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監督:アンドリュー・スタントン
出演:アルバート・ブルックス/アレクサンダー・グールド/ジェフリー・ラッシュ
2003年/101分/米/稲田嵯裕里/☆☆☆☆

批評 最後に一ひねり!

 資金提供のディズニーが、そのオリジナルアニメーション作品をコケさせまくってるのと反対に、大ヒット大評判を連続して勝ち得ているピクサーヒルム最新作。
 恐るべき CG (違和感を感じたのは一箇所) と、恐るべき脚本で今回も魅せてくれる。

 人間に拉致された息子を救出すべく、無力な父親が奮起する物語。
 ただ、この映画は無力な父親のロードムービーであるだけではなく、それまでとは違う異質な環境に送り込まれた息子の成長物語としても成立しているのが特徴的。

 救出に向かう父親の側からみれば親子愛の物語であり、過保護の悪を描いた作品。
 脱出を試みる子供の側から見ると、保護されない“社会”の姿を見る作品となる。

 この映画は、このように視点が分散しているにもかかわらず、主題が散漫になることもなく、分かり難さもなく、そしてなにより、親と子供の成長を、それぞれに描くことに成功しているのが素晴らしい。

 ただ、作品そのものが大王道すぎるため、過去のピクサー作品に見られたような感動にはかける。
 もう一つ。
 本題の家族愛に関して。

 バラバラになった家族が苦難の末にふたたび一つになる。
 それは良い。けど、やはり苦難末により深まった家族愛を見せるためにも、合流した後に、もう一ひねり。何がしかの巨大な困難に立ち向かう描写あれば良かったのではなかろうか。

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