デス・プルーフ in グラインドハウス
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル/ロザリオ・ドーソン/ローズ・マッゴーワン
2007年/米/113分//☆☆☆
批評 面白い?つまらない?さぁ、けど勢いだけは超一級!!
酒場に現れた一人の男。
スタントマンを名乗るその男は、影のある口の上手い中年に見えた。
だが、その実態はとんでもないサイコ野郎だった・・・
女の子をつけ回し、交通事故に見せかけて相手を残虐に殺す男のキチガイっぷりを見せる前半と、女の子達の逆襲を描く後半の二部になっているが、その変わり方のでたらめさは圧倒的。
しかもそれを狙って、分かってやっているのだからたまらない。
地上波 TV で平日の日中、面白くも何ともないアクション映画がときどき放送されているのをご存じだろうか?
面白くも何ともないが、アクションシーンの一部だけが「妙に面白い」おかげで、印象に残る、という映画。
この映画は、「狙って」、そういう映画を作ってしまっている。
指をさして爆笑しながら見るのが正しい姿勢であると言えよう。
とは言え、指をさして笑う映画にしてはちと本編が長い。
なんでも日本公開版はディレクターズカットで、やや長い尺のものだと言う。
ぜひ短いバージョンを見てみたい物だ。
・・・DVD を買えってか!?