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ドラゴン・キングダム
監督:ロブ・ミンコフ
出演:ジャッキー・チェン/ジェット・リー/マイケル・アンガラノ
2008年/米/105分/林完治/☆☆

批評 アクションシーンの出来がこれでは・・・

 薄っぺらい、そして実にどうでも良い展開の物語なんぞさておき、アクションシーンがきちんと成立していればそれだけで許される。

 ジャッキー・チェンとジェット・リーの競演には、それだけの魅力が、迫力がある。
 宣伝文句の通り、まさにこれはドリームプロジェクトなのだから。

 案の定、物語はどうでも良い作りになっている。
 ではアクションシーンは?

 こちらも大変残念な出来だ。

 せっかくのアクションシーンを台無しにしているのは、なによりもアクション監督のユエン・ウーピンだろう。
 もともと、血なまぐさいアクションよりも美麗さや速度感を重視する監督だっただけに、ジャッキー・チェンとジェット・リーという二大アクションスターの競演も、二人の体の動きを見せる方向に持って行かなかった。
 結果、体の動きが見えにくい、ゆったりとした、ひらひらな服で、ワイヤーワークと CG を多用したアクションシーンを魅せられる羽目になった。

 ワイヤーワークも CG も、まぁそう悪い使い方はしていない。
 実際、動ける人間とこれらの特殊技術の組み合わせは、とてつもなおアクションシーンを生み出す原動力ともある。
 だが、この服装はいただけない。

 格闘シーンの肝は、じつは体が静止する瞬間にある。
 高速であれ、低速であれ、動いていた体が停止する一瞬。卓越したバランス感覚と鍛えられた筋肉がみせるその一瞬 (よく見ていると「マトリックス」はこれをカット割りで逃げているのである) こそ、もっとも美しい。
 だが、ゆったりとして服は、体の動きを隠してしまう。
 これでは迫力が激減だ。
 せっかく「動ける」役者を投入しているのにっ!!

 他にも色々と言いたい事はあるが、とにかくアクションシーンの不出来からなおしてくれ。全てはそこからだ。

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