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宇宙戦艦ヤマト2199/第四章 銀河辺境の攻防
監督:出渕裕
出演:菅生隆之/小野大輔/桑島法子
2012年/日/105分/☆☆☆☆

批評 映画館じゃなけりゃこの構成で良いんだが

 第三章で、その片鱗を見せていた「独自部分」で彩られた第四章。
 これまでで組み立てられた独自部分が、いっきにまとまって、ひとつの流れを生み出している。

 ある種、一番の特徴になっているのは「ガミラスは敵であって悪ではない」という視点だろうか。
 旧作でも、初期には「有能な宰相」としてのデスラ−が描かれていたが、そこがより拡大している。
 さらに、本作では帝国内部の権力闘争も描かれ、「ガミラスも国(その意味で、地球とたいして変わらない)」という描写が前面に出ている。

 同じように、物語根幹に関わる描写として「地球は正義ではない」という視点も含まれている。
 トークイベントで、庵野秀明が指摘した「(庵野はヤマト=沖田を)ぶっちゃん(出渕裕)はガミラス=デスラーを愛している」を念頭に入れると、なるほど興味深い。

 再構成の面白さは、無論、新規要素にとどまらない。
 作品再構成のために、「旧ヤマトシリーズ」から多くの設定を持ってくることで、シリーズの設定を可能な限り補強しているのも楽しませてくれる。
 彗星帝国やアクエリアスのネタなど、それが前面に出ているわけではく、知らなくてもどうと言うことは無いが、旧シリーズを知っているとニヤリとさせられるのは間違いない。

 と、絶賛しているが、第三章で顕著だった「TV フォーマット作品を劇場で OP/ED/予告編カットして流す事の無理」は相変わらず健在だ。
 特に4章 (TV11-14話) 最終話となる TV14話は、その内容の物語の特殊性と、そのための特徴的演出のため、一気に見るとすさまじい違和感を発生させている。

 くっそう。
 やはりこの作品は、毎週、翌週を楽しみにしながら見たかったぜっ!!

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