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監督:ピーター・ウィアー
出演:ラッセル・クロウ/ポール・ベタニー/ビリー・ボイド
2003年/米/139分/林完治/☆☆☆☆☆

批評 燃える漢の帆船映画!!

 英国海軍サプライズ号の、ナポレオンの放った私掠船を南大西洋から南米を回り南太平洋ガラパゴスにいたる追撃戦を画く。

 海の映画はひたすらに男臭く、近年まれに見る女っの無い映画に仕上がっている。
 物語はほぼ全編にわたって、英国海軍サプライズ号の艦上でのみ進行し、軸となるのは無敵神話を持つ艦長と、気心しれた艦医の二人。
 予告編にあったような少年兵の話など完全なおまけ。
 そして、戦闘描写も抑え目。

 映画は、多くの時間を、どういう役職の人間が、どういう階級の人間が、どういう年齢の人間が、どのような仕事をするのか、艦上での生活を丁寧に画く。
 緊張と恐怖が支配し、敵艦を執念深く追跡するサプライズ号の艦上には、それ故のストレスはもちろん、ありふれた人間同士の確執や友情がある。
 登場人物を生身の人間として画くこと。
 艦上の生活を、生々しく描写すること。

 この試みは見事に成功したといえるだろう。

 そしてこの最高により、対となる戦闘描写が活きて来る。
 硝煙が香り、血なまぐさく、剣のぶつかり合う音が支配する19世紀の戦いが!!

 たしかに社会批判の精神は表面的で深みが無い。
 物語的にも意外性は無い。
 だが、ここまで作りこんでくれれば、娯楽映画としては十分だ。

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