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監督:大友啓史
出演:佐藤健/武井咲/吉川晃司
2012年/日/134分/☆☆☆

批評 おもったより面白い

 幕末「人斬り抜刀斎」と名を馳せた男が、明治に入り殺さずの誓いの元、身を隠し人助けをしていた。
 そんな中で、かつての己の名を語る偽者と対峙することになる。

 という物語。
 この映画を端的に評すれば、まさに「欠点は多いが、妙に憎めない映画」だ。

 人斬りが、その流派を名乗っているがゆえに門下生がいなくなった道場は、なぜそこまで地元の人に親しまれているのか分からない (門下生が逃げ出したということを考えると、むしろ嫌われていてもおかしくない) とか、毒を井戸に投げ込まれたときに、なぜ道場にどんどん人が担ぎ込まれてくるのか分からない (地元の人に好かれていても、医者でもない道場になぜ?) とか、物語の展開や台詞を考えると「なぜに!?」という描写はたいへん多い。
 作中の時間経過が不明なので、さっきまでいた人が消えうせていたりする事もしばしばだ。
 伏線の張り方も、けっして上手いとはいいがたい。

 それでも、アクションシーンの見せ方とか、最低限の展開の組み立てで、きっちり最後まで観客を魅せようとしているのが分かって、好感が持てる。
 これと、これは賛否両論があるかもしれないが、シリアスなシーンであっても、コミカルな演出を入れ込んでいるのは、個人的に好きだ。

 好き嫌い、と言えるかも知れぬ。
 原作を知らないが故かも知れぬ。
 が、少なくとも私は、それなりにこの映画を楽しめた。

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