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監督:成島出
出演:堤真一/夏川結衣/吉沢悠
2010年/日/126分/☆☆☆☆

批評 予想以上に良い出来

 高潔なる医師を、外部から見ることで、ちょっと冷静な、そして感情移入しやすい視点で物語が進行する

 これが、いろいろと優れた効果を生んでいる。

 医師の倫理的苦悩や、脳死判定の難しといった、映画の不得意とする心理描写や、映画の物語的な勢いを殺ぐ (エンターテイメントとして、という意味合いにおいて。そこに焦点を当てた映画ならまた別問題) 部分を可能な限り外側に追いやることに成功している。

 また、邦画で「これやるから駄目なんだ」という恋愛要素を控えめにしたのは最高に良い。
 最後に看護婦の、ささやか過ぎる告白は、これだからこそ活きている。
 残念なのは、その告白シーンを活かす、最後の手術シーンの組み立てで、「存分に」都はるみを流さないと、この台詞がしっかり活きないっ!!ということくらいだろうか。

 無論、手術シーンの緊迫感を最大限に活かすために、音楽をカットしたのはよくわかるのだが、なにかもっと、何か、手は無かったのだろうか?

 医療馬鹿、とえも形容したくなる人間性の、素晴らしい医師の、ほのかに笑える人間的な部分を魅せるためにも、ここにはもうちょっと工夫がほしかった。

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