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監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー/レナ・ヘディ/デヴィッド・ウェンハム
2007年/米/117分/林完治/☆☆☆☆

批評 CG と実写の合成は、こうやるんだっ!!

 ひっこみのつかなくなったスパルタの馬鹿300人が、ペルシアの大軍相手に奮戦、玉砕する歴史的な話を、史実など知ったことかと漫画 (ビジュアルコミック) 化したものを、漫画的手法をそのままに実写映画化した作品。

 史実無視、映像的面白さ優先という潔い作りは、観客に「歴史映画」ではない、「娯楽映画」を見せる気満点の作りだと言えよう。
 しかも、どんなに歴史の知識が無くともそれが分かるように、肉体派スパルタ軍 vs 人体改造派ペルシア軍という単純で分かりやすい画作りをしている。
 作り手の方針が良く分かる映画だ。

 軍の画に限らず、他の部分でも、この分かりやすさは発揮される。
 ブルースクリーン前で演技する役者に、背景から何からを CG で合成するという「キャプテン・スカイ」や「シン・シティ」(演出的には、後者に近い) と同じ手法を使って描かれる戦闘シーンは、首が飛び、足がもげ、手がちぎれ飛ぶ残酷な画だが、同時に残酷さよりも美しさに目が行

 残念ながら、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」ペレンノール戦のような、大俯瞰でカメラが動き回る、スクリーン上映される映画ならではの、引き画のスペクタクルシーンは無いが、それとはまったく別種の、寄せ画のスペクタクルシーンを見せてくれる。

 一人の兵士が突撃しながら多数の兵士を相手に戦うシーンを、ワンカットの中で幾通りもの撮影スピードを組み合わせ、横長の画面を端から端まで使って見せるシーンは秀逸だ。

 細かい不満はいくつかあるものの、肉体派全開のアクションを、CG 全開の映像で見せるこの映画は、非常に満足感の高い仕上がりになっている。
 ぜひとも劇場で、この映像を体験せよっ!!

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