39【刑法第三十九条】
監督:森田芳光
出演:鈴木京香/堤真一
1999年/日/133分/☆☆☆☆☆
批評
見終わって思ったこと。「疲れた」
いえ、かなり良い意味なんですけどね。2時間13分ものあいだ、ほとんど緊張感を途切れさせることなく画を作って行くあたりは森田監督のたしかな手腕を感じさせますし、法廷シーンはこれまでの日本映画にはなかったほどの迫力を出しています (このあたりはキャスティングの上手さもあるのだが)
しかし、その反面観客にある程度(ほんとに基本的な)の精神医学の知識が求められます。裁判に用いられている心理試験の内容と、その効力を知らないと、わかりにくいかもしれない(もっとも、裁判映画であればそれはやむを得ないことのような気もしますが)。
しかし、ここ数年、国内外を問わず見ることのなかった方向性の裁判映画で、しかも良質のものだと思う。
必見度高し!!