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映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

最低映画への有罪判決
第弐拾七回「ファイナル・ファンタジー」を斬る


 私は今まで、最低映画の法則として次の三つを上げてきた。

 ヘタな役者、ヘタな脚本、ヘタな演出。

 だから今までは、それこを斬りこみ口にしてきた。
 しかし今回は、それらとは違う方法で斬らざるをえん。
 なぜならこの映画を物語り出来ることは出来ない
 なぜならこの映画を演出で斬ることは出来ない
 なぜならこの映画を役者の演技力で着ることは出来ない
 なぜならそれ以前の問題が大きすぎて、それらは些細な問題だからだ!!

 それでも、まぁ一応物語を簡単に解説すると近未来、謎の地球街生命体によって地球殲滅の危機にある人類の物語だ。
 古くは「宇宙戦争」に始まり、近年ではそのリメイク作品(?)「インディペンデンスデイ」にいたるまで数多くの名作、あるいは迷作を作り上げてきたジャンルだな。
 特徴的なのはリアルなフル 3DCG で作られたという点だろう。
 解説によると「スーパーリアリスティックな CG」らしい。

 スーパーリアリスティックCG超現実的電子計算画像(若干無理のある訳だが)。

 この映画最大の謎は、なぜ CG で作る必要があったのか分からない点にある!
 そう、話題になった。そして話題にしたリアルなフル 3D-CG こそが謎なのだ。なぜに CG で作る必要があったのか!?
 CG やアニメーションが実写に比べて有利なのは、実写では不可能な人間の動きや、実写では作り得ない構図の画を作れるという点にある。
 んが、実写に対するコンプレックスなのか製作者が馬鹿なのか、まぁおそらく両方なんだろうがそうした利点のほとんどを放棄!!
 映画の画のほとんどが、実写で撮影可能。あるいは、CG との組み合わせて作れる画ばかり。

 そーなってくるとなまじっかリアルなことがアダとなる。
 CG では実写と違って、すべて作らねばならない。光や背景はもちろん、汗や顔色に至るまでの役者の動き、重力や空気までだ。
 実際問題として、そんなことできるわけない。だからこそ CG やアニメーション映画は動きを誇張してごまかすのだ。
 そうした利点を破棄した CG など、(けっこう中途半端ではあるが)作りこんでいるだけに、逆にリアルでないことを強調するだけなのだ。

 電波飛ばしまくった脚本(冒頭から地球ガイヤ理論はないだろ)も、崩壊した演出(ゲーム画面以外にはけっして見えない)も、ぶつ切りの編集(カットレベルでここまでぶつ切りというのは珍しい)この脅威の前ではカスみたいなものだ。

 それはまさに圧倒的迫力だ!!

 ひょっとしてこれは、普段から映画業界に対してコンプレックスを抱きまくっているゲーム業界が、自分達が得意だと勘違いしているフル 3D-CG (映画とゲームの CG は全然違う) で映画業界に一泡ふかせるのが目的だったのか?
 ももももももも、もしかして駄作映画を作り出して映画不信を巻き起こそうという恐るべき陰謀か!?
 電波名発想が巻き起こる、それはまさに脅威の映画であった。

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