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1911
監督:チャン・リー
出演:ジャッキー・チェン/リー・ビンビン/ウィンストン・チャオ
2011年/中/122分//☆☆☆

批評 ところでジャッキーの格闘戦シーンはいらない

 辛亥革命での、孫文と黄興の物語だが、劇中の描写と台詞がきちんと一致しない。

 黄興は「すごい将軍」として尊敬されているし、組織内でも高い立場にいるらしい。
 しかし映画を見ていると、彼は敗軍の将にしか見えない。

 騒乱を起こすという同士を、反対しながらも制止させられずに戦闘を始め、負傷し、敗北。
 激戦のさなか、指揮権を途中で受け取るも、敗北。
 組織が勝利した戦闘では、ことごとく前線にいない。

 孫文も、すごい思想家で、私利私欲の無い男とされているが、作中では国外で対外政策を取って、資金集めをしているだけで、その思想的指導者としての側面は描かれない。

 また、孫文と黄興の友情もほぼ画かれない。(後半まで直接会うシーンは無いし、合わないまでも、手紙等を用いてのやりとりも無い)


 この映画は、そういう部分が無数にある。


 辛亥革命にたいして、ある程度の知識があるのが前提なんだと思う。

 おそらく、中国国内においては英雄的でよく知られた人物ばかりなのだろう。
 そんな彼らの「苦労している一面」「あまり知られていない一面」を映像化したんだろうなぁというのは分かる。
 けど、それこそ、日本でいうなれば、「明治維新の中、坂本竜馬は薩長同盟の牽引役で暗殺された」程度のざっくり知識さえ無い状況で見るには、ちと厳しい映画であった。

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