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監督:松山博昭
出演:松田翔太/多部未華子/芦田愛菜
2012年/日/131分/☆☆☆

批評 十分楽しめるけどね

 大きな欠点は二つ。
 一つは、このゲームの発端部分。
 「前回ゲームで大損をした出資者による復讐」がこのゲームを仕掛けた理由らしいが、出資した側の復讐心が見えない事。
 出資者本人、ないし前回出資し、大損こいて破滅した人間をプレーヤーに潜ませるくらいの仕掛けは欲しかった。
 少なくとも完成した映画から、「復讐」の影を感じる事は無い。

 もう一つは、ゲーム攻略方法の物理的攻撃手段を、誰も使わないことに関する疑問。
 ゲームの本質は、国取りであって席取りではない、という台詞に誘導されたのか、登場人物の誰も気にしていないのが不思議だが、敵国の席の、物理的な位置を特定し、その席を奪うことを、なぜ目論まないのだろうか?
 ゲームの本質上、席は、確保さえされていれば問題ないのは確かだろう。
 しかし全て喪失してしまうわけにも行かない。

 のであれば、席を喪失した買収済みの人間を使って、他国のプレーヤーを追跡させ (容易に追跡されている事から類推するに、誰もこの手の物理的攻撃に注意を払っていない)、座席位置を特定。
 「投票しなくても失格にならない」というルールを活かし、投票している間に奪い去ってしまう事は容易だ(暴力行為=失格なのだから、ただ座ってしまえばそれで良い)。
 座席数が多いときはともかく、一国につき二〜三席になってしまえば、敵国を一撃で粉砕できる、きわめて有効な戦法だと思うのだが。
 ルールの煮詰めが、ちょっと甘かったかな。

 相変わらず説明の大部分を台詞でしているとか、何のために登場しているの?という人物がいる等の欠点はさておき、この二つは気になる所だ。
 ゲームの見せ方は上手いし、そこそこ楽しめる映画ではあったがな。

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