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ティアーズ・オブ・ザ・サン
監督:アントワン・フークア
出演:ブルース・ウィリス/モニカ・ベルッチ/コール・ハウザー
2003年/米/118分/戸田奈津子/☆☆

批評 米国軍万歳映画!!

 ハゲ親父ブルース・ウィリスと、出演作品のラインナップが微妙すぎるモニカ・ベルッチ共演の米国万歳ミニタリックアクション映画。

 戦地のナイジェリアで、SEALS が受けた命令は、米国人女性医師の救出。
 百戦錬磨の特殊部隊は、突然ヒューマニズムに目覚め、彼女だけを救出せよ、という命令を無視し。病人と子供と怪我人と老人と女性で構成された武器も持たないキリスト教徒な現地人の救出を決意。
 野蛮で暴力的で無法者なイスラム教徒の追撃をうけつつ、60キロ先の国境まで徒歩での脱出作戦が始まった。


 武器も持たず無抵抗に殺されてゆく現地人とその関係者らであるキリスト教徒を、憎むべき極悪非道のイスラム教徒の手から守るべく、己の命をすり減らし、「仲間」と「現地人」を助けるべく、「誇り高く」進軍し、時には特攻さえ厭わない米国軍人!!
 その行動に、難民たちは涙を流し感謝感激雨あられ。上官でさえ命令無視を指摘しない。

 星条旗よ永遠なれ!!強い国、アメリカ!!正義の国、アメリカ!!


 まったくもってヘドが出る。政治色の強いハリウッドの米軍礼賛映画の中でもずば抜けた一本であると言えよう。

 思想を抜きにしても、ことごとく本物で固められた周辺はともかく (司令官が常に空母の飛行甲板上で指示を出すという珍妙な事態も発生しているが)、主人公が命令違反をして女医の意志を尊重する理由が分からないのであり、人間描写が皆無であり、誰が誰なんだかよく分からな

 余談だが、脱出する先の国はカメルーンである。
 とっさに中津江村を思い出すのは、私だけであろうか?

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