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デイ・アフター・トゥモロー
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:デニス・クエイド/ジェイク・ギレンホール/エミー・ロッサム
2004年/米/124分/戸田奈津子/☆☆☆☆

批評 馬鹿映画魂炸裂!!

 物語の基本構成は、これまで山ほど作られてきたデザスタームービーと一緒。
 災害を予測していた主人公 (とその仲間) は権力者に信じてもらえず、確たる証拠を入手するのと同時に災害が発生しはじめ、対応は後手後手に。
 破滅的な事態が発生するな、なんとか多くの人間を救おうと一丸となって対応しているが、自分の血縁 (子供か恋人が基本) がデッドラインの内側に居る。
 自分で定めたデッドラインを超えて、さぁ救出に行くぞ!!

 手垢にまみれた基本プロットだが、最期は助かるのが丸分かりなので安心して笑いながら見ていられ、どの程度で天災が終わるのかを楽しみに見ていられるという、大味だが面白がって見られる大作娯楽映画の条件を完璧に満たした代物。


 主人公の天災だが、この映画では北半球を数日で氷河期に追いやるスーパーストームという、もはやどう突っ込んでよいのか分からないほど荒唐無稽な (十年単位でならともかく、数日ってのはいくらなんでも無理がありすぎる) 代物。
 その荒唐無稽な代物を、冒頭に若干の科学考証をちりばめ、それなりのリアリティを作り出した後に、やたらと規模の大きい映像で有無を言わさず観客に見せつけるというエメリッヒの常套句によって、科学的には破綻しまくるが、映画的にはだれずに最期まで見せてもらえる。

 主人公の原因が先進国 (というか堂々とアメリカなんだが) ということなので、若干の先進国批判をしつつも、その声は小さく、説教臭さが気になることは無いだろう。
 国家批判よりは、むしろ弱者賛美、人間愛を賛美お声が非常に大きく、無駄に規模の大きい映像とあわせて「やっぱりこの底抜け大風呂敷の馬鹿さ加減と性善説を体現する皆様が世界を救う明るさがエメリッヒ映画だよな!」と満面の笑みを浮かべながら見ることの出来る、非常に楽しい映画であった。

 なお、底抜け大風呂敷の馬鹿さ加減が許せない!という人によっては、「嘘ばっかついてんじゃねぇ!!」という怒りの感情が目立つ大駄作と化すので、そういう人は見に行かないように。

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