに映画館に走る。
 ヤン・スヴィエラーク「ダーク・ブルー」☆☆☆☆

 ナチスに占領されたチェコスロバキア空軍の兵士が、英国空軍の元でナチスと戦った話。
 監督が「パール・ハーバー」に脚本を盗まれたと憤っているが、あんな最低映画とは比較にならないくらい良い映画だ。

 だが惜しい!!実に惜しい!!あともうちょっとで問答無用の満点だった。
 主人公が抱える、戦争という悲劇の中での友情と愛情、その板ばさみによって生まれた罪悪感と言ったものが見え難い。
 そんなものを吹っ飛ばす素晴らしいラストシーンがあるにはあるんだが...ん〜、ここまでやるならパーフェクトを目指して欲しかった。他でもない、出来が良いからこそ満点はやらぬ

 なお戦闘機ファン必見。スピットファイア、おそらく本物が飛び回る。文字通り飛び回る。
 空中戦シーンの完成度も非常に高く、レシプロ戦闘機は漢のロマンだっ!!という人はただそれだけで感涙の涙に咽ぶこと必至のシーンが山のようにある

 うむ、スピットファイアは美しい飛行機であることを再認識させられた。




− 4日−
 YaNac は怒っていた


 と思わず太宰治「走れメロス」の冒頭をパクリたくなるほど私は激しく怒っている。
 井筒和幸「こちとら自腹じゃ」購入





 はっきり言うこんな本は有罪だっ!!





 あまりにも問題点が多すぎて、いちいち指摘するのもめんどくさい。
 パートナー(?)の、真澄 (TV 放送の時も思っていたのだが、これは果たして何者?) とやらの「回路」(黒沢清) の解説が間違っている上に、井筒はこの映画を知らない。
 知らないし見てもいないのに「頭の中になにかわいてる」と映画を一刀両断。貴様に言われとうないわ。冒頭からこれだ。
 他にも「ミクロの決死圏」なら今日びの医療技術ならありえる (ありえない。あの映画では人間が小さくなるのと同時に質量も小さくなっている。質量保存の法則に違反している。ナノロボットを使えば似たようなことは出来るだろうが全然別の技術) けど「ザ・セル」みたいに頭に入るのは無理 (あの映画に脳に入り込む、などという描写はどこにもない。脳派に干渉して夢の中に入り込むのが正解。この方法は現実に研究されている) だとか、21頁までに出てくる論じていない映画でさえこれだけの間違いがある。

 「パールハーバー」など映画も最低だったが井筒理論も最低だ
 対抗批評として出した「トラトラトラ!」を日本映画だと書いたり (ハリウッド映画です)、20年くらい前の作品だと書いてみたり (1970年の作品なのだが)、この人は本当に映画人なのか?私ごときにこれだけ突っ込まれていて良いのか?
 それで言うに事欠いて「俺の言ってることは正しい」のか!?

 「最低映画への有罪判決【特別篇】」に限定二本を緊急投降だ。全部斬っていたら何年かかるかわからん。
 今一度書いておこう私は怒っているかなり強く




− 3日−
 ピーター・ジャクソン「ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンデッド・エディション」 DVD 購入


 ケースがえらくカッコ良いな、おい。
 まだ本編も特典も見ていないが、ブックレットによると「緑竜館にて」「ぶよ水の沼地」「母ギルラインの想い」等原作ファンであれば楽しみで仕方ないようなシーンが増えている

 トム・ボンバディルのエピソードだがやっぱり無い模様。脚本段階で無いと言っていたから仕方ないのか。
 それにしても残念だ。ピージャック (敬愛の念をこめて監督の愛称で呼ばせていただく) も断腸の思いだったと言っていたからなぁ、映画としてのバランスを考えれば、たしかにあのエピソードは邪魔なんだが、良いエピソードなんだが邪魔なエピソードなんだが良いんだけど邪魔だ...無い理由は分かるけどやっぱり見てぇぇぇぇぇ!!!




− 2日−
 東京駅八重洲口にある本屋を襲撃
 丸ビルが最近完成した結果数十年ぶりに東京駅丸の内口の利用者数が八重洲口の利用者数を上回ったんだそうだ
 駅の構造上、正面は丸の内口であるから、正しい姿に戻ったということなのだろう。
 知っていても何の役に立たない、実に素晴らしい情報を思い出しつつ到着。


 うむ。お、筒井和幸「こちとら自腹じゃ」の本がある
 井筒映画論の反論を行う上で対象を知る必要があるから購入を考えていたのだがページをめくってのけぞる。


 ..なんでこんなに字がでかい
 ....なんでこんなに行間が空いてる
 ......なんでこんなに分厚い
 ........なんで文章量が少ないのにこんな値段


 う〜む、...そのうち買おう。それは今じゃない。
 本探し、本探し、本探し。って、肝心の探してた本がねぇ!!
 「MSX マガジン復刻版」の情報が書かれたメモも忘れた!!予約が出来ねぇ!!

 散々だ。しかし私は諦めない!!
 明日はついに出るからだ「ロード・オブ・ザ・リング エクステンディッドエディション」が!!!
 諸君、燃えているか!!




− 1日−
 ニック・カサヴェテス「ジョンQ」☆☆☆☆
 社会批判映画だね。
 監督のニック・カサヴェテスは米の保険システムに対する批判を込めてこの映画を作ったことを言っているがまさにその通りの内容
 とは言え、その過程をエンターテイメントとして見られる作品に仕上げた手腕は見事。チャップリンの「独裁者」はラストだけで中間がおまけになってたもの。日本だとやたらと説教臭くなるし。
 徹底して主人公に視点をフォーカスしつづけた分だけ物語りはシンプルで主張はわかりやすく共感しやすいこれは脚本だけでなく配役も良かった

 本当はこのまま二本目に突入する予定だったのだが、いろいろあって中止。一本見たのみで帰路についた。




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