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脳男
監督:瀧本智行
出演:生田斗真/松雪泰子/江口洋介
2013年/日/125分/☆☆☆

批評 届かないあと一歩

 謎の連続爆弾テロ事件。
 その容疑者としてとらえられた男は、感情や感覚が無いとしか思えない男だった。
 彼は果たして、爆弾テロ事件の犯人なのか。

 結論からいえば、正義のために悪人皆殺しをする男の物語。

 前半の、中盤の男の過去を探る部分まではそれなりに面白い。
 後半、爆弾テロ犯人が、感覚を持たない奇妙な男に狙いを定めて行動を始めてから物語は崩れ始める。

 この作品最大の失敗は、中盤の登場人物描写で、善悪の倫理的な問題を画かなかったことだろう。

 いや、画かないなら画かないでよい。
 けど、それなら最後までアクションで押し切ってしまうべきだった。
 しかし、この映画はエピローグ部分で、よりによって「善悪とは何か?」と観客に問うてしまう。

 これをやるには、作品の組み立てが失敗しているとしか思えない。

 アクションシーンは、かなり工夫しているし、努力しているのも分かる。
 物語も、工夫していることは感じられる。
 決して「駄作だ」とは思わない。
 しかし、それだけに、この物語のツッコミの足り無さが、映画そのものの物足りなさになってしまっていると思う。
 惜しい。
 実に惜しいぞ。

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