コンセント
監督:中原俊
出演:市川美和子/村上淳/木下ほうか
2001年/日本/113分/評価不能
批評 わ、分からん!
とにかく分からん。
掃除の準備をしながら、掃除をせずにそのまま部屋に閉じこもり、衰弱死した兄。
なぜ兄は死んだのか?
とにかく分からん。
その原因が私にあるのか、はたまた脚本にあるのかも分からん。とにかくなにがなにやらさっぱり分からん。
たしかに個々のキーワードは分かるし、それらを横に繋げることも出きる。
作品のタイトルにもなっている“コンセント”というのが、エネルギーの供給元、という意味合いを持ち、それが最後の“現代のシャーマン”という解釈につながるのも分かる。
同時に、コンセントとセットとしてある“プラグ”というのも、力を与えられるもの、という意味合いを持ち、これも最終的にシャーマンに救われるもの、という意味合いを持つのも分かる。
また、シャーマンとなった (無意識的にシャーマンだった、とも言える) 主人公が、救うために SEX するというのも、フロイト的解釈に従えばいたって単純に分かることだ。
分からないのは、それらを物語に載せると御互いをうまく繋げられなくなるということだ。
私の理解力が不足しているのか、思考ロジックに間違いがあるのか、気が付かなかった情報があるのか、はたまた脚本のミスなのか演出のミスなのか...
分からん。