オーシャンズ13
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー 、ブラッド・ピット 、マット・デイモン
2007年/米/122分//☆☆☆
批評 豪華脱力映画
お気軽超豪華キャスト映画、三度登場。
ラスベガスで仲間が嵌められた。
ショックのあまり生死の境をさまよう仲間のために、オーシャンズが三度終結っ!
物語は、やたらと遠回しに表現してはいるものの、しごくシンプルなものだ。
その割に突っ込みどころが多数あるが、ま、それも"味"だろう。
卓越した映像演出はもちろんだが、この映画はなんと言ってもお気楽に楽しむ豪華キャストの演技を、豪華に楽しむのが吉だろう。
この中で、新面子となっているアル・パチーノが、肩の力を抜いて悪役を演じているのも面白いが、それぞれが別々に動いていて、絡みのシーンがほとんど無いのがもったいない。
どうせなら台詞劇の部分で、もっと絡んでほしいものだ。
分かりきった結末に向けて、豪華キャストが遊んでいる様を見て楽しむ。
そのコンセプトは、スター映画としてはありだと思う。だが、この映画は、それをシリーズにして続けるのは無理があるということも証明していると思う。
もしこの次を作るなら、もっと別の切り口にしないと見に行く気にならんですぜ。