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リターナー
監督:山崎貴
出演:金城武/鈴木杏/樹木希林/岸谷五郎
2002年/日/116分/☆☆

批評 MAD-Video!?

 タイトルになっている「リターナー」というのは、裏取り引きの現場から金を掠め取る主人公の職業名だそうだが、この説明は映画の中で成されない。そのため、どう考えてもラストシーンに繋がる。ダブルミーイングにしたかったのだと思うがな。

 そんな些細なことに始って、あらゆる場所でイロイロな映画のパクリを見せる。
 べつにパクリが悪いとは言わない。しかし有名なシーンをパクリまくっても、結局は MAD-Video でダイジェストシーン見せられているのと変らない。いちいち金掛けてまでやるようなことなのか?
 たしかにここまで丁寧にハリウッドアクション映画をパクった日本の商業映画ってなかったかもしれないし、パクった映画のつなぎ方も悪くない。ただ、所詮パクリだからか面白み欠けるのは事実だ。
 ただ個人的には、映画一本丸々パクってやるあぁ良いじないかと思うけどね。
 「マトリックス」を時間ものとして再構築するとかどう?この内容ならそれも出来ると思うよ。あるいは「ターミネーター2」とかね。

 脚本も問題だらけだ。
 時間曲線云々いう台詞がある割にタイムパラドックスを考えてないし、途中の引っかけも、服装違うんだから気が付けよ!と思う。その分かりやすい引っ掛けを最後まで引っ張るのは、完全に馬鹿。
 ヒロインの弟が殺されるシーンも、主人公の過去と重ならせたいのは分かるが、上手く重なっていない。
 それにこのシーン、都会なんだよね。
 何年前という設定だか分からんのだが、十年経っているとは思えない。そんな短期間で一気にチベットまで追いつめられたのか?なんだか無理が有るよなぁ。だって80年間も戦闘しつづけてて、結果的にチベットに追いつめられたという設定になっているんだから、たかが数年で一  ちなみにチベット周辺に大都市はありません。
 未来にはあるかもしれない?だって現代で第一戦は始まっちまうんだぜ?人類が発展してる暇なんざねぇよ。

 キャスティングにも問題がある。
 金城武の“しゃべり”が相変わらず「読んでる」ようにしか感じられなかったり、ただかっこいいだけでリアリティがぜんぜん感じられなかったりするのはひとまず置いておいて、致命的なのはヒロインの鈴木杏。
 80年間に渡って人類 vs エイリアンの総力戦が続いているのだ。追い込まれた人類その全員が戦闘員と化しているだろう。もちろん技術者や、おそらくは食糧生産をしている者もいるだろうが、まず兵士である上でのことだ。
 その上最終防衛拠点はチベットだ。地理条件を考えると、食料が豊富に有るとも思えんし、その高度で兵士をやっているのだ。
 まさにギリギリの世界。その世界から来たにしては緊張感が無さすぎるし、健康的すぎる。

 たしかに映像は日本映画とは思えぬほど凝って、パクっている。
 しかしただそれだけで、それさえ有効に機能しているとは言いがたい。
 この監督は、ひょっとするとこの方向性で作品作りつづけて忘れ去られるかもな。

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