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壬生義士伝
監督:滝田洋二郎
出演:中井貴一/三宅裕司/夏川結衣
2003年/日/137分/☆☆

批評 よくあるダメ邦画

 ご都合主義とバランスの悪さが気になる映画である。

 時代を生き残った男が、そこで死んで行った者を思う、という構成になっているのだが、その構成の理由がわからない。挙げ句に語っているのが、主人公の吉村に愛憎を抱いていた元新選組隊士の斉藤一、もう一人が縁ある盛岡出身の医者という設定は、「映像表現として楽だった
 物語の主役である吉村の、田舎侍っぷりと家族の為を思うが余りの守銭奴っぷり。そして、その裏にある筋の通った性格を見せて行く方法は非常に上手いし、それを不愉快に思う斎藤という男の説明も上手い。

 殺陣が、マルチカムではなくカットを割る方法で撮影した上、カメラワークと編集がガタガタだったためか、前後矛盾しまくりの映像で呆れたが、“新選組”そのものの画き型は非常に上手いし面白い。

 ただ、こうした面白さが中盤までしか持続しなかったのがこの映画最大の欠点。

 鳥羽伏見の戦い (ちなみに京都から大阪への移動も、非常に分かり難い) で、討幕軍との戦いに敗れた後、おもむろに吉村は特攻する。
 それまで故郷と家族を思っていた主人公が、おもむろに特攻する理由は果してどこにあるのか?死にたくないから生きている、という言葉を口にするほどの男が、なぜ死にに行くのか。
 これがまったく分からない。

 そしてこの特攻の後が、無駄に長い。
 もっと話を刈り込めよと。
 ここから先が長いのだ。心理描写が分かり難いところに来て、ビジュアル的に一番盛り上がってから先が長いから非常につまらない。

 脚本の構成をもう一度考えたほうが良いね。

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