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外事警察 その男に騙されるな
監督:堀切園健太郎
出演:渡部篤郎/キム・ガンウ/真木よう子
2012年/日/128分/☆☆☆☆(ただしシリーズファン評価)

批評 TV シリーズで新作希望

 警視庁公安部外事課を取り扱った NHK の同名 TV ドラマが映画化。
 震災の混乱に乗じ、被災した大学から盗まれた核爆弾製造に必要なレーザー点火装置の設計図。
 さらに朝鮮半島で紛失するプルトニウム。
 高まる核危機を、“公安の魔物”は回避することが出来るのか。

 国益のためなら敵も、時に味方も騙し、利用する。
 外事警察のその手口を駆使し、観客も翻弄する脚本は見事だ。
 所々に、「都合良いんじゃねぇの?」と思わざるをえない部分もあるし、やたらと簡単に核爆弾が組み立てられてしまう (触媒とかどうしてんだろう) 過程や、いまいち理由の分からない行動をとる人物 (博士が日本に来る理由等) がいる等の問題はあるが、見ている間はほとんど気にすることなく物語りは進む。

 正直、邦画でポリティカルサスペンスが作られると、たいへん「がっかり」することが多かったのだが、存分に楽しむことが出来る仕上がりであった。

 と、比較的高評価ではあるが、正直、TV ドラマから全部見ていないと非常に分かりにくいと思う。
 説明不要のステレオタイプなキャラクターが動く作品ではないし、TV ドラマの映画化でよくある、「登場人物の簡単な説明」といういのもほぼ無い。
 簡単に、スーパーで役職名と登場人物名が出てくるくらいで、登場人物の説明らしい説明が一切無いからだ。
 主人公はなぜ「公安の魔物」と呼ばれているのか、そもそも「公安の魔物」とはどういうことなのか。
 チームはどう動くのか。捜査はどう進めるのか。
 そうした説明が一切無いまま物語が進むので、映画を見る前に、TV シリーズは必見であるといえよう。

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