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座頭市
監督:北野武
出演:ビートたけし/浅野忠信/大楠道代
2003年/日/116分/☆☆☆☆

批評 大王道娯楽時代劇

 悪漢に支配された街に、ふらりとやってきた一人圧倒的に強い座頭市が、悪人全員を皆殺しにする話。

 峠の茶屋に始まり「これでもか!」というくらい大時代的なつくりをしている脚本はもちろん、最近はやりの銀残しによる映像は、ものの見事に時代劇を復活させた。
 脚本の伏線の張り方も、実に正攻法。これまでの北野武からすると、信じがたいほどに。

 過去の「座頭市」シリーズと黒澤明 (浅野忠信の12人斬りなど、間違いなく「用心棒」の10人10秒斬りだろう) に捧げられたとおぼしき殺陣が、ここで仇になってしまったのは残念だ。
 確かにスローモーションの多様や、日本刀の一振りで石灯篭が真っ二つになるなどの新機軸はあるが、それも武の独自アイディアではなく別の場所から持ってきたに過ぎない。

 こうなると、脚本が手を叩いて喜べるほどの大王道であることとの相乗効果で、この映画が過去の時代劇の縮小生産品のように感じられてしまう。
 残念だ。出来がよいだけに残念だ。

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