貴殿は
1999年5月2日以来
Counter
人目の挑戦者だ

表  紙

更新履歴

新 日 記

全映画批評

映画批評・壱
2015年版
2014年  2013年
2012年  2011年
2010年  2009年
2008年  2007年
2006年  2005年
2004年  2003年
2002年  2001年
2000年  1999年

映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

ゼロ・ダーク・サーティ
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェシカ・チャステイン/ジェイソン・クラーク/ジョエル・エドガートン
2012年/米/158分/佐藤恵子/☆☆

批評 プロパガンダってなぁそういうもんだってことなのかぁ?

 911 発生二年後から、ウサーマ・ビン・ラーディン暗殺までを、CIA の新米分析官 (作品冒頭) の目を通して描いた作品。

 原田眞人「突入せよ あさま山荘事件」という映画があった。
 日本最大の人質事件、あさま山荘を事件を、警察庁経由で、警視庁の人間として現場指揮を担当した佐々淳行の視点で描かれた作品だ。
 警視庁の失敗はコミカルに、長野県警の失敗は許しがたい行いとして描かれた警視庁万歳映画だ。

 この作品は、その映画によく似ている。
 アメリカはなにやっても正義なのだ。

 効率的に情報を引き出すために拷問するのは善行で、拷問しないのは非効率的で悪なのだ。

 という、視点が最初から最後まで貫かれている。
 しかも、そのことを登場人物の誰もが疑問になど思わない。

 また、鍵となるイベントで描くため、時間が突然数年飛ぶ構成。
 そのため、拷問を目の当たりにして目を背けていた CIA の女性分析官は、次の時間に飛ぶともう、平然と拷問を受け入れているという変貌を遂げる。

 あまり、上手い組み立てとは思えん。

 個々の映像は面白いのだが、偏った視点や、そうした飛び飛びの描写に引っかかる作品であった。

戻る