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監督:中村義洋
出演:堺雅人/竹内結子/吉岡秀隆
2009年/日/139分/☆☆

批評 オリジナルスコアは高くて使えなかったんだろうなぁ

 首相暗殺犯に仕立て上げられてしまった男の第逃亡劇。

 一体この映画のジャンルは何なのか?
 ポリティカルサスペンス?コメディ?ヒューマンドラマ?

 よく分からない。

 どのジャンルにせよ、首相暗殺を実行し、主人公に濡れ衣を食らわせる警察か、検察か、まぁとにかく国家権力のどこかの勢力の絶望的な頭の悪さは映画に致命的な打撃を与えている。

 この欠点、ポリティカルサスペンスとしては言うまでもないだろう。
 コメディだとした場合、異常に入念に仕組まれた計画から、「とんでもない幸運」で逃げ出した主人公が、「とんでもない幸運」で逃げ切ってしまう構図のほうが遙かに面白かっただろう。
 ヒューマンドラマの場合も、異常に入念に仕組まれた計画から、「友情と、ちょっとした幸運」で逃げ出した主人公が、「友情と、ちょっとした幸運」で逃げ切ってしまう構図のほうが遙かに面白かっただろう。


 しかし、あまりにも穴だらけの陰謀は、すべてを拒絶している。


 ケネディ暗殺事件に符合させる細かいネタ (教科書倉庫とか) を仕込むくらいなら、もっと頭の良い組織 vs 運 (と人好きする性格) で逃げる男という構図を徹底させるべきだ。
 キャラクタ造形は悪くないし、役者も良い (香川照之と永島敏行は、素晴らしすぎる。ただし、貫地谷しほりはミスキャスト。彼女は日本のトップアイドルには見えない)。撮影もかなり力が入っているのだから、そこに力を入れておけば、少なくとも今よりは面白くなっただろうに。

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