ローグ アサシン
監督:フィリップ・G・アトウェル
出演:ジェット・リー/ジェイソン・ステイサム/ジョン・ローン
2007年/米/103分/林完治/☆☆☆
批評 笑えちゃう復讐映画ってのも珍しい
ジェット・リーとジェイソン・ステイサム共演で、出演にはケイン・コスギの名前もある。
ポスターの下の方で、スーツ姿のデボン青木が両腕広げている (二丁拳銃!?) のは何?あぁ、石橋凌がカッコエェっ!!
きっと馬鹿アクション映画にちがいないっ!!
と劇場に行くと、実はアクションよりもミステリー要素の方が強い映画でびっくり。
デボン青木は表紙抜けだし。
ジェット・リーvsジェイソン・ステイサムはちょっとだけしかなく、むしろジェット・リーvs石橋凌による日本刀チャンバラの方が見せ場になっている。
だが、本作品の本質は、アクションとしてもミステリーとしても中途半端な脚本や、登場人物が多い割に描写が貧弱で詰まらないという部分にはない。
さすがハリウッドっ!!!
と称賛できる、ぶっとんだ日本描写だ。
何を言っているんだか分からない、登場人物の日本語や、謎の掛軸、聞いたことのない風習等、わんだふるわーるど「じゃぱん」の衝撃に耐えることは難しい。
出来の悪い復讐劇が、これによってお笑い復讐劇に変貌をとげ、あまりの面白さに☆ひとつ追加。
別の意味で必見っ!!