パーフェクト・ストレンジャー
監督:ジェームズ・フォーリー
出演:ハル・ベリー/ブルース・ウィリス/ジョヴァンニ・リビシ
2007年/米/110分/林完治/☆
批評 ただの卑怯映画
親友が殺された調査に乗り出した女、疑わしき男に接近して行く・・・という内容。
「ラスト7分11秒、想像を遥かに超える“衝撃の真実”が明かされる」というキャッチコピーに期待して行くと、文字通り衝撃的に酷い目にあわされる映画。
いろいろと問題は多いが、最大はキャッチコピーの通りだろう。
ラスト7分11秒 (なんだろう、きっと) で明かされるのは、基本的に叙述トリックのネタバレだが、実際には組み立て方が下手クソでただ卑怯なだけの物語のネタをバラしているだけだ。
出来の良いミステリー映画の醍醐味は、真相が明かされた瞬間に訪れる「見事にだまされたっ!!と」いう驚きだが、それ故に組み立てに失敗すると悲惨極まりないことになる。
この映画は、その悪しき手本と言えるだろう。