ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃
(Godzilla,Mothra and KingGhidorah:
Giant Mosters All-Out Attack)
監督：金子修介
出演：新山千春／宇崎竜堂／小林正寛
2001年／日本／105分／☆☆
批評 所詮は最近のゴジラ
それまでの怪獣の設定をすべて破棄し、まったく新しく構築された世界で物語りは進む。ガメラの時とまったく同じ手法だ。
ガメラの時と大幅に違うのは、脚本家の伊藤和典がいなことだろうか？
伊藤和典がメインの脚本から外れた「ガメラ３」の凄惨な出来こそ、この映画の持つ不穏な空気と見事に合致する。
とは言うものの、人間ドラマをあくまでもオマケとギャグ (にしか見えない。ひょっとしてシリアスなのか？) に割り切った結果、平成の初期ゴジラシリーズ (「vs キングギドラ」から「vs デストロイヤ」まで) のある意味正当な後継と言えるかもしれない。
ようするに、怪獣によるプロレスごっこ映画だ。
この映画は、断じてそれ以上のできではない。