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監督:佐藤信介
出演:岡田准一/榮倉奈々/田中圭
2013年/日/128分/☆☆☆

批評 ・・・それで良いのか?

 なんかこう、色々と思うところはあるのだが、最大の問題は「本を守るために」という部分がおざなりになっていることだろうか。
 もっと「本を守る」という事を明白にする必要があったように思う。
 時代性を考慮するなら、「表現を守る」という事で、間接的にそれを描写するのでもよかったのだろう。

 だが映画は、「本を守る」という名目で戦闘する人を描写しているにとどまってしまっている。
 これはちと残念な部分だ。

 力の入っている戦闘シーンも、小説では「描写されていない部分は想像で補う」ことで、「突っ込みどころを、脳内妄想で補完」という技術を使えるが、映像化されてしまうとそうは行かない。
 シーンの外側ならともかく、背景で写ってしまったりするのも打撃だが、具体的に主に写ってしまうと言い訳はどうやっても聞かないからだ。

 文章だと、建物の具体的な構造を出さないとか、全景を見せないという方法で (視点を、幾人かの登場人物に固定してしまえば可能) 乗り切れたのだが、映像だとそうは行かない。
 結果、たとえば戦闘描写そのものに力を入れているが、その戦術面での考察が足りなくて残念な部分が出てしまっている。

 いろいろとがんばっているのは分かるし、やりたい事も分からんでもない。
 映像表現の限界 (文字を映像で見せる難しさ) を差っぴいても、それでも、作った物語設定をもうちょっと活かす方法があったんじゃね?と思わざるを得ない出来であった。

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