最低映画への有罪判決
第弐拾九回「チェーン」を斬る
久しぶりだが飛ばして行くぜっ!!
次々と起こる怪死事件。
絶対的中という噂の携帯占い。
二つの事件のつながりは...
という基本プロットだけだと、最近流行りのホラージャパニーズホラー映画か!?と思うが、そんな上等な仕上がりにはなっておらんのだ。
なにぶん、この物語も、まともに作れば30分くらいで終わるとしか思えず、それを無理やり引き伸ばしたもんだから中身スカスカに!!
いきなり「ブレアウィッチプロジェクト」のパクリから始まった事に衝撃を覚えていると、パクリ部分が終わっても、妙に画面が揺れているのは何事なのか分からん。
映画の出来を考えると、プロの作品であるが故にそうではないと信じたいのだが、もしかするとただの手ぶれなのかもしれぬ!!
そもそも、売れてない (らしい) ミステリー小説家と、女子高生。物語の流れが二つに分裂している理由はなんだ!?
もはやこうなると、台詞が棒読みだとか、演技が終わってるとか、編集が大味だとかいう以前に、脚本が大味すぎてなにを見るべきなのか全然分からない!!
通常、いかなる最低映画であっても、キモとなる究極の駄作部分が存在するが、この映画はその究極が果てしなく続く状態であると言える。
それであるが故に、もはや突っ込みを入れることも不可能。
もはやこれ以上はあるまいという出来であり、その意味で、必見であると言える。
だが、あなたが見てしまう前に、これだけは言っておきたい。
どうなっても、見たいか?