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監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン
2002年/米/161分/戸田奈津子/☆☆

批評 超高速展開

 原作のダイジェスト版という構成でヒットした前作の後を継ぎ、本作も原作のダイジェスト版という構成を捨てられなかった。
 文章と映像で同じ事を語ろうとすると、映像のほうが時間がかかる。だから小説を映像化する際には、本筋とは関係ないエピソードを切りつめ、必要なエピソードを膨らまし...という作業が必要だ。
 ところがこの映画がやったのは、可能な限り原作のエピソードをぶち込むこと。
 時間がかかる映像化でこれをやると、当然の事として展開が早くなる。
 全エピソードの展開が早くなると、その必然としてわかりにくくなる。説明もなくなる。

 この映画はその負の部分が全開で出てしまった映画だと言えよう。

 新キャラ (つったって前作でも一瞬でてるが) ジニー・ウィーズリーは、キーキャラクタであるにもかかわらず、途中のエピソードでの絡みが少ないため、最後に唐突に出てくる印象が強いし、お笑い系キャラクタのロックハートは、そこらじゅうに突然出てきて無駄な笑いを振り  ポスターにも登場しているドビーも、本来なら、誰の元に仕え、なぜ警告しているのか?というミステリーを担うはずだが、そんなものを気にしていられるような展開速度ではない。

 これが、一通り、主人公ハリーを除く全キャラクタに言える。
 本来ならもっと魅力的であるはずのキャラクタに、まったくなんの魅力も感じられないのだ。

 人間を丁寧に描くこと。描く時間がないなら出さないこと。
 本筋と関係のないエピソードを出さないこと。
 基本、ですな。

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