最低映画への有罪判決
〜復活篇〜
第七回「ノストラダムス」を斬る
さて「のすとらだむす・まんすり〜・すぺしゃる完結編」である。
MMRなる漫画では、11日が予言の日だとしているが真相はいかに!?
ちなみに「のすとらだむす」的な7の月は8月14日まで。さあ、今週末が終末ですよ、みなさん!!「終末の過ごし方」はおきまりですか?いろはさ〜ん!!!!!!
さて、この映画ですが、今までの映画とはひと味違います。普通に見ていては、そのおもしろさを満喫できないのです。
この映画を本当に楽しみたいのであれば、まともなノストラダムス本を手元に置いて、比較していかなければなりません。
そうすれば出てくる大ウソに大爆笑は必死!!
残念ながら入手困難な「ノストラダムスの大予言の秘密」は、なかなか良い資料となります。入手が容易で、かつ軽い本で有名なものはやはり「トンデモ」本シリーズでしょう。さて?資料は手元にございますね?では行くぞ!!
さて、ノストラダムスは占星術で予言を行っていました。これはノストラダムスの予言集にもかかれている、ただの事実です。ところがどっこい、この映画のノストラダムスは、夢で見たことを予言と称しています。しかも、それが白昼夢だったりします。しかも演出がナカナカうまくて(マジ)、真実を知らなければ思わず真剣に見てしまうこと必死デス。
さて、この映画でも見せ場の一つとなっている、アンリ二世の死を予言した詩ですが。
若き獅子は一騎打ちの戦いで
老いたる獅子に勝つであろう
黄金のカゴの中にあるその両目を刺し
キズは一つとなり老いたる獅子は残酷な死を迎える
英語で読まれているので、おそらく元ネタはヘンリー・ロバーツの創作と思われます、そしてウソ発見!!
アンリ二世は当時40歳”老いた”という歳とはおもえない。
”その両目を刺し”アンリ二世が刺されたのは右目、一説には左のこめかみであるが、どっちにしろ両目を刺されたわけではない。
(そもそも原詩には、一騎打ちの戦いなどという単語もないそうですが、こいつは自身で確認してないのでなんともいえません)
そこら中こんなんばっか。
ちゅうことで、みんなでウソを見つけましょう!!
ちなみに最後は突然パルプSFになり、それはそれで笑えます。
しまった!この映画、そんなところに気を回さなければ、見られなくはない映画になってる!!
そ〜ゆ〜意味では最低映画ではないのかも!?