宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海
監督:加戸誉夫
出演:菅生隆之/小野大輔/桑島法子
2014年/日本/131分/☆☆
批評 新作劇場版は大丈夫だろうね?
いきなりメ二号作戦から始める構成は、完全なる「一元様お断り」仕様。
前編にわたりこんなんである。
シリーズファン以外見ないのが前提のスパルタな構成だ。
結果、重要なシーンでも容赦なく吹き飛ばされ、要約に要約を重ねた映画が完成した。
二時間しかないから仕方ない?
七色星団戦は (具体的な戦闘シーンは) ほぼノーカットというあたりに、かなりいびつさを感じる。
なんだかなぁ。
さらに、地球に戻る最中の物語が次のオリジナル映画「星巡る方舟」で描かれる、ということで、本作ではイスカンダル出発直後にいきなり物語が終わる。
ファン向けダイジェストバージョンとしてはありだと思うけど、独立した映画としてはありえない構成だと思う。
他にも色々とあるが。
ファン向け以上ではないし、ファンの私としても、この構成には問題を感じるなぁ。
私は、基本的に、映画は見た人間をファンにするための物だと思っているからな。