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監督:ジョン・ウェルズ
出演:ベン・アフレック/クリス・クーパー/ケヴィン・コスナー
2010年/米/104分/杉田朋子/☆☆☆

批評 ブラックユーモアが欲しかった

 不況で職を失った男の再生の物語。
 リストラされた人間が、元の会社に一発食らわせるなんてファンタジーは「ファンタジー」に過ぎない。
 実際には、自分の生活をなんとかするために、必死の努力をするだけだ。
 という現実突きつけ型の映画。

 基本的には、リストラされた主人公の成長と再生を描く物語なわけだが、現代米国が抱える金融依存への警告や、株主を優先するあまり社員をないがしろにする株式会社への非難、“物作りこそ”という問題提起を含んでいて、日米で、この構造は変わらんのだなぁと思うことになる。

 問題は、あまりにも多数のテーマを盛り込んだためなのか (単に脚本を整理しきれなかった?)、複数の登場人物に、それぞれの柱をもたせる基本構造そのものだ。
 あまりにも多くの登場人物が、平行して描かれるために、散漫な印象をうける。
 それと、あまりにも真面目に物語が進みすぎ、もっとブラックユーモアを交え (主人公が、高収入時代の行動を捨てきれない部分とか、いくらでもブラックにできたと思う) て、不の感情の中でも起伏を付けられれば、もっと面白くなったのではなかろうか。

 つまらなくは無いけど、あと一ひねりあれば、もっともっと、面白い映画になったと思う。

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