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監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/藤竜也
2004年/日/119分/☆☆☆

批評 丁寧な編集を!!

 全海上保安官の、わずか 1% しか到達できない潜水士。
 その訓練校を舞台に進む学園モノ?青春モノ?


 物語の展開は、どっかで見たことのあるもので、斬新さも破綻もない。
 目立たせるのが海上保安庁潜水士というのが目新しいと言えば目新しいが、標準的な娯楽映画の脚本であると思う。

 変にテーマを含ませたり、自己満足の集大成のような脚本が多い日本の映画では貴重だし、「まず娯楽たれ」というこういう脚本、私は好きだ。

 問題を感じたのは、音楽の使い方を含む編集。
 まず、盛り上がる場面で、すべて同じ曲が掛かる。それも同じサビの部分が掛かる。もしかすると編曲が違うのかもしれないが、ベースメロディが同じなので飽きる。

 次は画の組み立て方。
 これはリズムが良くない。

 それがもっともはっきりするのは、物語の一番最後。
 訓練生が流され、遭難し、手持ちの潜水士は投入できない状況で、近接する船舶、及び陸の航空隊に支援を求め、各部隊が展開を始めるシーン。
 これは、それまで訓練生の乗った船と、その直下で動いていた物語が、周囲を巻き込んでどんどん膨らむシーンだ。
 こういうシーンは、各所を混ぜて時間を交差させて描いたほうが空間が広がって面白みを感じられるのに、訓練生の乗った船、展開する船舶、急行するヘリ、遭難した訓練生をバラバラに並べてしまったために、きちんと広がりを見せてくれない。
 個々の画は面白いというのに、これはもったいない!!


 もうちょっと編集が良くなれば、あと一段、面白くなる映画だと思う。
 非常に惜しい。

 エンディングクレジットの後に、続編の予告編もあることから、続編も作られるのだろう。
 改善されてれば、きっと面白くなるぞ。

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