最低映画への有罪判決
〜復活篇〜
第十回「レーザーホーク」を斬る
日本人の最低映画ファンなら万人が期待していると思われる「ドリーム・メーカー」の公開された今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?ちなみに私は先日TVで放送された「アンドロメディア」によって。
「新たな歴史の証人になれた」「感動の涙でよく見えなかった」
などと、数多くの意見をちょうだいしてうれしい限りでございます。ハイ。
今回の目標は「レーザーホーク」ですよアナタ。これスゴイです。これってばまるっきり”戦隊モノ”のノリなんです。最初っから最後まで完全に戦隊モノです。向こうでは「パワーレンジャー」が大人気のようですからおそらくそのあたりが原因でしょう。
さて、お話です。
人類は2億5000万年前に宇宙人によって食料として作られた。んだそうです。そしてその宇宙人が帰ってきて「せっかくだから人類を食うぜ!!」と言い出したからさぁ大変。ちゅうはなしです<マジ
なぜだか知らないけど、その悪の宇宙人と戦っていた正義の宇宙人の転生が、アメリカの高校生です。
こいつら幼少のころから宇宙人と接触していたのを忘れていたんですが、宇宙人の襲撃とともに思い出します。
そのあたりの説明も
「思い出したぁぁぁ!!!」
の一言で説明されるので、無駄が省かれててとてもとてもわかりやすいです。
んあんと言いますかこの映画、この後もよく分からない理論を説明するとき、主人公の
「思い出したぁぁぁぁ!!!」
ですべてが説明されるので覚悟が必要です。
彼らは徐々に転生前の記憶も取り戻し、挙げ句の果てにニュータイプとして覚醒してしまったらしく、神の声を聞いて、米軍が発掘して、極秘に保管していた、2億5000万年前に自分たちの乗っていた宇宙船を発見して。
「宇宙船、ゲットだぜェェェェェェ!!!!!」
とぶち叫んで宇宙人との戦闘に挑みます。
このシーン、まるでID4なんですが、100倍くらいの予算の差と、10000倍くらいの才能の差がすげぇチープでGood!!
なんといいますか、全編こんな感じです。
演出的な稚拙さ、物語的な稚拙さ、役者のおわっちゃってる演技。すべてがすげぇ笑えます。