貴殿は
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最低映画への
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どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

陰日向に咲く
監督:平川雄一朗
出演:岡田准一/宮崎あおい/伊藤淳史
2008年/日/129分/☆☆

批評 感動?どこで?

 台風上陸の日に向けて進む群像劇。

 最大の欠点は、もしかすると原作が抱えている欠点と同一なのではないかと思うが(原作未読)、とにかく伏線がいい加減。

 "大法螺吹き"と周りに言われながらも、妙に人気のあるホームレス。
 そのホームレスにあこがれて過去を捨てようとするサラリーマン。
 ギャンブル狂いで借金を背負った青年。

 等々、なかなか面白い登場人物が出てくるが、これをまったく活かしきれていない。
 見るからに「こんなに楽なのか?ホームレス生活は?」と思えてしまうホームレスの生態はともかく、それにあこがれて日常を捨てるサラリーマンは、どう見ても単なる無責任男にしか見えないし、ギャンブル狂いも自己責任という言葉の意味を聞いてみたい。
 群像劇の集約点として台風の日があるが、二人ほど他と話がリンクしていないのも問題だ。

 それぞれの話に出てくるキーワードも、まさに出てくるだけ。
 ホームレスを迎えに来た野球選手は、その後、真相を知ってどうなったのだ?
 ホームレスを脱却し、台風のさなかある場所に現れた元ホームレスは、なんであそこにいたのだ?
 ホームレスの幻想を打ち砕かれたサラリーマンのその後はあるが、その打ち砕いた張本人はその後どうなった?

 借金は?
 弁護士は?
 葬式は?

 次回を面白くしようと次々とネタを出し続け、収拾が付かなくなってグタグタで完結する漫画のような物語であった。
 ・・・今思った、そういえば、そういう小説増えているね。
 もしかすると、これからはそれが映画化されてゆくのか?
 邦画の未来は真っ暗なのか!?

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