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武士の家計簿
監督:森田芳光
出演:堺雅人/仲間由紀恵/松坂慶子
2010年/日/129分/☆☆

批評 緩い・・・酷く、緩い・・・

 代々、代々加賀藩の御算用者=会計を勤め、“そろばん侍”と揶揄されている猪山家。
 幕末から明治。激動の時代を、彼らはどう生きたのか。

 御算用者、という部分は比較的どうでもよく、物語は、剣に頼らない侍の家族の絆を描こうとしている。
 しているが、残念ながら成功しているとは言い難い。

 物語は、明治時代になってからの「息子の回顧」というカットバック形式で進む。
 にも関わらず、父親と息子の確執が中途半端にしか描かれない。

 物語上で確執が描かれたかと思うと、突如和解していたりする。
 意見の相違で仲違いをして、特に説明無く和解する。

 これが数回有る。

 このため、冒頭で、父親に絶対的な信頼を置いていることが分かるが、そこまでの信頼を、なぜ置いたのか、最期まで見ても分からない。
 そのため、家族の物語、という側面でたいへん緩く、全体的に締りの無い映画になってしまっている。

 絶対的な信頼を冒頭に見せておき、様々な確執を見せつつ、最期はしっかりと父と息子の和解を描いておけば、もっと感動できる話になっただろうに。
 ま、このゆるさも森田監督の作品か。

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