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監督:クリス・バック/ジェニファー・リー
出演:クリステン・ベル/イディナ・メンゼル/ジョナサン・グロフ
2013年/米/102分/松浦美奈/☆☆

批評 脅威のCG、脅威の脚本

 (作中世界で)忌み嫌われる「魔法」を持って生まれた姉と、特に力のない妹。
 その姉妹の物語。

 凄く簡単にまとめると、脅威のCG、脅威の脚本。

 話題になっている「LET IT GO」は、「両親に言われたから引きこもっていたけど、これからは、私の意志で立派に引きこもってやるっ!」という衝撃的告白シーンで使われる。

 それは前向きなのか!?
 後ろ向きなのか!?
 どのみち、高らかに歌い上げるような内容なのか!?

 それでも、姉の「人に望まれた自分」に戻るまでは、かなり状況に流されているとはいえ、いちおう決断を下しているし、成長もしている。
 なんで国民が、嫌っていた魔法を受けているのはなぜ?(再暴発を恐れていない理由が分からん)等、多数の問題もあるが、妹の問題に比べればなんてことない。

 妹は、一歩も成長してないからだ。

 最初に犯す「一目ぼれの失敗」を、彼女は容赦なく繰り返す。
 “彼”は、“彼女”を前に見ているが、そのことを彼女は知らない。作中で知りあってあっけなく、である。

 なんじゃそりゃ!?

 「おまえ、失敗から何も学ばんのか!!」と、スクリーンに向かって、とてつもない勢いで突っ込みを入れざるを得ない。

 と、まぁ、脚本は全体的に酷い。
 だが、しかし。CG は間違いなく一級。

 物理エンジンによる精密さ、正確さだけでなく、アニメーターによるモーション付けを重視しているのだろうという細かい動き。
 モーションキャプチャに頼るのではないキャラクタの動き。
 水や火と言った、CG では難しい表現の数々のクオリティ。

 手間隙かけて作られた CGA ってのは、ここまで出来るのか!!

 と、驚愕し通しである。

 脅威的完成度の CG、脅威的ツッコミどころの脚本。
 102分間の、驚異体験であった。

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